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[[アメリカ合衆国]][[ミズーリ州]][[セントルイス]]生まれ。[[:en:St. Louis Community College–Meramec]]に通った後、[[セントルイス・ワシントン大学]]で哲学を学ぶが、家族の投資ビジネスを助けるために2年で退学している。[[ギネス・ワールド・レコーズ|ギネスブック]]に「最も高い[[知能指数|IQ]]」を有しているとして認定されたことで知られる。読者から寄せられた数学・論理パズル、哲学、物理、政治、教育、人生相談などの様々な質問に彼女が答えるコラム「マリリンに聞く (''Ask Marilyn'')」を1986年から米紙「[[:en:Parade (magazine)|パレード]]」に連載している。1990年、「マリリンに聞く」で読者が「[[モンティ・ホール問題]]」について質問した際、直感に反するマリリンの回答が大きな反響を呼び、高名な数学者[[ポール・エルデシュ]]までもが反論する事態となったが、コンピュータによる実験でマリリンの正しさが実証された。 |
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2016年6月28日 (火) 13:20時点における版
マリリン・ボス・サバント(Marilyn vos Savant、1946年8月11日 - )は、アメリカ合衆国のコラムニスト、作家、講師、劇作家。ミズーリ州セントルイス出身。
人物
アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス生まれ。en:St. Louis Community College–Meramecに通った後、セントルイス・ワシントン大学で哲学を学ぶが、家族の投資ビジネスを助けるために2年で退学している。ギネスブックに「最も高いIQ」を有しているとして認定されたことで知られる。読者から寄せられた数学・論理パズル、哲学、物理、政治、教育、人生相談などの様々な質問に彼女が答えるコラム「マリリンに聞く (Ask Marilyn)」を1986年から米紙「パレード」に連載している。1990年、「マリリンに聞く」で読者が「モンティ・ホール問題」について質問した際、直感に反するマリリンの回答が大きな反響を呼び、高名な数学者ポール・エルデシュまでもが反論する事態となったが、コンピュータによる実験でマリリンの正しさが実証された。
IQ
彼女が高いIQを持つことは広く知られており、メンサや プロメテウスソサエティを含む、高IQを持つ人物のみを受け入れるいくつかのクラブにも入会している。しかし、様々なテストを受けた結果の数値にばらつきがあるため(IQテストとは元来そのようなものである)、彼女の正確なIQについては依然として論争がある。今のところ 167+, 186, 218, 228, 230 という結果が出ており、ギネスブックではその中の228が採用された。
なお、ギネスが認定にあたって引用したのはスタンフォードビネーと、メガテストのIQである。スタンフォードビネーの結果は1937年に測定され、IQ 228であった。これは比率IQである。これは精神年齢と生活年齢から求められるIQであるが、彼女は10歳6か月の時に22歳10か月の精神年齢と測定された。しかし、正式にはIQ 170以上を測定しないことになっているため、当該スコアは規定違反によって得られたスコアである。メガテストでは、48問中46問を正答し、標準偏差16でIQ 186を記録した。メガテストはen:Ronald K. Hoeflinによって作成されたテストであり、高い知能指数も測定可能である。しかし、専門家からサンプルの偏りなどにおいて批判されており、意味のない数値と言われている。なお、マリリンは、知能は様々な要因が絡んでおり、知性を測定するという試みは無意味であるとコメントしている。
著書
- マリリン・ヴオス・サヴァント『史上最大の難問が解けた! ミズIQの「フェルマー最終定理の証明」事件簿』河野至恩・吉永良正訳、白揚社、1995年10月。ISBN 4-8269-0065-1。
- マリリン・ヴォス・サヴァント『気がつかなかった数字の罠 論理思考力トレーニング法』東方雅美訳、中央経済社、2002年10月。ISBN 4-502-36500-9。
関連項目
外部リンク
- Marilyn vos Savant - 公式サイト