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== プロフィール ==
*生年月日:[[1986年]](アニメ版では[[1989年]])[[2月28日]]
*命日:[[2010年]][[1月28日]]
*[[身長]]:179cm
*[[体重]]:54kg
*[[血液型]]:[[ABO式血液型|A型]]
*好きなもの:[[正義]]
*嫌いなもの:[[悪]]
*私立大国学園高等学校の[[高校生]]のち東応大学の[[大学生]](2003年 - 2004年)
*[[大学院生]]、[[警察庁]][[情報通信局]]情報管理課[[技官]](2009年 - 2010年)


== 人物 ==
== 人物 ==

2008年9月1日 (月) 16:26時点における版

夜神月(やがみ らいと、Light Yagami)は、漫画『DEATH NOTE』の主人公である。

演者


注意:以降の記述には夜神月に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


プロフィール

人物

警察庁幹部・総一郎、・幸子(専業主婦)と・粧裕(さゆ:私立中学生)の四人家族の長男。家族愛情にも、経済的にも不自由しない家庭環境で生まれ育つ。内に秘めた正義感と、他の追随を許さない優秀な頭脳を自負している。世の中で起こり続ける悪行に、表立った行動はせずとも苛立ちとジレンマを感じていた中で、デスノートを拾い、死神リュークと出会い、その独善的な価値観と強い自己顕示欲を表面化させた。特異で極端な自我の正義を疑わず、デスノートを使用し続ける。

一見完璧な優等生として振る舞い、また周囲にもそう認知されている中で、変化・裏表の激しい表情と態度を持つ、説明しがたい複雑な性格である。その内にはキラとしての高慢かつ独善的な選民意識と冷酷非道さも併せ持ち、キラとしての思想に対する確信を最後まで貫き通す。リュークに「死神以上に死神らしい」、「悪魔」(実写映画における台詞)などと評され、死神・レムには、「死神を超えている」と言わしめるほどの策略家でもある。自身を死刑台に送ると宣言したLに強い対抗心を抱き、Lからは「稀に見る負けず嫌い」として認識されている。

高校在学中は全国模試で1位をキープし、さらに東応大学(モデルは東京大学)にも、Lと共に全教科満点で首席入学するなど、類い稀なる天才的な頭脳の持ち主。また、自分のパソコンから父のパソコンや警察データベースに痕跡を残さずにハッキング(クラッキング)が出来るなど、大変高度なクラッキング技能も持ち合わせている。さらに中学生時には、テニスで全国大会制覇を2度成し遂げていることなどから、高い身体能力をも有していることがわかる。その他にも、手先が器用、女性の扱いに長けるなど、万事に優れた才能の持ち主である。自分の監視についたFBI捜査官・レイ・ペンバーの殺害後は己の身を守るための殺人をも厭わなくなり、自分をキラとして疑う者には周到な計画の下で容赦なく粛清を加え、自称・新世界のとして、内実は独裁者として君臨する。

第一部

元々は、尊敬している父と同じく警察官僚を目指していたが、日常に退屈していた高校生のときに死神・リュークが地上に落としたデスノートを拾ったことを契機に、新世界の神になる事を決意し、世界中の犯罪者達を裁いていくことで、「犯罪者のいない理想の世界」すなわち「新世界の創世」をしようとする。その後、次第に「犯罪者を粛清する存在」を必然的に知ることになった世間から「キラ」と呼ばれるようになり、世界に対して隠然と影響力を行使していくことになる。やがて、キラを大量殺人犯として追っている探偵・Lと対峙し、熾烈な心理戦を繰り広げていく。

第二部

東応大学卒業後、警察庁に入庁、情報通信局情報管理課に所属(警察官でなく技官)。 公式書類の上では「東応大学大学院生」となっている(キラに殺される危険があるため、警察関係者はその名前を公表されないことになっている)。自身の策略により、自らが死に追いやったLの後継者(2代目L)として成り済まし、キラ捜査を続け、捜査本部を撹乱し続けた。4年間の月日を得て一層傲慢になり、自分の思想は全人類に受け入れられるはずだという絶対的な確信の下に新世界の実現に邁進する。新世界実現のためには、自分の邪魔をする者のみならず、デスノートの存在を知る者、自分の協力者でさえ邪魔になれば躊躇なく抹殺する冷酷無情な人間としての面も描かれている。

実写映画版

ノートを拾ったのは大学生のとき。法学部で、司法試験を大学3年目にして一発で合格。いくつかの事件で総一郎の捜査の手助けをしたこともある。警視庁へのハッキングによって多くの犯罪者が不起訴処分となり、彼らが反省一つしていない現実を知り、犯罪を裁く法律に限界を感じ、デスノートによる粛清に臨む。

結末

原作
ニアとの対峙の際に魅上を使ってSPKや日本捜査本部のメンバー全員の抹殺を謀る。しかし魅上がメロによって誘拐された高田を消そうと独自で動いたことがきっかけで、ニア側が本物のデスノートの存在に気付き、丸ごとノートを偽装していたことを知る。これによって逆に追い詰められ、キラであることを自供。ノートの切れ端を使ってニア殺害を試みるも松田の銃撃に阻まれ、最後のあがきとしてリュークに助けを求めるが、ニアとの対決に敗北が決定的になったことで見限られ、ノートに名前を書かれて死亡する。
アニメ版
魅上が自害した隙にYB倉庫から逃走。重体の身で歩き回った末、リュークに名前をノートに書かれ、廃屋の工場でLの幻を見つつ死亡する。また、リュークの殺した理由も「ノートを人間界に持ち込んだ死神とそのノートを最初にを手にした人間との掟」という設定が主になった。なお、逃走中デスノートと関わる前の自分のとすれ違っている。
映画版
Lの作戦 『自分でノートに「23日後に心不全で死ぬ」と書く』 という策に嵌まり、Lが死神・レムによって殺されたと思い込んで、その場で自分がキラであることを暴露。さらに、事前に本物とすりかえられていた偽物のノートで、父・総一郎らを始めとする捜査本部のメンバー全員の名前を書いているところを監視カメラで見られる。事前に腕時計に仕込んだノートの切れ端を使おうとするも、松田に阻止された挙句、原作同様に退屈しのぎに飽きたリュークによって名前を書かれ、心臓麻痺で最期を迎える。総一郎には最期までキラの思想に対する理解を求めていたが、総一郎からは「独りよがりだ」と言われ、叶わなかった。

その他

  • ボボボーボ・ボーボボ』との合作では、首領パッチが月を演じた(なお、月とLの配役は、大場つぐみの指名)。首領パッチはゲーム版ではLと同じ山口勝平が演じていた。
  • 「月」と書いて「ライト」と読む名前は、殺人犯の名前なので現実の人間と絶対に被らないような名前を前提とし、作者の大場つぐみが命名辞典で見つけた「星」と書いて「ライト」と読む名前を応用したものである(13巻より)。
  • 使用しているシャープペンシルはアニメでは、「ぺんてるエナージェル」に酷似したもの、実写版では、「ぺんてるTUFF」である。 実写版でのボールペンはプラチナの「ポケット」である。
  • 『DEATH NOTE』は中国でも放映されている。中国の方言のひとつである上海語でも夜神月は『ヤガミ ライト』と読む。これは上海語が日本語に近い発音だからである。(但し、「月」の部分は、どう転んでも「ライト」とは上海語でも発音しない。)

関連項目