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2016年10月17日 (月) 12:59時点における版

ジャガー
出生名 村上牧彦
別名 旧名:キース・ジャガー、ジャガーさん
生誕 秘密(ジャガー星では1年が長いため年齢という概念はないとしている)
出身地 ジャガー星(火星の近くにある未発見の星としている)
ジャンル ロック、フォーク
職業 ミュージシャンローカルタレント実業家
活動期間 1980年代前半 -
事務所 ジャガーオフィス
公式サイト JAGUAR ジャガー
ボブ・ディランローリング・ストーンズ長渕剛

ジャガー (JAGUAR) 。性別は男性東京都足立区北千住生まれ、千葉県市川市本八幡在住のミュージシャンローカルタレント実業家

人物

1980年代初頭より地元のチバテレビで自前コンサートの告知CMを散発的に打っていたが、1985年からそのチバテレビをキー局に、テレビ神奈川テレビ埼玉でも放送枠を買い取り、自ら制作・主演する5分間のプロモーション番組ハロー・ジャガー』を毎週放映する[1]ヒステリックグラマーなどがゲスト出演したこともある。番組の初期においては、金髪、鋲打ちの衣装とリストバンドというヘヴィメタル風の格好ではあったものの、メイクは現在とは異なり、ほぼ素顔であった。レコードの録音には、長渕剛の作品に参加したり、六三四Musashiに在籍していたスタジオ・ミュージシャン川嶋一久(ベース)や松浦金時(ドラム)を起用していた。川嶋一久はJAGUAR FIRSTからFANTASYまでほぼ全ての作品に参加している。ギタリスト法田勇虫や、コーラスとして佐々木真理を起用したこともある。会社経営を始める前は、ジャガー本人が元々プロのミュージシャンであったらしい。地球上での仮の姿として経営する洋服直し店は、千葉県市川市八幡に本店を置き、首都圏で25の支店を構える業界大手である。経営方針は「絶対に損をしないこと」。以前は広告看板製作業、クリーニング店、美容室喫茶店、ライブハウス、レコード制作会社など手広く経営していた。本社がある本八幡のMIXビルで「ダンス処MIX本八幡」も経営している。

1986年頃になると、ほぼ今と変わらない落書きのようなメイクを施し(本人によるとメイクではなく皮膚)、悪魔(デーモン閣下)を倒しに「ジャガー星」からやってきた正義の味方を自称するようになった。得意技はロンドンキック。キャラクター設定としては、あくまでも物体であり、石っころの様な存在。「ジャガー星物」であって「ジャガー星人」ではないとしている。千葉県にある鋸山洞窟スタジオ宇宙船ジャガー号を隠してある。ファンは、ジャガーと呼び捨てにしてはならず、「ジャガーさん」と呼ばなければならない。徐々にメディアに露出を増やし、テレビ朝日系の子供向けバラエティ番組パオパオチャンネル』に自分のコーナー「だまってジャガーについてこい!」「出前ジャガー」「正義の味方ジャガー参上!!」を持ったり、『コンプティーク』誌でコラム「ジャガーじゃが」を連載したりとマルチタレント振りを発揮した。当時の愛車は白いコルベット

FANTASY(1993年)発表後は、当時のスタッフによる横領事件や、仮の姿としての会社経営の多忙さにより音楽活動を休止。活動休止後10年余り沙汰止みになっていたが、2004年に、チバテレビの地域振興キャンペーンとのタイアップで突如復活した。本人によると、タイムマシンで旅行をしていたが、ダイヤル操作を誤り未来(2000年代後半)に着いてしまったとしている。

2012年には、Ustreamニコニコ動画で『ハロー・ジャガー』のテスト放送を開始。2014年の秋からはレギュラー放送をしていた火曜日の19時に加えて、木曜19時、土曜19時と週3日の放送を行う。ファンの人生相談などにも応じている。

ジャガーの父は「心象の鬼才」と称される日本画家の村上馨。アルバム「UPPERCUT」「愛の形見」「FANTASY」のジャケットは父・村上が手がけている。

2016年、千葉テレビ放送開局45周年事業の応援団長に就任 [2]

音楽性

  • ヘヴィメタル然とした風貌ではあるが、ヴォーカルには深いエコーが施され、ハーモニカを前面に押し出したフォークロックを基調とした曲が多い。レゲエのリズムを取り入れた楽曲も数曲存在する。「JAGUAR FIRST」から「だまってJAGUARについて来い!」まではスタジオミュージシャンを起用したバンドスタイルであったが(ただし生ドラムはインディーズ時代のみ、ドラムのみメジャーデビュー後はドラムマシーン)、「愛の形見」と「FANTASY」ではアコースティックとフェアライトCMIを駆使した打ち込みとの融合となっている。シングル「ファイト! ファイト! ちば」以降は、スタジオミュージシャンを起用せず、最新のパソコン・シーケンスソフトを駆使して、たった一人で独自の音楽を追求し続けている。その独自の音楽性は「テクノ×ロック×フォーク×GS×ニューウェイブ×ディラン」を標榜されている。

代表曲

  • 「ブレイキン・オン」(デビュー曲であるフォークロック)
  • ハロー・ジャガー」(コンサートの定番オープニングソング。同名の番組の開始時の雄叫びと冒頭の歌詞が同一)
  • 「だまってJAGUARについて来い!」(PVは河崎実監督で『ウルトラファイト』のパロディ)
  • 「房総半島」(アルバム『愛の形見』収録)
  • 「ファイト! ファイト! ちば」(千葉テレビ『ファイト!ファイト!ちば』キャンペーンソング)
  • 「ファイト!いちかわ!」
  • 「Lonely Planet Boy」

