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甘城ブリリアントパーク

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甘城ブリリアントパーク
小説
著者 賀東招二
イラスト なかじまゆか
出版社 KADOKAWA 富士見書房
その他の出版社
青文出版集団(台湾)
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2013年2月20日 -
巻数 既刊5巻
小説:甘城ブリリアントパーク メープルサモナー
著者 八奈川景晶
イラスト なかじまゆか
出版社 KADOKAWA 富士見書房
レーベル 富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2014年10月18日 -
巻数 既刊2巻
その他 賀東招二(原案・監修)
漫画
漫画
原作・原案など 賀東招二(原作)
なかじまゆか(キャラクター原案)
作画 吉岡公威
出版社 KADOKAWA 富士見書房
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
発表号 2014年3月号 -
巻数 既刊2巻
漫画:甘城ブリリアントパーク?ふも
原作・原案など 賀東招二(原作)
なかじまゆか(キャラクター原案)
作画 東皓司
出版社 KADOKAWA 富士見書房
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
ドラゴンマガジン
発表号 2014年6月号 -
アニメ
原作 賀東招二
監督 武本康弘
シリーズ構成 志茂文彦
キャラクターデザイン 門脇未来
音楽 光宗信吉
アニメーション制作 京都アニメーション
製作 甘ブリ再生委員会、TBS
放送局 #放送局参照
放送期間 2014年10月 - 12月
話数 全14話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベルアニメ
ポータル 文学アニメ

甘城ブリリアントパーク』(あまぎブリリアントパーク)は、賀東招二による日本ライトノベルイラストなかじまゆかが担当している。富士見ファンタジア文庫富士見書房)より刊行されている。略称は「甘ブリ[1]

漫画化・アニメ化・日本国外での翻訳版刊行・スピンオフ小説刊行などが展開されている。

概要

潰れかけたテーマパーク「甘城ブリリアントパーク」を主な舞台として、その再建を託された俺様系高校生可児江西也とパークのキャストたちとのドタバタな日常を描いている[2]

著者の賀東の前作『フルメタル・パニック!』完結からおよそ3年ぶりとなる新シリーズである。2011年刊行と発表されていたが[3]、度重なる刊行延期の末、2013年2月に小説第1巻刊行となった。当初ジャンルは「ラブコメディ」とされていたが、後に賀東は「あれはウソだ」とも発言しており、大麻ソープランドなどをネタにした[原作 1]ラブコメらしからぬ過激なブラックジョークが多く見られる[4]

賀東は「遊園地で着ぐるみを見て、あれで実は子供が大嫌いだったら面白いのではと考えたのが出発点」[1]「エッジのきいた娯楽作品にばかり接している自分のような大の男にとっては、お茶の間向けの遊園地は退屈。そこで、底意地の悪いアイデアが出てきてしまう」[原作 2]との趣旨で、本作執筆の狙いについて述べている。一癖あるメンバーが一念発起して何かに取り組む姿、エンターテイナーの苦悩、斜陽産業の悲哀といったものを描いて行きたかったとも語っている[1]。また、賀東は「次回作としてはミリタリー色の強いアクション系の話をやるのが順当だとは思ったが、そのタイプの話はまた手がける機会があるだろうから、今回は違うタイプの話で頑張ることにした」との趣旨で本作執筆の背景について述べている[原作 2]。また「この手のコメディーをやるのは初めてだから試行錯誤」とも語っており、執筆に苦労していることが窺わせられる[原作 2]。斜陽のテーマパークを作品の主な舞台としたことについては「(ライトノベルにおいて)定番のコミュニティである『学校』以外での舞台設定で話を作れないか。学校が読者の想定する最大公約数的なコミュニティであることは疑いないが、そこから外れてしまったとしても他にも居場所はある。そういう話にチャレンジしてみたかった」との趣旨で述べている[原作 3]。外部からの評価としては、本作につき「主人公を始め端役にいたるまで皆絶妙に問題を抱えたメンバーによる破壊力」を評価した見解[5]、「ドタバタ劇の間に挟まれた問題キャラのドラマ」を評価した見解[6]がある。

メディアミックス展開としては、2014年2月より漫画連載が開始、および他1作のスピンオフ作品が雑誌連載されている[7]。また、2014年10月より八奈川景晶によるスピンオフ小説『甘城ブリリアントパーク メープルサモナー』が刊行されている。日本国外においては、台湾において翻訳版が刊行されている[8]

テレビアニメも2014年10月から放送されており[2]、アニメ版のストーリーを元にしたコミカライズ作品も発売された[9]

あらすじ

小説『甘城ブリリアントパーク』

第1巻
子役俳優の[原作 4]俺様系高校生可児江西也は、季節はずれの時期に転校してきた謎の美少女千斗いすずから[原作 5]マスケット銃を突きつけられながらデートの誘いを受ける。否応なく西也は承諾させられるのであった[原作 6]
日曜日[原作 7]、いすずに連れられやってきた甘城ブリリアントパーク、通称甘ブリは[原作 8]、巷に流れるダメ遊園地としての悪評どおりの残念ぶりであった。パーク内にゲストに夢を与えようとする姿勢が微塵も感じられないことに憤った西也は帰ろうとする[原作 9]。しかし、いすずに引き合わされた甘ブリの支配人ラティファ・フルーランザ[原作 10]より、パークの支配人代行就任を依頼される[原作 11]。甘ブリは今事業年度残りの2週間で10万人のゲスト入場者がなければ、契約により閉園を余儀なくされる危機であったのだ[原作 12]。本来引き受ける義理などない西也ではあったが、かといって見捨ることもできず、事業年度末までの期間限定ということで支配人代行就任を承諾する[原作 13]
翌日から西也による甘ブリ建て直しプランが遂行され、パークは徐々に活気を取り戻してきた。しかし西也は初日の時点で、様々な策を講じても目標には万単位で入場者が足りないであろうことに気が付いていた[原作 14]。パークの運命を打開する起死回生の策は、果たして西也の手にあるのか。
第2巻
西也の反則技な秘策により、何とか前年度のゲスト入場目標はクリアした甘ブリであったが、新年度の4月になっても危機的な状況は続いていた。危機を回避した気の緩みがキャストの間に広がっていることもあるが[原作 15]、そもそも人材も資金も絶対的に不足していた[原作 16]
西也はまずは人材の充実を図るべく、資金難にも係わらずアルバイトの募集をかける[原作 17]。しかし、パークの現状を反映しているのか、面接に現れた応募者はそれぞれ光るところはあるものの皆微妙な者ばかりで、何だか挙動不審ないすず[原作 18]も含めてまた一騒動が起こるのであった。
資金の方も、早急な手当てを行わないとキャストの給料すら遅配となりかねない危機的状況であった[原作 19]。仕方がないこととはいえ、前年度の激安キャンペーン等の反動が現れてきたのである[原作 15]。西也の奔走と裏技駆使により、パーク南側の第二パーク予定地を売却する話がまとまろうとする[原作 20]。しかし、第二パーク予定地にはかつてパークのキャストが行方不明となったほら穴があるという[原作 21]。売却実現の障害とならないかどうか、西也はいすずとモッフル達リアルキャスト数名によりほら穴調査に赴く[原作 22]。ほら穴にはいったい何があるのか。そして、資金不足の危機を回避することはできるのか。
第3巻
第二パーク予定地売却の話もまとまり、当面の資金不足は回避することができた甘ブリであったが、代償として年間入場者数目標300万人が事業継続条件となってしまう。日本でも有数のテーマパークしか到達していない水準であり[原作 23]、西也といすずは他のキャストにとても目標大幅引き上げを伝えられなかった[原作 24]。ともあれ、事態を打開する第一歩として、目前に迫ったゴールデンウィークでリニューアルした「新生甘ブリ」を披露すべく、キャスト達は従来のショーのスケールを大幅に上回る大型ライブショーの準備に励む[原作 25]
そんな中、新たに甘ブリキャストに加わった中城椎菜は悩んでいた。人見知りな椎菜は[原作 26]、これまでの生活から脱却すべくアルバイトに応募し[原作 27]、紆余曲折はあったものの甘ブリの一員となった[原作 28]。しかし、意に反し思うようにはいかない日々が前と変わらず続いたこともあり、アルバイトを辞めようと考えていた[原作 29]
準備を積み重ねてきた大型ライブショーのお披露目の日。開演予定時刻となったが、機器のトラブルが発生しショーを開始できない[原作 30]。このままでは演ぜずして失敗となってしまう危機の中、モッフルの提案により、場つなぎとして椎菜が歌うこととなる[原作 31]。はたしてその歌声は詰め掛けたゲストや甘ブリキャストに何かを届けるのか、そしてショーは成功するのか。
一方で、西也の高校生活は新学年早々既にピンチであった。成績面は何とかなってはいたが、出席日数だけは登校しなければ何ともならない[原作 32]。西也自身は学校を辞めても良いと考えていたが[原作 33]、人の不幸により得られた幸せでは意味がないとラティファにたしなめられる[原作 34]。打開策として特殊アイテムを用いて幹部キャストたちが身代わりで登校することとなるが[原作 35]、それぞれが下手を打ったために甘城高校での西也の人間関係がどんどん拗れていく。既に破裂寸前にまで膨れ上がったもつれは、はたして解くことができるのか。
そんな中、いすずはミュースが見つけてきたメープルランドのソフトハウス制作カメラアプリのお試しにつきあわされる[原作 36]。魔法のアプリにより映し出される、甘ブリの妖精体リアルキャスト達の人間体の姿とは。
第4巻
パークリニューアルの効果とキャスト達の頑張りもあって甘ブリの状況は改善され、集客も伸びて目立つ問題点はほぼ解消されてきていた。しかし入場者数目標達成への道がまだ見えない状況に変わりなく、目標引き上げを言い出せないままの西也といすずの苦悩は続いていた。
そんな中、伴藤美衣乃の周りでは今日も血を見る事故が発生し、美衣乃のみならず「ティラミーのミュージックシアター」ではティラミーが犠牲となっていた。改めて美衣乃の調査を行ったところ、重度の呪いを受けておりその影響で周囲の人間が悪影響を受け流血沙汰に繋がっていたことが判明する。これまでのアルバイト先のように美衣乃を辞めさせることを良しとしない西也は、魔法の国から専門医を呼び寄せる。果たして呪いを解くことはできるのか。
一方で、経費削減のためパーク紹介PVの自主制作を命ぜられた広報部長のトリケン。何とか出来上がったPVは、基本に忠実ではあるがインパクトに欠けるパッとしない出来栄えであった。西也はいすずに改良サポートを命じ、トリケンはいすずと相談しつつキャスト達の意見をPVに反映していく。結果出来上がったものは、もはや収拾のつかない内容になっていた。はたしてPVは無事オンエアできるのか。
そんなある日、勤勉な西也にしては珍しくいすずに対しスケジュールの繰り延べを申し出てくる。体を空けた西也が向かったのは新宿高層ビル街。尾行したいすずと椎菜は、そこで西也と15歳程度の少女が待ち合わせるのを目撃する。はたして少女の正体は。
第5巻
甘ブリテーマソングCDの売れ行きが予想以上に好調で、再び椎菜をボーカルに据えた新作CD作成が企画される。紆余曲折の結果、安達映子・美衣乃・椎菜のアルバイト3人でユニット「タスクフォースABC」を結成してのリリースを目指すことに。プロデューサー兼ミュージシャンとして制作に携わることとなったマカロンであったが、3人娘を連れて飲みにいった際、映子の婚約者とトラブルを起こしてしまう。実は甘城市の有力者であった映子の父より甘ブリに対して圧力がかけられて来たが、一芝居打つことで事態の沈静化を図ろうとする甘ブリの面々であった。映子の父の甘ブリ来場当日、その日はマカロンの娘が数年ぶりにマカロンに会いに甘ブリにやってくる日でもあった。人間体と妖精体とを無理やり行き来しながら両者に応対するマカロン。はたして事態は無事収束するのか。そして、マカロンのために取り寄せられた変身器具「鋼鉄のミッチ」は、いすずやアクワーリオの面々など他のリアルキャスト達にも大きな波紋を生むのであった。
ゲスト来場者数が順調に伸びてきている甘ブリであったが、同時に各アトラクションの待ち時間も大幅に伸びてしまっていた。このままでは夏休みには120分待ちにもなりかねない「モッフルのお菓子ハウス」の状況改善を西也は求める。しかしそれは、現在のコアユーザーにも十分満足してもらえ、自身にとっても満足の行く出来であるアトラクション構成を捨てるということでもあった。エンターテイナーとしてのこだわりとの間でモッフルは苦悩する。
同様に、もはやラティファお手製のコロッケを大幅に増えた来場者に遍くお届けするのが難しい状況ともなってきていた。自分ももっと甘ブリのために役に立ちたいというラティファの思いを汲み、新企画のパレードにラティファを登場させようとの話が出る。ラティファの身の安全を第一に考えるモッフルといすずがプロデュースした試作版パレードはどのような形に。

