宮平貴子
宮平 貴子(みやひら たかこ、1979年 - )は、日本の映画監督・映画プロデューサー。
●経歴
1979年沖縄県那覇生まれ。大学時代に短編映画を作り始め映画監督クロード・ガニオンの『リバイバル・ブルース』のカメラ助手を経験し、長編映画の世界を目指す。卒業後はフリーランスとして沖縄で現場経験を積み、『KAMATAKI-窯焚-』でチーフ助監を担当。その後もドキュメンタリーの撮影・編集などで経験を積む。2008年、ユリ・ヨシムラ・ガニオンと共同脚本した『アンを探して』で長編監督デビュー。同作は2009年シンガポールの新人映画祭(第5回アジアン・フェスティバル・オブ・ファーストフィルムズ長ければなしまたはAFFFなど略OK)で邦人初のグランプリと最優秀監督賞を受賞。2011年、沖縄に拠点をうつし、初プロデュースの『カラカラ』(クロード・ガニオン監督作)は第36回モントリオール世界映画祭で世界に開ける視点賞・観客賞を受賞。台湾のトム・リン監督「百日告別」、沖縄在住スイス人写真家のダニエル・ロペスの「カタブイ-沖縄に生きる」など沖縄の日常に根ざした作品を製作している。2015年は沖縄フィルムツーリズム推進事業「わたしの宝もの」は第22回キンダーフィルムフェスト・きょうと で短編部門グランプリ、韓国・ドイツの映画祭に招待される。
2014年に小さい頃の多感な時期に映画を通じて世界を感じ映画祭運営を通じて視野を広げる映画祭KIFFOを立ち上げ、今年で第6回目となる。その活動が評価され2018年2月にはドイツ外務省の招待プログラムに参加日本の若手リーダーとして推薦され世界の若手映画人と交流、ベルリン国際映画祭を訪問。
現在、「素晴らしきクソッたれの青」(監督神谷邦昭)など若手の短編映画をプロデュースしながら、自身の二作目の長編映画を鋭意準備中。
●主なフィルモグラフィー(製作年*公開年ではございません)
2002年「リバイバル・ブルース」(クロード・ガニオン監督)カメラ助手担当
2005年「KAMATAKI-窯焚-」(クロード・ガニオン監督)チーフ助監担当
*モントリオール世界映画祭で5部門受賞
宮平貴子・脚本・監督作
2008年「アンを探して」
*アジアの新人映画祭(AFFF)で邦人初のグランプリ・最優秀監督賞受賞
2015年「わたしの宝もの」
*第22回キンダーフィルムフェスト・きょうとで短編部門グランプリ
共同プロデュース作
2011年「カラカラ」(クロード・ガニオン監督)
*モントリオール世界映画祭W受賞
2013年「カタブイ-沖縄に生きる-」(ダニエル・ロペス監督)
2014年「百日告別」(トム・リン監督)
2018年 短編「素晴らしきクソッたれの青」(原作・脚本・監督神谷邦昭)
現在自身の長編映画に向けて鋭意準備中。
●こども国際映画祭in沖縄<KIFFO> Kokomo International Film Festival
「いろんな人の笑顔が増える社会」を目的に、2014年から立ち上げたこども国際映画祭in沖縄<KIFFO>
2018年の5回目の開催は、過去最高の来場者数を達成した。
始めた当初は協賛企業は1社だけだったが、第5回目にして22社までに増えその活動は現在たくさんの人々に広がりを見せている。
活動の成果として不登校気味で人とコミュニケーションが苦手だった少年が、学校を卒業後管理職の仕事に就いたり、第1回目の映画祭に関わっていた子供が現在大学を卒業し、テレビ制作会社に就職。学生時代に撮影した短編映画がイメージフォーラムで上映されるなど、沖縄の才能を育てるキャリア教育に特化している。
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