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「Wikipedia:過剰な内容の整理」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
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{{Guideline|かしようなないようのせいり|WP:SURPLUS|subcategory=内容}}
{{Guideline|かしようなないようのせいり|WP:SURPLUS|subcategory=編集}}
{{コメント依頼||Wikipedia‐ノート:過剰な内容の整理#ガイドラインの見直し|date=2012年11月}}
{{Navibox 編集案内}}
{{Navibox 編集案内}}
この文書では、一部の項目に対する内容の偏った過剰な加筆を抑制し整理するための方法について説明しています。


== 概要 ==
== はじめに ==
ウィキペディア日本語版では、一部の項目において、内容の偏った過剰な加筆がみられる場合があります。ウィキペディアは百科事典であり、項目について[[Wikipedia:出典を明記する|出典を明記]]しつつ、社会的背景や影響などもふまえた幅広い視点の記事にしていくことは大いに歓迎されます。しかし、項目に関する幅の狭い内容だけを細かく記述することは、その項目についてよく知らない読者が項目を総合的に理解することを妨げ、逆に関心を損なうおそれがあります。記事の内容に、一部項目のみに偏って過剰な記述が見られたら、削ってバランスを取るべきです。
ウィキペディア日本語版では、一部の項目において、内容の偏った過剰な加筆がみられる場合があります。ウィキペディアは百科事典であり、項目について[[Wikipedia:出典を明記する|出典を明記]]しつつ、社会的背景や影響などもふまえた幅広い視点の記事にしていくことは大いに歓迎されます。しかし、項目に関する幅の狭い内容だけを細かく記述することは、その項目についてよく知らない読者が項目を総合的に理解することを妨げ、逆に関心を損なうおそれがあります。記事の内容に、一部項目のみに偏って過剰な記述が見られたら、削ってバランスを取るべきです。


== ==
== 整理の手引き ==
ウィキペディアにおいて記事が正常に成長し、大きくなっていくこと歓迎すべきことです。しかし、中には[[ウィキペディアは何ではないか]]に反するような偏った記述のまま肥大化する記事もあり、そうした「過剰な内容」の記事は抑制・整理されるべきであるとウィキペディアでは考えられています。
過剰な加筆の例としては次のようなものがあります。
*フィクションやコンピュータゲームの記事における、ほんのわずかしか登場しない登場人物やメカニックについての細かな記述。
*人物伝の記事における、その人物の業績にとって重要ではない、何年何月何日に何をしたといった箇条書き。
*公共機関の記事における、重要ではない部課名の羅列。


ただ、冗長な記事を見つけたからといって目に付く節をすぐに除去するような編集はするべきではありません。冗長であっても過剰な内容が含まれていなければ、少し記事の構成を再編するだけで正常な記事になるはずです。まずは推敲して内容を整理できないか試してみてください。
このような偏った過剰な内容を抑制・整理し、または内容過剰であることをお知らせするためのテンプレート(以下、「'''内容過剰タグ'''」とする)を作成し、課題のある記事に貼付すべきであると考えられています。


しかし少しの推敲では改善できない記事もあります。以下の節ではサイズの増減を伴う整理の仕方を紹介します。
しかし、この内容過剰タグの運用方法や、過剰な内容の整理の方法に関しては、いろいろな考え方があり、その具体的な方法をめぐってトラブルが発生するおそれもあります。そこで、トラブルを避けるためのルールとして、このガイドラインが整備されています。なお、当ガイドラインの担当範囲では、過剰な内容の整理の方法に記事分割を含めません。


