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2016年6月8日 (水) 00:50時点における版

杵渕やすお
生誕 1925年3月28日
日本 東京都台東区
死没 (2014-08-13) 2014年8月13日(89歳没)
日本 神奈川県川崎市麻生区
職業 挿絵画家童画家洋画家
活動期間 1953年 - 2013年
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杵渕 やすお(本名:杵渕康雄・きねぶち やすお、1925年3月28日 - 2014年8月13日)は、東京府東京市浅草区西鳥越町(現・東京都台東区鳥越)出身の漫画家(1960年前後まで)、挿絵画家童画家洋画家、元・出版美術家連盟常任理事、日本児童出版美術家連盟(童美連)会員、元・現代童画会審査委員、元・現代パステル協会委員、麻生区美術家協会会員、元・文部省(現・文部科学省)教科書作成委員、元・東京都交通安全ノート作成委員。[1]

年譜

  • 1925年-3月28日、現・東京都台東区鳥越にて、鞄職人・小谷長次郎と百合子(杵渕かめの養女)との間に四男三女(長男喜八は養子)の三男として生まれる。
  • 1928年-12月、実母・百合子の養母・杵渕かめ(百合子の実父・鈴木登の妹)と養子縁組のため、小谷から杵渕に改姓。
  • 1939年-東京市育英尋常高等小学校を卒業。昼間は東京府繊維製品配給株式会社に勤め、夜間は東京保善商業学校(現・保善高等学校)本科夜学課に通う。後に妻となる狩野(かのう)信子とは、職場で知り合う。一時期、結核を患い、千葉県の病院で療養。
  • 1942年-東京保善商業学校本科夜学課を卒業。
  • 1944年-徴兵によって大船へ送られる。
  • 1945年-終戦によって、職場の東京府繊維製品配給株式会社に戻るが間もなく退職し、帽子販売店やバインダー製造店で働く。
  • 1949年-バインダー製造店を退職し、11月に狩野信子と結婚。信子の実家(現・西新宿)でバインダー製造店を自ら経営する。
  • 1954年-バインダー製造店を畳む。1962年版日本漫画家名鑑によると「太陽の家絵画研究所に学ぶ」とあるので、この頃のことと思われる。読売新聞掲載の日照館書店の募集広告「漫画を描ける人募集」に応募し採用される。前年の2月に長女が生まれている。この頃、貸本漫画が全盛期であったため、漫画家として生計を立てることを決意。その後、ある偶然の出来事で知り合った宮永岳彦氏によって小学館を紹介されたことが、知名度を上げることとなる。生活の場を中野のアパートに移す。翌年の5月に長男が生まれる。
  • 1956年-この年に建設された東京都住宅供給公社祖師谷住宅の公募に当たり、世田谷区祖師谷に移る。
  • 1986年-第11回現代童画展東京都知事賞を受賞。ギャラリーラウレック第1回選抜展ダイヤモンド賞を受賞。
  • 1987年-第54回神奈川県展横浜市長賞を受賞。
  • 1992年-第18回現代童画展委員作家賞を受賞。
  • 1998年-個展「杵渕やすお展~油絵・パステル・水彩~」を開催。(7月2日~7月14日 ギャラリー華沙里)
  • 2001年-3人展「トライアングル2001~油絵・パステル~」を開催。(12月6日~12月18日 ギャラリー華沙里)
  • 2002年-個展「子供のための絵画展Ⅱ-杵渕やすお・童画の世界-」を開催。(1月31日~2月19日 ギャラリー華沙里)

