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2016年6月8日 (水) 05:43時点における版
山口淳 | |
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出生名 | 山口淳 |
生誕 | 1967年10月19日(57歳) |
出身地 | 日本 東京都世田谷区 |
学歴 | 九州大学大学院修士課程修了 |
ジャンル | 現代音楽 |
職業 | 作曲家、ピアニスト |
活動期間 | 1995年 - |
公式サイト | JUN YAMAGUCHI / Composer and Pianist |
山口 淳(やまぐち じゅん、1967年10月19日 - )は、日本の現代音楽作曲家・ピアニスト。
経歴
東京都生まれ。九州大学大学院芸術工学府修士課程修了。修士(芸術工学)。西岡龍彦、松平頼暁、ハヤ・チェルノヴィン、中村滋延に師事。
2001年、Asian Cultural Councilの招きとグラントにより渡米し、2002年までニューヨークに滞在(滞在中に2001年9月11日の米国同時多発テロに間近で遭遇)。
現在形の音楽、深新會(第2次)、グループNEXTなどでのグループ活動での作品発表の他、秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル、アルセナーレムジカ国際現代音楽フェスティバル(イタリア)など作品は国内外で演奏される。また、現代音楽専門の楽譜出版社「マザーアース」から作品の一部が出版されている。2004年頃から一時期、本名をひらがな書きにしたペンネームを使用していたが、現在は本名に戻している。近年は音楽学の分野でも活動していた。
作風
刹那的なテンションの高さと、沈黙に至る余韻を聞き込む態度が全作品に共通して見られる。一時期は新しい複雑性譲りの数的操作や、松平の作曲技法をコンピュータプログラムで参照するなど迷いの時期もあったが、近年はそのような力みが消えた独自の境地を展開している。ピアニストとしてもなかなかに聞かせる腕前を持っている。[要出典]
受賞歴
- 1996年:第6回秋吉台国際作曲賞 山口県知事賞受賞(第2位入賞)
- 1996年:第13回日本現代音楽協会作曲新人賞 入選
- 1999年:第20回入野賞 受賞
- 2001年:ISCM World Music Days 2001年横浜大会 入選
- 2003年:第72回日本音楽コンクール 作曲部門 入選
主要作品
- 化身 II〜オルガンのための
- 化身 IV〜ピアノのための
- 化身 V〜トランペット奏者(ゼフュロス)のための
- 風の密度 I〜フルート、クラリネット、トロンボーン、ヴィブラフォンとピアノのための
- 風の密度 II〜テナーサックス、ヴァイオリン、打楽器とピアノのための
- 火の神の聖域の廃墟は火によって破壊された〜笙、フルート、ハープのための
- サクリファイス〜2人のヴァイオリン奏者のための
- 風の廻る庭第1番〜笙と6人の奏者のための
- 風の廻る庭第2番〜笙とヴァイオリンのための
- モルフォジェネシス I(舞曲第1番)〜ソプラノと電子音のための
- 舞曲第2番〜トロンボーンとコントラバスのための
- 舞曲第3番/悲歌〜ソプラノと弦楽オーケストラのための
- 間奏曲—祈りと胎動 松平頼暁の未完のレクイエムによる〜オルガンのための
- 弦楽四重奏曲第1番
- 弦楽四重奏曲第2番—ニューヨーク、2001年9月11日の追憶に
- 配置の起因 A Cause of Disposition〜映像と電子音のための
- 恋唄〜箏と電子音のための
- 恋唄第2番〜映像と電子音のための
- 絃の幻影〜箏のための
- 絃の幻影第2番〜ピアノと電子音のための
- 天地有楽〜箏とピアノのための
- ラ・フォリア〜映像と電子音のための
- 怒りの日・嘆きの日 Dies Irae-Lacrimosa〜映像と電子音のための
- 静寂の舞〜ピアノのための
- 彩られた幻影〜フルートのための
- 三十四非〜ピアノのための
- 彩られた幻影第2番〜ピアノのための
- エヴァン・マヤー・スルタム〜弦楽四重奏曲第3番