=== 箇条書きには文脈を持たせる ===
== 運用基準の制定 ==
{{seealso|Wikipedia:雑多な内容を箇条書きした節を避ける}}
このガイドラインの運用においては、以下の点を明確にする必要があります。
記事が読み辛くなる原因の一つに、箇条書きを多用しすぎて雑多な内容になることが挙げられます。箇条書きが多用されている記事を整理する場合は、箇条書きを文脈を持った文章に改善した上で、節を分けたり、一部の文章を別節に組み込んだりなどして記事の要点が明確になるようにしてください。
#'''内容過剰の基準''' - 具体的にどのような記事が内容過剰に該当し、内容過剰タグを貼付してよいのかという判断基準
#'''解決方法''' - 内容過剰と判断される記事を、どのように編集し、改善を図ればよいかという解決方法
#'''タグの除去基準''' - 記事がどのように改善されれば、内容過剰でなくなったと判断され、内容過剰タグを除去できるのかという判断基準


ただし、箇条書きをそのまま繋げると、返って冗長な文章になってしまうこともあります。雑多な箇条書きを解消する場合は、単に文章を繋げるだけでなく、余分な箇所を割愛することも必要です。特に[[Wikipedia:検証可能性|検証不可能]]であったり、[[Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか|事典的ではない]]記述が文章を冗長にする場合は、不要な記述を削った上で文章を繋ぎましょう。逆に足りない記述があれば加えてください。
これらの運用基準は分野によってまちまちであり、ウィキペディア全体として一律の運用基準を定めることは困難です。そのため、ガイドラインの運用基準は分野ごとに個別に作られます。この運用基準作りは、それぞれの分野の[[Wikipedia:ウィキポータル|ウィキポータル]]、[[Wikipedia:ウィキプロジェクト|ウィキプロジェクト]]、及び類似するコミュニティ等(以下、「'''ポータル・プロジェクト'''」とする)に委ねられます。


なお、箇条書きには適切な使用例もありますので[[Wikipedia:箇条書き]]を参照の上で注意してください。
「内容過剰の基準」「解決方法」「タグの除去基準」の3点の運用基準について、合意を形成し、基準を明確化したポータル・プロジェクトでは、内容過剰タグをそのポータル・プロジェクトの名前で使用することができます。運用基準はそのポータル・プロジェクトの分野内においてのみ有効です。


=== 別の記事に転記する ===
ポータル・プロジェクトで制定した運用基準は、ポータル・プロジェクトのページ、もしくはノート、サブページ等において明確に表示してください。例えば以下ように表示してください(注:以下は単なる例です)
内容的には問題なくとも、記事項目とは別の話題で膨れ上がってしまい、記事内容が偏るということがあります。例えば、記事項目に関連した人物の生い立ちや私生活が加筆されていくような場合です。そうした記述は適切な記事を探して[[WP:MM#項目一部転記|転記]]してください。その上で、記事項目と直接関係のない記述は除去します。


適切な記事が見当たらない場合には、新たな記事の立項を検討することになります。ただし、分割できるからといってその記事が削除されないとは限りません。単独立項するほどの[[特筆性]]がないことが検討する前から明白である場合は、転記せずに項目に関係のない記述だけを除去してください。
<div style="border:1px solid gray; padding:0.5em 1em; margin:1em">
<nowiki>== 過剰な内容の整理 ==</nowiki><br />
ウィキプロジェクト ○○○では、○○○分野における、一部の項目に対する内容の偏った過剰な加筆を抑制し整理するために、<nowiki>[[Wikipedia:過剰な内容の整理|過剰な内容の整理]]</nowiki>の運用基準を以下のように定めています。


== ノートは積極的に使う ==
<nowiki>=== 内容過剰の基準 ===</nowiki><br />
記事の整理において、なにが過剰でなにが不要であるかの判断基準は個人差があります。編集作業には他の編集者への[[WP:BB#ただし、配慮を忘れない|配慮が必要]]であり、[[ウィキペディアは何ではないか]]に反しているかが曖昧な記述を除去する場合は、[[Help:ノートページ|ノートページ]]での[[Wikipedia:合意形成|合意形成]]を経てから編集に移るように心掛けてください。
○○○分野において、次の内容が記載されている記事は、内容過剰の記事に該当するものとします。<br />
<nowiki>*</nowiki>テレビアニメの連続番組の「登場人物」の節、もしくは登場人物一覧の記事で、1回の放送でしか登場しない登場人物の説明が記載されているもの。<br />
<nowiki>*</nowiki>コンピュータゲームの記事で、重要でない敵キャラクターの説明が、多数(おおむね10以上)記載されているもの。<br />
<nowiki>*</nowiki>特に事情がないにもかかわらず、ある特定の状況に関する例示が複数項目記述されているもの。


