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2016年10月17日 (月) 13:27時点における版

イアン・アンダーソン
Ian Anderson

MBE
ドイツ・ミュンヘン公演 (2014年7月)
基本情報
出生名 Ian Scott Anderson
生誕 (1947-08-10) 1947年8月10日(77歳)
出身地 スコットランドの旗 スコットランド
ファイフダンファームリン
ジャンル ロック
プログレッシブ・ロック
担当楽器 フルートボーカルギターシンガーソングライター
活動期間 1960年代中頃 - 現在
レーベル クリサリス・レコード
EMI/Angel Records
Fuel 2000
ヴァレーズ・サラバンド・レコーズ
RandM Records
Kscope
共同作業者 ジョン・エヴァンズ
ジェスロ・タル
公式サイト IanAnderson.com

イアン・アンダーソン(Ian Anderson, MBE1947年8月10日 - )は、スコットランド出身のミュージシャンフルート奏者。

ロック・ミュージックにフルートを持ち込んだ事でも知られ、ロックバンドジェスロ・タル」ではリーダーを務めた。

経歴

「NBC TV」 出演時 (1977年)

スコットランドダンファームリン出身。家族がイングランドブラックプールに引っ越した後、地元の美術学校時代に知り合ったジョン・エヴァンズ(Key)やグレン・コーニック(B)らと共にブルース・バンドを結成し活動を始める。

活動拠点を首都ロンドンに移すが、バンドは解散。1967年、自身とコーニックは新たなメンバー編成で「ジェスロ・タル」を結成し、翌年アルバムデビューを果たす。デビュー時から独自の世界観を築いており、セールス面でも英米ともに成功を収めて、1970年代を中心に熱烈な支持を集めた。

メンバー・チェンジや音楽性の変化などもあり(特に80年代前期の作品では当世のニュー・ウェイヴ的なアプローチを導入していた)、1980年代にはバンドとしての活動が停滞する。自身もソロ・アルバムを発表するなど、活動は散漫になっていく。副業に専念するとして音楽活動からの引退を発表したこともある。結局はバンド活動を継続し、独自の路線を進めた[1]

2011年にバンドの活動が停止。以降は、ソロ・プロジェクトを中心に活動している。

授与歴
2006年に母国のヘリオット・ワット大学(エディンバラ)、2011年に同じくアバティー大学(ダンディー)からそれぞれ名誉博士号を授与。2008年には、大英帝国勲章 MBEを受章している。

スタイル

管楽器演奏 (1973年)
ギター演奏 (2006年)

楽曲制作やヴォーカリスト、またギターフルートなどの演奏もこなし、ジェスロ・タルの中心的な役割を果たしている。特に、フルートは彼の代名詞でもあり、ジェスロ・タルの音楽世界を巧みに演出する効果もあった。

中世ヨーロッパを彷彿とさせる幻想的なサウンドを得意とする。トラッド・ミュージックや民謡などにも傾倒しており、その音楽性はジェスロ・タルのサウンドに顕著に表れている。

補足

フルートを使うきっかけは、自分よりギターの演奏が上手な連中ばかりを見てきて、他の楽器に転向しようと考えて楽器店を訪問し、店員に「ここに置いてあるヴァイオリンとフルート、どちらが簡単に演奏できる?」と質問したところ、「フルートのほうです」と言われたからである。

リッチー・ブラックモアとの交友関係があり、ブラックモアズ・ナイトのデビューアルバム『シャドウ・オブ・ザ・ムーン』や、マジェランの『ハンドレッド・イヤー・フラッド』にも、フルート奏者としてゲスト参加した。そのリッチーは以前から、イアンの実績を高く評価をしており、おごる事のない姿勢を称えていた。

音楽活動以外には、魚の養殖業を営む実業家という側面も持っている。

アルバム

ファイル:Jethro Tull Ian Anderson logo.svg
ソロ活動でのロゴ
ソロ
  • 1983 WALK ONTO LIGHT
  • 1995 DIVINITIES : TWELVE DANCE OF GOD
  • 2000 THE SECRET LANGUAGE OF BIRDS
  • 2003 RUPI'S DANCE
  • 2012 THICK AS A BRICK 2
  • 2014 HOMO ERRATICUS

日本公演

JETHRO TULL

  • 1972
  • 1974
  • 1993
  • 2005

IAN ANDERSON[2]

  • 2013 4 15 大阪
  • 2013 4 16 東京 
  • 2013 4 17 川崎

脚注

外部リンク