HyperText Markup Language
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HTML(HyperText Markup Language)は、テキストファイルに様々な印を付けて文書を表現する規格の一種である。HTMLで書かれた文書をHTML文書という。現在インターネット上にあるウェブページの多くはHTML文書である。HTMLの仕様はW3Cによって勧告されている。
HTMLの特徴は、他のHTML文書やウェブ上のリソースに対するリンクを文書中に設けられることだ。リンクを使うと読者は、リンク先の文書をコンピューターに探させて瞬時に読み始めることが出来る。ただのテキストではなく、ハイパーテキストという名前になった理由はここにある。
HTMLの元になる言語は、ティム・バーナーズ=リーによって考案された。
プレーンテキストにタグと呼ばれる印を付けて、文書の情報を記したり、段落や見出し、リンク、強調部分などを示したり、画像などを文書中に含めていく作業をマークアップ(マーク付け)という。HTMLはそのマークアップの規約を定めた言語である。
HTMLにXMLの厳密な文法を求めたのがXHTMLである。現在、仕様策定はXHTMLの方に移っており、HTMLの発展はHTML4.01で停止している。
歴史
- HTML1.0
- (未稿)
- HTML2.0
- 1995年11月に、IETFのHTMLワーキンググループによってRFC1866として仕様が発表された。HTML2.0はRFC2854によって破棄された。
- HTML+
- (未稿)
- HTML3.0
- 策定作業が行われたが、ドラフトの段階で策定途中に破棄された。
- HTML3.2
- 1997年1月14日に、W3C勧告として仕様が発表された。1997年12月にHTML4.0によって破棄された。
- HTML4.0、HTML4.01
- 1997年12月18日に、W3C勧告としてHTML4.0の仕様が発表された。HTML4.0は1998年4月24日に仕様が改訂された。この仕様にいくらかのマイナーな修正が加えられたHTML4.01は1999年12月24日にW3C勧告となった。
この後、HTML4.01をベースとしてXHTML 1.0が策定されることになる。