「夏至祭」の版間の差分
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[ファイル:Midsommar i Vaxholm.jpg|thumb|right|スウェーデンのポール]] |
[[ファイル:Midsommar i Vaxholm.jpg|thumb|right|スウェーデンのポール]] |
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⚫ | 町や村の広場に横たえられた[[柱]]に、[[樹木]]の[[葉]]や[[花]]の飾りがつけられ、[[若者]]たちが中心になって柱を立てる。これは、[[ドイツ]]や[[イギリス]]で行われる[[五月祭]]の柱(メイポール)と同じ性格のものである。ヨーロッパ北部は、5月初旬には花が乏しいため、夏至の時期にポールを立て、祭を行うようになった。人々はその周りを一晩中踊り明かし、[[たき火]]をたいて、その上を飛び越える。これには恋[[占い]]や、[[縁起]]かつぎの意味が込められている<ref name=haga>芳賀日出男 『ヨーロッパ古層の異人たち』東京書籍、2003年、190‐196頁。</ref><ref name=taniguchi>谷口幸男 『図説 ヨーロッパの祭り』 河出書房新社、1998年、86‐87頁。</ref>。 |
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人々はその周りを一晩中踊り明かし、[[たき火]]を焚いて、その上を飛び越える。これには恋[[占い]]や、[[縁起]]かつぎの意味が込められている。 |
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一方で、この日は[[洗礼者ヨハネ]]の祝日である。ヨハネは[[イエス・キリスト]]より半年前に生まれたとされ、イエスの生誕日が12月25日とされた後に、この祝日が決められた。現在の夏至祭は、この聖日と、古代からの祭が一緒になったものともいえる<ref |
一方で、この日は[[洗礼者ヨハネ]]の祝日である。ヨハネは[[イエス・キリスト]]より半年前に生まれたとされ、イエスの生誕日が12月25日とされた後に、この祝日が決められた。現在の夏至祭は、この聖日と、古代からの祭が一緒になったものともいえる<ref name=haga/><ref name=taniguchi/>。 |
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また、この日の前夜に摘む[[薬草]]には、特に効果があると信じられている。特に、[[セント・ジョンズ・ワート]](セイヨウオトギリソウ)を、イブの夜に[[枕]]の下にしいて寝ると、夢に現れる[[聖人]]のご加護があるとも、また、未婚の女性の場合、未来の夫が夢枕に立つともいわれる<ref name=ab>キリスト教歳時記 知っておきたい教会の文化 八木谷涼子 平凡社新書 2003 164-168頁。</ref>。 |
また、この日の前夜に摘む[[薬草]]には、特に効果があると信じられている。特に、[[セント・ジョンズ・ワート]](セイヨウオトギリソウ)を、イブの夜に[[枕]]の下にしいて寝ると、夢に現れる[[聖人]]のご加護があるとも、また、未婚の女性の場合、未来の夫が夢枕に立つともいわれる<ref name=ab>キリスト教歳時記 知っておきたい教会の文化 八木谷涼子 平凡社新書 2003 164-168頁。</ref>。 |
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全体的な特徴としては、以下の点が挙げられる。 |
全体的な特徴としては、以下の点が挙げられる<ref name=cd>芳賀日出男 『ヨーロッパ古層の異人たち』東京書籍、2003年、128-144頁。</ref>。 |
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*[[聖ヨハネの日]]のあたりに行われる |
*[[聖ヨハネの日]]のあたりに行われる<ref name=cd/> |
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*薬草や朝露の神聖視<ref name=cd/><ref name=marianna>[http://www.dlc.fi/~marianna/gourmet/season5a.htm Traditional finnish Midsummer celebration]</ref> |
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*薬草摘み |
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*花や葉で[[冠]]を作る(1年間の健康が約束される) |
*花や葉で[[冠]]を作る(1年間の健康が約束される) |
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*男女の縁結びや占い |
