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「神奈川中央交通多摩営業所」の版間の差分

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'''神奈川中央交通多摩営業所'''(かながわちゅうおうこうつうたまえいぎょうしょ)は、[[東京都]][[八王子市]][[南大沢]]3-19-1に位置する[[神奈川中央交通]]の営業所の一つ。営業所の略号は「'''た'''」。
'''神奈川中央交通多摩営業所'''(かながわちゅうおうこうつうたまえいぎょうしょ 英:Kanagawa Chuo Kotsu Tama Dep.)は、[[東京都]][[八王子市]][[南大沢]]3-19-1に位置する[[神奈川中央交通]]の営業所の一つ。営業所の略号は「'''た'''」。


八王子市、[[多摩市]]、[[町田市]]北西部と西南部、[[神奈川県]][[相模原市]]の一部の路線バスを管轄する。別称は'''神奈中多摩車庫'''であるが、これは[[京王電鉄バス|京王バス南]]および当営業所管轄の停留所に[[京王バス南・多摩営業所|'''京王多摩車庫前''']]が存在するため。
八王子市、[[多摩市]]、[[町田市]]北西部と西南部、[[神奈川県]][[相模原市]]の一部の路線バスを管轄する。別称は'''神奈中多摩車庫'''であるが、これは[[京王電鉄バス|京王バス南]]および当営業所管轄の停留所に[[京王バス南・多摩営業所|'''京王多摩車庫前''']]が存在するため。

2014年11月17日 (月) 05:41時点における版

神奈川中央交通多摩営業所

神奈川中央交通多摩営業所(かながわちゅうおうこうつうたまえいぎょうしょ 英:Kanagawa Chuo Kotsu Tama Dep.)は、東京都八王子市南大沢3-19-1に位置する神奈川中央交通の営業所の一つ。営業所の略号は「」。

八王子市、多摩市町田市北西部と西南部、神奈川県相模原市の一部の路線バスを管轄する。別称は神奈中多摩車庫であるが、これは京王バス南および当営業所管轄の停留所に京王多摩車庫前が存在するため。

沿革

主に多摩ニュータウン・町田市北西部の路線を中心としている。神奈中の営業所では最も新しく開設された。町田に次いで2番目の東京都内の営業所である。開所に際して、町田と相模原が担当していた路線を多摩に移管させた。多摩営業所では定期券・バス共通カード・高速バス乗車券のほか、東京都シルバーパスの発行も行われている。

現行路線

町田バスセンターは「町田BC」、町田ターミナルは「町田TM」と略記する。 〔   〕は、共管路線である。

町田TM - 市民病院 - 根岸 - 淵野辺駅・橋本駅方面

  • 町27:町田TM - 町田BC - 市民病院 - 根岸 - 図師大橋 - 小山田 〔町田営業所
  • 町29:町田BC - 市民病院 - 根岸 - 桜美林学園 - 淵野辺駅北口
  • 町30:町田TM - 町田BC - 市民病院 - 根岸 - 御嶽堂 - 坂本橋 - 橋本駅北口
  • 町60:町田TM - 町田BC - 市民病院 - 根岸 - 御嶽堂 - 坂本橋 - 多摩境駅 - 橋本駅北口
  • 町62:町田BC - 市民病院 - 根岸 - 常盤 - 横土手 - 神奈中多摩車庫

町30は、毎時1本の町60と合わせて毎時4本程度運行され、町田市西部の常盤町・小山町地区へのアクセスのほか、町26とともに町田BC - 市民病院・根岸方面の主力を担う。長距離路線であるが終日利用客が多く、遠距離利用も多い。1990年代前半まで町田・相模原津久井の3営業所による共管路線だったが、町田市内の渋滞が激しさを増すと、津久井エリアの広範囲に渡ってダイヤの乱れが波及する事となり、町田撤退・相模原に一本化された後に、開設された多摩に移管された。町田TM発着で運行されるのは、TM発着時刻9時 - 20時の便。

町60は、坂本橋 - 田端で町田街道都道47号)を離れ、多摩ニュータウン通りを経由して多摩境駅へ至り、再び町田街道へ戻る。町62は町30の出入庫系統で、町田BC - 横土手は町30と同一経路。車庫発は早朝、車庫行きは休日の最終便のみである。

町27は町田との共管であり、根岸から町田街道を離れて小山田に向かう(詳細は町田営業所を参照)。町30・町60は日中はすべて町田TMまで足を伸ばすのに対し、町27は日中でも一部町田BC折り返しが存在する。なお町29については全便が町田BC折り返しである。