ただし、明かな[[独自研究]]や[[Wikipedia:著作権侵害への対処|著作権侵害]]、[[WP:BLPREMOVE|人物に対する出典無き批判]]が書かれている場合は、その記述は議論を経ずに除去して構いません。
<nowiki>=== 解決方法 ===</nowiki><br />
内容過剰の記事は、以下のガイドラインに沿って整理してください。<br />
<nowiki>*</nowiki>全体のストーリーに関わらないような些細な記述や、「○○話には××し、○○話には××した」といった時系列に沿った記述は削除してください。<br />
<nowiki>*</nowiki>敵キャラクターの一覧は分割して独立記事とはしないでください。<br />
<nowiki>*</nowiki>ある特定の状況に関する例示は、特に事情がなければ1項目だけにしてください。


<nowiki>=== タグの除去基準 ===</nowiki><br />
== 内容過剰タグの使い方 ==
ノートでの議論を経て整理を行う際には、課題のある記事にテンプレートを貼付して、整理を検討していることを他の編集者に知らせます。ウィキペディアには過剰な内容の整理に特化したテンプレートとして{{tl|内容過剰}}タグがありますが、この内容過剰タグは他に比べて特殊であるため、その使用方法には注意が必要です。なお、内容過剰タグを使って内容を整理する場合は、整理の手段に記事分割を含みません。
編集等の結果、「内容過剰の基準」で説明されている状態でなくなったら、タグを除去してください。ただし、除去後に再び加筆が繰り返され、内容過剰の状態に戻ってしまうようであれば、再度タグを貼り付け、当面は貼り付けたままとしてください。
</div>


== タグ貼付 ==
=== 運用基準制定 ===
通常、内容過剰タグは[[ウィキペディアは何ではないか]]において不適切だとされている要素を含む記事に使用します。しかし、あらゆる分野に向けた方針やガイドラインを参照するだけでは詳細な部分にまで手が届かず、方針の解釈をめぐってトラブルが発生するおそれもあります。そこで整理を円滑に進めるためのルールとして、分野ごとに運用基準を整備することが認められています。
内容過剰タグは、内容過剰に該当する記事に対して、ノートで理由を述べた上で貼付することができます。


運用基準の制定においては、以下の点を明確にする必要があります。
内容過剰タグは記事の上部に貼付します。全分野共通で利用できる内容過剰タグとして以下が作成されています。貼付するときは、運用基準が書かれている場所を明示するために、<code>&#123;&#123;[[Template:内容過剰|内容過剰]]|ポータル・プロジェクト名&#125;&#125;</code> のように記入してください。例えば、<code><nowiki>{{内容過剰|Wikipedia:過剰な内容の整理/過剰な内容の整理}}</nowiki></code> と記入すると、次のように表示されます。
#'''内容過剰の基準''' - 具体的にどのような記事が内容過剰に該当し、内容過剰タグを貼付してよいのかという判断基準
#'''解決方法''' - 内容過剰と判断される記事を、具体的にどのように編集し、改善を図ればよいかという解決方法
#'''タグの除去基準''' - 記事がどのように改善されれば、内容過剰でなくなったと判断され、内容過剰タグを除去できるのかという判断基準


