「フーリガン」の版間の差分
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{{Otheruses|[[サッカー]]場の内外で暴力的行為を行う集団|[[アダルトゲーム]]|フーリガン (ゲーム)|映画|フーリガン (映画)}} |
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[[File:Hooligans of Spartak Moscow 2.jpg|thumb|250px|[[ロシア]]で発生した暴動の様子]] |
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'''フーリガン''' ('''hooligan''')は、[[サッカー]]の試合会場の内外で[[暴力]]的な言動・行動を行う暴徒化した集団のことを指す。 |
'''フーリガン''' ('''hooligan''') とは、[[サッカー]]の試合会場の内外で[[暴力]]的な言動・行動を行う暴徒化した集団のことを指す。 |
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== 語源 == |
== 語源 == |
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[[語源]]には明確ではないが、いくつかの説がある。 |
[[語源]]には明確ではないが、いくつかの説がある<ref name="東本123">[[#東本 2002|東本 2002]]、123頁</ref><ref name="安藤、石田14">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、14頁</ref>。 |
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*「個人名」説 |
*「個人名」説 |
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*:[[19世紀]]の[[ロンドン]]で非道の限りを尽くしていた[[アイルランド]]系の一家の姓、フーリハン (Hoolihan) に由来している<ref name="東本123"/><ref name="ボダン17">[[#ボダン 2005|ボダン 2005]]、17頁</ref><ref name="historyhouse">{{cite web |title=hooligan |work=Who were the original Hooligans? |publisher=historyhouse |url=http://www.historyhouse.co.uk/articles/hooligans.html |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、84頁</ref>。 |
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*:[[19世紀]]の[[ロンドン]]で暴れていた[[アイルランド]]系一家の姓Houlihanに由来している。 |
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*「流行歌引用」説 |
*「流行歌引用」説 |
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*:19世紀の[[イギリス]]で流行していた歌の中で[[揶揄]]される、アイルランド系住民の名がフーリガンであった。 |
*:19世紀の[[イギリス]]で流行していた歌の中で[[揶揄]]される、アイルランド系住民の名がフーリガンであった<ref name="historyhouse"/><ref name="Oxford">{{cite web |title=hooligan |work=Compact Oxford English Dictionary |publisher=Online Etymology Dictionary|url=http://www.etymonline.com/index.php?term=hooligan |accessdate=2011年8月12日}}</ref>。 |
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*「集団名称」説 |
*「集団名称」説 |
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*:19世紀後半にフーリガンズと |
*:19世紀後半にフーリガンボーイズと称する[[ギャング]]集団が、イギリスで[[新聞]]記事となって広まった<ref name="historyhouse"/><ref name="Oxford"/>。 |
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なお、日本で最初にフーリガンの言葉が使 |
いずれかが語源となり、「乱暴者」を意味する一般的な英語として定着した<ref name="東本123"/>。本来の意味の「フーリガン」とは公共物を破損させたり、悪戯をする者のことを差す<ref name="東本124">[[#東本 2002|東本 2002]]、123頁</ref>が、いつしかサッカースタジアム内外での暴力行為と破壊活動を行う者の総称として「フーリガン」と呼ばれるようになったという<ref name="東本124"/>。<!--なお、日本で最初にフーリガンの言葉が使用されたのは、[[1956年]]に発行された[[週刊新潮]]4月15日号といわれている。この中の記事で「[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[モスクワ]]で最近、定職に就かない不良少年が増えている、彼らの事をフーリガンと呼ぶ」との記事が載っており、この記事の出どころはイズベスチヤ紙である事が記述されていた。-->また、「フーリガン」という用語が国際的に認知される以前は、英語で「乱暴者」を意味する「ロウディーズ」(Rouwdies)<ref name="安藤、石田12-13">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、12-13頁</ref>、「悪漢」を意味する「ルフィアン」(Ruffian)<ref name="安藤、石田12-13"/>などが使用されることもあった。 |
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== 特徴 == |
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フーリガンの目的とは、労働者階級の者たちが鬱屈した生活のウサ晴らしとして<ref name="東本126">[[#東本 2002|東本 2002]]、126頁</ref><ref name="小林128">[[#小林 2005|小林 2005]]、128頁</ref>、大声を立て暴力を行使するのだとされる<ref name="東本126"/><ref name="小林128"/>。その際、試合結果に興奮した者が感情を爆発させ偶発的に暴動を発生させるのではなく<ref name="安藤、石田14-15">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、14-15頁</ref>、暴力行為を目的とする者が試合内容に関係なく意図的に暴動を引き起こすのだという<ref name="安藤、石田14-15"/><ref name="ミニョン127">[[#ミニョン 2002|ミニョン 2002]]、127頁</ref>。特徴としては以下の物が挙げられる。 |
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原因としては単なる[[酔っ払い|酩酊状態]]、またはその国や地域などが持つ社会問題や試合内容そのものなどに対する不満、一部の者が起こす反社会的行為に対する[[集団心理]]的同調などが挙げられ、具体的にフーリガンには大きく3つの種類があるのではないかとされている。 |
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#試合の観戦ではなく、暴れることそのものが目的となっている者。 |
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#自分は暴動に加わらず、騒ぎを起こすことだけが目的の[[扇動者]]。 |