町29は多摩単独所管である。町田担当の町17が境川団地・町田総合高校経由で同区間を結んでおり、所要時間は町17のほうが短いが、本数は町29のほうが多い。

なお、町30・60以外の朝9:59までに町田BCに到着する便に限り、前乗り中降りの運賃前払いになる。

鶴川駅 - 小野路 - 多摩センター駅方面

  • 鶴32:鶴川駅 - 大蔵 - 五反田 - 小野路 - 南野二丁目 - 一本杉公園 - 青木葉公園 - 多摩センター駅
  • 鶴32:鶴川駅 - 大蔵 - 五反田 - 小野路 - 南野二丁目(往路:平日最終のみ、復路:平日7時33分発のみ)

平日の鶴川駅発最終便は南野二丁目止まりで、南野二丁目からは尾根幹線道路経由で多摩車庫へ回送される。小学校の通学輸送と混雑緩和をかねて、平日朝に南野二丁目→鶴川駅行きが運行されている。

多摩営業所所管の鶴川駅発着路線は、町田営業所の系統と違い鶴川駅西口で終点となるが、これは鶴川駅西口が「鶴川駅」の扱いになっているためで、車内放送などでもそのように案内される。

八王子駅 - 片倉台 - 橋本駅方面

  • 八77:八王子駅南口 - 片倉 - 片倉台 - 御殿峠 - 鑓水 - 橋本駅北口

2012年4月に橋70・八71・八72の3系統を統合する形で新設された。八王子駅と橋本駅との間を国道16号経由で結ぶ。

淵野辺駅 - 小山田・日大三高・野津田車庫方面

  • 淵21:淵野辺駅 - 上矢部本町 - 種入 - 小山田 - 下根 - 小山田はなみずきの丘
  • 淵23:淵野辺駅 - 東町 - 根岸橋 - 図師 - 野津田車庫 
  • 淵25:淵野辺駅 -(直行)- 日大三高
  • 淵30:淵野辺駅 - 桜美林学園 - 小山田桜台
  • 淵65:淵野辺駅 - 矢部 - 馬場十字路 - 見晴らしの丘 - 上中村 - 神奈中多摩車庫(出入庫)
  • 淵67:淵野辺駅 - 桜美林学園 - 小山田桜台 - 日大三高

淵23は鶴37(鶴川駅 - 淵野辺駅)の区間便で、途中の野津田車庫を使った折返系統。全区間が淵24(淵野辺駅 - 登戸)の区間便にも当たる。鶴37は多摩開設時に相模原から移管されたが、2006年4月3日に町田へ戻された。 2014年9月1日から多摩営業所に一本化にされた。

橋本駅 - 久保ヶ谷戸 - 多摩車庫方面

  • 橋73:多摩境駅 → 三ツ目山公園 → 久保ヶ谷戸 → 橋本駅
  • 橋75:橋本駅 - 寿橋 - 多摩美術大学南 - 多摩美術大学
  • 橋76:橋本駅 - 久保ヶ谷戸 - 三ツ目山公園 - 多摩境駅 - まちだテクノパーク - 神奈中多摩車庫(深夜バスあり)
  • 橋78:橋本駅 - 久保ヶ谷戸 - リーフィア町田小山ヶ丘 - 多摩美術大学
  • 橋80:橋本駅 - 久保ヶ谷戸 - 堂の前 - 御嶽堂 - 神奈中多摩車庫(深夜バスあり)

橋73は多摩開設時に相模原から移管された。橋76新設時に一旦廃止されたが、その後土曜・休日の多摩境駅発のみ復活した。橋76・橋80はともに橋本駅発着系統の出入庫であるが、橋80は朝の車庫発、夜の車庫行きのみの運行であり、大多数の出入庫は橋76によって行われている。なお橋80は町30・60を補完する役割も担い、橋本駅発の深夜バスは平日23時58分発まで設定されている。橋75は橋本駅と多摩美術大学を直行する系統。橋78は途中リーフィア町田小山ヶ丘を経由して多摩美術大学へ向かう。

