「小説化」の版間の差分
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2007年6月28日 (木) 11:29時点における版
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ノベライズとは、映画、漫画、ドラマ、アニメーション、ゲームなど、小説以外の表現手法やメディアで既に作成・発表された作品を、小説の手法で表現しなおして発表する事。小説化とも称される。
概要
ノベライズされて発表された作品に対し、その元となった他メディア作品は原作と称し、元作品の作者は原作者として遇される。また、この事例における「原作者」は個人を指すだけにとどまらず、時に元作品の製作会社そのものが「原作者」として名義を持つこともある。しかし、かつては著作権の登録は個人名義に限られていたため、その頃から存在していた古参の製作会社(東映関連会社、サンライズなど)の場合においては版権管理のために擬人名称を原作者名義に使う(八手三郎、東堂いづみ、矢立肇など)場合がある。
ノベライズは企業のメディアミックス展開においては漫画化と同様によく使われる手法であり、対象原作との相互的な宣伝効果をもたらす。
ライトノベル
日本においてはライトノベル分野において顕著に使われる手法として知られており、主に1970年代後半から1980年代において創刊された、朝日ソノラマのソノラマ文庫や角川書店の角川スニーカー文庫(角川文庫・青版)、富士見書房の富士見ファンタジア文庫などが、その元祖的代表例に挙げられている。
これは漫画やアニメがメディアの主流となっていた当時の青少年の「活字離れ」による「小説離れ」を危惧した出版社が、彼らに馴染みの深いアニメや漫画を逆に小説にすることによって、若年層のニーズと市場を生み出そうとした事に端を発するものであり、そのためにこの分野における初期の小説作家は漫画原作者やアニメの脚本家である事が多く、そこから小説家として名を馳せるケースも少なからずある(富田祐弘やあかほりさとるなど)。
のちにライトノベル分野の出版社主導による新人賞の創設が顕著になり、ライトノベルを専門に扱う小説家が多くなると、逆に専業小説家自身が既存作品のノベライズに乗り出すケースも出ている。
また近年ではライトノベルジャンルに限らず、一般のドラマ作品や映画作品においても、ドラマ終了後や映画公開直前に同作品のメイン脚本家によるノベライズ作品が刊行されるなど、いわゆるメディアミックス展開における「ノベライズ手法」を利用する作品は増加している傾向にある。
ごくまれに宮部みゆきや福井晴敏などの著名作家がノベライズ作品を発表することもある。
ノベライズされた作品
たったひとつの恋