シテ・デュ・トラン
シテ・デュ・トラン Cité du train de Mulhouse | |
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博物館のポスター | |
施設情報 | |
専門分野 | 鉄道 |
開館 | 1976年 |
所在地 | フランスミュルーズ |
位置 | 北緯47度45分02秒 東経07度17分38秒 / 北緯47.75056度 東経7.29389度座標: 北緯47度45分02秒 東経07度17分38秒 / 北緯47.75056度 東経7.29389度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
シテ・デュ・トラン(Cité du train)、旧称フランス鉄道博物館(Musée français du chemin de fer)は、フランスのミュルーズに所在する鉄道博物館である。15,000平方メートルの敷地に100両以上の鉄道車両を有している。
歴史
フランスに鉄道博物館を作ろうという構想は1900年のパリ万国博覧会の後から存在したが、実現したのは第二次世界大戦後である。
1961年、ミュルーズ市がフランス国鉄(SNCF)に対し、歴史的な鉄道車両を展示するための敷地を提供した。1971年、最初の機関車がミュルーズ北機関庫に暫定的に置かれ、1976年6月に現在地に移転しフランス鉄道博物館として正式開業した。1983年に展示スペースが拡張され、敷地面積13,000平方メートル、線路長1,350mとなった。
その後入館者が減少したため、既に1999年から同市内のミュルーズ国立自動車博物館を運営していたCulturespaces社(fr:Culturespaces)に運営を委託することとなり、860万ユーロを支出して博物館の改装がなされた。そして2005年3月11日、「シテ・デュ・トラン」と改名して再開館した。
展示の概要
改装時に新設された「鉄道黄金時代(le siècle d'or du chemin de fer)」という名称の展示では、1860年から1940年までの歴史上の出来事について、以下の6つのテーマに沿って6,000平方メートルの新しい展示館で紹介している。
- 休暇の鉄道(le chemin de fer des vacances)
- 鉄道と山(le chemin de fer et la montagne)
- 公用列車(les trains officiels)
- 鉄道と戦争(le chemin de fer et la guerre)
- 鉄道員(les cheminots)
- 旅行(le voyage)
また、更新された古い展示館では、鉄道の技術、設備に重点を置いた展示になっており、蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車とそれらの発達を説明している。機関車の内部に入ることも可能である。
これらの2つの展示館の間には、屋外のレストランと、テーマ展示がある。
所蔵車両
2006年時点の所蔵車両は計221両(非公開の車両も含む)で、内訳は以下の通り。
このほか鉄道車両の部品やレール、枕木、保線工具など鉄道に関する物品を所蔵、展示している。
アクセス
SNCFミュルーズ駅前のトラム中央駅からLRT第3系統[1]に乗り、博物館(Musées)駅で下車し徒歩。ミュルーズ駅からタクシーでもアクセスできる。
参考文献
- Mirville, Philippe (2006). Cité du train - the catalogue. La Vie du Rail. ISBN 2-915-034-52-4
- 『フランス鉄道の旅』地球の歩き方編集室 編(改訂第2版)、ダイヤモンド社、2006年。ISBN 4-478-05100-3。