多摩センター駅 - 豊ヶ丘 - 永山駅・鶴川駅方面

  • 多03:多摩センター駅 - 落合東 - 落合四丁目 - 恵泉女学園大学入口 - 豊ヶ丘四丁目 〔京王バス南
  • 多04:多摩センター駅 - 落合東 - 落合四丁目 - 恵泉女学園大学入口 - 豊ヶ丘四丁目 - 京王多摩車庫 - 五反田 - 大蔵 - 鶴川駅
  • 永65:永山駅 - 貝取北センター - 豊ヶ丘四丁目 - 恵泉女学園大学入口 - 落合四丁目 - 落合東 - 多摩センター駅 〔京王バス南
  • 永66:永山駅 - 貝取北センター - 豊ヶ丘四丁目〔京王バス南

多03・永66は永65の区間便。京王が桜46も運行しているため、多摩センター側の本数が多くなっている。

多摩センター駅 - 鶴牧団地循環

  • 多61:多摩センター駅 → 多摩郵便局 → 鶴牧西公園入口 → 鶴牧三丁目 → 奈良原公園 →南鶴牧小学校 →鶴牧五丁目 →南野三丁目 →落合六丁目 →鶴牧センター →富士見通下 → 鶴牧三丁目 →鶴牧西公園入口 →多摩郵便局 →多摩センター駅 〔京王電鉄バス
  • 多61(奈良原公園発):奈良原公園 → 南野三丁目 → 鶴牧センター → 多摩センター駅(出庫便)

反時計回りの循環で、早朝に奈良原公園始発便が運行されている。

聖蹟桜ヶ丘駅 - 永山駅 - 諏訪・永山団地 - 鶴川駅方面

  • 桜22:聖蹟桜ヶ丘駅 → 車橋 → 永山駅 → 諏訪南公園 → 諏訪四丁目 → 諏訪三丁目 → 諏訪南公園 → 聖蹟桜ヶ丘駅(循環) 〔京王電鉄バス
  • 桜22:聖蹟桜ヶ丘駅 → 車橋 → 永山駅 → 諏訪南公園 → 諏訪四丁目 → 諏訪三丁目(循環) 〔京王電鉄バス
  • 桜22:諏訪四丁目 → 諏訪三丁目 → 諏訪南公園 → 聖蹟桜ヶ丘駅(循環) 〔京王電鉄バス
  • 桜23:聖蹟桜ヶ丘駅 - 車橋 - 永山駅 - 諏訪南公園 - 永山五丁目
  • 桜24:聖蹟桜ヶ丘駅 - 車橋 - 永山駅 - 諏訪南公園 - 永山五丁目 - 京王多摩車庫 - 五反田 - 大蔵 - 鶴川駅
  • 永12:永山駅 → 諏訪南公園 → 諏訪四丁目 → 諏訪三丁目 → 諏訪南公園 → 永山駅(循環) 〔京王電鉄バス
  • 永13:永山駅 - 諏訪南公園 - 永山五丁目
  • 鶴31:鶴川駅 - 大蔵 - 五反田 - 京王多摩車庫 - 永山五丁目 - 永山駅

永12は桜22の区間便で、朝と夕方の混雑時を中心に運行される。2005年6月20日からは諏訪四丁目循環として運行されるようになり、諏訪四丁目始発・終着も一部存在したが、2011年10月16日からは諏訪三丁目始発・終着に延伸された。永13・桜23・24は、以前は京王電鉄バス多摩営業所との共管であったが、永14・桜25に変更したため、2006年から神奈中の単独運行となった。

聖蹟桜ヶ丘駅 - 南大沢駅 - 相模原駅方面

  • 桜84:聖蹟桜ヶ丘駅 - 和田 - 帝京大学入口 - 板橋 - 南大沢駅 - 横土手 - 相模原駅北口 〔京王バス南

多摩市内乗り入れ路線では唯一の運賃後払い路線。以前は相模原駅南口発着だったが、相模原担当時代に駅北口乗り場が供用開始されて北口発着となった。多摩ニュータウンを走るため造成工事などにより、沼入口~坂上~清水入谷戸付近は現在の経路に近い峠越えからトンネル経由となり、さらに現在の峠越え経路に変更されている。

ちなみに、運行本数は少なく1日6往復。午前の3往復は京王バス南が担当し、午後の3往復は神奈中の担当。

京王堀之内駅 - せせらぎ橋 - 南大沢駅方面

  • 堀01:京王堀之内駅 - せせらぎ橋 - 見附橋 - 蓮生寺 - 京王堀之内駅 〔京王バス南
  • 堀02:京王堀之内駅 - 蓮生寺 - 見附橋 - せせらぎ橋 - 京王堀之内駅 〔京王バス南
  • 堀03:京王堀之内駅 - 松木中学校 - 見附橋 - 南大沢団地 - 大平公園 - 南大沢駅 〔京王バス南

