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「ポップ (ダイの大冒険)」の版間の差分

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Valsety (会話 | 投稿記録)
「アバンの使徒の2007年2月25日 (日) 22:13 (UTC) から分割(主執筆者:GYEBSJGFA,202.225.22.114,150.43.248.252,222.0.165.19,220.109.232.95)」)
(相違点なし)

2007年2月25日 (日) 22:26時点における版

(魔法使い→大魔道士) (声:難波圭一

アバンの下で修行中だった魔法使い。15歳(マァムとは誕生日が遅いだけで年下と言う訳ではない)。ランカークス村の武器商人ジャンク(45歳)とその妻スティーヌ(41歳)の間の一人息子で、村を訪れたアバンに憧れて家出同然に弟子入りした。ダイと出会った当初はすぐ逃げたがる臆病者であったが、その後の旅を通じて大きく成長する。逃げるために策をめぐらせる性格だったが、成長すると共に戦略的撤退の必要性を冷静に判断したり、バーンの意表をつくほどの聡明な作戦を考える能力として活き、チームの士気を支える存在になった。旅の途中で出会った、かつてアバンの仲間であった大魔道士マトリフに師事して呪文を本格的に習得。修行の末、マトリフの開発した最大の奥義である「極大消滅呪文(メドローア)」を習得する。マァムのことが好き。ちょっとスケベで、他の女性に鼻の下を伸ばす事もあるが、本質は彼女一筋なのは言うまでもない。マァムへの恋心からヒュンケルをライバル視している節もあるが、心の奥では仲間として、同じアバンの使徒の兄貴分として尊敬している。 「勇気」に目覚めるまではアバンの使途の中で自分だけが平凡な家の出である事にコンプレックスを抱いていた。 (ダイは竜の騎士、マァムは戦士と僧侶の子、ヒュンケルはモンスターと勇者に育てられた、レオナは王家の子) しかし、このコンプレックスを克服しようと人一倍努力していたことが結果として彼を大きく成長させることになる。

バランとの戦いで自己犠牲呪文メガンテを使用し命を落とすが、死闘後人間の心を取り戻したバランが竜の血を飲ませたことで息を吹き返す。竜の血は死者を蘇生させるアイテムではなく、死の淵から蘇るだけの強い意志をもつ者に生命力を与えるものである。ポップは臆病ではあるが意志の弱い人間ではない。戦友のダイを救うために自分の命を投げ出せる意志の強さをもっていたという意味では、ポップは彼自身の力で、蘇るべくして蘇ったのである。

師マトリフによって回復呪文を含むほとんどの呪文の契約をさせられたが、最終決戦直前まで実際に使える呪文は少なかった。しかし、最終決戦時に瀕死のメルルを救おうと自分の想いを「勇気」を持ってマァムに告白したことがキッカケで賢者の能力に目覚め、回復呪文も使用できるようになった。その後は師匠マトリフにならって大魔道士と自称した。

その魔法力は冒険が進むごとに増し続け、最終決戦時には通常の魔法使いの数倍の魔法力を持つまでに至り、キルバーンをして「成長力だけならダイ以上」と言わしめた。知謀の面でも師・アバンがバーンに「お前は放っておくと何をしでかすか分からない地上一の切れ者」と言われた際に「あいにく切れ者なら私以上がもういる」と言い返す程になり、その頭脳をもって真・大魔王バーン自慢の必殺奥義である「天地魔闘の構え」の弱点を看破し、見事にそれを破った。さらにはカイザーフェニックスを相殺して思わず「オレってやっぱり天才かも」と嘯くと、ダイには「昔から天才だった」と肯定される(それ以前にも、習得の困難な筈のメドローアを極めて短期間で使いこなせるようになり、師マトリフをして「今日ほど、お前を大した奴だと思ったことはない・・・!」と言わしめている)。魔法力と英知ならば人間の中で最強の実力になったと言えるだろう。物語終盤の大魔王軍との決戦時には「アバンの使徒で最も恐ろしい男」といわれるほどに成長し、間違いなくダイの最大のパートナーとして最後まで信頼しあっていた。

大魔王との決戦後、ダイと一緒に「黒の核晶」を空中に運び、運命を共にしようとするがダイによって置いていかれてしまう。その後、マァムやメルルとともに旅に出る。

名前の由来は「pop(通俗・大衆)」から。作中ではもっとも人間らしいといえるキャラで原作者も「一般人の代表って感じかな」と述べている。

しかし、上記の成長ぶりや親近感からなのかは不明だが、連載中に行われた読者によるキャラクター人気投票では、なんと主人公であるダイを押さえて1位に輝くという大快挙を達成する。

〔技〕 五指爆炎弾フィンガーフレアボムズ(ザムザ戦のみ3発、以降の戦いでは5発)

〔呪文〕 火炎呪文(メラ・メラミ・メラゾーマ)、閃熱呪文(ギラ・ベギラマ)、氷系呪文(ヒャド・ヒャダルコ・ヒャダイン)、爆裂呪文(イオ・イオラ)、天候呪文(ラナリオン)、重圧呪文(ベタン)、極大消滅呪文(メドローア)、瞬間移動呪文(ルーラ)、飛翔呪文(トベルーラ)、回復呪文(ベホマ)、マホカンタ、他多数