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# [[アルコール]]を飲用し[[酔っ払い|酩酊状態]]にある<ref name="安藤、石田23">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、23頁</ref> |
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サッカーの[[ファン|サポーター]]は試合の勝敗に直結して騒ぎを起こすことが多いが、フーリガンの場合は、暴れること自体が目的であり、サッカーの結果や内容とは関係なく、相手サポーターやチームに言いがかりをつけて暴れることがほとんどである。極論すれば、1や2のタイプのフーリガンにとってのサッカーとは、暴れる為の口実、あるいは合図に過ぎない場合も多い。 |
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# 10代から20代の男性により構成される<ref name="安藤、石田17">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、17頁</ref> |
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# いくつかの小集団が示し合わせたかのように集団行動を採り暴徒化する<ref name="安藤、石田17"/> |
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# 試合日時の如何、試合内容の如何を問わない<ref name="安藤、石田18">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、18頁</ref><ref name="ボダン22">[[#ボダン 2005|ボダン 2005]]、22頁</ref> |
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# スタジアム、近隣都市、交通機関など場所を問わない<ref name="安藤、石田18"/> |
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# [[石]]、[[煉瓦]]、[[ガラス瓶]]、[[木材]]、[[ナイフ]]などを武器として携帯し乱闘や破壊活動を行う<ref name="安藤、石田19">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、19頁</ref> |
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# [[外国人排斥]]を掲げ、[[宗教]]差別的態度を採り<ref name="安藤、石田20-22">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、20-22頁</ref><ref name="ボダン33">[[#ボダン 2005|ボダン 2005]]、33頁</ref>仲間同士で団結する<ref name="ボダン33"/>。 |
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またはその国や地域などが持つ民族対立<ref name="安藤、石田41">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、20-22頁</ref>、宗教対立<ref name="安藤、石田41"/>、[[貧富の差|経済格差]]<ref name="安藤、石田41"/>などの[[社会問題]]や政府に対する不満<ref name="安藤、石田41"/>、[[イギリス国民戦線|国民戦線]]<ref name="読売19850604">「荒れる"紳士"に不況の影 サッカー暴動の傷跡深い英国」『[[読売新聞]]』1985年6月4日夕刊 2版 3面</ref>や[[ネオナチ]]<ref name="安藤、石田26-27">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、26-27頁</ref>などの[[極右]]勢力との結びつき、一部の者が起こす反社会的行為に対する[[集団心理]]的同調などが挙げられ、具体的にフーリガンには大きく3つの種類に分類される。 |
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# 試合の観戦ではなく、暴れることそのものが目的となっている者<ref name="MSN産経">{{cite web |title=フーリガン行為は終身刑? W杯南アの治安対策 |publisher=MSN産経ニュース|url=http://sankei.jp.msn.com/world/news/110121/mds1101211716042-n1.htm |date=2010年5月16日 |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref name="小林129">[[#小林 2005|小林 2005]]、129頁</ref>。 |
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ただ、これまでは単に試合内容に対する不満や酩酊状態よる器物破損や暴力行為が主だったが、2000年代初頭からは多種多様なヨーロッパの人種形成の根幹、社会構成などを背景とした外国人系や移民系選手などに対するサポーター([[ウルトラス]])の人種差別的・侮辱的な言動が、次第に目立つようになってきている。 |
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# 自ら暴動に加わらず、騒ぎを起こすことだけを目的とする[[扇動者]]<ref>[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、200-201頁</ref><ref name="安藤、石田40">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、40頁</ref>。 |
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== 罰則 == |
== 罰則 == |
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[[国際サッカー連盟|FIFA]]などは、試合自体の禁止や延期処置だけでなく、この様な行為を行ったサポーターに対しては試合会場内への入場禁止処置、更にはチームに対しても罰金や[[無観客試合]]、一定期間の国際大会などへの出場禁止といった罰則を科している。 |
[[国際サッカー連盟|FIFA]]などは、試合自体の禁止や延期処置だけでなく、この様な行為を行ったサポーターに対しては試合会場内への入場禁止処置、更にはチームに対しても罰金や[[無観客試合]]、一定期間の国際大会などへの出場禁止といった罰則を科している。 |
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== 各国の事例 == |
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{{main|:en:Football hooliganism|:en:List of violent spectator incidents in sports}} |
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一般的には「フーリガン」という言葉は[[イングランド]]のフーリガンの代名詞となっているが、フーリガンが最初に発生したのは[[オランダ]]・[[ユトレヒト]]の[[スタジアム]]である。全席が移動の容易な立見席だったため、サポーター同士の衝突が頻繁に発生した。1980年代には[[ドイツ]]、イングランドから[[ヨーロッパ]]各地に広がり社会問題となった。もともとフーリガンという言葉は、「街の不良」という意味で使われていた。これが「サッカーの試合で暴徒化する観客」として使われるようになったのは1970年代頃からだといわれている。 |
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スポーツ競技場における観客の暴動は[[古代]]からの問題であり、[[59年]]に[[ローマ帝国]]の[[ポンペイ]]で行われた[[剣闘士]]の試合において暴動が発生し死傷者が発生した事件<ref>[[#ボダン 2005|ボダン 2005]]、19頁</ref>や、[[532年]]に[[東ローマ帝国]]の首都[[コンスタンティノープル]]で[[チャリオット]](戦車)を使ったレース競技がきっかけとなり発生した[[ニカの乱]]などが記録として残されているが、現代社会に通ずる「フーリガニズム」と類似した事例は[[1899年]]に[[スコットランド]]で発生している<ref>[[#ボダン 2005|ボダン 2005]]、20頁</ref>。 |