*男女の縁結びや占い |
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*たき火を |
*たき火をたく |
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*祭りの後川に冠を流し、それで将来を占う |
*祭りの後川に冠を流し、それで将来を占う<ref name=cd/> |
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== スウェーデン == |
== スウェーデン == |
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[[スウェーデン]]、[[ダーラナ地方]]のレックサンドのものは有名である。夜の時刻になってはいるが、まだ太陽が高い中を、2艘の[[船]]が湖を横切ってやってくる。1艘には[[楽団]]が乗り、もう1艘には、[[民族衣装]]姿の人々が、ポールに飾るための、[[つる草]]のハートや輪の飾りを持って乗り込んでいる<ref |
[[スウェーデン]]、[[ダーラナ地方]]のレックサンドのものは有名である。夜の時刻になってはいるが、まだ太陽が高い中を、2艘の[[船]]が湖を横切ってやってくる。1艘には[[楽団]]が乗り、もう1艘には、[[民族衣装]]姿の人々が、ポールに飾るための、[[つる草]]のハートや輪の飾りを持って乗り込んでいる<ref name=haga/>。 |
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[[File:Midsummer pickled herring.jpg|thumb|180px|right|酢漬けニシンとジャガイモ]] |
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スウェーデンやフィンランドでは[[移動祝祭日]]であり、週末をはさんで行われる<ref name=ab/>。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる<ref>[http://askinternational.jp/north_europe/topics/solstice.html スウェーデンの夏至祭:おすすめ観光ガイド:北欧特集| ASK international]</ref>。町の広場で、夏至柱を立て、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。民族衣装姿の人、花の冠をかぶる女性も多い。 |
スウェーデンやフィンランドでは[[移動祝祭日]]であり、週末をはさんで行われる<ref name=ab/>。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる<ref>[http://askinternational.jp/north_europe/topics/solstice.html スウェーデンの夏至祭:おすすめ観光ガイド:北欧特集| ASK international]</ref>。町の広場で、夏至柱を立て、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。民族衣装姿の人、花の冠をかぶる女性も多い<ref name=FIKA>[http://www2.lighting-daiko.co.jp/fika/cn8/column07.html column07 of あかりでFIKA]</ref>。夏至はスウェーデンで最も大事な日で、この時期に合わせて夏休みを取る人もいる。緑が美しく、花が咲き乱れる中、家族で夏の別荘に向かう。花輪を作るための花を摘むため、近くの森に行き、また祭りの中心となるポールを据え付ける<ref name=midsummer>[http://naturetravels.wordpress.com/2007/06/20/midsummer-in-sweden-maypoles-and-singing/Midsummer in Sweden – maypoles and singing]</ref>。 |
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[[File:Midsommarbär.jpg|thumb|120px|right|イチゴとベリー]] |
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当日の夜に、少女が7種類の草花を枕元において寝ると、恋がかなえられるという言い伝えもある。 |
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歌うのが好きなスウェーデン人は、夏至祭りにも歌う。そしてポールの回りで輪になって、大人も子供も踊る。踊るのに疲れると、食事の時間である。夏至祭りの宴には、[[ニシン]]の酢漬け([[玉ねぎ]]、[[にんにく]]、[[トマト]]、[[マスタードソース]]などと共に漬け込んである)、[[ジャガイモ]]をゆでたものや[[サーモン]]や[[スペアリブ]]を食べ、食後には、この夏初めてとれた[[イチゴ]]が登場する。もちろん[[スモーガスボード]]も出される。日がほんの少しだけ地平線に傾くと、みんなはまた踊り出す。当日の夜、結婚を願う女性が7種類の草花を枕の下において寝ると、恋がかなえられるという言い伝えもある<ref name=midsummer/>。 |
