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「第二世代アーム・スレイブ」の版間の差分

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'''第二世代アーム・スレイブ'''(だいにせだい-)は[[賀東招二]]の小説『[[フルメタル・パニック!]]』に登場する架空のロボット兵器[[アーム・スレイブ]]の[[アーム・スレイブ#第二世代AS|第二世代]]に分類される機体の一覧である。

== ブッシュネル ==
'''M6 ブッシュネル'''は、[[賀東招二]]の小説『[[フルメタル・パニック!]]』に登場する[[アーム・スレイブ]]。

主に[[西側]]諸国で使用されている「第二世代型AS」。動力源は[[ガスタービンエンジン]]。

作中における[[米軍]]の主力機。初期型および輸出モデルにはECS(電磁迷彩システム)は搭載されていないが、A1型以降には搭載されている(ただし、不可視モードは搭載されていない)。沖縄の[[海兵隊]]には爆発反応装甲のシールドを装備したA2型が配備されている。A3型の'''ダーク・ブッシュネル'''は海軍特殊部隊で運用されており、大容量の[[コンデンサ]]を搭載したことで、M9ほどではないにせよ、一時的に高い静粛性を確保できる。

''第一世代型''と比べて桁外れの運動性を有している。又、電子機器の性能差もあって、同じ''第二世代型''の[[#サベージ|Rk-92 サベージ]]とは互角以上に戦う事が出来る。

すでに後継機である[[ガーンズバック (フルメタル・パニック!)|M9 ガーンズバック]]の配備が決まっているが、M9の取り扱いにくさ、破格のコスト、実戦配備にまだ10年近くかかることもあり、まだまだ前線での使用が続くと予想される。また、(骨格系の損傷を無視した)単純な力比べであれば、電磁筋肉油圧併用型のM6の方がM9より強いとされている。

ミスリルでもM9が配備されるまで([[フルメタル・パニック!]]本編の約1年前まで)は本機を運用しており、メリダ島に保管兵器として配備されている。当然それまでは主力として運用されており、短編の『'''エンゲージ・シックス・セブン'''』冒頭ではマオ及び宗介とクルツの前任者による訓練が行われていた。

ちなみに、中古1機の価格はおよそ1000万ドル(『'''キャプテン・アミーゴと黄金の日々'''』による)。

=== 兵装 ===
兵装面は他のASと殆ど異ならない。月刊[[ドラゴンマガジン]]2007年12月号に掲載されたイラストに描かれている本機の兵装には、「ボクサー」57mm散弾砲などの他機種でも使用されている装備が多く描かれている。

なお、M6A3に関しては、左腕部に12.7mm機関銃とペリスコープを内蔵していることが判明している。また、25mmハンドガンをサイドアームとして使用している場面も見られる。

=== 作中での活躍 ===
;『つづくオン・マイ・オウン』
:マオとクルーゾーのM9が、無人操縦のM6数機を指揮していた他、短編の『キャプテン・アミーゴと黄金の日々』では、宗介とクルツが宝探しのために無断で使用し、財宝(評価額1031万5500ドル)と引き換えに本機を大破させている(損害額1031万5500ドル)。同じく短編の『猫と仔猫のR&R』では、この機体にテッサが搭乗。マオのM9と模擬戦闘を行い、宗介の特訓の甲斐あって勝利を収めている。

;『つどうメイク・マイ・デイ』
: 宗介がM6A3に搭乗している。この際はクルツ、マオのM9と連携してコダールmを撃破するなど、第2世代機としては劇的な戦果を挙げている。もっとも、この戦果は、宗介の実力とラムダ・ドライバ搭載機との戦闘経験の多さ、M9(マオ、クルツ)との息の合った連携によるところが大きい。なお、この際のM6には発煙弾や対人地雷なども搭載されていた。