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{{ENG}} |
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[[1985年]][[5月29日]]に発生した[[ヘイゼルの悲劇]]により、フーリガン=イングランドのイメージが定着したとされている。 |
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:[[File:Riotpolicemanchester.jpg|thumb|250px|暴動を取り締まる警官隊]] |
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:[[イングランド]]のサポーターによる暴動は[[1960年代]]頃から頻発するようになリ<ref name="ボダン17"/><ref name="メイソン47-48">[[#メイソン 1991|メイソン 1991]]、47-48頁</ref><ref name="フランシス、ウォルシュ5">[[#フランシス、ウォルシュ 2001|フランシス、ウォルシュ 2001]]、5頁</ref>、[[1974年]]5月29日に[[オランダ]]の[[ロッテルダム]]で行われた[[UEFAカップ]]決勝第2戦・[[フェイエノールト]]対[[トッテナム・ホットスパーFC|トッテナム・ホットスパー]]戦<ref name="メイソン49">[[#メイソン 1991|メイソン 1991]]、49頁</ref><ref name="ライゼナール162-164">[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、161頁</ref>や、[[1975年]]5月28日に[[フランス]]の[[パリ]]で行われた[[UEFAチャンピオンズリーグ|UEFAチャンピオンズカップ]]決勝・[[バイエルン・ミュンヘン]]対[[リーズ・ユナイテッドAFC|リーズ・ユナイテッド]]戦<ref name="メイソン49"/><ref name="ライゼナール162-164"/>、[[1980年]]6月12日にイタリアの[[ローマ]]で行われた[[UEFA欧州選手権1980]]グループリーグ、[[サッカーイングランド代表|イングランド]]対[[サッカーベルギー代表|ベルギー]]戦<ref name="メイソン49"/>などで暴動を引き起こした<ref name="ボダン17"/>。 |
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:[[1985年]]5月29日にベルギーの[[ブリュッセル]]で行われた[[UEFAチャンピオンズカップ 1984-85]]決勝において39人が死亡した事件([[ヘイゼルの悲劇]])を契機に抜本的なフーリガン対策が行われるようになり、監視法の制定や関係機関による取り組みが行われた結果、[[1996年]]前後にはスタジアム内でのフーリガンによるトラブルは過去の出来事と考えられるようになった<ref>[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、199頁</ref>。その一方で同年にイングランドで開催された[[UEFA欧州選手権1996]]準決勝のイングランド対[[サッカードイツ代表|ドイツ]]戦<ref>[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、40頁</ref>。[[1998年]]にフランスで開催された[[1998 FIFAワールドカップ]]1回戦のイングランド対[[サッカーアルゼンチン代表|アルゼンチン]]戦<ref>[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、38頁</ref>。[[2000年]]4月に行われた[[UEFAカップ1999-2000|UEFAカップ]]準決勝第1戦の[[ガラタサライ]]対リーズ・ユナイテッド戦<ref name="安藤、石田37">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、37頁</ref>、同年5月17日に行われた同大会決勝・ガラタサライ対[[アーセナルFC|アーセナル]]戦<ref name="安藤、石田37"/>。同年にオランダとベルギーで共同開催された[[UEFA欧州選手権2000]]ではグループリーグ第2戦のイングランド対ドイツ戦<ref>[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、34-36頁</ref>など、スタジアム外でのトラブルは発生し続けている<ref>[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、200頁</ref>。 |
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:暴動に関与する者達は「ブッシュワッカーズ」([[ミルウォールFC]])<ref name="フランシス、ウォルシュ6">[[#フランシス、ウォルシュ 2001|フランシス、ウォルシュ 2001]]、6頁</ref>、「レッド・アーミー」([[マンチェスター・ユナイテッドFC|マンチェスター・ユナイテッド]])<ref name="フランシス、ウォルシュ5"/>、「ヘッドハンターズ」([[チェルシーFC]])<ref name="フランシス、ウォルシュ6"/>などといった集団を名乗り、[[テディ・ボーイ]]<ref name="ミニョン131">[[#ミニョン 2002|ミニョン 2002]]、131頁</ref>や[[モッズ]]や[[スキンヘッド|スキンヘッズ]]<ref name="ミニョン132">[[#ミニョン 2002|ミニョン 2002]]、132頁</ref>といったその時代ごとの[[若者文化]]と結びついた服装を身につけていたが、[[1980年代]]頃から警察当局による取締りが厳しくなると、その監視を逃れるために、デザイナーブランドの[[シャツ]]や[[靴]]といった一般の観客層と変わらない服装を身に付ける<ref name="フランシス、ウォルシュ5"/>[[カジュアル]]と呼ばれる形態を採っている<ref name="ミニョン135">[[#ミニョン 2002|ミニョン 2002]]、135頁</ref>。 |
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{{NED}} |
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現在では[[1982年]]に新たに建設されたユトレヒトスタジアムがFIFAのモデルとなり、イングランドにおいては会員制のチケット販売や立ち見席の廃止、監視カメラの導入等でドイツやイギリスのスタジアムでもフーリガンはほとんど見られなくなっている。とはいえ、外国人がスタジアムのゴール裏に行ってサッカー観戦することは、安全上好ましいことではない、と堂々と案内されるケース(特にイタリア)もあって注意が必要である。特に1990年代以降は[[イタリア]]、[[フランス]]、[[スペイン]]と東ヨーロッパ諸国で深刻化している。 |
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:オランダでは[[1970年代]]にイングランドから「フーリガニズム」が伝播し、1974年5月29日に[[ロッテルダム]]で行われたUEFAカップ決勝第2戦・フェイエノールト対トッテナム・ホットスパー戦が、国内でフーリガニズムが確認された初の事例とされている<ref name="ライゼナール95">[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、95頁</ref>。その後、国内では多くのクラブで暴力的な集団が登場し<ref name="ライゼナール96">[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、96頁</ref>、ある調査によると1970年代に国内で行われた3060試合のうち、6.6%にあたる201試合で何らかのトラブルが発生した<ref name="ライゼナール96"/>。トラブル件数の17%はフェイエノールト、15%は[[FCユトレヒト]]の集団によって引き起こされたことから、両者は最も危険な存在として知られた<ref name="ライゼナール96"/>。 |