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田舎のサマーハウスに出かける人もいる。この祭りでは、[[ニシン]]の酢漬けや[[ジャガイモ]]が食卓に供される<ref>[http://www2.lighting-daiko.co.jp/fika/cn8/column07.html column07 of あかりでFIKA]</ref>。 |
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== フィンランド == |
== フィンランド == |
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[[フィンランド]]ではこの日をユハンヌス(juhannus)と呼ぶ<ref>[http://www.geocities.jp/moi_moi_suomi/text26.html 夏至祭(ユハンヌス)フィンランド オウルより]</ref>。スウェーデン同様に飾り立てたポールを立てる。また、湖のそばでたき火を燃やす。この火(ボーンファイアー)はフィンランドではコッコ(kokko)と呼ばれる。 |
[[フィンランド]]ではこの日をユハンヌス(juhannus)と呼ぶ<ref>[http://www.geocities.jp/moi_moi_suomi/text26.html 夏至祭(ユハンヌス)フィンランド オウルより]</ref>。スウェーデン同様に飾り立てたポールを立てる。また、湖のそばでたき火を燃やす。この火(ボーンファイアー)はフィンランドではコッコ(kokko)と呼ばれる。フィンランドではまず東部で夏至祭りが始まり、後に全土に行きわたった。[[乳製品]]や[[ソーセージ]]やジャガイモが供され、[[白樺]]の葉と草花で町中が飾られる。そして一晩中野外での踊りが続く。その一方で、湖の近くで行われるため、酔っ払った人々が溺れる事故が多い<ref>[http://www.eattampere.com/festival_Juhannusmidsummercelebration.html Festival – Johannus midsummer celebration]</ref>。 |
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フィンランドではまず東部で夏至祭りが始まり、後に全土に行きわたった。 |
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夏至祭りの飾りつけは、白樺のほかに[[ポプラ]]も使われ、玄関や門には幹が、そして窓には葉の茂った枝が飾られる。室内には[[スズラン]]、[[ナナカマド]]や[[ウワミズザクラ]]、[[ライラック]]といった花が花瓶に挿して置かれる。これは今でも、祭りの間中は田舎や別荘でよく見られる。地域によっては、若い男性が、白樺の枝で[[あずまや]]を作る習慣がある。乳がよく出るようにと、牛にも木の葉やスズランで飾りつけがされる。白樺の小枝は、束ねて、[[サウナ]]の時に体を叩く道具にも使う<ref name=marianna/>。 |
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夏至の夜は、昔から神秘的かつ超自然的なものと結びついている。夏至を過ぎると、再び日が短くなり、夜が長くなっていくためで、悪霊がそのあたりを歩き回るとも信じられたり、また、[[財産]]や[[結婚]]を占う行事が行われたりした。 |
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[[乳製品]]や[[ソーセージ]]やジャガイモが供され、[[白樺]]の葉と草花で町中が飾られる。そして一晩中野外での踊りが続く。<br/>その一方で、湖の近くで行われるため、酔っ払った人々が溺れる事故が多い<ref>[http://www.eattampere.com/festival_Juhannusmidsummercelebration.html Festival – Johannus midsummer celebration]</ref>。 |
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*[[ハーブ]]や[[薬草]]を、露が下りる前の、活力のある時間帯に摘む。また、夏至の[[露]]には病気を治す力があると考えられていた。 |
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*牛小屋の天井からナナカマドの枝を吊り下げると、牛が悪いものから守られる。 |