== ハルバード ==
'''ARX-6 ハルバード'''はブッシュネルをベースにして開発された[[ラムダ・ドライバ]]の実験機の1つである。

ミスリルに所属する[[ウィスパード]]の1人であったバニ・モラウタが手掛けたARXシリーズに連なる機体の1つ。それ以前のARXシリーズがあくまでもラムダ・ドライバの実験機材の集合体でしかなかったのに対し、本機は[[アーム・スレイブ]]という人型の形態を取っている点が異なる。

それまでのARXシリーズに搭載されたラムダ・ドライバが高精度の測定機器でようやく計測できる程度の「超常現象」しか起こせなかったのに対して、本機のそれは飛躍的な進化を遂げ、初めてまともに機能するようになっている。しかしそれでもベース機が第二世代機のM6であることによるパワー不足は否めず、第三世代ASである[[ガーンズバック (フルメタル・パニック!)|M9 ガーンズバック]]の実験機をベースとした後継機、[[アーバレスト|ARX-7 アーバレスト]]が開発されることとなった。

また、作中でレナードは本機を「失敗作」と呼んだ。

== 96式 ==
'''96式'''は、[[賀東招二]]の小説『[[フルメタル・パニック!]]』に登場する[[アーム・スレイブ]]。

劇中で、主に日本の[[自衛隊]]が使用しているAS。[[#ブッシュネル|M6 ブッシュネル]]や[[#サベージ|Rk-92 サベージ]]と同じ「第二世代型AS」である。各国正規軍(自衛隊は「軍」ではないことにはなっているが)が運用するASとしては最新鋭機の部類に属する。

作中、ASを指す日本語に「強襲機兵」があるが、日本政府は「強襲」という言葉の意味の問題から、この言葉の代わりに「主従機士」を用いているという設定がある。

=== 作中の活躍 ===
;『疾るワン・ナイト・スタンド』
: A21の[[アマルガムの機動兵器#ベヘモス|ベヘモス]]を止めるために三機の96式が出撃したが、いずれも撃破されている。一機はロケットランチャーを装備していたが、発射したロケット弾を[[ラムダ・ドライバ]]で防がれた挙句、頭部の三十ミリ機関砲「竜の息(ドラゴンブレス)」で蜂の巣にされてしまった。この戦闘を通して本機が敵に与えたダメージは皆無である。
:なお、後日談(短編『あてにならない六法全書』)によると、このとき使っていた96式の[[アーム・スレイブ|マッスル・パッケージ]]は訓練用のものであり、十分な機動が出来なかったらしい。

;アニメ版オリジナルエピソード『習志野は燃えているか』
:[[練馬駐屯地]]と[[習志野駐屯地]]所属のAS部隊の間で運動会さながらの'''ASによる'''競技大会が行われ、卓球やトラック競技、挙句の果てには騎馬戦までもが実施された。

== ミストラル2 ==
'''C3-5 ミストラル2'''は、[[賀東招二]]の小説『[[フルメタル・パニック!]]』に登場する[[アーム・スレイブ]]。

[[フランス]]製の第二世代型[[アーム・スレイブ]]。同国社製AS'''ミストラル'''の後継機である。頭部が無く、主センサーは股間に装備している。電子系は質素だが、[[ソビエト連邦|ソ連]]製の[[#サベージ|Rk-92 サベージ]]より装甲・火器管制に優れており、世界的に輸出されている。

『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』では、[[インドネシア]]陸軍向けに納入予定の本機を「緑の救世軍」に奪取され、ペリオ共和国・ベリルダオブ島に配備された。なおこれらは''ミスリル''の'''M9'''及び'''アーバレスト'''と交戦し、全機撃破されている。

『燃えるワンマン・フォース』では、闘技場の選手数名が本機を使用していた。

== サベージ ==
{{see|サベージ}}

== 出典 ==
<references/>

{{フルメタル・パニック!}}

[[Category:フルメタル・パニック!の登場兵器|*たいにせたい]]

2010年3月23日 (火) 08:37時点における最新版