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Wikipedia:ページの分割と統合

これはこのページの過去の版です。Willpo (会話 | 投稿記録) による 2005年4月26日 (火) 00:50個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (統合の手順: typo # と REDIRECT との間はスペース挿入不可のようですよ)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

この文書のうち、第3節「履歴の統合」以外は、草案段階です。ノートにおいて合意を経て、変更した上で、正式版となる予定です。また、Wikipedia:履歴など他の文書と矛盾する内容を含んでいますので、それらを含めて改訂することも視野に入れてご検討下さい。


このページでは、1つの記事を2つに分割する方法、2つの記事を1つに統合する方法について説明しています。また、後者に関連して、投稿履歴を1つにまとめる方法についても説明しています。

記事の分割

Wikipediaの記事は、多くの参加者によって常に加除訂正が繰り返されるため、ある特定の時点で想定されていた理想的な完成形態とは異なる形に発展することが珍しくありません。その軌道修正の手段の一つとして、記事の分割があります。以下では、分割すべき場合と分割すべきでない場合を抽象的に列記していますが、具体的に各記事が分割されるべきか否かはケースバイケースなので、それぞれの記事のノートで議論をしてから行うことが推奨されます。

分割すべき場合

  • 記事の分量が肥大化したため、読者にとって全体の見通しが悪く不便な場合
  • 記事中で特定の説明だけの分量が多く、明らかにバランスを失している場合
  • 見出し語の解説としては不要な記述だが、百科事典の情報としては有用な場合

分割すべきでない場合

  • 分割した結果、いずれか一方または双方がスタブになる場合
  • 1つにまとまっているべき情報である場合
  • 記事の分量が32キロバイト以上になると編集画面で警告が出ますが、サイズのみを理由に分割がされるわけではありません。ただし、一応の目安として、分割を検討してみる価値はあります。

分割の手順

記事の一部の記述を、新規の記事とする手順は以下の通りです。

  1. 甲の最終投稿日時を控えておきます。ローカルタイムの設定をしている場合は、世界標準時 (UTC) に換算して下さい。
  2. 甲の編集 : 分離すべき部分を削除し、それに代えて乙へのリンクを作ります。要約欄に「[[乙]]へ分割」と記述します。
  3. 乙の新規作成 : 甲から消去した部分を、そのままコピペします。要約欄に、1. で控えておいた日時と共に、「[[甲]]のxxxx年xx月xx日 xx:xx UTC から分割」という形式で記述します。
  4. 乙のスタイル修正 : Wikipedia:スタイルマニュアルを参考にして冒頭に記事名を太字で書き、読みがなをつけるなど、独立記事としての形式を整えます。また、甲との関係を記述するなどして、甲へのリンクを設置します。その他、適宜、カテゴリInterwikiを追加します。

2. と 3. の順序は逆でもかまいません。3. と 4. は、分割処理と編集作業を明確に区別するため、2段階に分けて行なって下さい。

記事の統合

読者にとって最も良い記事は、1つのページに過不足なく情報がまとめられていることです。しかし、不注意で同じような内容の記事が複数作られることもあります。この場合、少しずつ異なる情報を見つけるために、複数の記事の重複する情報を何度も読まなくてはなりませんし、重複する部分が矛盾する危険性も出てきます。また、必要以上に細切れにされた記事が作られることもあります。この場合、読者は、多くのページを渡り歩かなければなくなります。別のページを表示させる度に多かれ少なかれ待たされます。表示されたと思ったら期待したような情報がなくて、がっかりということもよくあります。これらの場合には、記事の統合をして、1つのページに情報を集約します。

統合すべき場合

  • 同一の概念や事物に関して、別名で記事が作られた場合
  • 1つの記事中で一緒に解説すべきにも関わらず、個別に記事が作成された場合
  • 記事の大半が記事名と齟齬のある内容のため、本来なら適切な記事名へ移動するケースにあたるが、既に移動先の記事が存在し、かつ、それが削除されるべきでない場合
  • 共通点のあるスタブ記事が複数存在する場合

統合すべきでない場合

  • 不適切な分割を戻す場合
    →リバートと削除で対処して下さい。
  • 2つの記事が全く同じ情報しか含んでいない場合
    →統合するまでもありません。一方をリダイレクトにして下さい。

統合の提案

統合すべきと思う記事を見つけたら、以下の文章を双方の記事の冒頭に挿入して下さい。

この記事は[[(統合対象の記事名)]]と[[Wikipedia:統合依頼|統合]]されるべきです。詳しくは[[ノート:◯◯◯(議論が行われているノート)]]を参照してください。

続いて、より多くの編集者に知ってもらうために、Wikipedia:統合依頼にリストアップします。リストアップの仕方については、Wikipedia:統合依頼#統合提案の一覧の冒頭に説明してあります。

提案に対し、反対意見、または、統合後の記事の構成、他の記事との振り分け等、今後の方針に関する意見がある場合は、提案者が指定したノートに投稿します。そこで提案者を含む方々と意見調整を行います。提案後、72時間経過しても、反対意見や統合後の方針に関する意見がない場合は、次の手順を参考にして統合作業を行なって下さい。