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*夏至の夜、家の屋根の上で3回場所を変えて座る、または古い[[リンゴ]]の木の下に座ると、未来が見える。 |
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*夏至の夜、[[鬼火]]に目を凝らすと[[財宝]]がたまる。鬼火が、財宝のありかを教えてくれるのである。 |
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若い女性や男性の行事には、結婚や、未来の伴侶を占うものが多い。フィンランドでも、女性が7種類または9種類の花を摘んだり、枕の下に置いたりすることで、将来の夫との出会いが約束される。ほかに下記のようなものもある。 |
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*夏至の夜[[交差点]]に立つと、未来の夫と巡り合う。 |
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*夏至の夜、[[井戸]]で[[鍵]]が触れ合う音を聞けば、その家の女主人となり、赤ちゃんの泣き声を聞くと、子供が生まれる。 |
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*井戸または[[泉]]を裸でのぞくと、水面に未来の夫の顔が映る。 |
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*花輪を作って小川に行き、花輪を流して、そのまま流れて行けば結婚する。もし途中で止まれば、それは死を意味する。 |
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== ラトビア == |
== ラトビア == |
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ラトビアの夏至祭は、古くはバルト神話の太陽神[[サウレ]]の祭であったが、北欧の他の地域の夏至祭と同様にキリスト教が布教された影響で現在では聖ヨハネ祭となっている<ref name=trink120>{{cite book | title= Of Gods & Holidays: The Baltic Heritage | editor= Jonas Trikūnas | publisher=Tvermė |year=1999 |isbn=9986-476-27-5 | pages=120–124}}</ref>。[[ラトビア]]では、リーゴ([[ラトビア語]]:Līgo)またはヤーニスの日と呼ばれ、6月23日(首都[[リガ]]では22日)に夏至祭りが行われる。 |
ラトビアの夏至祭は、古くはバルト神話の太陽神[[サウレ]]の祭であったが、北欧の他の地域の夏至祭と同様にキリスト教が布教された影響で現在では聖ヨハネ祭となっている<ref name=trink120>{{cite book | title= Of Gods & Holidays: The Baltic Heritage | editor= Jonas Trikūnas | publisher=Tvermė |year=1999 |isbn=9986-476-27-5 | pages=120–124}}</ref>。[[ラトビア]]では、リーゴ([[ラトビア語]]:Līgo)またはヤーニスの日と呼ばれ、6月23日(首都[[リガ]]では22日)に夏至祭りが行われる。ヤーニスとはこの祭りの象徴的存在の男性で、何名ものヤーニスが、人々に花を持ってきてくれる。女性はヤーニスに冠を作り、自らは花の冠をつける。ヤーニスの冠や飾りには[[カシワ]]<ref>カシワの自生地は中央アジア以東であり、葉の形がよく似たオーク(ヨーロッパブナ)の可能性もある。[http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm123.htm カシワ、槲、Quercus dentata、ブナ科コナラ属]</ref>の葉が使われる<ref name=cd/>。 |
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ヤーニスとはこの祭りの象徴的存在の男性で、何名ものヤーニスが、人々に花を持ってきてくれる。女性はヤーニスに冠を作り、自らは花の冠をつける。ヤーニスの冠や飾りには[[カシワ]]<ref>カシワの自生地は中央アジア以東であり、葉の形がよく似たオーク(ヨーロッパブナ)の可能性もある。[http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm123.htm カシワ、槲、Quercus dentata、ブナ科コナラ属]</ref>の葉が使われる。 |
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また、この日の真夜中に咲くといわれる、[[シダ]]の赤い花を摘んだ若いカップルは、幸せな結婚生活を送れるという。 |