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:1985年に隣国のベルギーで発生したいわゆる「ヘイゼルの悲劇」以降、1987年10月に行われた[[UEFA欧州選手権1988予選]]の[[サッカーオランダ代表|オランダ]]対[[サッカーキプロス代表|キプロス]]戦での爆発物事件などトラブルが頻発した<ref name="ライゼナール97-99">[[#ライゼナール 2002|ライゼナール 2002]]、97-99頁</ref>。これらの問題に対処する為に「サッカーにおけるバンダリズムに関する全国協議会」(LOV)や、「サッカーにおけるバンダリズムに関する中央情報機関」(CIV) による研究と対策が採られ<ref name="ライゼナール97-99"/>、LOVやCIVと連携した警察当局による取締りの強化が行われている<ref name="ライゼナール97-99"/>。 |
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{{USA}} |
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⚫ | :米国では[[アメリカンフットボール]]や[[バスケットボール]]の試合会場で時折発生する事がある<ref name="安藤、石田15-16">[[#安藤、石田 2001|安藤、石田 2001]]、15-16頁</ref>。特に[[全米大学体育協会|NCAA]]の[[カレッジフットボール]]などでその様な状況に陥りやすく、審判・監督・選手・他の観客への暴力行為、民家・店舗への放火や略奪行為、用具の破壊などを行っている。ただ、こういった一連の行為に対しては主催者側なども警備員の増員や監視カメラによる監視、用具の改良をするなどして対処している。[[2003年]]11月23日 - 25日、[[ハワイ大学]]対[[シンシナティ大学]]、[[ワシントン大学 (ワシントン州)|ワシントン大学]]対[[ワシントン州立大学 (プルマン)|ワシントン州立大学]]、[[クレムソン大学]]対[[サウスカロライナ大学]]、[[ノースカロライナ大学チャペルヒル校]]対[[フロリダ州立大学]]、[[カリフォルニア大学バークレー校]]対[[スタンフォード大学]]の各試合会場でゴールポストを破壊するなどした暴動が発生。また、[[オハイオ州立大学]]対[[ミシガン大学]]では試合後に勝利を祝う学生達が深夜に路上にあふれて暴徒化、駐車中の自動車20台を破壊した<ref>「第11回 アメリカン・スポーツ・NOW」『[[Sportiva]]』 2003年3月号 、[[集英社]]</ref>。なお、米国ではこの様な状況を単に“暴徒化”や“[[暴動]]”と呼んでおり、“フーリガン”などといったように明確な定義はしていない。 |
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米国では[[アメリカンフットボール]]や[[バスケットボール]]の試合会場で時折発生する事がある。 |
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特に[[全米大学体育協会|NCAA]]の[[カレッジフットボール]]などでその様な状況に陥りやすく、審判・監督・選手・他の観客への暴力行為、民家・店舗への放火や略奪行為、用具の破壊などを行っている。ただ、こういった一連の行為に対しては主催者側なども警備員の増員や監視カメラによる監視、用具の改良をするなどして対処している。 |
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:日本国内では「フーリガン」という言葉は、前述のような暴力と破壊行動を目的とした不良集団としてではなく、単に「試合に熱狂するあまりに騒動を起こすスポーツファン」として広義に扱われる事がある<ref>{{cite web |title=フーリガンとは |work= |publisher=コトバンク |url=http://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%B3 |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>{{cite web |title=フーリガン【hooligan】の意味 |publisher=goo辞書 |url=http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/190511/m0u/ |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>{{cite web |title=フーリガン【hooligan】|publisher=Yahoo!辞書|url=http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%B3&stype=0&dtype=0 |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>{{cite web |title= フーリガン hooligan |publisher=三省堂 Web Dictionary |url=http://www.sanseido.net/User/Dic/Index.aspx?TWords=%e3%83%95%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%82%ac%e3%83%b3&st=0&DailyJJ=checkbox |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>[[#東本 2002|東本 2002]]、120頁</ref>。こういった観客によって起こされる一連の騒動は日本国内でも古くから発生しており、特に[[日本プロ野球#日本野球機構(NPB)|プロ野球]]で過去に発生した1950年代の[[平和台事件]]や1970年代の[[ライオンズとオリオンズの遺恨|遺恨試合騒動]]などが、一般的にも知られている事例であるが、「フーリガン」といったように定義付けられるものか否かは不明である。 |
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:[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]では[[1993年]]の創設以降、試合内容に興奮したサポーター同士による衝突や小競り合いなどの事例は毎年数件程度発生しており、衝突事件としては2005年4月23日に[[日立柏サッカー場]]で行われた[[柏レイソル]]対[[名古屋グランパスエイト]]戦<ref name="サカマガ">「法整備とともにサポーターとの対話を--Jリポート 柏サポーター乱闘事件でJリーグ動き出す 再発防止へ向け何が必要なのか」『[[週刊サッカーマガジン]]』2005年6月7日号、44-45頁</ref><ref>{{cite news| author= | title=【J1:第7節 柏 vs 名古屋 レポート】2位名古屋が快勝。柏はペースを握るも決めきれず17位に後退!