『メープルサモナー』

第1巻
100年もの間、メープルランドを一方的に敵視し逆恨みし続けるネコの妖精たちの国、ホイップ社会主義共和国連邦 - 通称「ポ連」。メープルランドが地上界に作った「甘城ブリリアントパーク」の偵察と監視、場合によっては実力行使を目的とし、ポ連は甘ブリ内の拠点としてのファンシーショップ「ホイップアンティーク」を開店する。その要員は、親の七光りで大佐になったものの全く人望がないショップオーナーニャーソン、見習い軍人で魔法のハリセン「ドウジギリ」の持ち主の店長紅衣はるの、そしてニャーソンに拉致されて事態に巻き込まれた不幸なアルバイト高校生宗方東司であった。今日もいつもの調子で核爆弾洗脳トラップだとニャーソンが暴走し、はるのから託されたドウジギリで東司がつっ込む。はるののことを聞きつけた東司大好きな幼なじみ新見杏子も事態に力いっぱい介入し、モッフル・マカロン・ティラミーらもさらに火に油を注ぐ。はたして甘ブリ内エトセトランド「ホイップアンティーク」は今日も無事に一日を終えられるのか。そしてラティファを狙う不埒者を阻止し、甘ブリの平穏は保たれるのか。
第2巻
いよいよ存在感が希薄になりながらも甘ブリ転覆の思いだけは失わないニャーソンが、メープルランド出身のお嬢様リーリット・キーマイヤーの拉致に及び、二重スパイへと仕立てようと画策する。ところがこのリーリット、通称リリの頭の中はアニメの主人公トージョーで満たされてしまっており、瓜二つの東司を同じく立派なジゴロに仕立て上げようとする。はるのや杏子との微妙な方向感のずれも、東司の意向とは全く関係なく脳内変換により見事に補正され、結果ニャーソンにとっては東司のハーレム状態がさらに進行するという由々しき事態となるのであった。
ニャーソンはついに、友好国である東シュトーレン共和国に支援要請を行う。派遣されてきたのは東シュトーレンでも指折りの切れ者、ノエル・ラビウス中尉。リリの召喚魔法で急遽呼び寄せられ対峙するものの押され気味の東司であったが、杏子の乱入による混乱の中、ノエルを武装解除することに成功する。はたして生粋の軍人とホイップアンティークキャストの間に着地点は見出せるのか。そして、ニャーソンがバナナの皮で転んで頭を打つとき、どのような天変地異が地球を覆うのか。

登場人物

原作小説とアニメではキャラクター設定が異なっているところもあるが、基本的に本稿は原作小説を基本とする。

主要人物

可児江 西也(かにえ せいや)
声 - 内山昂輝
本作の主人公で、頭脳明晰、運動神経抜群、更にルックスも優れた俺様系高校生[原作 5]
本作ストーリー開始時は甘城高校の1年生[原作 5]、新学期(小説第1巻エピローグ)より進級して2年生となる[原作 37](アニメ版ではストーリー開始時から2年生)が、支配人代行業務で忙しいため、ほとんど学校には通っていない[原作 38]。基本的に他者を見下し尊大な態度で接するため[原作 5]、在籍する甘城高校では友達もいない状態である[原作 39]。もっとも、その尊大な態度は人を遠ざけるための仮面なのではないかということも作中で示唆されている。
転校してきたいすずに無理やり甘ブリに連れてこられ、ラティファから甘ブリ支配人代行就任を要請される[原作 11]。特に義理もないことから一度は断るものの、甘ブリの惨状を見かねて就任を承諾する[原作 13]。西也に反感を抱く大多数の甘ブリキャストたちに対し「そんなプライド、犬にでも食わせておけ。仮にもプロを名乗るならな!」小説第1巻p.198より引用)[注 1]と言い放ち、芸能界で培ったノウハウを活かしつつパークを立て直すために奮闘する。当初は年度内、2週間限定での支配人代行の約束であったが[原作 13]、10万人入場を達成した後、新年度の4月以降も引き続き支配人代行を務めることとなる[原作 40]
子役タレント「児玉誠也」として一世を風靡した過去を持つが、そのことについてあまり触れたがらない[原作 4]。現時点でも演技力・歌唱力・[原作 41]ダンス力などに秀でており、パークのショーの演出も手掛け、芸能界にもいまだコネクションを持つ[原作 42]。勤勉であり、疲れていても自らの仕事をきっちりこなす。その手腕とカリスマ性も相まって、支配人代行就任後3ヶ月程で一月あたりのゲスト動員数を従来の3.5倍に伸ばし、パークのキャスト達に信頼され認められていることにつながっている。
ラティファにより、神託で選ばれし者に授けられる[原作 43]「相手の心を読む魔法」を与えられている。ただし同一人物に対しては1回のみしか使えず、一度使用した相手の心を再び読むことはできない[原作 44]。切り札は最後まで取っておくタイプの西也は、その能力をあまり使用しない[原作 45]。また5歳の頃に空中庭園に迷い込んでラティファと出会っている[原作 46]
両親は離婚している。かつては本名として父方の姓「久武」を名乗っていたが、本名がネット上で暴露されたこともあり、両親の離婚を機に母方の「可児江」に姓を改めた。父はその後再婚し、西也は一時期再婚相手とその連れ子である久武 早紀(きゅうぶ さき)と4人で暮らしていた。ストーリー開始後小説第4巻まででは、父方の叔母である久武 藍珠(きゅうぶ あいす、声 - 甲斐田裕子)と2人で暮らしている[原作 47]
また、家庭では洋ゲーが趣味である[原作 48]
高所恐怖症である[原作 49]
名前の元ネタはカニエ・ウェスト[10]
千斗 いすず(せんと いすず)
声 - 加隈亜衣
西也のクラスに転校してきた[原作 50]、大きな瞳と艶やかな亜麻色の髪が特徴の美少女[11]。スタイルも良いが、その表情は冷たさを感じさせる[原作 51]マスケット銃[原作 51]「シュタインベルガー」[原作 52]による実力行使も躊躇わないなど、剣呑な面がある。
その正体は魔法の国「メープルランド」の出身者で、メープルランドでは近衛隊所属の第一衛士「イースズルハ・セントルシア」である[原作 53]。パーク建て直しのために支配人代行として甘ブリに派遣されたが、問題を抱えたコミュニケーション能力とエンターテイメントに対する理解不足から努力が盛大に空回りすることとなった[原作 54]。結果、甘ブリを絶体絶命の状況に追い込む原因の一つとなり、乾坤一擲の打開策としてラティファの命により神託で選ばれた西也を甘ブリに連れて来る[原作 54]。西也の支配人代行就任後はサポート役を務め、新年度からは秘書室長として引き続き西也を補佐する[原作 55]
西也に対して初対面時から高圧的な態度を取っていた。しかし、西也の持つ二面性(合理的で冷酷な戦略家としての面と情熱的な[原作 43]芸術家・エンターテイナーとしての顔)こそがパークの窮状を救うことができる可能性を秘めるのではとするラティファへのレポートを記すなど、当初から彼の能力を高く評価している[原作 53]。また、西也が最初のパークの窮地を救ってからは、異性として意識している描写が随所に見られる。当初は西也を「可児江くん」と姓で呼んでいたが[原作 50]、彼の複雑な家族関係を知ったこともあり「西也くん」と名で呼ぶようになっている。
「人を評価する目は確かなのに、なぜすぐに銃の出番を作るコミュ障なのか理解できない」とモッフルに評されている。また、家系の先祖に河童がいる影響か胡瓜が好物で、また入浴に無上の悦びを感じている[原作 56]。妖精としての姿はピンク色のかわいらしい二頭身の河童である。
ラティファ・フルーランザ
声 - 藤井ゆきよ
甘城ブリリアントパーク総支配人[原作 10]。動員数が不足し、閉鎖の危機を迎えているパークの再建を西也に依頼する[12]。就任後もキャンペーン告知動画に出演したり[原作 57]、その手法からキャストとの対立を招きやすい西也をフォローするなどしてサポートする。
14、15歳くらいの容姿をしており、金髪で色白[原作 58]。国祖スリムの末裔にして魔法の国「メープルランド」の第一王女[原作 59]。王国においても近衛隊衛士であるいすずの仕える対象にあたる。
自らにかけられた呪いのせいで盲目[原作 10]で病弱であり[原作 60]、住んでいる城に張られている結界から出ることはほとんどない[原作 61]。呪いの正体は魔法の国の住人としては致命的な「アニムス欠乏の呪い」である[原作 62]。また「1年ごとに身体の成長と記憶がリセットされる呪い」にもかかっている[原作 63]。それ故に呪いに抗する手段でもある甘ブリの閉園は、自身の身の危機、最終的には存在の消滅に直結することになる。アニムスを多く得るための手段として、地上にあるメープルランドの「アゲル」である甘ブリに来ている[原作 64]。このため結界の張られている庭園からはあまり出ない[原作 65]
パークが年間入場者目標を達成し新年度に入った際に「リセット」され、前年度の西也の活躍については直接は覚えていない[原作 66]
ストーリーの進行につれて呪いによる体調不良勃発の頻度が高まっている旨の描写がなされており、事態の根本的な解決のためには、単に甘ブリの入場者数を増やす以上の手立てが必要なことが、西也といすずの会話により示唆されている[原作 67]。かつてメープルランドで総力を挙げてラティファの呪いを解こうとしたが失敗に終わったことが語られ、美衣乃の呪いを解いた魔法の国の専門医も「わしの手には負えん」と匙を投げた。
名前の元ネタはクィーン・ラティファ[10]