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== ロシア、ウクライナ、ベラルーシ == |
== ロシア、ウクライナ、ベラルーシ == |
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[[ロシア]]や[[ウクライナ]]、[[ベラルーシ]]では、夏至祭りはイワン・クパーラ(Ivan Kupala、Иван Купала)と呼ばれ、やはりたき火を飛び越えたり、薬草を摘んだりし、また、かぶっていた冠を川に流す。ウクライナでは、男女を問わず冠を流し、それが寄り添って流れたら、2人は結ばれるといわれる<ref name=cd/>。 |
[[ロシア]]や[[ウクライナ]]、[[ベラルーシ]]では、夏至祭りはイワン・クパーラ(Ivan Kupala、Иван Купала)と呼ばれ、やはりたき火を飛び越えたり、薬草を摘んだりし、また、かぶっていた冠を川に流す。ウクライナでは、男女を問わず冠を流し、それが寄り添って流れたら、2人は結ばれるといわれる<ref name=cd/>。 |
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== リトアニア == |
== リトアニア == |
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[[リトアニア]]では、23日の夜中から24日の朝にかけて夏至を祝う。 |
[[リトアニア]]では、23日の夜中から24日の朝にかけて夏至を祝う。古くはバルト神話の太陽神サウレの祭でありラサ([[リトアニア語]]:Rasos)と呼ばれていたが、キリスト教が入って来てからは、聖ヨハネの日にちなんでヨニネス(Joninės)と呼ばれるようになり、現在はどちらの名前でも呼ばれる<ref name=trink120/>。 |
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古くはバルト神話の太陽神サウレの祭でありラサ([[リトアニア語]]:Rasos)と呼ばれていたが、キリスト教が入って来てからは、聖ヨハネの日にちなんでヨニネス(Joninės)と呼ばれるようになり、現在はどちらの名前でも呼ばれる<ref name=trink120/>。 |
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未婚の女性は、夏至の日は早朝に起きて、朝[[露]]で顔を洗い、再び眠りにつく。こうすると、将来の夫に夢で会えると信じられている。また、朝露には[[治癒]]力があるとされる。女性達は薬草摘みもする。この夏至の時期、草木には強い生命力があると考えられている。 |
未婚の女性は、夏至の日は早朝に起きて、朝[[露]]で顔を洗い、再び眠りにつく。こうすると、将来の夫に夢で会えると信じられている。また、朝露には[[治癒]]力があるとされる。女性達は薬草摘みもする。この夏至の時期、草木には強い生命力があると考えられている。祭りの会場には、クーポル(Kupol、てっぺんに枝が3本ある木)が植わっていて、結婚を願う女性達は、この木に背を向けて立ってから、[[花輪]]を投げて婚期を占う。他にも花輪は頭に被ったり、[[ドア]]や[[門]]に飾られたりする。夜中になると、花輪にろうそくをつけて流す。男女の花輪が一緒に流れると、2人はその年に結婚するといわれる<ref name=litabi>[http://litabi.com/jonines.html リトアニアの祭り – 夏至祭 – LiTabi]</ref>。 |
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リトアニアでもたき火は夏至につきものだ。この火は福を呼ぶとされ、新婚夫婦は火を家に持ち帰る。また、飛び越えることで、[[農作業]]に必要な力が備わるともいわれ、恋人同士が手をつないでたき火を飛び越えると、その2人は結婚できるといわれる。この火の後の[[炭]]や[[灰]]を畑にまくと、土地が肥沃になり、作物にいい影響をもたらすとされている。夏至の夜中には、シダが花を咲かせるという言い伝えもあり、人々がそれを求めて森の中を探す<ref name=litabi/>。 |
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== ノルウェーとデンマーク == |
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また、夏至の夜中には、シダが花を咲かせるという言い伝えがあり、人々がそれを求めて森の中を探す<ref>[http://litabi.com/jonines.html リトアニアの祭り – 夏至祭 – LiTabi]</ref>。 |
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[[File:Krøyer sankthans3.jpg|thumb|180px|right|ノルウェーの夏至祭のたき火(1906年)]] |
