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郡司ペギオ幸夫

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郡司 ペギオ 幸夫(ぐんじ - ゆきお、英:Yukio-Pegio Gunji、本名:郡司 幸夫(読み同じ)、1959年 - )は日本の理学者。現在、早稲田大学理工学術院基幹理工学部・研究科教授。

スタンス

  1. まず、二項対立、素朴実在論、アジョイントを捨て、それらと自分との距離がなるべく遠くなるように、徹底的に卑しめよ
  2. 次に、「それらを我々は笑えるか」と自答し、我々の頭の中にある、距離概念だけ無効にせよ。卑しめたことを謝罪する必要はない。
  3. そして、(本当のところ誰もわかってない)「本当の外部」に向かえ。
  4. ただ、二項対立、素朴実在論、アジョイントがもたらす利益は最大限享受してよろしい。[1]

随伴作用のことを随伴関手で括り、随伴関手を批判するスタイルは、一般化ゾンビと呼ばれている[2]

経歴

  • 1978年4月1日、東北大学理学部入学
  • 1982年3月31日、東北大学理学部地質学古生物学教室卒業(理学士
  • 1982年4月1日、東北大学大学院理学研究科博士前期課程入学
  • 1984年3月31日、同課程修了(理学修士
  • 1984年4月1日、東北大学大学院理学研究科博士後期課程進学
  • 1987年4月1日、日本学術振興会特別研究員(同年6月30日まで)
  • 1987年6月30日、東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士
  • 1987年7月7日、神戸大学理学部地球科学科助手
  • 1993年7月1日、神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座助教授
  • 1999年4月1日、神戸大学理学部地球惑星科学科惑星大講座教授
  • 2014年4月、早稲田大学理工学術院基幹理工学部・研究科教授

著書

単著

共著

  • 『複雑系叢書7 複雑さへの関心』(共立出版、2006年、ISBN 4320034511
    • 「複雑性の本質:観測由来ヘテラルキー」
  • 『UP 2004年9月号』(東京大学出版会、2004年)
    • 「消失点、バートン・フィンクの壁、選択の壁」
  • 『UP 2004年8月号』(東京大学出版会、2004年)
    • 「オープンリミット:日本一うまいラーメン屋と生命・環境概念の関係」
  • 『脳と生命と心―第一回養老孟司シンポジウム』(哲学書房、2000年、ISBN 4886790712
    • 「クオリアと記号の起源:フレーム問題の肯定的意味」
  • 『古生物の科学2 古生物の形態』(朝倉書店、1999年、ISBN 4254166427
    • 「時間を担う形態―生命基礎論序説」
  • 『マーケティングダイアログ』(白桃書房、1999年、ISBN 4561661050
    • 「ブランドの様相と記号の襞」
  • 『現代日本文化論―私とは何か 』(岩波書店、1998年、ISBN 4000261215
    • 「無目的な能動性:タフであること、働きかけること」
  • 『内部観測』(青土社、1997年、ISBN 4791791444
    • 「適応能と内部観測」
  • 『生命システム』(青土社、1997年、ISBN 479179141X
    • 「多様性の生物学」
  • 『脳と心のバイオフィジックス』(共立出版、1997年、ISBN 4320054725
    • 「心の論理構造」
  • 『講座 生命’96〈vol.1〉生命の思索』(哲学書房、1996年、ISBN 4886790615
    • 「生命の様相―縮退するユリイカの構造」
  • 『ビオス 2』(哲学書房、1996年、ISBN 4886793010
    • 「内部観測者にとってのモデル:創発性、構造、固有名の起源を語るために」
  • 『岩波講座 宗教と科学6 生命と科学』(岩波書店、1995年、ISBN 4000104667
    • 「ウロボロス―生命の臨界論理」
  • 『ビオス 1』(哲学書房、1995年、ISBN 4886793003
    • 「生命の理論:脱構築という装置から2つの理論形態へ」
  • 『生物学にとって構造主義とは何か』(吉岡書店、1991年、ISBN 4842702384
    • 「波動信号の構造―腕足動物における内腕骨変態と肋形成の機構」
  • 『講座 進化1/進化論とは(東京大学出版会、1991年、ISBN 4130642111
    • 「生物学的時間にみる他者:進化の時間論」
  • 『構造主義をめぐる生物学論争』(吉岡書店、1989年、ISBN 4842702230

対談

  • 『RATIO1』(講談社、2006年、ISBN 4062133142
  • 『artictoc volume1―Creature Act 化けもの的ふるまい』(近畿大学国際人文科学研究所、2006年)
  • 『同一性・変化・時間』(哲学書房、2002年、ISBN 4886790811
  • 『談 59』(TASC、1998年)
    • 「誕生・老い・死…生命の内部観測」

脚注

  1. ^ たとえば、『構造主義をめぐる生物学論争』(吉岡書店、1989年、ISBN 4842702230
  2. ^ 現代思想2013年2月号、pp.80-98

外部リンク