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「関時男 (1907年生)」の版間の差分

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2016年6月8日 (水) 02:27時点における版

せき ときお
関 時男
関 時男
足に触った幸運』(1930年)一番右。関の隣は斎藤達雄月田一郎
本名 関口 辰男(せきぐち たつお)
生年月日 (1907-06-26) 1907年6月26日
没年月日 不詳年
出生地 日本の旗 日本東京府東京市
(現在の東京都
職業 俳優撮影技師
ジャンル 軽演劇劇映画現代劇サイレント映画トーキー映画
活動期間 1923年 - 1941年
主な作品
『そりゃ実感よ』
『男女押し比べ』
音楽喜劇 ほろよひ人生
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関 時男(せき ときお、1907年6月26日 - 没年不詳)は日本俳優、元撮影技師である[1][2]東京府東京市(現在の東京都)出身。本名は関口 辰男(せきぐち たつお)。松竹蒲田不二映画社などで、鈴木傳明主演映画を中心に多くの作品で活躍した[1]

来歴・人物

慶応義塾普通部卒業後、満15歳にして1923年2月に松竹蒲田撮影所撮影助手として入社する[1]

満19歳になった1927年5月、同撮影所の俳優部に移籍[1]。同年、サイレント映画『山の人気者』で所内の大スターであった鈴木傳明の助演をしたことから、所内に大勢力を持っていた「傳明グループ」の一人となり、短身小躯で独特のユーモアと愛嬌を振りまいて、所内の名物男となる[1]。また、ちょび髭を生かした小柄な身体のコメディアンとして名物の松竹喜劇映画には欠かせない存在であり、1930年末には斎藤寅次郎監督のいわゆる「寅さん喜劇」にも起用された。

しかし、満24歳になった1931年9月、鈴木、岡田時彦高田稔渡辺篤らが一斉に松竹蒲田を退社して新たに不二映画社を創立、関も同社に移籍する。同年、鈴木重吉監督映画『栄冠涙あり』などに出演するも1933年3月に解散。解散後は短期間であるが、軽演劇の劇団笑の王国に加入する[1]。同年10月、太秦発声映画J.O.スタヂオ連携の水島正雄監督映画『千鳥格子 恋の市丸』に特別出演[1]し、同年11月には日活多摩川撮影所に入社[1]するが、既に精彩を失っていた。

満33歳になって出演した1941年2月8日に公開された俳優中野英治が監督した映画『将軍』以降の出演記録が見当たらない[3]。やがて時代は第二次世界大戦に突入し、その後の消息も不明である。戦後にも同姓同名の俳優関時男がいるが、全くの別人である。没年不詳

出演作品

  • 山の人気者(1927年、松竹蒲田
  • 若人の夢(1928年、松竹蒲田) - 泥酔者
  • 踊れ若者(1928年、松竹蒲田) - モダンボーイ
  • 女房紛失(1928年、松竹蒲田) - 探偵の助手
  • 拾った花嫁(1928年、松竹蒲田) - 留公
  • 孝行やり直し(1928年、松竹蒲田)
  • 大当り円満(1929年、松竹蒲田)
  • 夜の牝猫(1929年、松竹蒲田)
  • あひる女(1929年、松竹蒲田) - 自転車屋春吉
  • 噴泉騒動(1929年、松竹蒲田)
  • 村の王者(1929年、松竹蒲田) - モダンボーイ
  • 現代婿選び(1929年、松竹蒲田)
  • 裏町の大将(1929年、松竹蒲田)
  • 情熱の一夜(1929年、松竹蒲田)船員小見山
  • 恋の遠眼鏡(1929年、松竹蒲田)
  • ちょっと出ました三角野郎(1930年、松竹蒲田) - 唯介
  • 独身者御用心(1930年、松竹蒲田)
  • 大東京の一角(1930年、松竹蒲田)
  • 落第はしたけれど(1930年、松竹蒲田) - 落第生
  • 抱擁(1930年、松竹蒲田)
  • 嫁とり根気比ベ(1930年、松竹蒲田)
  • モダン奥様(1930年、松竹蒲田)
  • 会社員首よけ戦術(1930年、松竹蒲田)
  • 愛は力だ(1930年、松竹蒲田) - 運転手山田
  • ザッツ・オー・ケー いゝのね誓ってね(1930年、松竹蒲田)
  • 足に触った幸運(1930年、松竹蒲田) - 吉村老人
  • 若者よなぜ泣くか(1930年、松竹蒲田) - 新聞記者
  • 色気だんご騒動記(1930年、松竹蒲田)
  • 新時代に生きる(1930年、松竹蒲田) - 労働者・寅公
  • モダン籠の鳥(1931年、松竹蒲田)
  • 私のパパさんママが好き(1931年、松竹蒲田)
  • ねえ興奮しちゃいやよ(1931年、松竹蒲田) - 悪漢
  • 夫よなぜ泣くか(1931年、松竹蒲田)
  • 出戻り歓迎(1931年、松竹蒲田)
  • この穴を見よ(1931年、松竹蒲田)

そりゃ実感よ(1931年、松竹蒲田 ) - 天野京一

  • 街の浮浪者(1931年、松竹蒲田)
  • 男女押し比べ(1931年、松竹蒲田)
  • 涙の愛嬌者(1931年、松竹蒲田)
  • マダムと女房(1931年、松竹蒲田) - 音楽家
  • 腰辨頑張れ(1931年、松竹蒲田) - 保険勧誘員・中村
  • ○○自慢(1931年、松竹蒲田)
  • 娘の意気高し(1931年、松竹蒲田)
  • 島の裸体事件(1931年、松竹蒲田)
  • マネキン亭主(1931年、松竹蒲田)
  • 栄冠涙あり(1931年、不二映画) - 短艇部員
  • ルンペン俄大盡(1931年、不二映画)
  • 天国の波止場(1932年、不二映画) - 徹の友人B
  • 熊の出る開墾地(1932年、不二映画) - 郵便配達
  • アメリカ航路(1932年、不二映画) - アパートの受付
  • 金色夜叉(1932年、不二映画) - 斉藤
  • 銀嶺富士に甦る(1933年、不二映画) - 彦作
  • 音楽喜劇 ほろよひ人生(1933年、P.C.L.) - アサオの父
  • 千鳥格子 恋の市丸(1933年、J.O.) - 野瀬徳次郎[4]
  • 見染められた青年(1934年、日活太秦) - 石黒教授[4]
  • 嬉しい娘(1934年、日活太秦) - 山田源吉[4]
  • 夫を想へば(1934年、日活太秦) - 拾い屋の小父さん[4]
  • 芸者三代記 明治篇(1934年、日活太秦) - 太鼓持ち桜川善八[4]
  • 子供バンザイ(1934年、日活太奏) - のらくろ美術看板店大将一平
  • 心の太陽(1934年、日活太奏) - 松田
  • さくら音頭(1934年、日活太秦) - 松田[4]
  • 花嫁日記(1934年、日活多摩川) - 酒屋の小僧
  • 三つの真珠(1935年、日活多摩川) - 木山国彦
  • ジャック喧嘩帖(1935年、日活多摩川) - かんかん虫の留
  • 舗道の囁き(1936年、加賀プロ)[5]
  • 将軍(1941年、中野プロ) - 車夫の熊さん

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 『日本映画人名事典 男優篇 上巻』キネマ旬報社、1996年。 
  2. ^ KINENOTE「関時男」の項
  3. ^ 関時男日本映画データベース、2015年12月29日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 関時男、日活データベース、2015年12月29日閲覧。
  5. ^ 関時男allcinema、2015年12月29日閲覧。

関連項目

外部リンク