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「ノート:信用創造」の版間の差分

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Pokkie01 (会話 | 投稿記録)
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==同じ投稿の繰り返しについて==
==同じ投稿の繰り返しについて==
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== 信用創造のプロセスについて ==

この項目を見ましたが、信用創造のプロセスについて大きな誤解、致命的な間違いがあるようです。ネット上でもかなり多いのですが、影響の大きいwikikだけでも修正すべきと考えます。

>銀行は預金を受け入れ、その資金を誰かに貸し出す。

これが根本的な間違いです。預金は銀行から見れば負債であり、他人の資産です。それを本人の許諾もなく貸し出すなどということはありえません。違法行為になってしまいます。
正しくは以下のようになります。

#A銀行は、信用創造機能により900円をY社に貸し出す。
#この際、A銀行から見ると資産900円(貸付金)と負債900円(預金)、Y社から見ると資産900円(預金)と負債900円(借入金)が同時に創造される。

ここでは貸付金が預金として創造されていますが、他の場合でも基本的には同じことです。A銀行がY社に900円を貸し付けるにあたり、X社の預金1000円は必要ありませんし、A銀行は1000円以上をY社に貸し付けることも出来ます。誰かの預金が他の誰かに対する貸し出しの元手になることはありません。信用創造プロセスにおいて元手となるようなものは存在しません。銀行が信用創造機能によってマネーを増やすにあたって限界・限度になるのは、銀行が日銀に預けている準備預金の額です。銀行は「準備預金制度に関する法律」に基づき、預金額に対し一定の額を日銀の口座へ預けなければなりません(法定準備)。この場合、準備預金は銀行にとっては資産であり、日銀にとっては負債となります。ここで注意が必要なのは、準備預金もいわゆる「元手」ではないことです。まず貸し出しがあり、準備預金は預金額から計算して後から一時的に預けるものだからです。準備預金の過不足は通常、インターバンク市場によって解決されます。--Pokkie01

2016年4月23日 (土) 18:45時点における版

語義から見るに与信行為による通貨創造と見るべきところを、どのような経緯(いきさつ)で「金融機関による信用通貨の累積創造プロセス」のみを指すようになったかについて個人的に調べてみたのですが、詳細よくわかりませんでした。通貨のもつ信用性を最初に強調したのはジョン・ロー、信用貸借が貨幣の創出につながるということを本格的に取り上げたのは シュンペーターと思われます。英訳は(the) credit cration (theory)。信用創造プロセス(credit cration process)という術語が許容されていることからも、権威ある出展から「信用創造=信用通貨の累積創造プロセス」と確定されているような気配は感じません。しかしながら!大学や公務員試験などで回答を求められた際には、こだわり無く教科書の定義どおりに回答することをお薦めいたします(^^;--隠者 2006年6月30日 (金) 17:04 (UTC)[返信]

日本銀行の『教えて!にちぎん』では当該項目が発見されませんでした。国立国会図書館検索によると、国内で信用創造を扱ったもっとも古そうな記事・論文は1952年頃だと思われます(信用創造理論の問題点(大北文次郎))。シュンペーターの紹介・翻訳は49年~50年頃のものが発見できます(49年セイモアハリス「新しい経済学」、50年シュンペーター「経済学史」)。WEBなどで調査したところでは、クレジットカード決済による与信とその累積過程は「信用創造」にあたらない、とする記述がありました(金融機関内では累積創造が生じないという意か)。金融機関を介さない与信供与には商業店舗のポイントシステム、抽選景品、品質保証期間の設定と無償修理契約(リコール)など現代・現在でもどんどん手法開発されていますが、これらも「信用創造」の表現にはおおむね該当しません。--隠者 2006年7月1日 (土) 00:38 (UTC)[返信]

シュンペーター翻訳の最古のものは「シュムペーター経済発展の理論」(中山伊知郎、東畑精一共訳、岩波書店、昭和12(1937))があります。
帝国データバンクの調査によると国内の上場企業でポイント制度に対する引当金を明示している会社の、計上総額が2600億円(?うろ覚え)程度になっているとの報道がありました(ソースはすでに削除)。トップは携帯電話会社(ドコモ)でポイントサービス引当金で485億円の計上になっています(06/9中間←こっちは有証で確認済)。
ProsperというPtP融資を仲介する米サイトがあるようです。日本では貸金業法の規制対象になるとか。いやはや色々と新種開発されるもんです。