作品リスト

漫画

  • 天晴 若様初道中(東江堂書店)
  • 力道山:プロレスの王者(鶴書房 1954年)
  • 安寿と厨子王集英社 1954年)
  • 天兵放浪記(トモブック社 1954年)
  • 源氏物語(中村書店 1954年)
  • 舞妓物語(中村書店 1954年)
  • 鳴門物語(トモブック社 1954年)
  • 海底火山(中村書店 1955年)
  • 庭の千草(トモブック社 1955年)
  • 荒城の月(トモブック社 1955年)
  • 故郷の廃家(トモブック社 1955年)
  • 乙女の曲(トモブック社 1955年)
  • 道ひとすじに(若木書房
  • 悲しき浜千鳥(ます美書房 1956年)
  • 涙の円舞曲(ます美書房)
  • クレナイ姫(講談社 なかよし連載 1956年)
  • ヒマラヤの魔王(講談社 少女クラブ 1956年)
  • 青ヶ島の子供たち(講談社 少女クラブ 1956年)
  • むすめ巡礼(講談社 少女クラブ 1956年)
  • 母恋悲曲(あかしや書房 1956年)
  • 怪人二十面相(あかしや書房)
  • 暗黒街の顔役(あかしや書房)
  • 若君日本晴れ(富士見出版)
  • ほたるの光(講談社 なかよし 1956年)
  • さすらいの王女(講談社 なかよし 1956年)
  • 夜叉丸天狗(秋田書店 漫画王 1956年)
  • 荒野の姫君(ます美書房 1957年)
  • 23時の夜光怪人(ます美書房 1957年)
  • わかれの歌(講談社なかよし 1957年)
  • 歌う圭子ちゃん(集英社 1957年)
  • ジャンヌ・ダルク(集英社 りぼん 1957年)
  • 白鳥のみずうみ(集英社 りぼん 1957年)
  • マッチ売りのしょうじょ(講談社 たのしい二年生 1957年)
  • 涙の急行列車(集英社りぼん 1958年)
  • ささやく影(ます美書房 1958年)
  • 鉄砲小弥太:名刀鍛冶(集英社 1958年)
  • 紅あざみどくろ尼(集英社 1958年)
  • 赤いかわぐつ(講談社 なかよし 1958年)
  • 美代はまってる(講談社 なかよし 1958年)
  • 青空のうつる街(講談社 なかよし 1959年)
  • 星はしってる(若木書房 1959年)
  • たからじま(講談社 たのしい二年生 1959年)
  • 海の子ロマン(講談社 たのしい二年生)
  • いえなきこ
  • 花ひらく今朝(金園社
  • 夢路はるかに(一晃社)
  • 紅吹雪(一晃社)
  • 野辺の白菊(一晃社)
  • すばらしき三日(一晃社)
  • 少女ふたり(秀文社)
  • しいのみ学園(講談社 なかよし)
  • 巡礼おつる(講談社 少女クラブ)
  • おてつだい(講談社の絵本ゴールド版 1962年)
  • もりのなかよし(講談社の絵本ゴールド版 1962年)
  • はつゆき(講談社の絵本ゴールド版 1963年)
  • まいごのかば(講談社の絵本クラウン版 1963年)
  • ぼくのほーむらん(講談社の絵本ゴールド版 1966年)
  • ミラーマン小学館 よいこ 1969年11月号 - 1970年3月号)

絵本

①ライオンおうこくのまき  ②トラヒゲきかんしゃのまき  ③サンタクロースのまき  ④かぼちゃそうどうのまき  ⑤おにがしまのまき  ⑥どうぶつじどうしゃのまき  ⑦きえたおやまのまき  ⑧ビンポット家とガラクータ家の巻  ⑨おかしなじごくのまき  ⑩ゆかいなもぐらのまき

挿絵

展覧会出品作品

  • 1980年-あの子のいた場所(第5回現代童画展)
  • 1981年-妻籠の兄妹(第6回現代童画展)
  • 1982年-男鹿のなまはげ(第7回現代童画展)
  • 1983年-阿波おどり(第8回現代童画展)
  • 1984年-道化師(第9回現代童画)
  • 1985年-道化師の恋(第10回現代童画展)
  • 1986年-宮廷の道化師たち(第11回現代童画展)

       Good-bye(第12回現代童画展)

  • 1989年-孔雀の舞(第15回現代童画展)
  • 1992年-中世の道化師(憩)(第18回現代童画展)
  • 1994年-憩の時(第20回展現代童画展)
  • 1995年-海と風のシンフォニー(1)(第21回現代童画展)
  • 1996年-海と風のシンフォニー(2)(第22回現代童画展展)
  • 1997年-ピエロは月の雫(第23回現代童画展)
  • 1999年-幻想曲(油彩 166.2×130.3cm 第25回現代童画展・)
  • 2004年-宿場の想い出(油彩 194×130.3cm 第30回現代童画展)

リトグラフ

  • ならんだならんだ
  • 奈良井宿・・・想い出
  • 球磨川下り
  • 穂高の里
  • 奥入瀬
  • 尾瀬
  • 飛騨の里
  • 祭りの日
  • 裸ん坊天国
  • 雨宿り
  • 踏切
  • 有明
  • 水郷柳川
  • 道化師
  • 夕焼けの家路
  • 妻籠

受賞歴

  • 1986年 第11回現代童画展東京都知事賞受賞

        ギャラリーラウレック第1回選抜展ダイヤモンド賞受賞

  • 1987年 第54回神奈川県展横浜市長賞受賞
  • 1992年 第18回現代童画展委員作家賞受賞

外部リンク

脚注