リアルキャスト

モッフル・マカロン・ティラミーを合わせて甘ブリ三羽ガラスということがある[原作 68]

モッフル
声 - 川澄綾子
アトラクション「モッフルのお菓子ハウス」のお菓子の妖精。げっ歯類のような2.5頭身の丸っこい体形で瞳が大きく、腕が短い。パークの人気看板マスコットで[原作 69]キャストからの信頼もあるが[原作 70]好戦的なところがある[13]。アトラクションが立地するパーク内エリア「ソーサラーズ・ヒル」のキャストリーダーも務め、幹部の多数を占めるリアルキャストの中でもリーダー的存在である[原作 70]。西也に対して、当初は良い印象を持っておらず事あるごとに衝突していたが、パーク閉園の危機に関しての奮闘や自らが汚れ役を務めることも辞さない姿勢を見るなどしたこともあり[原作 71]、ストーリーが進むにつれ西也に対する姿勢は好意的なものへと変化してきている。
子供嫌いかつ、血の気は多めで、ゲストとの間も含め度重なる暴力沙汰を起こしている問題キャストではあるが[原作 72]、甘ブリキャストの間での人望は高い[原作 70]。人手不足でありつつも、キャストとしての仕事やアトラクションの整備などの業務は堅実にこなしており[原作 73]、実際、西也が支配人代行就任直後に指示した「全キャストによる園内整備実施」の際にも、モッフルのお菓子ハウスは既に整備がされていることからその指示は免除されている[14]
ラティファとは叔父・姪の関係(モッフルの姉が王妃)にあるが[原作 74]、公式の場では両者ともその関係を表には出さない。ただしそのことはリアルキャスト内では周知の事実となっている。四半世紀以上姉に恋焦がれていたが、王様に寝取られてしまい悶え苦しんだトラウマがある[原作 75]
メープルランドの軍人貴族の家系の出であり、軍においては特殊部隊などに属していた[原作 76]。王家との関係のみならず自身の能力もあったことから最終的にはメープルランド陸軍第三師団の将軍にまで昇進していたが[原作 77]、ラティファの件もあったことから軍を辞している[原作 78]
中城椎菜の亡き父とは飲み友達だった過去があり、彼から椎菜のことも聞かされていた[原作 79]。そのため、椎菜が甘ブリにバイトとしてやってきたことには運命めいたものを感じており[原作 80]、口では否定しているが椎菜のことを厳しく指導しつつも気にかけている節がある。
モッフルの造作は『フルメタル・パニック!』に登場するボン太くん」にそっくりである[注 2]が、両作品にストーリー的な繋がりは無い。なお、モッフルはボン太くんが登場しているゲームをプレイしていることが示唆されており、明言は避けているが周囲も「モッフルとボン太くんはそっくり」という認識である模様。
お菓子の妖精という設定だが、甘い物は好きではない。あたりめやサラミ[原作 81]、コロッケ[原作 82]など酒のつまみになる物が好物で、差し入れのタイアップドーナツを嫌々食べている。
魔法のアプリを使った際の人間体の姿は屈強で強い意志を瞳に秘めた、映画のキャラクターを髣髴とさせる「超かっこいいおじさま」であり、ロード・オブ・ザ・リングアラゴルンと評されている[原作 83]
マカロン
声 - 白石涼子
アトラクション「マカロンのミュージックシアター」の音楽の妖精。三頭身の羊が直立した姿をしている[原作 84]。気が乗らないと仕事を休んでしまうが多く、芸術家気質なところがある[15]。メープルランド出身のリアルキャストである。好みの音楽のジャンルはファンクや暴力的なギャングスタ・ラップであり、子供向け童謡などには興味がない。とはいえ楽器の演奏は一通りなんでもこなし、楽曲のプロデュースもこなす。
甘ブリのリアルキャストの中でも古株となるモッフルやティラミーと、営業終了後に居酒屋で飲んだくれていることが多い。ヘビースモーカーでもあり[原作 84]、通常禁煙であるはずのパーク内でも、マカロンが責任者である「マカロンのミュージックシアター」は、バックヤードで喫煙可となっている[原作 85]。かつてアイドルと結婚していたが[原作 86]、物語開始時点ですでに離婚しており、娘ララパーの養育費の捻出に苦しんでいる[原作 87]。とはいえ親バカであり、ララパーが甘ブリを訪れた際は「ミュージックシアター」での生演奏終了後客席にララパーを見つけ、人目を全く気にせず抱きしめ続けた。
学生時代は手の付けられないヤンキーで、高校は中退している[原作 88]。現在でもモッフルすらドン引きする程の超短気な性格。切れた時の凶暴さはモッフル以上。趣味はギャンブルで金遣いはかなり荒い[原作 89]
魔法のアプリを使った際の人間体の姿は、悪っぽい雰囲気を醸し出す30代半ばの美形である[原作 85]。「鋼鉄のミッチ」により人間体に変化した際もアプリの処理結果どおりの美形であったが、マカロン自身は「売れないミュージシャン」「一時的な恥ずかしい姿」と低評価であった。
ティラミー
声 - 野中藍
アトラクション「ティラミーのフラワーアドベンチャー」の花の妖精。三頭身のポメラニアンのような可愛らしい外見だが[原作 90]、実は非常に女好き[原作 82]
出会い系サイトやSNSでは手当たり次第声を掛け[原作 91]、甘ブリに来たゲストに手を出すことも日常茶飯事である。いすず等の甘ブリ女性キャスト対しても時に犯罪レベルのセクハラをしては[原作 92]半殺しにされており[原作 93]、その評判は能力に反比例して極めて低く、クズ呼ばわりされることすらある。モッフルやマカロンもティラミーの女好きに関しては嫌悪感を露わにしている[原作 94]
甘城市に隣接する長府市にあるスタジアムを本拠地とするプロサッカーチーム「メロディ柴崎」のファン[原作 95]
学生時代に部室で大麻を栽培しバレそうになったため学校ごと燃やした過去や[原作 96]、銀行破りで投獄された過去がある[原作 97]。頭に付いているお花は大麻の原料となるケシの花である。爆薬やトラップの扱いにも詳しい[原作 98]。また何かと流血沙汰に巻きこまれることがある。
魔法のアプリを使った際の人間体の姿は20代半ばのブロンド髪のイケメンであり[原作 99]、ミュースに「ザック・エフロンとか・・・!?」と言わしめた[原作 100]
トリケン
声 - 福山潤
恐竜のような見た目の広報部長(アニメにおいては営業部長で広報も担当[16])。口調、物腰ともに丁寧だがすぐ前屈みになる[16]。魔法の国レックスランド出身。
ストーリー中では主に裏方の仕事を担当する。また西也やいすずといった未成年者がパーク代表では都合が悪い際に、副社長という名目で応対を図ることもある。元々はパーク内エリア「ワイルド・バレー」のアトラクション「プラネット・ダイナソー」のキャストであり、今もごく稀に出演したりしている。
ソープランドアダルトビデオに詳しく、その手の店では店員に意見を求められるほどではあるが、広報部長として求められるような映像の制作センスは乏しい。経費節減のためPVを制作した際、出来上がったPVは基本を押さえた作りではあるものの、「パッとしない」と西也を初めとする甘ブリキャストに評されている。
ミュース
声 - 相坂優歌
アトラクション「アクワーリオ」(アニメではアトラクション「エレメンタリオ」)のの妖精。若手で真面目、四大元素の妖精の中ではリーダー格[17]。エレメンティウム法国の出身。
甘ブリキャストの中での人気は高く、アクの強いメンバーばかりの中では比較的常識人といえるが、「有明でのイベント」への参加経験を示唆する発言をするといった面もある。いすずとのからみも「商業的な理由もあり」[注 3]多く、西也企画のキャンペーン告知動画に出演するなど、パークのお色気担当的なポジションを務めることとなってしまっている。
アクワーリオのリーダーを務めており、一見ばらばらな方向を向いているようにも見えるサーラマ・シルフィー・コボリーの3人からはしっかりと支持されている。
好みのタイプの例は、人間体の姿のモッフル・マカロン・ティラミー。特にモッフルの人間体は「直球どストライク」に好み[原作 101]
サーラマ
声 - 津田美波
アトラクション「アクワーリオ」(アニメではアトラクション「エレメンタリオ」)のの妖精。スマホを常時持ち歩き、ことあるごとにSNSで発言をアップ、頻繁に炎上している[18]。エレメンティウム法国の出身。
ティラミーは仕事後の飲みにアクワーリオキャスト4名を誘った際に、モッフルやマカロンは「(他の3人は問題ないが)サーラマは例の件がある」と気にしていた。その後も、事あるごとに「これ拡散していいですか?」と、事態を炎上方向へ導かんともとれる描写が見られる。
ミュースに対して他の2人とはレベルが違う遠慮会釈がない態度で接しており、ミュースに「もしかして嫌われているのでは?」と感じさせていたが、ミュースのピンチの際には真っ先にかばおうとするなど、実は好意の裏返しの振る舞いであった。
シルフィー
声 - 黒沢ともよ
アトラクション「アクワーリオ」(アニメではアトラクション「エレメンタリオ」)のの妖精。四大精霊の中でダンスの素質があるが、奇抜な行動が目立つ[19]。エレメンティウム法国の出身。
ミュースをリーダーとして認めており、ミュースがピンチに陥った際にはシルフィーなりのやり方でかばおうとした。
他の3人とは異なり、シルフィーのみが人間体のモッフル・マカロン・ティラミーより通常の妖精体の方を好んでいる。
「しるこ」という名前で動画サイトに自分のダンス動画を投稿している。
コボリー
声 - 三上枝織
アトラクション「アクワーリオ」(アニメではアトラクション「エレメンタリオ」)のの妖精。引っ込み思案で男同士が絡む薄い本に目がない[20]。エレメンティウム法国の出身。
腐葉土が大好きな腐女子である。トリケン制作のPVについて「(女性の色気はあるが)男性の露出が少ないのでは」と意見し、既に収拾がつかなくなりつつあったPV改良版の混乱をさらに加速した。また、人間体のマカロンやミュースが魔法のアプリにより得た人間体のモッフル・ティラミーの画像を見て「私の中のティラマカを修正しなくては」などと妄想を繰り広げていた。
コボリーもミュースをリーダーとして認めており、他の2人と同様にミュースのピンチの際にはかばう行動に出ている。

