Alto
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1973年、XEROXのPARCでアラン・ケイの要請を受けて3ヶ月足らずで作られたワークステーション試作機。メモリ増強などの拡張を伴ってAlto-II、販売を目的にしたAlto-IIIまで作られたが、結局、市販はされなかった。
当初はアラン・ケイの通称・Dynabookプロジェクトにおいて「暫定Dynabook」と呼称され、そのOS的存在ともいえるSmalltalkの研究開発に使われた。同時に、同所内外で並行して動いていたいくつかのプロジェクトのプラットフォームとしても活用され、試作機でありながら後世に名を残す存在となる。
そのハードウエア技術を転用してのちに開発されたD-マシンには、PARCとは別機関が開発したMesaベースの統合環境が搭載され、1981年にStarとして発売された。