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[[ノルウェー]]の夏至はヨンソク(Jonsok)といい、[[6月23日]]の夜に全国民が夏至祭りを祝う。日が1年で最も長く、ノルウェーでは夜になっても昼間のように明るい。ノルウェー最北の[[北極圏]]に位置する地方では、真夜中の[[太陽]]がみられ、この地域の人々は、暗い闇を切り裂く太陽を見るために一晩中起きている<ref>[http://www.ehow.com/how_4442975_celebrate-norwegian-midsummer.html How to Celebrate a Norwegian Midsummer | eHow.com]</ref>。[[キリスト教]]伝来以前の習慣である太陽への崇敬が、たき火とともに捧げられる。たき火は暗闇を引き裂くシンボルであり、[[トロール]]や[[ハルダース]]のような妖精は祭りの主役である。[[楽隊]]による行列が行われることもある。また、たき火の回りでは皆[[ホットドッグ]]や[[プルソ]](ソーセージ)を食べる。<ref name=ingbretsens>[http://www.ingebretsens.com/culture/traditions/scandinavian-midsummer Ingebretsen's Scandinavian Gifts - Culture > Traditions > Scandinavian Midsummer]</ref>。[[ヴォス]]では、子供たちが模擬[[結婚式]]を挙げて豊穣を願った後、やはりたき火がたかれ、踊りが始まる<ref> 谷口幸男 『図説 ヨーロッパの祭り』 河出書房新社、1998年、85頁</ref>。 |
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[[File:Flickr - cyclonebill - Pølser.jpg|thumb|100px|left|プルソ]] |
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[[デンマーク]]の夏至祭りでもたき火は不可欠である。この国のたき火は、[[魔女]]の人形を燃やす。魔女の衣装には[[かんしゃく玉]]が隠してあって、爆発と共に、魔女は[[黒い森]]のブロクスビェルク山(悪魔の住みか)へ帰って行く<ref name=ingbretsens/>。 |
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== その他の国々 == |
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[[ノルウェー]]のヴォスでは、子供たちが模擬[[結婚式]]を挙げて豊穣を願った後、やはりたき火が焚かれ、踊りが始まる。 |
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== オーストリア == |
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[[File:Zederhauser Prangstangen.JPG|thumb|200px|right|プラングスタンゲンの花のポール]] |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2012年6月9日 (土) 13:24時点における版
ここでは、ヨーロッパ北部を中心に行われる夏至祭について扱う。
概要
町や村の広場に横たえられた柱に、樹木の葉や花の飾りがつけられ、若者たちが中心になって柱を立てる。これは、ドイツやイギリスで行われる五月祭の柱(メイポール)と同じ性格のものである。ヨーロッパ北部は、5月初旬には花が乏しいため、夏至の時期にポールを立て、祭を行うようになった。人々はその周りを一晩中踊り明かし、たき火をたいて、その上を飛び越える。これには恋占いや、縁起かつぎの意味が込められている[1][2]。
一方で、この日は洗礼者ヨハネの祝日である。ヨハネはイエス・キリストより半年前に生まれたとされ、イエスの生誕日が12月25日とされた後に、この祝日が決められた。現在の夏至祭は、この聖日と、古代からの祭が一緒になったものともいえる[1][2]。
また、この日の前夜に摘む薬草には、特に効果があると信じられている。特に、セント・ジョンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)を、イブの夜に枕の下にしいて寝ると、夢に現れる聖人のご加護があるとも、また、未婚の女性の場合、未来の夫が夢枕に立つともいわれる[3]。 全体的な特徴としては、以下の点が挙げられる[4]。
スウェーデン
スウェーデン、ダーラナ地方のレックサンドのものは有名である。夜の時刻になってはいるが、まだ太陽が高い中を、2艘の船が湖を横切ってやってくる。1艘には楽団が乗り、もう1艘には、民族衣装姿の人々が、ポールに飾るための、つる草のハートや輪の飾りを持って乗り込んでいる[1]。
