「柳家小さん (6代目)」の版間の差分
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2016年6月8日 (水) 05:45時点における版
6代目 柳家 小さん | |
本名 | 小堀 義弘(こほり よしひろ) |
---|---|
別名 | (旧姓:小林義弘) |
生年月日 | 1947年7月21日(77歳) |
出身地 | 日本・東京都新宿区 |
師匠 | 5代目柳家小さん 鈴々舎馬風 |
名跡 | 1. 柳家小太郎(1963年 - 1967年) 2. 柳家こゑん(1967年 - 1976年) 3. 3代目柳家三語楼(1976年 - 2006年) 4. 6代目柳家小さん(2006年 - ) |
出囃子 | 楠公 |
活動期間 | 1963年 - |
配偶者 | 花柳孝寿加(舞踊家) |
家族 | 小林十市(甥) 柳家花緑(甥) |
所属 | 落語協会 |
受賞歴 | |
文化庁芸術祭演芸部門大賞(2003年) | |
備考 | |
落語協会常任理事 | |
6代目柳家 小さん(ろくだいめ やなぎや こさん、本名:小堀 義弘(こほり よしひろ、旧姓:小林)、1947年7月21日 - )は、東京都出身の落語家。落語協会所属、同協会常任理事。出囃子は「楠公」。愛称はよっちゃん。
人物
父は人間国宝の5代目柳家小さん、甥(姉の息子)は元バレエダンサーで俳優小林十市、同じく落語家柳家花緑、妻は舞踊家花柳孝寿加。花緑とは親子3代落語会を共にしたが、実際は叔父と甥の関係である。
趣味は本人が語ったところによると芝居観賞、ゴルフ、落語。特技も落語であり、得意とするネタは「真二つ」(作:山田洋次)、「ひとり酒盛」など。主に柳家伝統の滑稽噺に力を入れているが、新作落語を演じることもある。
父・5代目小さん没後、当初6代目小さんは兄弟子10代目柳家小三治が最有力だったが、小三治は小さんを継がないとしたため、6代目柳家小さんを襲名した。襲名の際山田洋次、5代目中村富十郎、2代目中村吉右衛門、堀内恒夫らが祝いのコメントを出し、落語芸術協会会長・桂歌丸も「三語楼(当代小さん)には先代のその上の天然記念物になってほしい」というコメントを出して後輩の門出を祝った。
略歴
- 1963年4月 - 高田中学校卒業後、実の父である5代目柳家小さんに入門して柳家小太郎を名乗る。
- 1967年3月 - 二つ目に昇進し、柳家小ゑんに改名。
- 1976年9月 - 29歳の若さで真打昇進し、3代目柳家三語楼襲名。戦後生まれの初の真打となる。
- 2002年 - 小さんの死去により兄弟子の鈴々舎馬風門下に移る。
- 2003年 - 文化庁芸術祭演芸部門の大賞を受賞。
- 2006年9月21日 - 6代目柳家小さん襲名。足掛け3ヶ月に渡る襲名披露を行った。
- 2008年 - 甥の花緑と共に二人会を開いた。
エピソード
- 金沢から横浜へ移動する小さん一行が強風のため移動できなくなり、襲名披露興行を行うはずだった会場で花緑が独演会を行ったことがある。
- 襲名披露興行にて、父、5代目小さんも立ったことのない南座、演舞場の2つの舞台に立った。なお、6代目自身も役者として立ったことはあるが、落語家として立つのは初めてである。
- 弟子を持ったことがない。
主な出演作
- じんじんの仁(1974年 柳家小ゑん 時代)
- 鬼平犯科帳
- 笑点(不定期出演)
- 名もなき毒(関口役)
- まんまこと〜麻之助裁定帳〜(語り、NHK)
発表作品
CD
著書
- ぜいたくな落語家(六代目柳家小さん著、大野善弘編、ISBN4-901174-22-3)