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Kyash

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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Kyash(キャッシュ)は株式会社Kyashがサービス提供するiOSおよびAndroid向けの送金・決済アプリである。

Kyashアプリ

2017年4月より提供されており、当初は個人間送金アプリとしての側面が強かった[1]。アプリを利用すると「Kyash残高」にチャージ(入金)することができ、残高を使って個人間送金などを行う。アプリからはバーチャルプリペイドVISAカードを発行することができるため、残高はスマートフォンの画面上に表示される券面情報を使用して、ネットショッピングなどの決済に使用できる[2]。登録はメールアドレスパスワードSMS認証、またはFacebookアカウントによって行い、与信審査などは行われない。KyashはプリペイドVISAカードではあるが、クレジットカードデビットカード情報を登録しておくと、残高0でも不足分を自動チャージ出来るため、手動でチャージすることなく使用できる[1]。チャージした残高は再び現金に戻すことは出来ない[3]

2018年6月からは実店舗(国内のみ)で使用できるプラスチック磁気カードである「リアルカード」の発行が開始され、VISAでの買い物に2%のキャッシュバックが付くようになった。

2018年10月からは「Google Pay」に対応した[4]。これによりリアルカードなしでもバーチャルカードをGoogle Payに登録することで「QUICPay」による実店舗での決済が可能になった。また、セブン銀行ATMからのチャージが可能となった。

2018年12月からはクレジットカードによるチャージで、従来の自動チャージに加えて、金額を指定しての手動チャージにも対応した。

2019年4月、VISAプリペイドカード発行ライセンスを取得したことで、それまでVISA提携イシュアである「すみしんライフカード株式会社」を通じて発行していたKyashリアルカードを自社で発行できるようになった[5]

2019年10月からは「Kyashポイント」がスタートした。ポイントは、バーチャルカード使用時0.5%、リアルカード使用時1%になり、リアルタイムに付与される[6]

2020年5月1日より、海外実店舗での決済にも対応した新カード「Kyash Card」発行に伴い、従来のリアルカードは「Kyash Card Lite」という位置づけになり、ポイント還元率は0.5%となった[7]。新カード「Kyash Card」はICチップを内蔵、暗証番号やVISAのタッチ決済へ対応し、ポイント還元率は1.0%となる。また、カードの発行手数料が900円必要になる[8]

2020年9月7日より、銀行口座入金サービスが開始された、最初は10行で開始されたが3行追加され現在は13行使える※イオン銀行は停止中

10月19日 三菱UFJ銀行口座の対応

11月24日 ジャパンネット銀行口座の対応

2021年2月4日 住信SBIネット銀行の対応

残高の区分

種類 有効期限 送金 出金 取得方法 備考
Kyashマネー 無期限 本人確認済みのアカウントで、

銀行口座/セブン銀行ATM/コンビニ/銀行ATM(ペイジー)でのチャージ

全ての機能が有効化された残高。
Kyashバリュー 無期限 × × クレジットカード/デビットカードKyashポイント、他サービスの売上金やポイントアカウント移行時の繰越残高

株式会社Kyash

株式会社Kyash
Kyash Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
107-0062
東京都港区南青山5丁目2番1号 NBF ALLIANCE 201
北緯35度39分50.7秒 東経139度42分49.5秒 / 北緯35.664083度 東経139.713750度 / 35.664083; 139.713750座標: 北緯35度39分50.7秒 東経139度42分49.5秒 / 北緯35.664083度 東経139.713750度 / 35.664083; 139.713750
設立 2015年1月23日
業種 サービス業
法人番号 9011001103831
事業内容 ウォレットアプリ「Kyash」の運営
代表者 鷹取真一代表取締役CEO
資本金 27億7,493万円
主要株主
外部リンク kyash.co
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三井住友銀行出身の鷹取真一が古巣である三井住友銀行や伊藤忠商事の出資を受け2015年1月に創業[3]。Kyash VISAカードの決済による加盟店手数料やチャージ残高の運用益を主な収益源としている[2][9]

脚注

  1. ^ a b “人気送金アプリ、復旧の目途は? Kyashのオートチャージ機能制限、発生6日目”. J-CASTニュース. (2018年11月8日). https://www.j-cast.com/2018/11/08343282.html 2019年6月15日閲覧。 
  2. ^ a b 個人間送金アプリ「Kyash」 手数料ゼロの理由とは?”. 東証マネ部!. 株式会社東京証券取引所 (2017年4月22日). 2019年6月15日閲覧。
  3. ^ a b “送金を身近に リアルカードで決済シーンも拡大 「Kyash」の戦略を聞く”. ITmedia Mobile. (2018年8月15日). https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1808/15/news030.html 2019年6月15日閲覧。 
  4. ^ "「Kyash」本日より店舗でGoogle Pay 対応" (Press release). 株式会社Kyash. 9 October 2018. 2019年6月15日閲覧
  5. ^ “Kyash、企業が自社ブランドのVisaカードを即時発行できる「Kyash Direct」をローンチへ——Fintechファストトラックプログラムにも参加”. BRIDGE. (2019年4月25日). https://thebridge.jp/2019/04/kyash-to-launch-kyash-direct 2020年9月20日閲覧。 
  6. ^ "本日より「Kyashポイント」がスタートします" (Press release). 株式会社Kyash. 1 October 2019. 2020年9月20日閲覧
  7. ^ "Kyashポイント還元率のご案内" (Press release). 株式会社Kyash. 18 March 2020. 2020年5月5日閲覧
  8. ^ “4月以降もずっと1%還元のKyash Card、アプリから発行申込開始”. BCN+R. (2020年2月25日). https://www.bcnretail.com/market/detail/20200225_159431.html 2020年5月5日閲覧。 
  9. ^ “スマホ個人間送金のKyash、サービス発表と同時にシリーズAで10億円超を調達”. TechCrunch Japan. (2016年12月14日). https://jp.techcrunch.com/2016/12/14/kyash-raising-over-1-billion-yen-in-seriesa/ 2020年9月20日閲覧。 

外部リンク