詳細な運用基準は分野によってまちまちであり、ウィキペディア全体として一律の運用基準を定めることは困難です。そのため、運用基準は分野ごとに個別に作られます。この運用基準作りは、それぞれの分野の[[Wikipedia:ウィキポータル|ウィキポータル]]、[[Wikipedia:ウィキプロジェクト|ウィキプロジェクト]]および類似するコミュニティ等(以下、「'''ポータル・プロジェクト'''」とする)に委ねられます。
{{内容過剰|Wikipedia:過剰な内容の整理/過剰な内容の整理}}


内容過剰タグ、ポータル・プロジェクトで独自を作成することできます。
内容過剰の基準」「解決方法」「タグの除去基準」の3点の運用基準について合意を形成し、基準を明確化したポータル・プロジェクトでは、内容過剰タグをそポータル・プロジェクト名前で使用することできます。運用基準はそのポータル・プロジェクトの分野内においてのみ有効です。

ポータル・プロジェクトで制定した運用基準は、ポータル・プロジェクトのページ、もしくはサブページ等において明確に表示します。例としては[[#過剰な内容に対しての対処法を決めたポータル・プロジェクト]][[/過剰な内容整理]]を参照してください。

=== タグの貼付 ===
内容過剰タグは、内容過剰に該当する記事に対して、ノートで理由を述べた上で貼付することができます。タグの貼り付け方に関しては[[Template:内容過剰]]を参照してください。基本的にタグを貼付されるのは、事典的ではない要素を含んで肥大化した記事です。単に他に比べて長大なだけの記事には使いません。


タグを貼付した利用者は、「解決方法」に沿った記事の整理まで責任を持って行ってください。他の利用者も、「解決方法」に沿って記事を整理これによって記事が「タグの除去基準」を満たす状態になれば、タグを除去することができます。
タグを貼付した利用者は、記事の整理を終えるまで責任を持って編集に参加してください。整理作業が終わり、記事が健全な状態になれば、他の利用者でもタグを除去することができます。


== 異議があるとき ==
=== 異議があるとき ===
=== タグの貼付に異議があるとき ===
==== タグの貼付に異議があるとき ====
内容過剰タグが、ノートで理由が述べられることなく記事に貼付された場合、あるいは記事への貼付、タグのリク先に掲載されている「内容過剰の基準」合致していない場合は、ノートで異議を述べた上で、タグを除去することができます。
内容過剰タグが、ノートで理由が述べられることなく記事に貼付された場合、あるいは貼付られた記事が[[基本方針とガイドライ]]していない場合は、ノートで異議を述べた上で、タグを除去することができます。


しかし、内容過剰タグが、ノートで理由が述べられ、かつ「内容過剰の基準」に沿った形で貼付されている場合は、以下の場合を除いてタグ除去することはできません。
しかし、ノートで正当な理由が述べられた上で、内容過剰タグが貼付されている場合は、以下の場合を除いてタグ除去はできません。
*「解決方法」に沿った整理によって、記事が「タグの除去基準」を満たす状態になった場合
*「解決方法」に沿った整理によって、記事が「タグの除去基準」を満たす状態になった場合
*タグの除去についてノートで合意が得られた場合
*タグの除去についてノートで合意が得られた場合


=== タグ表示虚偽があるとき ===
==== 運用基準内容異議があるとき ====
内容過剰タグは、ポータル・プロジェクトで運用基準を制定した上で使用されます。記事に貼付されているタグにポータル・プロジェクトの名前が表示されていながら、そのポータル・プロジェクトで運用基準が明確に制定されていない場合は、そのタグの使用は無効として、記事から除去してください。

=== 運用基準の内容に異議があるとき ===
ポータル・プロジェクトで制定された運用基準の内容に異議があるときは、そのポータル・プロジェクトのノートで意見を述べてください。必要に応じて、[[Wikipedia:井戸端|井戸端]]や[[Wikipedia:コメント依頼|コメント依頼]]で意見を求めることもできます。
ポータル・プロジェクトで制定された運用基準の内容に異議があるときは、そのポータル・プロジェクトのノートで意見を述べてください。必要に応じて、[[Wikipedia:井戸端|井戸端]]や[[Wikipedia:コメント依頼|コメント依頼]]で意見を求めることもできます。