信用創造について

信用創造においては

  1. 与信行為
  2. 貨幣創造

この2つは同義です。

これは銀行によって同時になされます。銀行は資金を貸し出す場合、借用書と引き換えに貸出先の預金口座に金額を振り込みます。だから、与信行為と貨幣創造は同時に実現されます。たとえば、自己資本のみで運営しているノンバンクの与信行為はこれとは異なり、与信行為のみで貨幣創造はありません。この考えで行くと貨幣創造があるかどうかが信用創造の必要十分条件です。本源的に価値のある貨幣だけでなく、誰かの借用書により価値を裏付けられた貨幣が増えることが信用創造となります。クレジットカードあるいはポイントシステム、あるいは小切手といった与信機能は、それが貨幣として扱われるかどうかが重要な点です。例えば、ある小切手は小切手の支払人の信用に裏付けられていますがそれがそのまま貨幣として流通できるのなら、それは信用創造です。また、国債もそれが貨幣となるほど流動性が高ければ国債発行もまた信用創造です。ですから、マネーサプライはある金融資産を貨幣とみなすかどうかによって何段階にも分かれた定義を持っています。銀行の普通預金は、その預金のまま決済に利用できるため貨幣として機能します。もし銀行が、普通預金における決済機能を停止すれば、いったん現金化せざるを得なくなり普通預金は貨幣とはみなされなくなります。こういう背景があるため、本当はA銀行における1円の預金とB銀行における1円の預金は同じ価値ではありません。それはそれぞれの銀行の預金の裏づけとなっている借用証書の信用度が違うからです。過去に取り付け騒ぎが起きたのもそういう理由からです。しかし、現代の金融システムにおいては元本保証と預金保険により、あまりそれを意識せずに経済活動が行えます。なーんて話がだんだん反れましたが、与信行為と貨幣創造は銀行がやる分には同義です(゚∀゚)!

なお―Chester Arthur Philips‚ “BANK CREDIT” ―(1920.New York)が信用創造を扱っているようです。--Nikka 2006年7月1日 (土) 05:00 (UTC)[返信]


一般的な解釈としては「カネがカネを生む」ことを信用創造と呼んでいるように見受けます。銀行に預金することに不安がなく、現金で保有するより銀行に預金するほうが安全だと「信用」されている状況では、銀行にカネが自発的に回帰する過程がプログラムされ、これがあらたな与信業務(カネを管理する能力にカネを貸す)を生む。原初的な信用創造(ヒトを信用してカネを貸す)とカネを信用してカネを貸す(累積過程)の両者が信用創造なのでしょうが、社会不安や経済破綻のもっとも劇的な原因となるのが累積過程の破綻にあるため、後者がより強調される傾向にあると見られます。--210.225.222.61 2006年8月30日 (水) 13:30 (UTC)[返信]

経済学の教科書でハイパワードマネーとマネーの関係のところでは、信用創造でマネーがどうやって増えるかという点が解説されてます。マネーをM2+CDとすると定期預金か普通預金か現金かという点は問題ではないように、マネーと定義されているものが増えるメカニズムとして銀行が金を貸すという与信行動があるという説明でどうでしょう?銀行でないA社がB社にお金を貸してもマネーは増えない、A社の保有している現金か預金が減少してB社の現金か預金が増えるだけ。A社のB社に対する債権はマネーにカウントされないので、ここでは信用創造が起きないと思いますが。Manoavalley 2006年9月5日 (火) 08:32 (UTC)[返信]

金銭貸借が信用創造の基礎であるが、マクロでは非金融機関同士での貸借は(管理通貨制度下の現代では)マネーの付け替えとして相殺されており、全体の信用通貨は増加していない、という説明が良いのでしょう。外国為替を含めた国際市場ではちょっと自信がありませんが(´Д`;)--220.109.188.208 2006年9月5日 (火) 10:01 (UTC)[返信]

