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| 称号・勲章 = 博士(経済学) |
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2024年4月29日 (月) 00:05時点における最新版
ジャン・メシア Jean Messiha | |
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トロカデロ広場で行われたエリック・ゼムールの集会にて(2022年) | |
生年月日 | 1970年9月10日(54歳) |
出生地 | エジプト カイロ |
出身校 |
パリ・ナンテール大学 パリ政治学院 国立行政学院 |
所属政党 |
国民戦線・国民連合(2016年 - 2020年) 再征服(2022年) |
称号 | 博士(経済学) |
ジャン・メシア(Jean Messiha, 1970年9月10日 - )は、エジプト・カイロ出身のフランスの官僚、極右派の政治家。
博士(経済学)を保有。パリ政治学院、国立行政学院を卒業し、2005年から2016年まで国防省で務めたのち、2017年のフランス大統領選挙において、マリーヌ・ル・ペン陣営につき、著名となった。さらにテレビ出演やSNSでの活動を通じて知名度を上げていった。
2018年から国民連合の全国代表、事務局員を務めた後、2020年に離党。2022年のフランス大統領選挙では、エリック・ゼムールの支援に回った。
略歴
[編集]エジプトでの出生とフランス移住
[編集]1970年9月10日、カイロで[1]エジプトの外交官でコプト教徒[2]の父と化学者の母との間に生まれる。生まれたときの名前は、ホッサム・ボトゥロス・メシハ(Hossam Botros Messiha(アラビア語: حُسَّام بُطْرُس مَسِّيحَة, Ḥussām Buṭrus Massīḥa))[3]。カイロで育ったのち、コロンビアに引っ越す。フランスに引っ越したのは、8歳の時であった。ミュルーズで生活したのち、パリ近郊のクルブヴォワ、フランコンヴィルで過ごす[1][4]。 1990年、20歳の時にフランスに帰化し、洗礼名であるジャンを名乗るようになった[1][5]。
学歴
[編集]パリ・ナンテール大学で経済学の高等研究学位(修士号に相当)を取得したのち、メス大学で博士(経済学)を取得[6]。博士論文のタイトルは、「マーストリヒト条約及びアムステルダム条約を受けた予算政策の経済学的位置づけ」(Le Statut économique des politiques budgétaires face aux traités de Maastricht et d'Amsterdam)[1][7]。パリ政治学院を卒業[8][9]したのち、2度の不合格を経て2003年に国立行政学院に入学。2005年に卒業して国防省に入省[1]するも、2016年に政治活動のため休職する[10]。
政治活動
[編集]国民戦線、国民連合への参加
[編集]報道によるよ、マリーヌ・ル・ペンに立候補を申し出たのは2014年であり[11]、同氏に最初に出会ったのは2015年[4]。2016年2月、国民戦線に入党。2017年フランス議会総選挙でエーヌ県第4区から立候補し[12]、自身を「成功と帰化の完璧な例」[13]と評した。共和国前進から立候補したマルク・ドラットに対して第2次選で43.7%の票を集めるも落選[14]。
2018年に、国民連合の全国代表[15]に任命されるとともに、党事務局入りをする[4]。翌年、2020年パリ市議会選挙の候補者名簿作成に携わり、国民連合パリ支部連合会にセルジュ・フェデルブッシュの公認見直しを迫ったが[16]、最終的に国民連合はフェデルブッシュを支援することとした[17]。2022年フランス大統領選挙に向けて、2019年からマリーヌ・ル・ペン陣営の経済政策を担当した。
国民連合との不協和音、離党
[編集]国民連合は、2019年欧州議会選挙、そしてエーヌ県からの2021年地域圏議会選挙へのメシアの出馬を拒否した[18][19]。2020年11月3日、メシアは国民連合を離党[20]。
2022年大統領選挙におけるエリック・ゼムール支援
[編集]メシアは、2020年末、「アポロン学院(Institut Apollon)」という極右の研究サークルを結成(ル・モンドは、「秘密結社」と評した)し、2022年フランス議会総選挙における候補者擁立を図った[21][22]。メシアは、2022年大統領選挙においてエリック・ゼムールを支持し、2022年1月に同陣営のスポークスマンとなった[23][24]。2022年4月28日、第1次選の結果が発表されたのち、メシアは、再征服からの離党を表明[25]し、アポロン学院での活動に戻った[25]。
政治思想
[編集]ジャン・メシアは、極右の代表的な人物である[26][27][28][29]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “Jean Messiha : énarque bien intégré, actualité Politique - Le Point”. web.archive.org (2016年10月28日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ Albertini, Dominique. “Jean Messiha, un cadre atypique au FN” (フランス語). Libération. 2024年4月20日閲覧。
- ^ الزايداوي, المهدي. “الفاشية بلكنة عربية.. مهاجرون عرب يقودون الحرب على الإسلام في فرنسا” (アラビア語). الجزيرة نت. アルジャジーラ. 2024年4月20日閲覧。
- ^ a b c “Jean Messiha, le ferrailleur venu d’Egypte du RN” (フランス語). l'Opinion (2019年9月11日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Front national : Jean Messiha, profession énarque”. Le Monde. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha” (フランス語). theses.fr. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Qui sont les conseillers économiques des candidats à la présidentielle ?” (フランス語). Le Figaro (2017年3月11日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ AFP (2017年2月4日). “Messiha, un haut fonctionnaire en charge du projet de Marine Le Pen” (フランス語). Challenges. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “l'Association des Sciences-Po - Fiche profil”. web.archive.org (2017年8月1日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ Sénat, Public (2017年2月4日). “Messiha, un haut fonctionnaire en charge du projet de Marine Le Pen” (フランス語). Public Sénat. 2024年4月20日閲覧。