スウェーデンやフィンランドでは移動祝祭日であり、週末をはさんで行われる[3]。毎年6月19日から26日の間の、夏至に最も近い土曜日Midsommardagen(ミッドソンマルダーゲン)とその前日Midsommarafton(ミッドソンマルアフトン)と合わせて2日間が祝日になる[6]。町の広場で、夏至柱を立て、人々が手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりする。民族衣装姿の人、花の冠をかぶる女性も多い[7]。夏至はスウェーデンで最も大事な日で、この時期に合わせて夏休みを取る人もいる。緑が美しく、花が咲き乱れる中、家族で夏の別荘に向かう。花輪を作るための花を摘むため、近くの森に行き、また祭りの中心となるポールを据え付ける[8]。
歌うのが好きなスウェーデン人は、夏至祭りにも歌う。そしてポールの回りで輪になって、大人も子供も踊る。踊るのに疲れると、食事の時間である。夏至祭りの宴には、ニシンの酢漬け(玉ねぎ、にんにく、トマト、マスタードソースなどと共に漬け込んである)、ジャガイモをゆでたものやサーモンやスペアリブを食べ、食後には、この夏初めてとれたイチゴが登場する。もちろんスモーガスボードも出される。日がほんの少しだけ地平線に傾くと、みんなはまた踊り出す。当日の夜、結婚を願う女性が7種類の草花を枕の下において寝ると、恋がかなえられるという言い伝えもある[8]。
フィンランド
フィンランドではこの日をユハンヌス(juhannus)と呼ぶ[9]。スウェーデン同様に飾り立てたポールを立てる。また、湖のそばでたき火を燃やす。この火(ボーンファイアー)はフィンランドではコッコ(kokko)と呼ばれる。フィンランドではまず東部で夏至祭りが始まり、後に全土に行きわたった。乳製品やソーセージやジャガイモが供され、白樺の葉と草花で町中が飾られる。そして一晩中野外での踊りが続く。その一方で、湖の近くで行われるため、酔っ払った人々が溺れる事故が多い[10]。
フィンランドは6月18日以降最初の金曜日がこの祝日で、土日と併せて連休になる[3]。 夏至祭りの飾りつけは、白樺のほかにポプラも使われ、玄関や門には幹が、そして窓には葉の茂った枝が飾られる。室内にはスズラン、ナナカマドやウワミズザクラ、ライラックといった花が花瓶に挿して置かれる。これは今でも、祭りの間中は田舎や別荘でよく見られる。地域によっては、若い男性が、白樺の枝であずまやを作る習慣がある。乳がよく出るようにと、牛にも木の葉やスズランで飾りつけがされる。白樺の小枝は、束ねて、サウナの時に体を叩く道具にも使う[5]。
夏至の夜は、昔から神秘的かつ超自然的なものと結びついている。夏至を過ぎると、再び日が短くなり、夜が長くなっていくためで、悪霊がそのあたりを歩き回るとも信じられたり、また、財産や結婚を占う行事が行われたりした。
- ハーブや薬草を、露が下りる前の、活力のある時間帯に摘む。また、夏至の露には病気を治す力があると考えられていた。
- 牛小屋の天井からナナカマドの枝を吊り下げると、牛が悪いものから守られる。
- 夏至の夜、家の屋根の上で3回場所を変えて座る、または古いリンゴの木の下に座ると、未来が見える。
- 夏至の夜、鬼火に目を凝らすと財宝がたまる。鬼火が、財宝のありかを教えてくれるのである。
若い女性や男性の行事には、結婚や、未来の伴侶を占うものが多い。フィンランドでも、女性が7種類または9種類の花を摘んだり、枕の下に置いたりすることで、将来の夫との出会いが約束される。ほかに下記のようなものもある。
- 夏至の夜交差点に立つと、未来の夫と巡り合う。
- 夏至の夜、井戸で鍵が触れ合う音を聞けば、その家の女主人となり、赤ちゃんの泣き声を聞くと、子供が生まれる。
- 井戸または泉を裸でのぞくと、水面に未来の夫の顔が映る。
- 花輪を作って小川に行き、花輪を流して、そのまま流れて行けば結婚する。もし途中で止まれば、それは死を意味する。
ラトビア
ラトビアの夏至祭は、古くはバルト神話の太陽神サウレの祭であったが、北欧の他の地域の夏至祭と同様にキリスト教が布教された影響で現在では聖ヨハネ祭となっている[11]。ラトビアでは、リーゴ(ラトビア語:Līgo)またはヤーニスの日と呼ばれ、6月23日(首都リガでは22日)に夏至祭りが行われる。ヤーニスとはこの祭りの象徴的存在の男性で、何名ものヤーニスが、人々に花を持ってきてくれる。女性はヤーニスに冠を作り、自らは花の冠をつける。ヤーニスの冠や飾りにはカシワ[12]の葉が使われる[4]。
また、この日の真夜中に咲くといわれる、シダの赤い花を摘んだ若いカップルは、幸せな結婚生活を送れるという。ショウブもまたつきものであり、ショウブの茎で来客を叩いたり、日本の菖蒲湯のように、浴槽に浮かべたりする。枕に入れたりもする。たき火がたかれて、火の勢いが弱まると、昨年のリーゴの飾りを入れ、炎がおさまったところで、たき火越えが始まる[4]。
ロシア、ウクライナ、ベラルーシ
ロシアやウクライナ、ベラルーシでは、夏至祭りはイワン・クパーラ(Ivan Kupala、Иван Купала)と呼ばれ、やはりたき火を飛び越えたり、薬草を摘んだりし、また、かぶっていた冠を川に流す。ウクライナでは、男女を問わず冠を流し、それが寄り添って流れたら、2人は結ばれるといわれる[4]。
