参政党
参政党 Sanseito | |
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ファイル:Sanseito Picture.png | |
共同代表 | 松田学、赤尾由美、吉野敏明 |
事務局長 | 神谷宗幣 |
成立年月日 | 2020年4月 |
衆議院議席数 |
0 / 465 (0%) |
参議院議席数 |
1 / 245 (0%) |
政治的思想・立場 | 保守 |
2010405021308 | |
公式サイト | 参政党 |
参政党(さんせいとう、英: Sanseito)は、日本の政党。2020年に設立され、2022年の参議院議員通常選挙で得票率2%を上回って1議席を獲得し、各法制度上の政党要件を満たした。
党史
2020年4月に結党[1]。党員には、事務局長の神谷宗幣による動画配信番組の視聴者など、3000人が集まったという[1]。
2022年の第26回参議院議員通常選挙へ向けて、選挙区・比例代表にそれぞれ5人の候補者を擁立し、議席を獲得することを目指して活動を進めた[1]。当初は難航したものの、党の関係者によれば同年4月頃から街頭演説の様子がYouTubeなどのインターネットの世界で拡散し、選挙公示日前には党員・サポーターは3万人、寄付額は3億円を超えるほどに拡大した[1]。同選挙では、比例代表で5人の候補者を立てたほか、45の選挙区すべてに候補者を擁立し[2]、選挙の結果、比例代表で神谷宗幣が当選し、1議席を獲得[3]。加えて、選挙区・比例代表ともに得票率2%以上を記録し、公職選挙法や政党助成法上の政党要件を満たした[3][注釈 1]。
政策・支持層
保守色の強い政党である[5][3]。2022年の参議院選挙では、考える力を養い、伝統を大切にする「教育改革」、無農薬などを推進する「食の安全」、外国人からの投資を規制する「国まもり」を重点政策とし[1]、新型コロナウイルス感染症対策として、「マスク着用の自由化」などを掲げた[3]。
政治学者の萩野寛雄によれば、従来の高齢者を中心とする政治への失望感を覚えた若年層が支持層の中心をなしている[5]。実際に、JNNの調査によれば、2022年の参議院選挙では、若い世代ほど参政党に投票した割合が高かった[2]。また、既存政党を嫌う有権者の受け皿を目指している[5]。同じくJNNの調査では、投票者が「岸田内閣を支持しない」と回答した割合は約6割に上り、比例区に候補者を立てた全政党の中で最も高かった[2]。
組織・役職
2022年7月現在のボードメンバーは以下の通り[6]。
- 共同代表 - 松田学、赤尾由美、吉野敏明
- 事務局長 - 神谷宗幣
- 副事務局長 - 川裕一郎
また、「国民参加型政党」を標榜し、党の方針をメンバーとともに作り上げることを意図している[5]。
党勢
参議院
選挙 | 年 | 当選/候補者 | 非改選 | 定数 | 議席占有率 | 備考 |
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第26回 | 2022年 | 1/50 | 0 | 245 | 0.4% |
所属議員
参議院議員 |
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神谷宗幣 (1回、比例) |
括弧内は当選回数と選挙区。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e “新興勢力「参政党」国政政党目指す戦い 初の議席獲得”. NHK (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c “議席獲得が確実な「参政党」 どんな人が投票したの? ~出口調査から最速分析!~”. TBS (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c d “参政党、1議席獲得で政党要件満たす…選挙区と比例ともに得票率2%以上に”. 読売新聞 (2022年7月11日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ)「政党要件」 。コトバンクより2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c d “「ブルーオーシャン」飛び込んだ参政党 SNS世代巻き込む”. 産経新聞 (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ “メンバー紹介”. 参政党. 2022年7月11日閲覧。
外部リンク
- 参政党 - 公式サイト
- 参政党(公式)🟠🌸 (@sansei411) - X(旧Twitter)
- 参政党【政党DIY】 - YouTubeチャンネル