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2006年6月25日 (日) 04:10時点における版
?タルバガン | ||||||||
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分類 | ||||||||
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目 : | ネズミ目 Rodentia | |||||||
科 : | リス科 Sciuridae | |||||||
属 : | マーモット属 Marmota | |||||||
種 : | タルバガン M. sibirica |
学名
Marmota sibirica
和名
タルバガン
英名
Tarvaga
Tarbagan
Mongolian Marmot
タルバガン(学名 Marmota sibirica、モンゴル語表記 Тарбаган)は、リス科 マーモット属に属する齧歯類の一種である。モンゴルマーモットともいう。
特徴
体長は50cm前後で、北米に生息するプレーリードッグよりも一回り大きい。草食性で、地面に巣穴を掘り群れで生活する。また、冬場は巣穴で冬眠する。現地では捕らえてその肉や毛皮を利用する。特に肉は(現地の人にとって)美味なものとされる。 主な生息域はモンゴル、中国東北部の草原地帯、およびアルタイ山脈の南部(モンゴルと中国の国境付近)である。
ペストとの関連
その愛くるしい格好やしぐさとは裏腹に、タルバガンはペストに感染、あるいはペスト菌を媒介するノミを持っている場合がある。そのため、生息地で衰弱したタルバガンの生体や死体を見つけても、近寄らない、触らない等の注意が必要である。また現地の人に勧められても、タルバガンを食べない勇気も必要である。(「心証を悪くしたくないので、どうしても」という場合は良く火を通してから、しかも少量を)
モンゴルは数少ないペスト発生国であり、どこかで毎年のように発生し死者も出る。タルバガンが主な感染源とされている。ペスト患者が出ると、その感染拡大を防ぐために集落や町全体を封鎖することも度々行われている。
齧歯類全般、特に野生のものについてはペスト菌の保有を前提として取り扱うべきである。
動物園
タルバガンは日本においては恩賜上野動物園で飼育・公開されており(2002年現在)、生息地に直接行かなくても見ることができる。当然ながら、ペスト菌は持っていない。
近縁種
- M. bobak (ステップマーモット)
- M. caligata (シラガマーモット)
- M. caudata (オナガマーモット)
- M. himalayana (ヒマラヤマーモット)
- M. marmota (アルプスマーモット)
- M. menzbieri (テンサンマーモット)
- M. monax (ウッドチャック)
- M. vancouverensis (バンクーバーマーモット)