リトアニア
リトアニアでは、23日の夜中から24日の朝にかけて夏至を祝う。古くはバルト神話の太陽神サウレの祭でありラサ(リトアニア語:Rasos)と呼ばれていたが、キリスト教が入って来てからは、聖ヨハネの日にちなんでヨニネス(Joninės)と呼ばれるようになり、現在はどちらの名前でも呼ばれる[11]。
未婚の女性は、夏至の日は早朝に起きて、朝露で顔を洗い、再び眠りにつく。こうすると、将来の夫に夢で会えると信じられている。また、朝露には治癒力があるとされる。女性達は薬草摘みもする。この夏至の時期、草木には強い生命力があると考えられている。祭りの会場には、クーポル(Kupol、てっぺんに枝が3本ある木)が植わっていて、結婚を願う女性達は、この木に背を向けて立ってから、花輪を投げて婚期を占う。他にも花輪は頭に被ったり、ドアや門に飾られたりする。夜中になると、花輪にろうそくをつけて流す。男女の花輪が一緒に流れると、2人はその年に結婚するといわれる[13]。
リトアニアでもたき火は夏至につきものだ。この火は福を呼ぶとされ、新婚夫婦は火を家に持ち帰る。また、飛び越えることで、農作業に必要な力が備わるともいわれ、恋人同士が手をつないでたき火を飛び越えると、その2人は結婚できるといわれる。この火の後の炭や灰を畑にまくと、土地が肥沃になり、作物にいい影響をもたらすとされている。夏至の夜中には、シダが花を咲かせるという言い伝えもあり、人々がそれを求めて森の中を探す[13]。
ノルウェーとデンマーク
ノルウェーの夏至はヨンソク(Jonsok)といい、6月23日の夜に全国民が夏至祭りを祝う。日が1年で最も長く、ノルウェーでは夜になっても昼間のように明るい。ノルウェー最北の北極圏に位置する地方では、真夜中の太陽がみられ、この地域の人々は、暗い闇を切り裂く太陽を見るために一晩中起きている[14]。キリスト教伝来以前の習慣である太陽への崇敬が、たき火とともに捧げられる。たき火は暗闇を引き裂くシンボルであり、トロールやハルダースのような妖精は祭りの主役である。楽隊による行列が行われることもある。また、たき火の回りでは皆ホットドッグやプルソ(ソーセージ)を食べる。[15]。ヴォスでは、子供たちが模擬結婚式を挙げて豊穣を願った後、やはりたき火がたかれ、踊りが始まる[16]。
デンマークの夏至祭りでもたき火は不可欠である。この国のたき火は、魔女の人形を燃やす。魔女の衣装にはかんしゃく玉が隠してあって、爆発と共に、魔女は黒い森のブロクスビェルク山(悪魔の住みか)へ帰って行く[15]。
オーストリア
北欧ではないが、オーストリアの一部でも、ポールに花を飾って夏至祭りを祝う。柱の上部に、イエス・キリストをたたえるHISの花文字がつけられ、若者たちによってかつがれ、村中を練り歩く。また、丸太から作った円盤を棒に差して、たき火の火をつけてから、太陽の動きに合わせて投げる。これは「太陽の円盤投げ」と呼ばれる。地域によっては、旧約聖書に登場する、剛力のサムソンの扮装をした人物が、厄払いの為に街を練り歩く[17]。
脚注
- ^ a b c 芳賀日出男 『ヨーロッパ古層の異人たち』東京書籍、2003年、190‐196頁。
- ^ a b 谷口幸男 『図説 ヨーロッパの祭り』 河出書房新社、1998年、86‐87頁。
- ^ a b c キリスト教歳時記 知っておきたい教会の文化 八木谷涼子 平凡社新書 2003 164-168頁。
- ^ a b c d e f g 芳賀日出男 『ヨーロッパ古層の異人たち』東京書籍、2003年、128-144頁。
- ^ a b c Traditional finnish Midsummer celebration
- ^ スウェーデンの夏至祭:おすすめ観光ガイド:北欧特集| ASK international
- ^ column07 of あかりでFIKA
- ^ a b in Sweden – maypoles and singing
- ^ 夏至祭(ユハンヌス)フィンランド オウルより
- ^ Festival – Johannus midsummer celebration
- ^ a b Jonas Trikūnas, ed (1999). Of Gods & Holidays: The Baltic Heritage. Tvermė. pp. 120–124. ISBN 9986-476-27-5
- ^ カシワの自生地は中央アジア以東であり、葉の形がよく似たオーク(ヨーロッパブナ)の可能性もある。カシワ、槲、Quercus dentata、ブナ科コナラ属
- ^ a b リトアニアの祭り – 夏至祭 – LiTabi
- ^ How to Celebrate a Norwegian Midsummer | eHow.com
- ^ a b Ingebretsen's Scandinavian Gifts - Culture > Traditions > Scandinavian Midsummer
- ^ 谷口幸男 『図説 ヨーロッパの祭り』 河出書房新社、1998年、85頁
- ^ 谷口幸男 『図説 ヨーロッパの祭り』 河出書房新社、1998年、82‐84頁