| publisher=J's GOAL | year=2005年4月24日|url=http://www.jsgoal.jp/news/_prog/view.php?press_code=00018561&search%5Bkeyword%5D=%94%90%83T%83%7C%81%5B%83%5E%81%5B|format=| dateformat=mdy| accessdate=2011年8月12日}}</ref>、2008年[[5月17日]]に[[埼玉スタジアム2002]]で行われた[[浦和レッドダイヤモンズ]]対[[ガンバ大阪]]戦<ref>{{cite web |title=ガンバ大阪、サポーター2人を永久入場禁止処分に |publisher=asahi.com |url=http://www.asahi.com/kansai/sports/news/OSK200806210089.html |date=2008年5月17日|accessdate=2011年8月12日}}</ref>、人種差別事件としては2010年5月15日に[[宮城スタジアム]]で行われた[[ベガルタ仙台]]対浦和戦<ref>{{cite web |title=ベガルタ仙台ファン・サポーターの皆様へ |publisher=ベガルタ仙台|url=http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2010/06/post-362.html |date=2010年5月16日 |accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref>{{cite web |title=ファン・サポーターの皆様へ |publisher=浦和レッドダイヤモンズ |url=http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_5791.html |date=2010年5月16日 |accessdate=2011年8月12日}}</ref>、2011年5月28日に行われた[[清水エスパルス]]対[[ジュビロ磐田]]戦<ref>{{cite web |title=磐田ファン“暴走”ゴトビ侮辱横断幕 |publisher=SANSPO.COM |url=http://www.sanspo.com/soccer/news/110529/sca1105290502003-n1.htm |date=2011年5月29日 |accessdate=2011年8月12日}}</ref>などが挙げられるが、2008年9月20日に日立柏サッカー場で行われた柏対[[鹿島アントラーズ]]戦での鹿島サポーターによる試合妨害などの問題行動について一部メディアにより「欧州のフーリガンを想起させる深刻な事態」と報じられた<ref>青柳庸介「柏--鹿島戦 サポーター乱闘」『[[読売新聞]]』2008年10月29日朝刊27面</ref>。 |
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:また[[2002 FIFAワールドカップ]]の際に国外からのフーリガンの大量流入が懸念されていた<ref name="法務省">{{cite web |title=第3章 出入国管理行政に係る主要な取組 |publisher=[[法務省]] |url=http://www.moj.go.jp/content/000007205.pdf |date=|accessdate=2011年8月12日}}</ref><ref name="Yahoo!辞書">{{cite web |title=フーリガン条項(ふーりがんじょうこう) |publisher=Yahoo!辞書 |url=http://dic.yahoo.co.jp/newword?index=2008000280&ref=1&category=3 |date=2008年5月19日|accessdate=2011年8月12日}}</ref>が、フーリガンの入国阻止を目的として[[2001年]]11月13日に[[出入国管理及び難民認定法]]が、フーリガン条項(第5条第1項第5号の2、24条4号の3)の規定を加えて改正され<ref name="法務省"/><ref name="Yahoo!辞書"/>、[[2002年]]3月1日より施行された<ref name="法務省"/><ref name="Yahoo!辞書"/>。[[入国管理局]]と[[警視庁]]の連携により、同年5月26日から決勝戦終了までに65名のフーリガンの入国を拒否した<ref name="法務省"/>。 |
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⚫ | |||
⚫ | [[2003年]]11月23日 - 25日、[[ハワイ大学]] |
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{{Reflist}} |
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なお、米国ではこの様な状況を単に“暴徒化”や“[[暴動]]”と呼んでおり、“フーリガン”などといったように明確な定義はしていない。 |
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== 日本 == |
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日本国内では「フーリガン」という言葉自体は[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]が開幕して以降から頻繁に使われる様になった。なお、日本国内では単に「熱狂的な観客が騒動を起こした状態」という広義で扱われている事が多い。 |
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ちなみに、こういった観客によって起こされる一連の騒動は日本国内でも古くから発生しており、特に[[日本プロ野球#日本野球機構(NPB)|プロ野球]]で過去に発生した1950年代の[[平和台事件]]や1970年代の[[ライオンズとオリオンズの遺恨|遺恨試合騒動]]など、代表される大規模な騒動はこれまでに実施された試合数を考慮するとJリーグでの騒動の起こる割合に比べて非常に稀ではあるが、一般的にも広く知られている事例である。 |
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なお、海外と比べると日本国内ではJリーグなどの積極的な取り組み(広報活動など)もあって、現在までに社会的な関心事を呼ぶ程の大規模な事案は発生してはいないものの、小規模な範囲内(小競り合いなど)での事案は毎年数件程度ではあるが発生しているとされている。 |
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=== Jリーグ === |
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;[[柏レイソル]]vs[[名古屋グランパスエイト]](2005年4月23日、[[日立柏サッカー場]]) |
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:柏レイソルサポーターが、アウェイ側の観客席を襲撃して乱闘に発展。両チームのサポーター合わせて18人の負傷者を出し、2人が救急車で病院へ搬送された。 |
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;[[東京ダービー (サッカー)|東京ダービー]](2005年7月9日、[[東京スタジアム (多目的スタジアム)|味の素スタジアム]]) |
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:両チームのサポーターが小競り合いとなり、FC東京サポーターの投げた灰皿で警察官などを含む3人が負傷、その中の1人は10針を縫う大怪我を負い、灰皿を投げたサポーターが逮捕された。 |
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;[[横浜ダービー]](2007年8月11日、[[横浜国際総合競技場|日産スタジアム]]) |
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:試合の前夜に行われた場所取りを行っていた両チームのサポーターがトラブルとなり、[[横浜F・マリノス]]サポーター20人が[[横浜FC]]サポーター3人に殴る蹴るの暴行を加え、マリノスサポーターグループのリーダーが逮捕された。 |
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;[[浦和レッドダイヤモンズ]]vs[[ガンバ大阪]](2008年[[5月17日]]、[[埼玉スタジアム2002]]) |
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:両クラブのサポーター間と選手間、それぞれの小競り合いから試合後サポーターの一部が暴動へと発展し、埼玉県警が[[機動隊]]を出動させて騒動を鎮圧した。なお、[[警視庁]]が後日、Jリーグに対して日本国内のプロスポーツ団体では初めてとなる再発防止策の要請をした。またこの騒動の発端となったガンバ大阪の応援団員2名がガンバに絡む試合の「永久立ち入り禁止」という処分を受けた。 |
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:なお、この試合はJリーグ屈指の人気カードであった為にメディアにも取り上げられることが多かった。 |
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;東京ダービー([[2008年]][[6月8日]]・ナビスコ杯予選リーグ第6節、[[国立霞ヶ丘陸上競技場|国立霞ヶ丘競技場]]) |
