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フルメタル・パニック!2008年2月11日 (月) 08:47 211.1.219.159(UTC)を一部転記 |
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: ミスリルは、『フルメタル・パニック!』上に登場する、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織である。軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、テロリストや独裁政権に対し、[[アーム・スレイブ]]などを送り込み、これを殲滅している。また、敵対組織の軍事的発展を防ぐため、『[[ウィスパード]]』とよばれる特殊能力者の人道的保護なども行っている。 |
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: 豊富な資金力により、世界の10年先を行くと噂されるほど、優れた科学兵器を持つ。特に、強襲揚陸潜水艦『[[トゥアハー・デ・ダナン (フルメタル・パニック!)|トゥアハー・デ・ダナン]]』や、[[ラムダ・ドライバ]]搭載アーム・スレイブ『アーバレスト』などが、特筆すべき兵器である。 |
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: 作戦部・情報部・研究部からなり、作戦部はそれぞれ異なる地域を担当する4つの戦隊からなる(作戦本部は[[シドニー]]にある)。また、それぞれの戦隊が[[ケルト神話]]に関連した名称をその名に冠している。 |
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: 同じミスリルという組織にあって、作戦部・情報部の間では、かなりの反発・軋轢がある。前者は「前線任務」が主であるのに対し、後者は「後方支援」「諜報活動」が主であり、レイスなどが所属している。場合によっては、互いに情報操作を行い相手を欺くなど、足を引っ張り合うこともある。 |
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; ミスリル作戦部に属する各戦隊 |
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:* 地中海戦隊『パルホーロン』 |
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:* 西太平洋戦隊『トゥアハー・デ・ダナン』 |
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: なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するという[[メリダ島]]は北緯20度50分、東経140度31分[http://tools.wikimedia.de/~magnus/geo/geohack.php?language=ja¶ms=20_50_0_N_140_31_0_E]に存在するという設定だが、この位置は[[宇津帆島]]とまったく同じである(その他、この作品には[[蓬莱学園]]シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。他の3部隊の基地の所在は不明だが、地中海戦隊に関しては[[エーゲ海]]に存在することが本編に記述されている。 |
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: ミスリルのエージェントの多くは、年俸契約などによる「[[傭兵]]」として雇われており、かなりの好待遇とされている。その代価として、エージェントには資質・経験の面で極めて高水準の能力が要求されるため、結果として作戦の成功率も高い。現在のところ、ミスリルに所属しているエージェントで、青二才や新米などの兵士は登場していないことからも、その質の高さは伺える。 |
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: 特殊工作、諜報活動、要人警護、アーム・スレイブなどの兵器によるテロリスト壊滅など、その任務は幅広い。中でも、主人公である宗介たちの所属する「SRT要員」(特別対応班、'''S'''pecial '''R'''esponse '''T'''eamの略)と呼ばれる者たちは、特にその能力が高く、一般兵士数人でも同一条件では取り押さえることは困難であるとされる。 |
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: それまでの殺伐とした軍隊・傭兵をしていた者にとって、優れた人員と最新兵器をもって、より真の平和維持に貢献できるミスリルは、誇りと満足感を得られると評価する者が多い。他組織と比べ、道徳心・忠誠心などのモラルは非常に高いが、中には単に契約金の高さだけの理由でミスリルに入隊する者もおり、敵組織アマルガム(ガウルン等)の買収などによる「裏切り・情報漏えい」なども実際に起きている。 |
2008年2月15日 (金) 13:32時点における版
メリダ島(メリダとう)は、賀東招二著、四季童子イラストのライトノベルおよびそれを原作とするアニメ『フルメタル・パニック!』に登場する架空の島である。
概要
いずれの国家にも属しない対テロ傭兵部隊である、"ミスリル"の作戦部西太平洋戦隊『トゥアハー・デ・ダナン』の拠点となる島。両翼10km程度の半円形をした絶海の孤島であり、面積は東京都心部のそれに近い。
