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「リュウキュウキビタキ」の版間の差分

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'''リュウキュウキビタキ'''(琉球黄鶲、学名:''Ficedula owstoni'')は、スズメ目[[ヒタキ科]][[ノビタキ亜科]]に分類される[[鳥類]]の一種で、南西諸島の固有種。最近まで[[キビタキ]]の亜種とされていた<ref name="iucn /><ref name="8th">日本鳥学会編 2024 日本鳥類目録改訂第8版</ref>。
'''リュウキュウキビタキ'''(琉球黄鶲、学名:''Ficedula owstoni'')は、スズメ目[[ヒタキ科]][[ノビタキ亜科]]に分類される[[鳥類]]の一種で、南西諸島の固有種。最近まで[[キビタキ]]の亜種とされていた<ref name="iucn" /><ref name="8th">日本鳥学会編 2024 日本鳥類目録改訂第8版</ref>。


== 分布 ==
== 分布 ==

2024年10月11日 (金) 01:16時点における最新版

リュウキュウキビタキ
リュウキュウキビタキ
リュウキュウキビタキ Ficedula owstoni
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒタキ科 Muscicapidae
: キビタキ属 Ficedula
: リュウキュウキビタキ F. owstoni
学名
Ficedula owstoni
(Bangs, 1901)
和名
リュウキュウキビタキ
英名
Ryukyu flycatcher

リュウキュウキビタキ(琉球黄鶲、学名:Ficedula owstoni)は、スズメ目ヒタキ科ノビタキ亜科に分類される鳥類の一種で、南西諸島の固有種。最近までキビタキの亜種とされていた[1][2]

分布

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大隅諸島から八重山諸島までに分布。屋久島、種子島では夏鳥として、奄美群島、琉球諸島では留鳥として繁殖している。四国(高知)、九州(福岡、長崎)から迷鳥としての記録がある[2]

形態

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雌雄とも羽色はキビタキと極似するが、オス成鳥の上面の黒色はオリーブ色を帯び、喉は黄色、3列風切外弁の羽縁が白い。

成鳥の羽色になるのはキビタキより1年以上遅く、幼羽から成鳥羽になるのに3年以上かかる[3]

分類

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これまでキビタキF. narcissinaの亜種F. n. owstoniとされていたが、中国の亜種キムネビタキF. n. elisaeとともに、それぞれ独立種とされた[1][4]

なお1950年代以前には、リュウキュウキビタキをもっと細かく分けて、北琉球のものをヤクシマキビタキ(F. n. jakuschima)、中琉球のものをアマミキビタキ(F. n. shonis)、南琉球のものをリュウキュウキビタキ(F. n. owstoni)とする見解もあった[5]

生態

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奄美大島では林齢の高い森に好んで棲み、昆虫類節足動物等を捕食する。時々空中捕食や地上採食もする[6]

オスの囀りはキビタキと同じように美しい音色だが、旋律は単調でほぼ一定している。4月から6月にかけて、日中から夕方にかけてよくさえずる。

脚注

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  1. ^ a b c BirdLife International. 2018. Ficedula owstoni. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T103769434A132043557. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T103769434A132043557.en. Accessed on 26 September 2024.
  2. ^ a b 日本鳥学会編 2024 日本鳥類目録改訂第8版
  3. ^ 山階鳥類研究所 2019 オオルリ(Cyanoptila cyanomelana) キビタキ(Ficedula narcissina)識別マニュアル. 環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室. pp. 1-17.
  4. ^ Dong, L., Wei, M., Alström, P., Huang, X., Olsson, U., Shigeta, Y., Zhang, Y. and Zheng, G. (2015), Taxonomy of the Narcissus Flycatcher Ficedula narcissina complex: an integrative approach using morphological, bioacoustic and multilocus DNA data. Ibis, 157: 312-325. https://doi.org/10.1111/ibi.12238.
  5. ^ Töpfer. T. (2006) Systematic notes on Asian birds. 60. Remarks on the systematic position of Ficedula elisae (Weigold, 1922). Zoologische mededelingen Leiden 80 203-212.
  6. ^ 小高信彦他 2022 奄美大島,徳之島,沖縄島北部における鳥類の繁殖分布と世界自然遺産のゾーニング. 九州森林研究 (75): 63-80. https://mobidrive.com/sharelink/p/7mCvV6oTGiO52d6IzmokjT7ebwrjtZSjbHk92XO2Rdhx

関連項目

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