「だまってJAGUARについて来い!」と「ファイト! ファイト! ちば」はカラオケJOYSOUNDで配信されている。「ブレイキン・オン」はアルバムでは「ブレーキン・オン」と表記が変更されている。「だまってJAGUARについて来い!」はアルバム「JAGUAR SECOND」収録のバージョンであり、メジャーデビュー後に発表したアルバム「だまってJAGUARについて来い!」収録の同曲とはバージョンが異なる。

エピソード

  • 1980年代中盤というコンピューターが普及していない時代に、自身の作品制作の環境として発売当時1200万円で販売されたシンセサイザーフェアライトCMIを常設した総工費1億円のレコーディングスタジオ、いわば録音の場を設立した(またこのスタジオはテレビ放送に当たって、総額1億円を投じてテレビ会社と同一仕様の録画機器も備えられた)。
  • レコードレーベルを設立し、自らのアーティスト活動の芸能事務所も設立した。
  • そして作品発表の舞台であるライブハウスという場を自前で建設し、自らの音楽ととそれらライブの広告宣伝を行うテレビ番組を自らスポンサーとなり放送媒体に提供した。なおスタジオでは、デジタルレコーディング以降は、打ち込みがベースとなっている。
  • 「ジャガー星からジャガー号で来た」というのはみうらじゅんのラジオ番組にデーモン閣下と共演した時に作られた。
  • 自身の活動拠点であり、ジャガーの後を追う若い才能達のために演奏する場を提供したというライブハウス「ジャガーカフェ(邪我火布絵)」(前身はバンドオブジプシーズ)[1]と、松戸市馬橋に「CLUB MIX」(現在は共に閉店)では、売れないセミプロバンドに格安で場所を貸すだけではなく、飲食まで提供していたという、いかにもジャガーらしい太っ腹なエピソードがある。下積み時代のX JAPANGLAYもジャガーの世話になったと言われている。特にX JAPANhideは、ジャガーが経営する美容室で働いていたことがあり、TAIJI喫茶店で働いていたことがある。
  • 本人デザイン監修のスマートフォンケースを楽天市場などのWEB販売開始する。過去アルバムの内容を題材とした奇抜すぎるデザインで在庫が余ってるのではないかとファンに心配される。

ディスコグラフィー

シングル

発売日 タイトル 備考 規格 規格品番
1st 1985年 ブレイキン・オン/恋は去年の秋に終わり 公式通信販売 EP J-001
2nd 2005年4月6日 ファイト!ファイト!ちば! ダウンロード販売 12cmシングル VICL-35805

スタジオ・アルバム

現在は廃盤になり一般の小売店では入手が難しいが、ジャガーの公式サイトで通信販売を行っている。

発売日 タイトル 備考 規格 規格品番
1st 1985年 JAGUAR FIRST 公式通信販売 LP JL-1001
2nd 1986年 JAGUAR SECOND 公式通信販売 LP JL-1002
3rd 1989年3月21日 JAGUAR現象 公式通信販売 CD K30X-90004
4th 1990年2月25日 だまってジャガーについて来い! 公式通信販売 CD VMCH-1001
5th 1991年1月1日 UPPERCUT 公式通信販売 CD VMCH-1012
6th 1991年12月21日 愛の形見 公式通信販売 CD VMCH-1027
7th 1993年10月25日 FANTASY 公式通信販売 CD VMCH-3005
8th 2005年6月29日 TIME MACHINE ダウンロード販売 CD-EXTRA仕様 VICL-61701
9th 2013年8月1日 ファイト!いちかわ! Amazon、iTunes Store等 CD・ダウンロード販売 B00E1Z4TY8 (ASIN)

コンピレーション・アルバム

  • チャージマン研! Tribute to Soundtracks vol.1 (2010年10月27日)
    • KENとJAGUARを提供

公式グッズ

  • JAGUAR黒ラメポスター(巾517X高730)
  • JAGUAR金髪ポスター(巾420X高597)
  • 本人監修デザインのスマートフォンケースが販売されている[3]
『ジャガー現象』、『だまってジャガーについて来い』『ファイト!ファイト!ちば』など過去の作品をモチーフとしたものを始め『鋸山』や『クジラにまたがった』『上がり成り』などジャガーを知らない人には全く響かないデザインとなっている。

出演

定期放送

映画

単発

出典

  1. ^ a b “【検証!千葉の伝説・噂】(6)千葉テレビの枠を買った男がいた?ジャガーさん、「自分」を11年半放送”. 産経新聞. (2014年5月5日). http://sankei.jp.msn.com/life/news/140505/trd14050512000012-n1.htm 2014年5月8日閲覧。 
  2. ^ “ジャガー「もっと元気に」チバテレ応援団長就任”. 日刊スポーツ. (2016年4月19日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1633992.html 2016年4月19日閲覧。 
  3. ^ JAGUAR-SAN手帳型スマートフォンケース”. 楽天市場. 2016年7月1日閲覧。

関連項目

  • 花子くらぶ:「赤まむし天国」で共演しているタカシューの主宰する音楽プロジェクト

外部リンク