220.109.188.208さんの意見に賛成です。与信という意味での信用創造と、金融論などで説明されている信用創造によってマネーサプライがどう決まるかという場合の使い方に分けて説明したらどうでしょう。Manoavalley 2006年9月6日 (水) 00:45 (UTC)[返信]

準備率10%の場合、現金\100は最終的に銀行からの負債\900、銀行への債権(預金)\1000となります。ここで現金は\100だけです。ところが銀行への債権(預金)は現金と同視されます。ここが信用創造のポイントの一つのようです。


信用創造と準備預金制度 >・中央銀行がA銀行に100万円の資金を供給する。 中略>B銀行はこの10%にあたる10万円を日銀の当座預金に預け入れる。 中略>D銀行が預かる預金が81万円となり、D銀行はこの10%にあたる8.1万円を日銀の当座預金に預け入れる。 >という連鎖が起こり、結局A銀行、B銀行、C銀行、D銀行、、、、という銀行が預かっている預金額の合計は、中央銀行が供給した資金100万円の1/0.1=10倍となる。(注・預金額の合計というよりも貸し出した額の合計とも言いますが)

この繰り返しですと最終的には市中にある100万円は中央銀行のもとえ返ることになります。つまり市中には財とサービスに交換される貨幣はないということになります。 この繰り返しですとデフレから不況になることは確かです。 --222.13.176.31 2007年4月26日 (木) 07:01 (UTC)[返信]

貨幣という用語について

この項では貨幣という用語を使っていますが、経済の教科書でいうマネーの訳語としては、通貨の方が良いのではないでしょうか?どうも貨幣というと、狭義の補助貨幣の方を思い浮かべてしまい、M2+CDでカバーされる預金通貨も含むマネーという理解を妨げるのではないかと思います。Manoavalley 2006年9月5日 (火) 08:32 (UTC)[返信]

なるほど、コインを連想されてしまうわけですね。私は、通貨という場合、「通用する貨幣」と読んで、政府保証の貨幣とか管理通貨制度または国際的な意味合いを連想します。もともと、信用創造が金と預り証から始まったことからも、貨幣の方がベースにあるものといった感じがします。預り証は信用貨幣とも呼ぶわけですが、信用されて通用する貨幣と言えば通貨になりますし、悩ましいですね。通貨と貨幣はここが違うというのが、いまいち言いがたいところですが、通貨を「過去に金から生まれた信用貨幣」とするならば、信用創造を説明する基盤としては、貨幣と記述するほうがよいのではないかと思います。ここらへんは以前からモヤッとなので、他に、おもしろい解釈があったら教えてください。--Nikka 2006年9月5日 (火) 09:15 (UTC)[返信]
日銀の統計で例えばマネタリーベースの統計を見ると、日銀券発行残高、貨幣流通高とあって、貨幣というのは政府が発行しているコインだけを指しているのです。貨幣乗数とかいう使い方をするので、貨幣でも良いのですが、教科書でマネーと書いてあるものが多いのは、コインを思い浮かべられるのを嫌ったものかと思います。Wikiの方針からするとマネーという用語はあんまり好ましくないでしょうしね。狭義では貨幣はコイン、これに日銀券を加えたものが現金通貨、これに預金通貨を加えたものが、通貨というのが日銀的な使い方のようです。先ほどの貨幣乗数のように、これと矛盾した使い方もあるので、無理に統一するのもどうかと思いますが、、。Manoavalley 2006年9月5日 (火) 09:50 (UTC)[返信]
貨幣をコインの意味で使うのは、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律で日銀券と貨幣という分類をしているからのようです。信用貨幣という用語も文献によって混乱が見られます。本位貨幣と信用貨幣という区分をしているものもあって、「信用貨幣とは、管理通貨制度の下で発行される金貨との交換を保証しない」とか「法律によって強制通用力を認められた信用貨幣」とかいう記述も見られます。貨幣数量説とか言うときには完全に預金も含めたマネーを言っているので統一する必要はないと思いますが、用語が様々な意味で使われているという注ぐらいは入れておいた方がよいという気がします。Manoavalley 2006年9月6日 (水) 00:45 (UTC)[返信]
銀行から借り入れた\90で企業が支払を行う場合など、預金通貨という場合、信用貨幣のうち支払手段の側面に着目したものという印象を受けます。--Yuu6676 2006年12月11日 (月) 13:15 (UTC)[返信]
通貨供給量(マネーサプライ)Mの定義はM=C+D。現金通貨Currency+預金通貨Deposit。ただしDにどのような預金を含むかでM1,M2...と分かれます。「貨幣」という語からはたしかに「M2+CDでカバーされる預金通貨も含むマネー(Manoavalleyさん)」は連想されづらい印象を受けます。--Yuu6676 2006年12月16日 (土) 10:37 (UTC)[返信]

