いやし系
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いやし系とは、日本で1990年代後半から2000年代前半にかけて現れた言葉で、元々はテレビに出演する女性芸能人において、和み・癒し・安らぎを感じさせるような人物およびそのふるまいを指す。
はじまりは飯島直子が出演した缶コーヒーのCMの姿を指して使われ、その後同じく飲料水系のCMに出演した井川遥や優香が言われた。
現在ではいやし系といういい方はメディアではほとんどなされていない。 これは、いやし系が特技の部類といった特徴でなく、誰でも名乗れることや、もともと定義がはっきりしていなかったために、いやし系が有名になると、芸能事務所がこぞって自前のタレントを「いやし系」として売り出したことによる。「いやし系」でもないタレントやアイドルを「いやし系」として売り出したため、受け手である視聴者が「いやし系」という記号自体に疑念の目を向けてしまった。