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:試合終了後、東京VサポーターがFC東京観客席を襲撃。FC東京サポーター2人が負傷し、男性客の手荷物を破損。更に加害者を至近距離から写真を撮った別の男性に対し暴行を加えた。2件共示談を強引に進めただけでなく、[http://www.verdy.co.jp/news/report/?cmd=DispNews&news_id=509 東京V公式サイト]でしか発表されなかった。 |
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;[[柏レイソル]]vs[[鹿島アントラーズ]](2008年9月20日、[[日立柏サッカー場]]) |
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:両チームのサポーター同士が殴り合いとなり、2人が負傷。警察官70名が出動して騒動を鎮圧した。また、柏のコーナーキックの際にゴール裏にいた鹿島のサポーターが選手に大きな旗を振るって妨害した。 |
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;[[浦和レッドダイヤモンズ]]vs[[大宮アルディージャ]](2009年6月30日、[[埼玉スタジアム2002]]) |
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:試合後、サポーターの掲出した横断幕に撮影機材が引っかかり破れたとして、浦和レッズのサポーター10人がテレビ局社員を30分にわたって取り囲み、顔を殴ったり髪を引っ張るなどの暴行を加え、1人が逮捕された。 |
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;[[ベガルタ仙台]]vs[[浦和レッドダイヤモンズ]](2010年5月15日、[[宮城スタジアム]]) |
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:試合終了後、浦和サポーターが仙台の選手バスに向い外国籍選手に人種差別発言を行った事が問題視された。その他にも球場の備品や椅子の破壊、ペットボトルの投げ込みが行われ、浦和側が仙台側に謝罪<ref>[http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2010/06/post-362.html ベガルタ仙台ファン・サポーターの皆様へ] ベガルタ仙台ニュースリリース</ref><ref>[http://www.urawa-reds.co.jp/tools/page_store/news_5791.html ファン・サポーターの皆様へ] 浦和レッズクラブインフォメーション</ref>。また、Jリーグの裁定委員会より浦和に500万円、仙台に200万円の制裁金を科した。アウェー側にホーム側より重い処分が下る初の事例となった<ref>[http://www.daily.co.jp/newsflash/2010/06/08/0003069769.shtml J裁定委員会が浦和に制裁金500万円] [[デイリースポーツ]]2010年6月8日</ref>。 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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*[[ヴァンダリズム]] |
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*[[サッカー文化]] |
*[[サッカー文化]] |
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*[[ウルトラス]] |
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*[[ネオナチ]] |
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*[[応援団]] |
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*[[ローリガン]]:フーリガンの反対語。主に[[デンマーク]]の様な紳士的で穏やかなサポーターを指す。 |
*[[ローリガン]]:フーリガンの反対語。主に[[デンマーク]]の様な紳士的で穏やかなサポーターを指す。 |
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*[[平和台事件]] |
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<!--以下の記述は、ノートの結果により一旦消去します:*[[阪神ファン]]*[[マリーンズファン]]--> |
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== 参考文献 == |
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*ドミニック・ボダン(相田淑子訳)『フーリガンの社会学』 文庫クセジュ 白水社 ISBN 4560508941 |
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* {{Cite book|和書|author=安藤正純、石田英恒著|year=2001|title=ワールドカップを100倍楽しむための フーリガン完全対策読本|publisher=[[ビジネス社]]|isbn=978-4828409085|ref=安藤、石田、2001}} |
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== 脚注 == |
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* {{Cite book|和書|author=[[小林章夫]]|year=2005|title=東は東、西は西--イギリスの田舎町からみたグローバリズム|publisher=[[日本放送出版協会]]|isbn=978-4140910214|ref=小林 2005}} |
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<references/> |
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* {{Cite book|和書|author=[[東本貢司]]|year=2002|title=フットボールと英語のはなし--Saturday in the Park|publisher=[[三省堂]]|isbn=978-4385361048|ref=東本 2002}} |
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* {{Cite book|和書|author=ミッキー・フランシス、ピーター・ウォルシュ著、[[小林章夫]]訳|year=2001|title=フーリガン 最悪の自叙伝|publisher=[[飛鳥新社]]|isbn=978-4870314740|ref=フランシス、ウォルシュ、2001}} |
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* {{Cite book|和書|author=ドミニック・ボダン著、[[陣野俊史]]、相田淑子訳|year=2005|title=フーリガンの社会学|publisher=[[白水社]]|isbn=4560508941 |ref=ボダン 2005}} |
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* {{Cite book|和書|author=パトリック・ミニョン著、堀田一陽訳|year=2002|title=サッカーの情念--サポーターとフーリガン|publisher=[[社会評論社]]|isbn=978-4784503988|ref=ミニョン 2002}} |
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* {{Cite book|和書|author=トニー・メイソン著、[[松村高夫]]、山内文明訳|year=1991|title=英国スポーツの文化|publisher=[[同文館]]|isbn=978-4163581804|ref=メイソン 1991}} |