私は今、貨幣論という本を書く準備をしております。そこでは完全に通貨&貨幣(硬貨)という言い方はいたしません。やはり貨幣という広義の見方をとっています。 --222.13.176.31 2007年4月26日 (木) 07:15 (UTC)[返信]

編集方針について

わかりにくい編集をリバートしました。Yuu氏の編集は当項目(信用創造)を熟知されている為に「整理ノート」になっている印象があります。信用創造が何であるのか十分に理解していない状態で、いきなりモデル例を延々展開されてはウンザリしてしまいます。まずシンプル・直感的に概要を把握させてから詳細・具体例に読み進ませる従来のスタイルが良いのでは?--125.205.8.21 2007年4月11日 (水) 02:35 (UTC)[返信]

同じ投稿の繰り返しについて

この編集[1]が二度くりかえし投稿されています。内容は先のリバートの理由のように、投稿者の「詐欺」に対する誤った理解によるものです。詳しくは詐欺を参照のこと。独自研究に相当。--隠者 2007年10月9日 (火) 18:42 (UTC)『世界から借金がなくなれば、世界から貨幣もなくなる』のですが、代わりに『銀行も預金者からの借金(貯金)を返済する』ので貯金というものも無くなります。これはそのとおりですが、その過程には何ら『詐欺的行為』はありません。単に信頼関係にもとづく円満な約束の履行(約束の完了)があるだけです。この点もういちど再検討してみてください。--隠者 2007年10月9日 (火) 18:47 (UTC)[返信]

信用創造のプロセスについて

この項目を見ましたが、信用創造のプロセスについて大きな誤解、致命的な間違いがあるようです。ネット上でもかなり多いのですが、影響の大きいwikikだけでも修正すべきと考えます。

>銀行は預金を受け入れ、その資金を誰かに貸し出す。

これが根本的な間違いです。預金は銀行から見れば負債であり、他人の資産です。それを本人の許諾もなく貸し出すなどということはありえません。違法行為になってしまいます。 正しくは以下のようになります。

  1. A銀行は、信用創造機能により900円をY社に貸し出す。
  2. この際、A銀行から見ると資産900円(貸付金)と負債900円(預金)、Y社から見ると資産900円(預金)と負債900円(借入金)が同時に創造される。

ここでは貸付金が預金として創造されていますが、他の場合でも基本的には同じことです。A銀行がY社に900円を貸し付けるにあたり、X社の預金1000円は必要ありませんし、A銀行は1000円以上をY社に貸し付けることも出来ます。誰かの預金が他の誰かに対する貸し出しの元手になることはありません。信用創造プロセスにおいて元手となるようなものは存在しません。銀行が信用創造機能によってマネーを増やすにあたって限界・限度になるのは、銀行が日銀に預けている準備預金の額です。銀行は「準備預金制度に関する法律」に基づき、預金額に対し一定の額を日銀の口座へ預けなければなりません(法定準備)。この場合、準備預金は銀行にとっては資産であり、日銀にとっては負債となります。ここで注意が必要なのは、準備預金もいわゆる「元手」ではないことです。まず貸し出しがあり、準備預金は預金額から計算して後から一時的に預けるものだからです。準備預金の過不足は通常、インターバンク市場によって解決されます。--Pokkie01