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* [[Wikipedia:ページの編集は大胆に]] - 「冗長な長文」について。
* [[Wikipedia:ページの編集は大胆に]] - 「冗長な長文」について。
* [[Wikipedia:修正依頼]] - 冗長すぎて読みにくい場合など。
* [[Wikipedia:修正依頼]] - 冗長すぎて読みにくい場合など。

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2012年12月22日 (土) 03:01時点における版

はじめに

ウィキペディア日本語版では、一部の項目において、内容の偏った過剰な加筆がみられる場合があります。ウィキペディアは百科事典であり、項目について出典を明記しつつ、社会的背景や影響などもふまえた幅広い視点の記事にしていくことは大いに歓迎されます。しかし、項目に関する幅の狭い内容だけを細かく記述することは、その項目についてよく知らない読者が項目を総合的に理解することを妨げ、逆に関心を損なうおそれがあります。記事の内容に、一部項目のみに偏って過剰な記述が見られたら、削ってバランスを取るべきです。

整理の手引き

ウィキペディアにおいて記事が正常に成長し、大きくなっていくこと歓迎すべきことです。しかし、中にはウィキペディアは何ではないかに反するような偏った記述のまま肥大化する記事もあり、そうした「過剰な内容」の記事は抑制・整理されるべきであるとウィキペディアでは考えられています。

ただ、冗長な記事を見つけたからといって目に付く節をすぐに除去するような編集はするべきではありません。冗長であっても過剰な内容が含まれていなければ、少し記事の構成を再編するだけで正常な記事になるはずです。まずは推敲して内容を整理できないか試してみてください。

しかし少しの推敲では改善できない記事もあります。以下の節ではサイズの増減を伴う整理の仕方を紹介します。

箇条書きには文脈を持たせる

記事が読み辛くなる原因の一つに、箇条書きを多用しすぎて雑多な内容になることが挙げられます。箇条書きが多用されている記事を整理する場合は、箇条書きを文脈を持った文章に改善した上で、節を分けたり、一部の文章を別節に組み込んだりなどして記事の要点が明確になるようにしてください。

ただし、箇条書きをそのまま繋げると、返って冗長な文章になってしまうこともあります。雑多な箇条書きを解消する場合は、単に文章を繋げるだけでなく、余分な箇所を割愛することも必要です。特に検証不可能であったり、事典的ではない記述が文章を冗長にする場合は、不要な記述を削った上で文章を繋ぎましょう。逆に足りない記述があれば加えてください。

なお、箇条書きには適切な使用例もありますのでWikipedia:箇条書きを参照の上で注意してください。

別の記事に転記する

内容的には問題なくとも、記事項目とは別の話題で膨れ上がってしまい、記事内容が偏るということがあります。例えば、記事項目に関連した人物の生い立ちや私生活が加筆されていくような場合です。そうした記述は適切な記事を探して転記してください。その上で、記事項目と直接関係のない記述は除去します。

適切な記事が見当たらない場合には、新たな記事の立項を検討することになります。ただし、分割できるからといってその記事が削除されないとは限りません。単独立項するほどの特筆性がないことが検討する前から明白である場合は、転記せずに項目に関係のない記述だけを除去してください。

ノートは積極的に使う

記事の整理において、なにが過剰でなにが不要であるかの判断基準は個人差があります。編集作業には他の編集者への配慮が必要であり、ウィキペディアは何ではないかに反しているかが曖昧な記述を除去する場合は、ノートページでの合意形成を経てから編集に移るように心掛けてください。