東経140度31分、北緯20度50分の太平洋上に存在するが、通常の地図には表記されていない。地理的には、ヘリを使用すれば容易にグアムやサイパンに向かうことが可能な距離にある。そのため、西太平洋戦隊の隊員の中には、休暇をそちらで過ごす者や、妻子を住まわせている者もいる。
熱帯性気候の島であり、スコールにさらされることも珍しくない。地上は密林のごとき状況になっており、SRTのマオですら、コンパス無しではまともな針路をとることができない。森の中ではかつてヨーロッパ人が持ち込んだ豚が野生化している。この豚は演習場の保全のため、発見次第駆除することが隊の規定で定められている。また、宗介の愛猫(ベンガルトラ)のシロが放されている。
かつて海賊"キャプテン・アミーゴ"(後に付けられたあだ名であり、本当の名は不明)が財宝を隠しており、その評価額は1031万5500ドルである。ちなみにこの額は、中古のM6A2と同額。
メリダ島基地
メリダ島基地は西太平洋戦隊の実質唯一の拠点であり、所属する将兵の居住区からASの格納庫、強襲揚陸潜水艦"トゥアハー・デ・ダナン"(TDD-1)のドック、航空機の滑走路などは地下に秘匿されている(各国諜報機関の偵察衛星の目から逃れるため)。
地上は歩兵やASの訓練場として利用されている。また、対空防衛施設の類は巧妙に配置されている。
基地の建造予算の多くはTDD-1のドックに回されており、結果として兵舎や娯楽室(置かれているのは卓球台とテトリスのみで、クルツ曰く「ひなびた温泉宿みたいで空しい」)、オフィス(雨漏りが発生する)など、その他の部分に関しては粗末な作りになっている。
なお、ミスリルという組織自体が表沙汰には出来ない秘密組織であるため、その建造には通常の基地の設営を遙かに超える手間と予算がつぎ込まれている。ソ連が開発を断念した新型潜水艦であるプロジェクト985をTDD-1に改修する作業も基地の建造に合わせて行われたが、これらの作業は最小限の人員により秘密裏に行われている。工事目的の名目としては、『CIAの極秘施設』や『エリア55に代わる新たな秘密基地』等が挙げられている。
余談
『フルメタル・パニック!』の原作者である賀東招二がかつて関わっていた蓬莱学園シリーズに登場する宇津帆島は、メリダ島と全く同じ場所にある。
- 活動内容
- ミスリルは、『フルメタル・パニック!』上に登場する、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織である。軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、テロリストや独裁政権に対し、アーム・スレイブなどを送り込み、これを殲滅している。また、敵対組織の軍事的発展を防ぐため、『ウィスパード』とよばれる特殊能力者の人道的保護なども行っている。
- テクノロジー
- 豊富な資金力により、世界の10年先を行くと噂されるほど、優れた科学兵器を持つ。特に、強襲揚陸潜水艦『トゥアハー・デ・ダナン』や、ラムダ・ドライバ搭載アーム・スレイブ『アーバレスト』などが、特筆すべき兵器である。
- 組織構成
- 作戦部・情報部・研究部からなり、作戦部はそれぞれ異なる地域を担当する4つの戦隊からなる(作戦本部はシドニーにある)。また、それぞれの戦隊がケルト神話に関連した名称をその名に冠している。
- 同じミスリルという組織にあって、作戦部・情報部の間では、かなりの反発・軋轢がある。前者は「前線任務」が主であるのに対し、後者は「後方支援」「諜報活動」が主であり、レイスなどが所属している。場合によっては、互いに情報操作を行い相手を欺くなど、足を引っ張り合うこともある。
- ミスリル作戦部に属する各戦隊
-
- 地中海戦隊『パルホーロン』
- 南大西洋戦隊『ネヴェズ』
- インド洋戦隊『フィル・フォルヴ』
- 西太平洋戦隊『トゥアハー・デ・ダナン』
- 基地の所在地
- なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するというメリダ島は北緯20度50分、東経140度31分[1]に存在するという設定だが、この位置は宇津帆島とまったく同じである(その他、この作品には蓬莱学園シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。他の3部隊の基地の所在は不明だが、地中海戦隊に関してはエーゲ海に存在することが本編に記述されている。
- エージェント
- ミスリルのエージェントの多くは、年俸契約などによる「傭兵」として雇われており、かなりの好待遇とされている。その代価として、エージェントには資質・経験の面で極めて高水準の能力が要求されるため、結果として作戦の成功率も高い。現在のところ、ミスリルに所属しているエージェントで、青二才や新米などの兵士は登場していないことからも、その質の高さは伺える。
- 特殊工作、諜報活動、要人警護、アーム・スレイブなどの兵器によるテロリスト壊滅など、その任務は幅広い。中でも、主人公である宗介たちの所属する「SRT要員」(特別対応班、Special Response Teamの略)と呼ばれる者たちは、特にその能力が高く、一般兵士数人でも同一条件では取り押さえることは困難であるとされる。
- それまでの殺伐とした軍隊・傭兵をしていた者にとって、優れた人員と最新兵器をもって、より真の平和維持に貢献できるミスリルは、誇りと満足感を得られると評価する者が多い。他組織と比べ、道徳心・忠誠心などのモラルは非常に高いが、中には単に契約金の高さだけの理由でミスリルに入隊する者もおり、敵組織アマルガム(ガウルン等)の買収などによる「裏切り・情報漏えい」なども実際に起きている。