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* {{Cite book|和書|author=テオ・ライゼナール著、佐藤克彦、野間けい子訳|year=2002|title=フーリガン解体新書|publisher=[[ビクター・エンターテインメント|ビクターブックス]]|isbn=978-4893891723|ref=ライゼナール 2002}} |
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2011年8月11日 (木) 20:57時点における版
フーリガン (hooligan) とは、サッカーの試合会場の内外で暴力的な言動・行動を行う暴徒化した集団のことを指す。
語源
いずれかが語源となり、「乱暴者」を意味する一般的な英語として定着した[1]。本来の意味の「フーリガン」とは公共物を破損させたり、悪戯をする者のことを差す[7]が、いつしかサッカースタジアム内外での暴力行為と破壊活動を行う者の総称として「フーリガン」と呼ばれるようになったという[7]。また、「フーリガン」という用語が国際的に認知される以前は、英語で「乱暴者」を意味する「ロウディーズ」(Rouwdies)[8]、「悪漢」を意味する「ルフィアン」(Ruffian)[8]などが使用されることもあった。
特徴
フーリガンの目的とは、労働者階級の者たちが鬱屈した生活のウサ晴らしとして[9][10]、大声を立て暴力を行使するのだとされる[9][10]。その際、試合結果に興奮した者が感情を爆発させ偶発的に暴動を発生させるのではなく[11]、暴力行為を目的とする者が試合内容に関係なく意図的に暴動を引き起こすのだという[11][12]。特徴としては以下の物が挙げられる。
- アルコールを飲用し酩酊状態にある[13]
- 10代から20代の男性により構成される[14]
- いくつかの小集団が示し合わせたかのように集団行動を採り暴徒化する[14]
- 試合日時の如何、試合内容の如何を問わない[15][16]
- スタジアム、近隣都市、交通機関など場所を問わない[15]
- 石、煉瓦、ガラス瓶、木材、ナイフなどを武器として携帯し乱闘や破壊活動を行う[17]
- 外国人排斥を掲げ、宗教差別的態度を採り[18][19]仲間同士で団結する[19]。
またはその国や地域などが持つ民族対立[20]、宗教対立[20]、経済格差[20]などの社会問題や政府に対する不満[20]、国民戦線[21]やネオナチ[22]などの極右勢力との結びつき、一部の者が起こす反社会的行為に対する集団心理的同調などが挙げられ、具体的にフーリガンには大きく3つの種類に分類される。
- 試合の観戦ではなく、暴れることそのものが目的となっている者[23][24]。
- 自ら暴動に加わらず、騒ぎを起こすことだけを目的とする扇動者[25][26]。
- 自ら騒ぎを引き起こすことはないが、他人が騒ぎ始めればその場の空気で加わる者[11][24]。
特に1と2のタイプは、警察当局から厳重に監視されており、要注意人物についての情報交換は、国際大会の参加チームなどの状況に応じて各国警察の間で随時広く行われている[23]。
罰則
FIFAなどは、試合自体の禁止や延期処置だけでなく、この様な行為を行ったサポーターに対しては試合会場内への入場禁止処置、更にはチームに対しても罰金や無観客試合、一定期間の国際大会などへの出場禁止といった罰則を科している。
各国の事例
スポーツ競技場における観客の暴動は古代からの問題であり、59年にローマ帝国のポンペイで行われた剣闘士の試合において暴動が発生し死傷者が発生した事件[27]や、532年に東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルでチャリオット(戦車)を使ったレース競技がきっかけとなり発生したニカの乱などが記録として残されているが、現代社会に通ずる「フーリガニズム」と類似した事例は1899年にスコットランドで発生している[28]。
- イングランドのサポーターによる暴動は1960年代頃から頻発するようになリ[3][29][30]、1974年5月29日にオランダのロッテルダムで行われたUEFAカップ決勝第2戦・フェイエノールト対トッテナム・ホットスパー戦[31][32]や、1975年5月28日にフランスのパリで行われたUEFAチャンピオンズカップ決勝・バイエルン・ミュンヘン対リーズ・ユナイテッド戦[31][32]、1980年6月12日にイタリアのローマで行われたUEFA欧州選手権1980グループリーグ、イングランド対ベルギー戦[31]などで暴動を引き起こした[3]。
- 1985年5月29日にベルギーのブリュッセルで行われたUEFAチャンピオンズカップ 1984-85決勝において39人が死亡した事件(ヘイゼルの悲劇)を契機に抜本的なフーリガン対策が行われるようになり、監視法の制定や関係機関による取り組みが行われた結果、1996年前後にはスタジアム内でのフーリガンによるトラブルは過去の出来事と考えられるようになった[33]。その一方で同年にイングランドで開催されたUEFA欧州選手権1996準決勝のイングランド対ドイツ戦[34]。1998年にフランスで開催された1998 FIFAワールドカップ1回戦のイングランド対アルゼンチン戦[35]。2000年4月に行われたUEFAカップ準決勝第1戦のガラタサライ対リーズ・ユナイテッド戦[36]、同年5月17日に行われた同大会決勝・ガラタサライ対アーセナル戦[36]。同年にオランダとベルギーで共同開催されたUEFA欧州選手権2000ではグループリーグ第2戦のイングランド対ドイツ戦[37]など、スタジアム外でのトラブルは発生し続けている[38]。
- 暴動に関与する者達は「ブッシュワッカーズ」(ミルウォールFC)[39]、「レッド・アーミー」(マンチェスター・ユナイテッド)[30]、「ヘッドハンターズ」(チェルシーFC)[39]などといった集団を名乗り、テディ・ボーイ[40]やモッズやスキンヘッズ[41]といったその時代ごとの若者文化と結びついた服装を身につけていたが、1980年代頃から警察当局による取締りが厳しくなると、その監視を逃れるために、デザイナーブランドのシャツや靴といった一般の観客層と変わらない服装を身に付ける[30]カジュアルと呼ばれる形態を採っている[42]。
- オランダでは1970年代にイングランドから「フーリガニズム」が伝播し、1974年5月29日にロッテルダムで行われたUEFAカップ決勝第2戦・フェイエノールト対トッテナム・ホットスパー戦が、国内でフーリガニズムが確認された初の事例とされている[43]。その後、国内では多くのクラブで暴力的な集団が登場し[44]、ある調査によると1970年代に国内で行われた3060試合のうち、6.6%にあたる201試合で何らかのトラブルが発生した[44]。トラブル件数の17%はフェイエノールト、15%はFCユトレヒトの集団によって引き起こされたことから、両者は最も危険な存在として知られた[44]。
- 1985年に隣国のベルギーで発生したいわゆる「ヘイゼルの悲劇」以降、1987年10月に行われたUEFA欧州選手権1988予選のオランダ対キプロス戦での爆発物事件などトラブルが頻発した[45]。これらの問題に対処する為に「サッカーにおけるバンダリズムに関する全国協議会」(LOV)や、「サッカーにおけるバンダリズムに関する中央情報機関」(CIV) による研究と対策が採られ[45]、LOVやCIVと連携した警察当局による取締りの強化が行われている[45]。
- 米国ではアメリカンフットボールやバスケットボールの試合会場で時折発生する事がある[46]。特にNCAAのカレッジフットボールなどでその様な状況に陥りやすく、審判・監督・選手・他の観客への暴力行為、民家・店舗への放火や略奪行為、用具の破壊などを行っている。ただ、こういった一連の行為に対しては主催者側なども警備員の増員や監視カメラによる監視、用具の改良をするなどして対処している。2003年11月23日 - 25日、ハワイ大学対シンシナティ大学、ワシントン大学対ワシントン州立大学、クレムソン大学対サウスカロライナ大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校対フロリダ州立大学、カリフォルニア大学バークレー校対スタンフォード大学の各試合会場でゴールポストを破壊するなどした暴動が発生。また、オハイオ州立大学対ミシガン大学では試合後に勝利を祝う学生達が深夜に路上にあふれて暴徒化、駐車中の自動車20台を破壊した[47]。なお、米国ではこの様な状況を単に“暴徒化”や“暴動”と呼んでおり、“フーリガン”などといったように明確な定義はしていない。
- 日本国内では「フーリガン」という言葉は、前述のような暴力と破壊行動を目的とした不良集団としてではなく、単に「試合に熱狂するあまりに騒動を起こすスポーツファン」として広義に扱われる事がある[48][49][50][51][52]。こういった観客によって起こされる一連の騒動は日本国内でも古くから発生しており、特にプロ野球で過去に発生した1950年代の平和台事件や1970年代の遺恨試合騒動などが、一般的にも知られている事例であるが、「フーリガン」といったように定義付けられるものか否かは不明である。