キャスト

安達 映子(あだち えいこ)
声 - 五十嵐裕美
甘ブリのアルバイト求人に応募し、採用された大学生。
応募の前月まで芸能事務所に属し「アニマル・ビデオ」に出演していた経歴がある。そのジャンルを「AV」と伝えているため、面接官であった西也達を初めとして聞いた相手はほぼ例外なく驚くこととなる。なお、映子本人は、自分の表現がどのような形で相手に誤解を与えているか気付いていない。
同時期にキャストとして入園した美衣乃や椎菜とは仲もよく、お互いに気遣いあう関係である。また、はっきりとした理由は不明ながら美衣乃の呪いの影響を受けていない。のちに西也により美衣乃・椎菜と3人でユニット「タスクフォースABC」を結成させられ、甘ブリのイメージソングCDをリリースすることとなる。椎菜の天賦の歌唱の才には及ばないものの、プロデューサーとしてのマカロンは映子の歌唱についてもかなりよい水準にあると評価している。
実家は甘城市の属する南多摩地域でも有数の大病院である甘城病院で、理事長兼院長である映子の父の関係からの婚約者がいる。映子自身は婚約者に嫌悪感を持っているが、病院の有力な取引先の御曹司であることから、はっきり嫌と言い出せず苦悩していた。
伴藤 美衣乃(ばんどう びいの)
声 - 高森奈津美
甘ブリのアルバイト求人に応募し、採用された高校生。甘城高校とは別の甘城市内の高校の生徒。
アルバイト面接に脇腹を刺された状態で現れ、面接官を務めていた西也・いすず・モッフルの3人を驚愕させる。また、アルバイト初日の研修に傷が完治しない状態で参加し傷口を開いてしまい再び病院送りとなるなど、美衣乃の周囲では血の色が絶えない。しかしどんな状況になっても笑顔を絶やさないよう振舞う。
美衣乃の周囲で頻発する流血沙汰は、彼女の屈服・絶望を望んだ悪霊による重い呪いを受けているためである。通常の人間や妖精は呪いと祝福が拮抗してプラスマイナスゼロ付近の状態であるが、美衣乃は呪いにより大きくマイナス方向に振れており「これより重い呪いの状態なのはラティファ様ぐらい」と語られている。そのため不幸な出来事が重なったり、周囲の人間から次第に嫌われ最終的には憎悪されていた。西也が呼んだ魔法の国の専門医、およびティラミーを初めとするキャスト達の助けもあり、美衣乃の呪いの元凶は無事除かれた。それにより、呪いの影響を特に強く受け続けて不幸が相次いでいた美衣乃の家族にも幸福が戻りつつある。ただし呪いが解けた後も美衣乃の周りの流血沙汰は相変わらず多い。
呪いが解けた美衣乃は、西也がパークのアイドルとして売り出ることを本気で考えるレベルの「掘り出しものの優良キャスト」である。のちに映子・椎菜と共に「タスクフォースABC」に組み込まれた。
中城 椎菜(ちゅうじょう しいな)
声 - 千菅春香
甘ブリのアルバイト求人に応募してきた高校生。小学生に間違われるほど小柄だが甘城高校の新入生であり、進級して2年生となった西也といすずの1学年下となる。
アルバイト面接の予定時刻に大幅に遅れるものの、その前に美衣乃の流血沙汰が発生していたこともあり、後日甘城高校内で西也といすずに個別に面接を受け採用となる。
採用前からマスコットであるモッフルが大好きで、甘ブリで働けることを心から喜んでいた。
人付き合いが苦手で、他人と話をしているとすぐに舞い上がってしまう。いすずからは「人目を避けて生きることに慣れている」と評されている。そうして落ち込んだ際には、カラオケボックスで1人歌って気分転換を図ることが多い。カラオケボックスの店員からはその歌唱力について絶賛されており、カラオケボックスで偶然遭遇したモッフル・マカロン・ティラミーの3人も同様の評価を下した。
甘ブリのキャストとなったものの今ひとつなじむことができず、ゴールデンウイーク初日の勤務終了後に退職の意思を伝えようとしていた。しかし新作ライブショーの初演直前に起きた機器トラブルの場つなぎのため、ゲストに対し自らの歌を披露することとなる。その出来栄えはショーに向かうモッフルに「この後に出るのはハードルが上がって大変だ」と評される素晴らしいものであった。その後西也の企画により甘ブリテーマソングCDの歌唱をさせられ、第2弾CD制作時に映子・美衣乃と「タスクフォースABC」を結成させられる。映子同様、椎菜も美衣乃の呪いの影響を受けていない。
ライブショーの一件以後、引っ込み思案な性格や行動も徐々に直ってきている。甘ブリ以外でも甘城高校で西也やいすずとのつながりがあることもあり、甘城高校を起点としたエピソードでの活動も作中で描写されている。
アニメ版では裏方の仕事に回っている。

その他

栗栖 隆也(くりす たかや)
声 - 諏訪部順一
「メープル不動産」陣営と対立関係にある「甘城企画」の中心となっている人物。両陣営の間で交わされた契約に基づき、ゲスト入場目標未達寸前の状況下、甘ブリの閉園を西也やいすずに迫る。 西也がかつての人気子役であることを見抜いたり、西也が支配人代行に就任したことによる甘ブリの運営状況の変化にもいち早く気付くなど、若い外見ながらなかなかの切れ者である。
甘ブリが年間入場者目標を達成した際にその本性 - ラティファに呪いをかけた魔法使い - を現し、姿をくらました。