南大沢駅 - 南大沢団地循環

  • 南51:南大沢駅 → 大平公園 → 南大沢団地 → 赤石公園 → 南大沢駅 〔京王バス南
  • 南52:南大沢駅 → 赤石公園 → 南大沢団地 → 大平公園 → 南大沢駅 〔京王バス南

古淵駅 - 境川団地 - 山崎団地センター方面

  • 古02:古淵駅 - 境川団地 - 山崎団地センター - 山崎団地
  • 古03:古淵駅 - 境川団地 - 山崎団地センター - 藤の台団地

完全に町田営業所のエリア内で、町15の枝線のような路線。以前は町田単独担当だったが、町田・相模原の共管を経て多摩単独所管となった。他の多摩所管系統とは停留所で一切接続しておらず(交差点では町29・町30・町60・町62と交差する)、また全区間が多摩車庫から遠く離れており、運用の前後には長距離回送を伴う。

運行のダイヤは少々特殊で、平日はどちらの系統も毎時1本づつが運行されているが、土曜の昼は古03が運行されず古02のみとなり、休日は古02がほとんど運行されず古03がメインで運行される(古02・古03を併せて毎時1本程度となる)。末端を除く給水塔前までのほぼ全線で同じ経路だが、共管・移管の時期が古02と古03では若干異なるため、運用や古淵発の時刻表は別々となっている。

廃止・移管路線

八王子駅北口から発車していた頃の八72
  • 淵01:淵野辺駅北口 - 矢部八幡 - 桜美林学園 - 馬場十字路 - 小山小学校 - 神奈中多摩車庫
2004年9月26日廃止。馬場十字路から先を見晴らしの丘経由に変更し、淵65となった。
  • 橋74:橋本駅北口 - 多摩美術大学南 - 三ツ目山公園 - 多摩境駅 - 坂本橋 - 小山小学校
多摩境駅西側の小山ヶ丘地区から小山小学校への通学用系統。多摩境までは橋76、多摩境駅から先は町60と同一経路。小山ヶ丘小学校開校による学区変更のため廃止された。
  • 鶴37:鶴川駅 - 野津田車庫 - 図師 - 淵野辺駅
町田へ移管された。
  • 橋70:橋本駅 - 鑓水 - 御殿峠 - 片倉高校 - 片倉台
  • 八71:八王子駅南口 - 片倉 - 片倉高校 - 片倉台
  • 八72:八王子駅南口 - 片倉 - 御殿峠 - 鑓水 - 橋本駅
2012年4月2日に廃止。八王子駅南口 - 片倉台 - 橋本駅間運行の八77に統合された。八王子駅では、南口バスロータリー整備前の2010年11月19日までは、南口ではなく北口を発着していた。

車両

多摩営業所所属車両の一例 (た37)

発足時は町田から16台、相模原から59台、伊勢原から1台転属させたほか、新車5台を導入して81台で営業開始した[1]。所属車両はほとんどが三菱ふそう製で、2013年現在は全ての路線車が大型車(エアロスターシリーズ)に統一され、西日本車体工業製のエアロスターSが一部在籍するほかは全て三菱ふそうバス製造製の車体である。

町田営業所の所属車両と同様に、バリアフリー化の補助金の関係からノンステップバスで占められ、ツーステップバスは既に全廃、ワンステップバスもノンステップバス増備の度に他営業所への転出が進められた結果、2013年9月時点でた82「かなちゃん号」の1台のみになった。なお、町田と異なりノンステップバスは全長11m級(M尺)で導入されている。かつて多摩営業所発足時には、町田からいすゞ製バス3台が転入していたが、いずれも2011年にエアロスターに置き換えられている(津久井に転属し、2012年2月までに廃車済)。

CNG車の大型車は、神奈中では本営業所のみの配置となっている(小型車のCNG車は町田・大和に配置されている)。特定輸送用の車両は三菱ふそう製のほか、いすゞ自動車製・日野自動車製の車両もある。

「多摩」営業所ではあるが、使用の本拠となる車庫所在地が八王子市であり、車両の登録番号(ナンバー)も「八王子」ナンバーである。

注記

  1. ^ 転属台数は「神奈川中央交通八十年史」に掲載のもの。

参考文献