- ^ Hausalter, Louis (2017年4月17日). “Jean Messiha, le nouveau techno de Marine Le Pen” (フランス語). www.marianne.net. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Le FN investit du très lourd pour les législatives dans l’Aisne ! - lunion.fr”. web.archive.org (2017年8月1日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Législatives. Aisne: Battu, Jean Messiha (FN) se déchaîne sur Twitter” (フランス語). www.20minutes.fr (2017年6月19日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Les archives des élections en France”. www.archives-resultats-elections.interieur.gouv.fr. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Marine Le Pen fait le ménage dans l'organigramme du FN” (フランス語). Le Figaro (2018年5月18日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ VA, Stagiaire (2019年8月26日). “Municipales à Paris : au RN, Messiha lève le doigt” (フランス語). Valeurs actuelles. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “L'option Messiha écartée par le RN à Paris pour les municipales” (フランス語). Le HuffPost (2019年9月9日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha va quitter le RN (Info Obs)” (フランス語). Le Nouvel Obs (2020年11月3日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha quitte le RN: un départ en forme d’échec” (フランス語). l'Opinion (2020年11月3日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha claque la porte du RN” (フランス語). Le Figaro (2020年11月3日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ Prolongeau, Hubert (2021年3月26日). “Génération identitaire, au cœur de l’ultradroite décomplexée” (フランス語). leparisien.fr. 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha rattrapé par des affaires de plagiat” (フランス語). Le Monde.fr. (2021年12月31日) 2024年4月20日閲覧。
- ^ “[Exclusif Jean Messiha : “Pourquoi je rejoins Eric Zemmour”]” (フランス語). Valeurs actuelles (2022年1月14日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ Tésorière, Ronan (2021年12月6日). “Meeting d’Éric Zemmour : qui sont les personnalités et soutiens politiques présents dimanche ?” (フランス語). leparisien.fr. 2024年4月20日閲覧。
- ^ a b “Jean Messiha, ex-porte-parole de la campagne de Zemmour, quitte Reconquête!” (フランス語). Le Figaro (2022年4月28日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Jean Messiha condamné à 1,500 euros d'amende pour avoir injurié un préfet” (2021年10月18日). 2023年4月29日閲覧。.
- ^ Marceau Taburet (2022年1月1日). “Le polémiste d'extrême droite Jean Messiha accusé de plagiat”. 2022年1月3日閲覧。.
- ^ “Le polémiste d'extrême droite Jean Messiha condamné à 1 500 euros d'amende pour avoir injurié un préfet” (フランス語). Franceinfo (2021年10月18日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “Métropole de Lyon. Le polémiste d’extrême droite Jean Messiha bientôt jugé à Lyon pour un tweet” (フランス語). www.leprogres.fr. 2024年4月20日閲覧。