メープルサモナーの登場人物

宗方 東司(むなかた とうじ)
本作の主人公でごく普通の地上人の男子高校生。真面目な性格の常識人で、ニャーソンが毎回巻き起こすトラブルの収拾に忙殺されている苦労人である。
ホイップアンティーク切り盛りの人手不足解消のため、ニャーソンにより拉致されて無理やり連れて来られた。当初は魔法の存在を全く信じていなかったが、はるのの取りだしたドウジギリに興味を抱き、偶然ニャーソンに対して使用することで多大な効果を得た。自らは成し得ない「ドウジギリの育成役」として働いて欲しいという懇願をはるのから受け、なし崩し的にアルバイトとして働くことになる。
地上人である東司にとっては、ポ連とメープルランドとの間の諍いは正直どうでもよい。本音としてはすぐにでも辞めてニャーソンと縁を切りたいのだが、はるのよりドウジギリ育成の懇願を受けたこと、および頻発するニャーソンの暴走を野放しにすることは到底できないことから、ホイップアンティークを抜けるに抜けられない状態となっている。その後、自らを慕う杏子とリリの入店により、ますます深みにはまっている。
幼なじみの杏子に対しては「誕生時からの腐れ縁の呪縛を一旦解き放ったその上で、自分を選んでくれるのであればそれは嬉しい」と思っている。
紅衣 はるの(くれい はるの)
オレンジ色の長い髪が特徴的な15歳の女の子。ポ連出身の見習い軍人で、階級は二等兵。ホイップアンティークの店長を務めている。本名は「ハルノフィア・クレーノワ」。
ホイップアンティーク設立にあたり、責任者となったニャーソンの部下全員が協力を拒否する中、火中の栗を拾う形で地上界にやってきた。発生が確実に予期されるニャーソンの暴走の放置は地上界に対するポ連の恥であると考えたこと、およびはるの自身も地上界に興味があったことによる。
いすずと同様にスカートの中から日本刀状のハリセン「ドウジギリ」を取り出すことができるが、自らはその能力を引き出すことができない。ドウジギリの育成を望んでおり、それを成すことができる東司をホイップアンティークのアルバイトとして熱烈に勧誘し、自らの魅力の無意識の発揮も相まって東司を根負けさせ承諾させた。
明るく素直な性格だが恋愛沙汰には疎く、自らの魅力も意識していない。無意識で自らの魅力を生かした言動が時に東司を悩ませる。また、考えたこと、感じたことをオブラートに包むことなくダイレクトに口にするため、相手(主にニャーソン)の心をえぐる描写が多く見られる。
ホイップアンティーク内においては、東司・杏子・リリから「店長にふさわしいのははるの」として認められている。またノエルからも「軍人でありながらてらいなく制服を身にまとい笑顔で接客する」と一目置かれている。
ウラジミール・ウラジーミロヴィチ・ニャーソン
ポ連出身のネコの妖精で、ホイップアンティークのオーナー。
メープルランドに対し敵意を抱いており、事あるごとにメープルランドの出先である甘ブリに害を与えようと暴走しては、東司とはるのに制止されている。
ポ連軍の大佐という地位にあるが、父は軍の英雄、母は党の幹部の娘、実家は大金持ちという親の七光りによるものである。自身の才能や指導力はなく、部下からの人望も全くない。自分の部下を強制的に全員集めることができる「ネコの軍勢」という上級将校だけに与えられている特権を使えるが、通常は線等の最前線で自軍の士気が低下した時の奥の手として用いられるこの特権を、自らの思いつきの実現のために行使したため、部下達からさらなる不興を買った。
東司やはるのからの扱いも悪く、オーナーであるにもかかわらずホイップアンティーク店内での序列は最下位である。杏子が働くようになってからは、それ以前には多少回ってきていた仕事もほぼ全くなくなり、疎外感をつのらせるあまりさらなる暴走を生むことともなっている。
『甘城ブリリアントパーク』小説第5巻にも登場している。
新見 杏子(にいみ きょうこ)
東司のクラスメイトであり幼なじみ。15歳。見た目は清楚な大和撫子でかなりの巨乳だが、頭の中は東司への一途な思いで占拠されてしまっている。
東司とは誕生時に病院の新生児室で隣同士になって以来の付き合いである。杏子の家が東司の家の隣に引っ越すなどその後の両家の付き合いの中で、一時は親同士で二人を結婚させようとまで言われていた。現在は笑い話になっているが、杏子本人のみ愛を拗らせ続け、東司との間に既成事実を作ろうと様々な機会を捉えては画策している。
はるののことを耳にし、婚姻届持参でホイップアンティークに乱入して開口一番東司に「子作りしましょう!」とのたまい、はるのとの間に「正妻戦争」を勃発させた。未来の妻としての花嫁修行には抜かりなく、料理の腕は達人の域に達しており、料理勝負においてはるのを一蹴した。しかし同様に圧勝が確実視された洗濯勝負では、お題となった東司の下着を前にし精神が別世界にトリップしてしまい、まさかの不戦敗となった。
はるのとの勝負の後和解し、アルバイトとしてホイップアンティークで働くこととなる。杏子の入店により店舗運営上のニャーソンの出番はほぼなくなり、わずかながらゲストの来店も増えてきているが、そのことがいよいよ存在感を失ったニャーソンの焦燥感をさらに煽ることともなっている。
リーリット・キーマイヤー
第2巻から登場したメープルランド出身の15歳のお嬢様。高校生の読者モデルを思わせるようなスタイル抜群の金髪巨乳の女の子で、愛称は「リリ」。
甘ブリ近隣のファミリーレストランでアルバイトをしていたが、東司の噂を聞きつけホイップアンティークの前をうろついていた所をニャーソンの手で拉致された。自身が心酔しているアニメの主人公「トージョー」と東司を同一視し、東司に惚れ込んでホイップアンティークで働くことになる。
重度のオタクで、時折、二次元と三次元の区別が出来なくなる。さらにトージョーのように東司もジゴロであるべきだと一方的に決めつけるなどトラブルを招く言動が目立つ。
トージョー関連グッズであれば自在にその場に出現させられる召喚魔法の使い手であり、高じては本来無関係なはずの東司自身までも召喚するに至った。ドウジギリしか召喚できないはるのは、自在にトージョー関連グッズを召喚するリリに大きなショックを受けた。
「東司を通じてのアニメの主人公トージョーの具現化」を目指していることから「現実の人物東司の配偶者」を目指す杏子とは本来相容れない立場にあるはずだが、互いの脳内における変換作業が上手く機能してしまっており、結果としておおむね良好な関係が築かれている。
ノエル・ラビウス
第2巻から登場した、ポ連の友好国、東シュトーレン共和国出身の少女。
軍服に身を包んだ生粋の軍人で真面目な常識人。階級は中尉で、外見的には中学生程度ながら既に複数回勲章を授与されているつわものである。ニャーソンからの支援要請を受けた上層部の意向でホイップアンティークへ派遣された。ニャーソンとは既知の仲であるが、その実害を被っていないことから、友好国の大佐の要請に素直に従う。
魔法の鞭「グリンガム」を手にニャーソンが敵と定めた東司と対峙し優位に立っていたが、杏子の乱入による混乱の最中にグリンガムを奪われ拘束される。その後の対話の中で、軍人としてのノエルを尊敬しつつも「店長として頑張る!」と宣言するはるのに面食らうが、自らも店員を務めることを余儀なくされた過程を経て、はるのを認めホイップアンティークで働くことになる。
頭から「うさ耳」が生えているが、普段は軍帽でそれを隠している。また、窮地に陥ったり屈辱を覚えると「くっ、殺せ」と呟く癖がある。
その他の登場人物
小説『甘城ブリリアントパーク』より、モッフル・マカロン・ティラミー・ラティファが登場している。詳細は各登場人物の項を参照。

甘城ブリリアントパーク

本作の舞台となる、東京西部のベッドタウン甘城市にあるテーマパーク形式の寂れた遊園地[原作 8]。特に近年は残念な評価を受け続けており[原作 102]、本作ストーリー開始時点では休日での来場者数でもわずか3000人以下と低迷している[21]。通称「甘ブリ」[原作 8]。出資の大元である魔法の国メープルランドにより運営会社「メープル興業」が設立され運営されている[原作 103]

1980年代のバブル経済全盛期に建設された[原作 8]。建設当時には現パーク南側の隣接地に第二パークを拡張建設する計画もあったが、その後のバブル崩壊による資金繰り悪化により計画は霧散、同地に一時期開設されたキャンプ場も時をおかず閉鎖され[原作 104]、ストーリー開始時点では唯一5万人収容規模のスタジアムのみが残されている[原作 105]

メープルランドにおける甘ブリの位置づけは「アゲル」(日本語においては「田園」の意)であり、訪れたゲストの楽しい気持ちを集め「アニムス」という結晶に昇華し糧とすることによって、魔法の国メープルランドを支える役割を担っている[原作 64]。特に王女であるラティファは、自身にかけられた呪いに抗するために通常より多くのアニムスを必要としているため[原作 106]、メープルランドの意思の代弁者であるメープル不動産陣営にとっては、パーク維持が絶対命題である[原作 107]

パーク運営の歴史は、メープルランドが出資しパーク維持を図る「メープル不動産」陣営と、多摩地区に影響力を持つ鉄道会社や甘城市などが出資した第三セクターでパーク廃止を狙う「甘城企画」陣営とがせめぎあう形でこれまで綴られてきた[原作 107]。過去に両陣営の間で結ばれた契約により、パークが定められた年間ゲスト入場者数をクリアできない場合、閉園して用地を明け渡すこととなっているが、本作ストーリー開始時点において、甘ブリは残り2週間で10万人の入場者が得られないと目標未達となってしまう絶体絶命の危機にある。地元行政サイドとの関係が良好でないことから、現状にそぐわなくなったバス停の名称変更申請を棚上げにされるなどの嫌がらせも受けている[原作 108]

パークは5つのエリアから構成されている。魔法とメルヘンのエリア「ソーサラーズ・ヒル」[原作 109]、水系のアトラクションが集まるエリア「スプラッシュ・オーシャン」、宇宙やSF、科学的なテーマを扱うエリア「アストロ・シティ」、野生系アトラクションのエリア「ワイルド・バレー」、これらの4エリアに収まらないようなアトラクションやキャストが集まるエリア「エトセトランド」の5エリアであり、それぞれにキャストを取りまとめるキャストリーダーが置かれている。小説第4巻時点でのキャストリーダーは、モッフル(ソーサラーズ・ヒル)、ゲンジュウロウ(スプラッシュ・オーシャン)、未来くん(アストロ・シティ)、ジャック・ランディ(ワイルド・バレー)、コダイン(エトセトランド)である。

