アポロ計画
宇宙開発に関してソ連に出遅れていたアメリカが、マーキュリー計画・ジェミニ計画についで国家の威信をかけて取り組んだ有人宇宙飛行プロジェクト。当時のアメリカ大統領J.F.ケネディによる「1960年代のうちに人類を月に送り込む」との演説の通り、1969年アポロ11号が月の「静かの海」に着陸した。
月への第一歩を刻んだアポロ11号のニール・アームストロング(Neil Armstrong)船長の言葉 "That's one small step for a man, one giant leap for mankind."(これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。)はあまりにも有名。
アポロ1号は試験中に地上で火災事故を起こし、3人の宇宙飛行士を失う惨事となった。アポロ13号は機器の重大なトラブルに見舞われたが無事に地球へと帰還。この事故はトム・ハンクス主演の映画にもなった(邦題『アポロ13』)。
アポロ17号を最後に計画は打ち切られたが75年「アポロ・ソユーズテスト計画」においてアポロ宇宙船はふたたび軌道上を飛び、ソユーズ宇宙船とのドッキングをはじめ宇宙開発の競争相手であったソ連との共同実験を行っている。
実現に莫大な費用を要したアポロ計画はそのために少なくない批判を受けた。その一方で、計画を通して得られた技術的成果、月面探査による科学的知見、そして人類が初めて地球外の天体に到達したことの意義もまた大きいと見られることも事実である。
アポロ計画のホームページ http://www.nasm.si.edu/apollo/
アポロの月着陸は捏造であり実際は月へ行ってないと主張する者が後をたたないが、それらの主張へは科学的な反証がなされている。
参考ページ http://moon.nasda.go.jp/ja/popular/story03/