ただし、明かな独自研究著作権侵害人物に対する出典無き批判が書かれている場合は、その記述は議論を経ずに除去して構いません。

内容過剰タグの使い方

ノートでの議論を経て整理を行う際には、課題のある記事にテンプレートを貼付して、整理を検討していることを他の編集者に知らせます。ウィキペディアには過剰な内容の整理に特化したテンプレートとして{{内容過剰}}タグがありますが、この内容過剰タグは他に比べて特殊であるため、その使用方法には注意が必要です。なお、内容過剰タグを使って内容を整理する場合は、整理の手段に記事分割を含みません。

運用基準の制定

通常、内容過剰タグはウィキペディアは何ではないかにおいて不適切だとされている要素を含む記事に使用します。しかし、あらゆる分野に向けた方針やガイドラインを参照するだけでは詳細な部分にまで手が届かず、方針の解釈をめぐってトラブルが発生するおそれもあります。そこで整理を円滑に進めるためのルールとして、分野ごとに運用基準を整備することが認められています。

運用基準の制定においては、以下の点を明確にする必要があります。

  1. 内容過剰の基準 - 具体的にどのような記事が内容過剰に該当し、内容過剰タグを貼付してよいのかという判断基準
  2. 解決方法 - 内容過剰と判断される記事を、具体的にどのように編集し、改善を図ればよいかという解決方法
  3. タグの除去基準 - 記事がどのように改善されれば、内容過剰でなくなったと判断され、内容過剰タグを除去できるのかという判断基準

詳細な運用基準は分野によってまちまちであり、ウィキペディア全体として一律の運用基準を定めることは困難です。そのため、運用基準は分野ごとに個別に作られます。この運用基準作りは、それぞれの分野のウィキポータルウィキプロジェクトおよび類似するコミュニティ等(以下、「ポータル・プロジェクト」とする)に委ねられます。

「内容過剰の基準」「解決方法」「タグの除去基準」の3点の運用基準について、合意を形成し、基準を明確化したポータル・プロジェクトでは、内容過剰タグをそのポータル・プロジェクトの名前で使用することができます。運用基準はそのポータル・プロジェクトの分野内においてのみ有効です。

ポータル・プロジェクトで制定した運用基準は、ポータル・プロジェクトのページ、もしくはサブページ等において明確に表示します。例としては#過剰な内容に対しての対処法を決めたポータル・プロジェクト/過剰な内容の整理を参照してください。

タグの貼付

内容過剰タグは、内容過剰に該当する記事に対して、ノートで理由を述べた上で貼付することができます。タグの貼り付け方に関してはTemplate:内容過剰を参照してください。基本的にタグを貼付されるのは、事典的ではない要素を含んで肥大化した記事です。単に他に比べて長大なだけの記事には使いません。

タグを貼付した利用者は、記事の整理を終えるまで責任を持って編集に参加してください。整理作業が終わり、記事が健全な状態になれば、他の利用者でもタグを除去することができます。

異議があるとき

タグの貼付に異議があるとき

内容過剰タグが、ノートで理由が述べられることなく記事に貼付された場合、あるいは貼付られた記事が基本方針とガイドラインに反していない場合は、ノートで異議を述べた上で、タグを除去することができます。

しかし、ノートで正当な理由が述べられた上で、内容過剰タグが貼付されている場合は、以下の場合を除いて、タグの除去はできません。

  • 「解決方法」に沿った整理によって、記事が「タグの除去基準」を満たす状態になった場合
  • タグの除去についてノートで合意が得られた場合

運用基準の内容に異議があるとき

ポータル・プロジェクトで制定された運用基準の内容に異議があるときは、そのポータル・プロジェクトのノートで意見を述べてください。必要に応じて、井戸端コメント依頼で意見を求めることもできます。

過剰な内容に対しての対処法を決めたポータル・プロジェクト

以下は、実際に運用されている過剰な内容に対しての対処法を定めたポータル・プロジェクトの一覧です。

関連項目