施設

アクワーリオ(小説)/エレメンタリオ(アニメ)
エリア「ソーサライズ・ヒル」にあるアトラクション。小説第1巻でのミュースの告知動画出演の効果もあり、新年度に入ってからパーク内での人気を上げてきている。
四大精霊(水の精霊ミュース、火の精霊サーラマ、風の精霊シルフィー、土の精霊コボリー)を主役としたミュージカル形式の屋内アトラクションで、パークの中では比較的新し目の施設で設備や音響もよい。ワイヤーアクションを多用した見栄えする芝居、露出度が高めの舞台衣装もあり、来場者アンケートでの「また来たいアトラクション」でもお父さんたちの支持率トップであるが、逆にお母さんたちの評判は今ひとつである。
キャストリーダーはミュースが務めている。
アニメにおいては「エレメンタリオ」と施設名が変更されているが、小説においても「エレメンタリオ」との表記が見られる[原作 110]
ホイップアンティーク(メープルサモナー)
エリア「エトセトランド」にあるファンシーショップで『メープルサモナー』ストーリーが主に展開する舞台。甘ブリ内におけるポ連の拠点として開店した。
ショップオーナーはニャーソン、店長ははるのという体制で当初スタートしたが、人手不足が明白であったためにニャーソンが東司を拉致する形で店舗に引きずり込み、ひと悶着の末東司もアルバイトとして働くこととなった、その後、東司に引き寄せられる形で杏子とリリがアルバイトとしてスタッフ入りした。
ニャーソンが出資者たるオーナーだが、甘ブリサイドとの折衝業務を一手に引き受けるなど店舗運営上の実権は事実上東司が持っている形である。店長のはるの以下杏子とリリもその体制を受け入れ、「東司がいなくなったら閉店準備を始めなくては」とはるのに言わしめた。そのような状況に危機感を抱いたニャーソンが、ポ連友好国の東シュトーレン共和国に応援要請を仰ぐ形でノエルの参加につながっている。
店舗で販売しているのは基本的に各種ニャーソングッズのみであり販売実績は低迷しているが、財力のみは万全なニャーソンにはそれほどのダメージとはなっていない。主力商品である各種ニャーソングッズについては、本人以外の登場人物により繰り返し酷評され、はるのなど粒揃いの女性キャストの商品価値の方がよほど高いと評されている。

用語

メープルランド
ラティファ・いすず・モッフル他、多くの甘ブリリアルキャストの出身国で、魔法の国世界、海と大地のはざまにある。王制が敷かれており、王都はメープルブルグ。ストーリー開始時での国王はラティファの父で、ラティファは第一王女である。また、王妃たるラティファの母はモッフルの実の姉にあたる。行政機構としては他に元老院が存在している。
魔法の国は地上界からのアニムスによって成り立っており、各国は地上界に遊園地やテーマパークという形でアニムスを集めるための「アゲル」を築いている(作中例:浦易デジマーランド・コズミックスタジオ・ハイランダー富士見)[原作 64]。アゲルとして甘城ブリリアントパークを約30年前に建設する際、メープルランドからの出資を受け入れる地上での窓口として「メープル不動産」、パークの運営会社としての「メープル興業」も設立している。
魔法の国世界における外交関係としては、ポ連から100年間にもわたる逆恨みを受け続けて対立関係にある。また、ミュース達アクワーリオ四大精霊の出身国であるエレメンティウム法国とは同盟関係にある。
地上界との行き来は、既存の地上界のターミナル駅に密かに併設されているホームに発着する列車により行われる。メープルランドとの行き来の窓口は横浜駅の11・12番線ホームに到着するメープル電鉄の列車である[原作 111]
リアルキャスト
甘ブリのキャストのうち、メープルランドなどの魔法の国から来ている者を指す。単に「キャスト」といった場合は、それ以外の地上人の従業員を指す[原作 73]。甘ブリの主要メンバーはラティファ以下、いすず、モッフルなどほとんどがリアルキャストで占められており、西也など地上人のキャストは少数である。甘ブリはメープルランド資本のパークではあるが、作中ではメープルランド以外の魔法の国の存在が複数挙げられており、他の魔法の国出身であることが明示されたリアルキャストも複数存在する。
リアルキャストは自らの存在の維持にアニムスを必要とするため、アニムスを生むアゲルたるパークの閉鎖は存在の消滅(モノス)に繋がることとなる[原作 112]
シュタインベルガー
いすずが常時携帯しているマスケット銃で、彼女の家系「イースズルハ家」に代々伝わる魔法の武器である。先込め式であるにもかかわらず連射も可能なこの銃はいすずと心身一体であり、一定の面積のある露出した肌から自在に出し入れできることから、いすずは通常太ももの肌から出し入れを行っている[原作 52]。銃としての特殊効果は込める弾丸に依存しており、弾を替えることによって着弾した相手に与える追加効果も変化する。
小説第4巻において、美衣乃に取り付いていた悪霊により暴発して失われたが「家の倉庫にスペアが50挺ぐらい」あり、すぐにいすずの手元に復活した。
タスクフォースABC
甘ブリの同期採用アルバイト3人娘(安達映子・伴藤美衣乃・中城椎菜)からなる音楽ユニット。甘ブリテーマソングCDを制作するため結成された。
椎菜歌唱の甘ブリテーマソングCDの売れ行きが思いのほか好調であったことから、CD第2弾が企画されるも椎菜の拒絶(=一人で歌わされるのは怖い、もう勘弁してくれ)に遭い、一旦はお流れとなりかけた。その際に映子と美衣乃が「椎菜の歌がこれっきりになるのはもったいない、私達で椎菜を説得してみたら『二人が付き合ってくれるのなら…』とのことだった」との趣旨で直談判に来たのを西也が逆手に取り、当人達の困惑と抗議をよそにスピード結成となった。
命名したモッフルは当初ユニット結成を冗談と受け止めており、後で椎菜より抗議を受け「ノリで命名に応募した。すまん。」と謝罪した。
ユニットとしてのファーストCDは、経費削減の観点および他に適任者がいないこともあり、「音楽の妖精」マカロンによりプロデュースおよび全楽器演奏がなされている。
ホイップ社会主義共和国連邦
主に『メープルサモナー』に登場する共産主義国家で、ニャーソンやはるのの出身国。通称「ポ連」で首都はピロシキ。
同じ魔法の国のメープルランドに対し、一方的な逆恨みを100年も続けている。メープルランド側も当初は誤解を解こうと努力したものの、悪化するばかりの事態に「あいつらメンドイ」と疲れてしまい、抗争は延々と続いている。
メープルランドが地上界に建設した甘城ブリリアントパークの偵察・監視を目的として、エトセトランド内に拠点としてファンシーショップ「ホイップアンティーク」を構えている。
魔法の国世界での数少ない友好国として東シュトーレン共和国があり、ノエルは東シュトーレン共和国からホイップアンティークに派遣された。
ドウジギリ
『メープルサモナー』に登場する、日本刀状の魔法の武器。日本刀と形が同じなのは鞘と柄のみであり、刀身はハリセンそのものである。所持者のはるのと心身一体の状態にある。当初はハリセンとしては折り目が全くなく、武器としての威力もない状態だったが、東司が妖精(主としてニャーソン)に対するツッコミに使用すると抜群の威力を発揮し、使用のたびに折り目が増えて成長する。はるのが使用してもそのような効果は現れないため、東司ははるのによって「(魔法の武器としては役立たずで自らのコンプレックスの原因となっていた)ドウジギリを成長させてくれるヒーロー。もう逃がさない」と「ドウジギリ育成役」として認定されてしまった。

漫画

甘城ブリリアントパーク
月刊ドラゴンエイジ』(KADOKAWA)2014年3月号より、小説を原作とした漫画が連載中。賀東招二(原作)、吉岡公威(作画)、なかじまゆか(キャラクター原案)。
甘城ブリリアントパーク?ふも
『月刊ドラゴンエイジ』2014年6月号より連載されている。また、『ドラゴンマガジン』でも連載されている。賀東招二(原作)、東皓司(作画)、なかじまゆか(キャラクター原案)。
甘城ブリリアントパークthe animation
ドラゴンコミックスエイジより単行本発売。小説準拠の吉岡版とは違い、アニメ版のシナリオ準拠のコミカライズ。甘ブリ再生委員会(原作)、羽昨あみ(作画)。

刊行一覧

小説既刊

甘城ブリリアントパーク
富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)より刊行。日本国外においては、青文出版集団(台湾)より翻訳版が刊行されている[8]
タイトル 発売日 初版発行日 ISBN 表紙
1 甘城ブリリアントパーク 1 2013年2月20日[22] 2013年2月25日 ISBN 978-4-8291-3828-1 西也・いすず・モッフル[22]
2 甘城ブリリアントパーク 2 2013年8月20日[23] 2013年8月25日 ISBN 978-4-8291-3921-9 西也・ラティファ・マカロン[23]
3 甘城ブリリアントパーク 3 2014年1月18日[24] 2014年1月25日 ISBN 978-4-0407-0004-5 西也・椎菜・ティラミー[24]
4 甘城ブリリアントパーク 4 2014年6月20日[25] 2014年6月25日 ISBN 978-4-04-070207-0 西也・いすず・トリケン[25]
5 甘城ブリリアントパーク 5 2014年10月18日[26] 2014年10月25日 ISBN 978-4-04-070208-7 西也・ラティファ・モッフル[26]
甘城ブリリアントパーク メープルサモナー
『甘城ブリリアントパーク』スピンオフ作品として刊行。八奈川景晶著、原案・監修を原作著者の賀東招二が務めている。イラストは同じくなかじまゆかが担当。タイトルの『メープルサモナー』は、賀東ではなく編集が考えて名付けたもので、内容自体もほとんどおまかせ状態と語っている[原作 113]
タイトル 発売日 初版発行日 ISBN
1 甘城ブリリアントパーク メープルサモナー1 2014年10月18日[27] 2014年10月25日 ISBN 978-4-04-070287-2
2 甘城ブリリアントパーク メープルサモナー2 2014年11月20日[28] 2014年11月25日 ISBN 978-4-04-070288-9