- Jリーグでは1993年の創設以降、試合内容に興奮したサポーター同士による衝突や小競り合いなどの事例は毎年数件程度発生しており、衝突事件としては2005年4月23日に日立柏サッカー場で行われた柏レイソル対名古屋グランパスエイト戦[53][54]、2008年5月17日に埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッドダイヤモンズ対ガンバ大阪戦[55]、人種差別事件としては2010年5月15日に宮城スタジアムで行われたベガルタ仙台対浦和戦[56][57]、2011年5月28日に行われた清水エスパルス対ジュビロ磐田戦[58]などが挙げられるが、2008年9月20日に日立柏サッカー場で行われた柏対鹿島アントラーズ戦での鹿島サポーターによる試合妨害などの問題行動について一部メディアにより「欧州のフーリガンを想起させる深刻な事態」と報じられた[59]。
- また2002 FIFAワールドカップの際に国外からのフーリガンの大量流入が懸念されていた[60][61]が、フーリガンの入国阻止を目的として2001年11月13日に出入国管理及び難民認定法が、フーリガン条項(第5条第1項第5号の2、24条4号の3)の規定を加えて改正され[60][61]、2002年3月1日より施行された[60][61]。入国管理局と警視庁の連携により、同年5月26日から決勝戦終了までに65名のフーリガンの入国を拒否した[60]。
脚注
- ^ a b c 東本 2002、123頁
- ^ 安藤、石田 2001、14頁
- ^ a b c ボダン 2005、17頁
- ^ a b c “hooligan”. Who were the original Hooligans?. historyhouse. 2011年8月12日閲覧。
- ^ ライゼナール 2002、84頁
- ^ a b “hooligan”. Compact Oxford English Dictionary. Online Etymology Dictionary. 2011年8月12日閲覧。
- ^ a b 東本 2002、123頁
- ^ a b 安藤、石田 2001、12-13頁
- ^ a b 東本 2002、126頁
- ^ a b 小林 2005、128頁
- ^ a b c 安藤、石田 2001、14-15頁
- ^ ミニョン 2002、127頁
- ^ 安藤、石田 2001、23頁
- ^ a b 安藤、石田 2001、17頁
- ^ a b 安藤、石田 2001、18頁
- ^ ボダン 2005、22頁
- ^ 安藤、石田 2001、19頁
- ^ 安藤、石田 2001、20-22頁
- ^ a b ボダン 2005、33頁
- ^ a b c d 安藤、石田 2001、20-22頁
- ^ 「荒れる"紳士"に不況の影 サッカー暴動の傷跡深い英国」『読売新聞』1985年6月4日夕刊 2版 3面
- ^ 安藤、石田 2001、26-27頁
- ^ a b “フーリガン行為は終身刑? W杯南アの治安対策”. MSN産経ニュース (2010年5月16日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ a b 小林 2005、129頁
- ^ ライゼナール 2002、200-201頁
- ^ 安藤、石田 2001、40頁
- ^ ボダン 2005、19頁
- ^ ボダン 2005、20頁
- ^ メイソン 1991、47-48頁
- ^ a b c フランシス、ウォルシュ 2001、5頁
- ^ a b c メイソン 1991、49頁
- ^ a b ライゼナール 2002、161頁
- ^ ライゼナール 2002、199頁
- ^ 安藤、石田 2001、40頁
- ^ 安藤、石田 2001、38頁
- ^ a b 安藤、石田 2001、37頁
- ^ 安藤、石田 2001、34-36頁
- ^ ライゼナール 2002、200頁
- ^ a b フランシス、ウォルシュ 2001、6頁
- ^ ミニョン 2002、131頁
- ^ ミニョン 2002、132頁
- ^ ミニョン 2002、135頁
- ^ ライゼナール 2002、95頁
- ^ a b c ライゼナール 2002、96頁
- ^ a b c ライゼナール 2002、97-99頁
- ^ 安藤、石田 2001、15-16頁
- ^ 「第11回 アメリカン・スポーツ・NOW」『Sportiva』 2003年3月号 、集英社
- ^ “フーリガンとは”. コトバンク. 2011年8月12日閲覧。
- ^ “フーリガン【hooligan】の意味”. goo辞書. 2011年8月12日閲覧。
- ^ “フーリガン【hooligan】”. Yahoo!辞書. 2011年8月12日閲覧。
- ^ “フーリガン hooligan”. 三省堂 Web Dictionary. 2011年8月12日閲覧。
- ^ 東本 2002、120頁
- ^ 「法整備とともにサポーターとの対話を--Jリポート 柏サポーター乱闘事件でJリーグ動き出す 再発防止へ向け何が必要なのか」『週刊サッカーマガジン』2005年6月7日号、44-45頁
- ^ “【J1:第7節 柏 vs 名古屋 レポート】2位名古屋が快勝。柏はペースを握るも決めきれず17位に後退!”. J's GOAL. ( エラー: year に「年」の漢字は付けないでください。月や日まで含める場合や「年」の漢字を付ける必要のある場合は year を使用せず date に記入してください。) 2011年8月12日閲覧。
- ^ “ガンバ大阪、サポーター2人を永久入場禁止処分に”. asahi.com (2008年5月17日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ “ベガルタ仙台ファン・サポーターの皆様へ”. ベガルタ仙台 (2010年5月16日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ “ファン・サポーターの皆様へ”. 浦和レッドダイヤモンズ (2010年5月16日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ “磐田ファン“暴走”ゴトビ侮辱横断幕”. SANSPO.COM (2011年5月29日). 2011年8月12日閲覧。
- ^ 青柳庸介「柏--鹿島戦 サポーター乱闘」『読売新聞』2008年10月29日朝刊27面
- ^ a b c d “第3章 出入国管理行政に係る主要な取組”. 法務省. 2011年8月12日閲覧。
- ^ a b c “フーリガン条項(ふーりがんじょうこう)”. Yahoo!辞書 (2008年5月19日). 2011年8月12日閲覧。
関連項目
- ヴァンダリズム
- 暴動
- サッカー文化
- ミルウォールFC:イングランド1部(3部リーグに相当)に所属するサッカークラブ。“フーリガンの代名詞”といわれるほどサポーターの気性の激しさで悪名が高い。チーム発足以来、過去には幾度となくサポーターの暴動により逮捕者を出したり、暴動の結果として試合が中止、延期になることがあった。
- ローリガン:フーリガンの反対語。主にデンマークの様な紳士的で穏やかなサポーターを指す。
参考文献
- 安藤正純、石田英恒著『ワールドカップを100倍楽しむための フーリガン完全対策読本』ビジネス社、2001年。ISBN 978-4828409085。
- 小林章夫『東は東、西は西--イギリスの田舎町からみたグローバリズム』日本放送出版協会、2005年。ISBN 978-4140910214。
- 東本貢司『フットボールと英語のはなし--Saturday in the Park』三省堂、2002年。ISBN 978-4385361048。
- ミッキー・フランシス、ピーター・ウォルシュ著、小林章夫訳『フーリガン 最悪の自叙伝』飛鳥新社、2001年。ISBN 978-4870314740。
- ドミニック・ボダン著、陣野俊史、相田淑子訳『フーリガンの社会学』白水社、2005年。ISBN 4560508941。
- パトリック・ミニョン著、堀田一陽訳『サッカーの情念--サポーターとフーリガン』社会評論社、2002年。ISBN 978-4784503988。
- トニー・メイソン著、松村高夫、山内文明訳『英国スポーツの文化』同文館、1991年。ISBN 978-4163581804。
- テオ・ライゼナール著、佐藤克彦、野間けい子訳『フーリガン解体新書』ビクターブックス、2002年。ISBN 978-4893891723。