コミック既刊

甘城ブリリアントパーク
ドラゴンコミックスエイジ(KADOKAWA)より刊行。
タイトル 発売日 ISBN 表紙
1 甘城ブリリアントパーク 1 2014年7月9日[29] ISBN 978-4-04-070256-8 西也・いすず・モッフル[29]
2 甘城ブリリアントパーク 2 2014年10月9日[30] ISBN 978-4-04-070408-1 西也・ラティファ・マカロン[30]
甘城ブリリアントパーク The Animation
ドラゴンコミックスエイジ(KADOKAWA)より刊行。
タイトル 発売日 ISBN 表紙
1 甘城ブリリアントパーク The Animation 2014年12月29日[31] ISBN 978-4-04-070411-1-C0979 西也・いすず[31]
甘城ブリリアントパーク?ふも
ドラゴンコミックスエイジ(KADOKAWA)より刊行。
タイトル 発売日 ISBN 表紙
1 甘城ブリリアントパーク?ふも 2015年1月9日[32] ISBN 978-4-04-070458-6-C0979 西也・いすず・ミュース・シルフィー・コボリー・サーラマ[32]

テレビアニメ

2014年1月に本作のアニメ化が発表され[33]、同年10月より12月までTBSBS-TBSほかにて放送された[34]。全13話。BD/DVDには特別編としてテレビ未放送の第14話が付属する[35]

同じく賀東招二原作である『フルメタル・パニック!』シリーズのアニメ化では賀東自身がシリーズ構成を担当していたが、本作では志茂文彦が務めており、賀東は監修に留まっている。

監督の武本康弘は本作について「賀東さんはこちらのやりたい様に作らせてくれる方なので、あえて原作とは違う人物描写、展開にしてみたい」と語っており[36]、オリジナルキャラクターも登場するなど、原作とは異なるストーリーが展開された[37]。また、武本の提案により、「アニメファンやアニメはあまり見ないけどテーマパーク好きだという人たちをはじめ、できるだけ多くの皆さんに楽しんでもらえるような作品」という目標がスタッフ全員で共有されている[38]

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ「エクストラ・マジック・アワー」[40]
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鴇沢直 / 歌 - AKINO with bless4
エンディングテーマ「エレメンタリオで会いましょう!」
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 宅見将典 / 歌 - BRILLIANT4[注 4]
劇中歌「素晴ラシキFUN!TASY」(第9話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 大凪樹 / 編曲 - 宅見将典 / 歌 - BRILLIANT4[注 4]
挿入曲「Jet Coaster Ride」(第9話)
作詞 - KANASA / 作曲 - AKASHI / 編曲 - 鴇沢直、AKASHI

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日
第1話[41] お客が来ない! 志茂文彦 武本康弘 丸木宣明 2014年10月6日
第2話[42] 時間がない! 武本康弘 藤田春香 丸木宣明
髙橋博行
2014年10月9日
第3話[43] テコ入れが効かない! 武本康弘 石原立也 引山佳代 2014年10月16日
第4話[44] 秘書が使えない! 賀東招二 北之原孝將
小川太一
小川太一 秋竹斉一 2014年10月23日
第5話[45] お金が足りない! 石川知佳 山村卓也 池田和美 2014年10月30日
第6話[46] 人手が足りない! 西岡麻衣子 北之原孝將 瀬崎利恵 2014年11月6日
第7話[47] プールが危ない! 武本康弘 雪村愛 植野千世子 2014年11月13日
第8話[48] 恋心が届かない! 志茂文彦 藤田春香 秋竹斉一
高橋博行
2014年11月20日
第9話[49] チームワークが生まれない! 賀東招二 河浪栄作 引山佳代 2014年11月27日
第10話[50] もう打つ手がない! 西岡麻衣子 小川太一 西屋太志 2014年12月4日
第11話[51] これでもう心配ない! 志茂文彦 山村卓也 池田和美 2014年12月11日
第12話[52] 未来は誰にもわからない! 賀東招二 武本康弘 北之原孝將 瀬崎利恵 2014年12月18日
第13話[53] PVがつまらない! 志茂文彦 雪村愛 植野千世子 2014年12月25日

放送局

日本国内 TBS系列 / 放送期間および放送時間[54]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域・備考
2014年10月7日[注 5] - 2014年12月26日 金曜 2:16 - 2:46(木曜深夜) TBSテレビ 関東広域圏 / 製作局
2014年10月8日 - 2014年12月30日 水曜 1:48 - 2:18(火曜深夜) 東北放送 宮城県
水曜 2:08 - 2:38(火曜深夜)[注 6] RKB毎日放送 福岡県
2014年10月8日 - 2015年1月6日 水曜 3:30 - 4:00(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 / 『アニメ特区』第3部
2014年10月10日 - 2014年12月26日[注 7] 金曜 3:26 - 3:56(木曜深夜) CBCテレビ 中京広域圏
2014年10月12日 - 2015年1月3日 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) BS-TBS 日本全域
2014年10月19日 - 2015年1月3日[注 8] 日曜 1:53 - 2:23(土曜深夜) チューリップテレビ 富山県
2014年10月20日 - 2015年1月12日 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) TBSチャンネル1 日本全域 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間[55]
放送期間 放送時間 配信元 対象地域・備考
2014年10月14日 - 火曜 12:00 更新 dアニメストア 日本全域
2014年10月15日 - 水曜 23:30 更新 ニコニコ生放送 日本全域 / タイムシフト視聴不可

関連商品

BD / DVD

発売日 収録話 規格品番
BD限定版 DVD限定版
1 2014年12月26日 第1話 - 第2話 KAXA-7201 KABA-10310
2 2015年1月30日 第3話 - 第4話 KAXA-7202 KABA-10311
3 2015年2月27日予定 第5話 - 第6話 KAXA-7203 KABA-10312
4 2015年3月27日予定 第7話 - 第8話 KAXA-7204 KABA-10313
5 2015年4月24日予定 第9話 - 第10話 KAXA-7205 KABA-10314
6 2015年5月29日予定 第11話 - 第12話 KAXA-7206 KABA-10315
特別編 2015年6月26日予定 第13話 - 第14話 KAXA-7207 KABA-10316

CD

発売日 タイトル 規格品番
2014年10月22日 エクストラ・マジック・アワー VTCL-35194
エレメンタリオで会いましょう! VTCL-35195
2014年11月19日 TVアニメ「甘城ブリリアントパーク」キャラクターソング集 VTZL-95(初回限定盤)
VTCL-60384(通常盤)
2014年12月24日 TVアニメ「甘城ブリリアントパーク」O.S.T. VTCL-60385
TVアニメ「甘城ブリリアントパーク」ドラマCD VTCL-60387

Webラジオ

甘城ブリリアントラジオ』のタイトルで2014年8月15日から公式サイトにて不定期配信、10月10日(第5回)からは毎週金曜日に配信されている[56]。パーソナリティは加隈亜衣(千斗いすず 役)、藤井ゆきよ(ラティファ 役)が務めている。

プロモーション

2014年7月19日から同年8月31日まで赤坂サカスで行われた『夏サカス2014 デリシャカス』で、当番組と中野にあるコロッケ専門店「西郷亭」とのコラボ出展が行われた[57]

東京ヴェルディ1969は2015年3月21日に行う水戸ホーリーホック戦と、同年4月11日に行うFC岐阜戦で、それぞれ当番組とのコラボ企画を開催する予定[58]

脚注

注釈

  1. ^ 『このライトノベルがすごい!2014』p.158では、本作中においてこの西也の台詞が「心が震えた名セリフ!」として紹介された。
  2. ^ 賀東自身もモッフルの造作がボン太くんそのままであることを認識しており、登場させるに当たってボン太くんをデザインした四季童子に了解を得た旨をインタビューにて語っている。アニメ版では「モッフルオリジナルデザイン」として四季の名前がクレジットされている。
  3. ^ 小説第2巻巻頭イラスト他で表明されている。
  4. ^ a b ミュース(相坂優歌)、シルフィー(黒沢ともよ)、コボリー(三上枝織)、サーラマ(津田美波)。
  5. ^ 当初は10月3日に放送開始予定だったが、『2014世界バレー女子イタリア大会』および『仁川アジア大会』中継の影響で二転三転し、初回は別枠である10月7日火曜 3:40 - 4:10に落ち着いた。
  6. ^ 第13話は2:35 - 3:05に放送。
  7. ^ 12月19日に第11話と第12話を連続して放送。
  8. ^ 第12話と第13話は連続して放送。

出典

原作出典

  1. ^ 小説第3巻、p.219
  2. ^ a b c 小説第1巻あとがき(p.322)より。
  3. ^ 小説第3巻あとがき(p.316)より。
  4. ^ a b 小説1巻、p.119
  5. ^ a b c d 小説1巻、p.8
  6. ^ 小説1巻、p.7
  7. ^ 小説1巻、p.10
  8. ^ a b c d 小説1巻、p.15
  9. ^ 小説1巻、p.45
  10. ^ a b c 小説1巻、p.51
  11. ^ a b 小説1巻、p.56
  12. ^ 小説1巻、p.68
  13. ^ a b c 小説1巻、p.153
  14. ^ 小説1巻、p.155
  15. ^ a b 小説2巻、p.5
  16. ^ 小説2巻、p.10
  17. ^ 小説2巻、p.11
  18. ^ 小説2巻、p.66
  19. ^ 小説2巻、p.121
  20. ^ 小説2巻、p.206
  21. ^ 小説2巻、p.128
  22. ^ 小説2巻、p.136
  23. ^ 小説3巻、p.14
  24. ^ 小説3巻、p.15
  25. ^ 小説3巻、p.10
  26. ^ 小説3巻、p.17
  27. ^ 小説3巻、p.24
  28. ^ 小説3巻、p.35
  29. ^ 小説3巻、p.71
  30. ^ 小説3巻、p.118
  31. ^ 小説3巻、p.123
  32. ^ 小説3巻、p.170
  33. ^ 小説3巻、p.173
  34. ^ 小説3巻、p.177
  35. ^ 小説3巻、p.189
  36. ^ 小説3巻、p.148
  37. ^ 小説1巻、p.314
  38. ^ 小説3巻、p.168
  39. ^ 小説1巻、p.9
  40. ^ 小説1巻、p.313
  41. ^ 小説1巻、p.44
  42. ^ 小説1巻、p.251
  43. ^ a b 小説1巻、p.66
  44. ^ 小説1巻、p.90
  45. ^ 小説1巻、p.173
  46. ^ 小説1巻、p.302
  47. ^ 小説1巻、p.84
  48. ^ 小説2巻、p.11
  49. ^ 小説1巻、p.243
  50. ^ a b 小説1巻、p.5
  51. ^ a b 小説1巻、p.6
  52. ^ a b 小説2巻、p.18
  53. ^ a b 小説1巻、p.67
  54. ^ a b 小説2巻、p.19
  55. ^ 小説2巻、p.8
  56. ^ 小説2巻、p.116
  57. ^ 小説1巻、p.202
  58. ^ 小説2巻、p.97
  59. ^ 小説1巻、p.130
  60. ^ 小説1巻、p.207
  61. ^ 小説1巻、p.211
  62. ^ 小説1巻、p.263
  63. ^ 小説1巻、p.304
  64. ^ a b c 小説1巻、p.57
  65. ^ 小説1巻、p.211
  66. ^ 小説2巻、p.29
  67. ^ 小説3巻、p.278
  68. ^ 小説2巻、p.138
  69. ^ 小説1巻、p.33
  70. ^ a b c 小説1巻、p.150
  71. ^ 小説1巻、p.305
  72. ^ 小説1巻、p.197
  73. ^ a b 小説1巻、p.63
  74. ^ 小説1巻、p.65
  75. ^ 小説3巻、p.304
  76. ^ 小説1巻、p.299
  77. ^ 小説3巻、p.303
  78. ^ 小説3巻、p.305
  79. ^ 小説3巻、p.142
  80. ^ 小説3巻、p.145
  81. ^ 小説3巻、p.78
  82. ^ a b 小説1巻、p.160
  83. ^ 小説3巻、p.162
  84. ^ a b 小説1巻、p.74
  85. ^ a b 小説3巻、p.158
  86. ^ 小説1巻、p.217
  87. ^ 小説1巻、p.189
  88. ^ 小説3巻、p.206
  89. ^ 小説2巻、p.122
  90. ^ 小説1巻、p.25
  91. ^ 小説1巻、p.77
  92. ^ 小説1巻、p.278
  93. ^ 小説2巻、p.35
  94. ^ 小説2巻、p.118
  95. ^ 小説1巻、p.268
  96. ^ 小説3巻、p.228
  97. ^ 小説2巻、p.142
  98. ^ 小説2巻、p.175
  99. ^ 小説3巻、p.156
  100. ^ 小説3巻、p.157
  101. ^ 小説3巻、p.164
  102. ^ 小説1巻、p.16
  103. ^ 小説1巻、p.272
  104. ^ 小説1巻、p.175
  105. ^ 小説1巻、p.177
  106. ^ 小説1巻、p.264
  107. ^ a b 小説1巻、p.181
  108. ^ 小説1巻、p.180
  109. ^ 小説1巻、p.24
  110. ^ 小説第5巻初版p.198
  111. ^ 小説3巻、p.296
  112. ^ 小説1巻、p.134
  113. ^ 『甘城ブリリアントパーク メープルサモナー』第1巻解説より。

二次出典

  1. ^ a b c “富士見書房 - 甘城ブリリアントパーク「賀東招二インタビュー」”. 富士見書房. http://www.fujimishobo.co.jp/sp/201302amagi/ 2013年9月30日閲覧。 
  2. ^ a b TVアニメ公式サイト内記述より。
  3. ^ 『フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生?』 p.278
  4. ^ 賀東招二twitter [1]
  5. ^ 『このライトノベルがすごい!2014』宝島社、2013年11月20日、100頁
  6. ^ 『このライトノベルがすごい!2015』宝島社、2013年12月5日、120頁
  7. ^ 富士見書房『甘城ブリリアントパーク』公式サイト記述より。
  8. ^ a b 甘城輝煌樂園救世主(01)”. 青文出版集団. 2014年9月12日閲覧。
  9. ^ 甘城ブリリアントパーク The Animation - KADOKAWAオフィシャルストア
  10. ^ a b ラノベ質問状 : 「甘城ブリリアントパーク」 賀東招二が遊園地で着想 ヒップホップの影響も”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 每日新聞. 2014年11月3日閲覧。
  11. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  12. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  13. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  14. ^ 小説1巻、p.168
  15. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  16. ^ a b キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  17. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  18. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  19. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  20. ^ キャラクター”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  21. ^ 甘城ブリリアントパーク - About
  22. ^ a b “甘城ブリリアントパーク1”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年1月15日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=201207000018 2014年1月27日閲覧。 
  23. ^ a b “甘城ブリリアントパーク2”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年1月15日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301304002760 2014年1月27日閲覧。 
  24. ^ a b “甘城ブリリアントパーク3”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年1月15日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301310010318 2014年1月27日閲覧。 
  25. ^ a b “甘城ブリリアントパーク4”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年6月20日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301403000609 2014年6月20日閲覧。 
  26. ^ a b “甘城ブリリアントパーク5”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年10月20日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301403000610 2014年11月1日閲覧。 
  27. ^ “甘城ブリリアントパーク メープルサモナー1”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年10月18日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321405000016 2014年11月5日閲覧。 
  28. ^ “甘城ブリリアントパーク メープルサモナー2”. 富士見ファンタジア文庫. (2014年11月20日). http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=321405000017 2014年11月20日閲覧。 
  29. ^ a b “甘城ブリリアントパーク1”. KADOKAWA. http://www.kadokawa.co.jp/product/321404000030/ 2014年7月9日閲覧。 
  30. ^ a b “甘城ブリリアントパーク2”. KADOKAWA. http://www.kadokawa.co.jp/product/321408000049/ 2014年10月10日閲覧。 
  31. ^ a b “甘城ブリリアントパーク The Animation1”. KADOKAWA. http://www.kadokawa.co.jp/product/321404000030/ 2015年1月27日閲覧。 
  32. ^ a b “甘城ブリリアントパーク?ふも”. KADOKAWA. http://www.kadokawa.co.jp/product/321409000397/ 2015年1月27日閲覧。 
  33. ^ a b “甘城ブリリアントパーク : 京アニ制作でアニメ化 フルメタ作者の新作”. まんたんウェブ. (2014年1月15日). http://mantan-web.jp/2014/01/15/20140115dog00m200010000c.html 2014年1月15日閲覧。 
  34. ^ 賀東招二『甘城ブリリアントパーク』はTVアニメとして2014年に放送。監督は武本康弘に決定...”. moca (2014年3月7日). 2014年3月8日閲覧。
  35. ^ ぶりらじ第16回放送より
  36. ^ 月刊ニュータイプ8月号P82
  37. ^ 「甘城ブリリアントパーク」アニメ版をマンガ化、描き下ろし単行本が年末に”. コミックナタリー. 2014年12月23日閲覧。
  38. ^ アニメ質問状 : 「甘城ブリリアントパーク」 原作者の監修でより魅力的に”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2014年11月2日閲覧。
  39. ^ 甘城ブリリアントパーク : 監督は「フルメタ」の武本康弘”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2014年3月7日閲覧。
  40. ^ “AKINO with bless4、超高速な「甘ブリ」OP”. 音楽ナタリー. (2014年8月13日). http://natalie.mu/music/news/123489 2014年8月20日閲覧。 
  41. ^ 第1話「お客が来ない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  42. ^ 第2話「時間がない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
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  44. ^ 第4話「秘書が使えない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  45. ^ 第5話「お金が足りない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  46. ^ 第6話「人手が足りない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  47. ^ 第7話「プールが危ない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  48. ^ 第8話「恋心が届かない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  49. ^ 第9話「チームワークが生まれない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  50. ^ 第10話「もう打つ手がない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  51. ^ 第11話「これでもう心配ない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  52. ^ 第12話「未来は誰にもわからない!」”. TBSテレビ. 2014年12月23日閲覧。
  53. ^ PVがつまらない!”. TBSテレビ. 2015年1月26日閲覧。
  54. ^ 甘城ブリリアントパーク公式ホームページ”. TBSテレビ. 2014年10月4日閲覧。 甘城ブリリアントパーク”. TBS CS[TBSチャンネル]. TBSテレビ. 2014年9月12日閲覧。
  55. ^ 配信情報”. TVアニメ『甘城ブリリアントパーク』公式twitter 2014年10月8日投稿. 2014年10月8日閲覧。
  56. ^ 甘城ブリリアントラジオ”. 甘城ブリリアントパーク公式ホームページ. TBSテレビ. 2014年11月2日閲覧。
  57. ^ 夏サカス2014 デリシャカス~番組グルメでおもてなし~(公式サイト)より。
  58. ^ 東京V、人気アニメとコラボ企画 - J2ニュース : nikkansports.comより。

参考文献

外部リンク

TBS 金曜2:16(木曜深夜)枠
前番組 番組名 次番組
甘城ブリリアントパーク