統合の手順

ここでは、記事甲と記事乙を1つに統合し、記事甲とする手順は以下のようにします。

  1. 乙の最終投稿日時を控えておきます。ローカルタイムの設定をしている場合は、世界標準時 (UTC) に換算して下さい。
  2. 甲への統合 : 乙の編集画面を開き、そこにある記述をそのまま、甲の記事の末尾にコピペします。要約欄に、1. で控えた日時と共に、「[[乙]] 200x年xx月xx日 xx:xx UTC を統合」という形式で記述します。
  3. 乙のリダイレクト化 : 乙は、#REDIRECT [[甲]]として、要約欄には「[[甲]]へ統合」と記述します。
  4. 甲の修正 : 甲を1つの記事として適切な形にまとめ直します。小見出しを作ったり、乙の冒頭部だった太字の旧記事名や読みを消したり、Interwikiやカテゴリの重複を消すなど、全般的な調整をします。

2.と4.は、統合処理と編集作業を明確に区別するため、2段階に分けて行なって下さい。

記事乙に、統合されるべき記述部分に関して投稿履歴が1件しか存在しない場合は、2. の際に、要約欄にその投稿者の名を追加し、「[[乙]] 200x年xx月xx日 xx:xx UTC 誰々執筆 を統合」という形式で記述します。これによって、履歴の統合に代えることができます。

以上の手順で行った統合には、履歴統合を依頼する必要はありません。

応用

  • 記事甲と記事乙を統合して、記事丙にする場合。
    →最初に、いずれか主となる方の記事を丙に移動した後に、上記の統合の手順を実行します。
  • 記事甲の一部を、記事乙に転記する場合。
    →甲に関しては分割、乙に関しては統合と同じになります。
    1. 甲の最終投稿日時を控えておきます。必要ならば、世界標準時 (UTC) に換算して下さい。
    2. 甲の編集 : 分離すべき部分を削除しエディタなどに控えておきます。また、必要ならば乙へのリンクを作ります。要約欄には「[[乙]]へ転記」と記述します。
    3. 乙の編集 : 2.で削除した記述をそのまま、乙の記事の末尾にコピペします。要約欄に、1. で控えた日時と共に、「[[甲]] 200x年xx月xx日 xx:xx UTC から一部転記」という形式で記述します。
    4. 乙の一体化 : 末尾にコピペした部分を、本文の適切な部分に移し、前後の文章と繋がるように加筆や修正をし、あるいは、小見出しを付けるなどして、記事が一体化するように調整します。表記の統一が必要となる場合もあるかもしれません。

履歴の統合

記事の統合をしたり、移動機能を使用せずにコピペで移動がされた場合に、履歴の統合をする方がよいことがあります。履歴の統合は管理者しか行うことができません。また、履歴を統合したら、元に戻すことはできません。

履歴統合をすべき場合

  • 記事の統合後にリダイレクト化された方の記事が、何らかの理由で(投稿履歴と共に)削除される場合、またはその危険性が高い場合
  • コピペで移動された後に有用な投稿履歴が積み重ねられた場合

履歴統合をする必要のない場合

  • 統合される側に、有用な履歴が1件しかない場合
    →記事統合時の要約欄に、その投稿日時と投稿者名を記載することで対処して下さい。
  • 統合しようとする記事の投稿履歴が時系列的に重なり合う部分が非常に多く、統合後の履歴が混乱する場合
  • コピペによる移動がされたが、それ以外の有用な履歴がない場合
    →この場合に記事名を変更するときは、リダイレクト化された元の記事をリバートし、コピペ移動で作られた記事を削除した上で、移動機能を使用します。

履歴統合の依頼

  1. 記事の統合をした後、または、コピペ移動を発見した後に、Wikipedia:リダイレクトの削除依頼に履歴の統合を依頼します。
  2. 管理者は、依頼を見て履歴統合をすべきと判断した場合は、直ちに次節の手順で履歴の統合作業を行います。履歴統合をすべきでないと判断した場合、または、即決できない場合は、各記事のノートで話し合って下さい。
  • 依頼者と統合実行者は別の者があたることにします。
  • 原則は、(1) 依頼 → (2) 管理者による統合実行で、例外は、(1) 依頼 → (2) 管理者による合意形成プロセスへの移行 → (3) 管理者による統合実行 です。

履歴統合の手順

この節は管理者のみが実行することができます。

記事の統合やコピペ移動によって現在の記事名が甲となっており、、甲の履歴と乙の履歴を統合して、甲の履歴として一本化しようとする場合を想定します。

  1. 乙の履歴の最初と最後の日時を控えておきます。必要なら世界標準時 (UTC) に変換して下さい。
  2. 甲の最終版の記事内容を、エディタなどに控えておきます。
  3. 甲のページを削除します。コメント欄には「履歴統合のため。すぐに復旧します。」などと記述します。
  4. 乙を移動機能で甲に移動する。
  5. 甲の削除を取り消す。
  6. 甲に、2. を投稿する。要約欄に、1.で控えておいた日時と共に、「[[乙]] 200x年xx月xx日 xx:xx - 200x年xx月xx日 xx:xx UTC を履歴統合」と記載する。

履歴統合であることを明記することで、記事の統合と区別できるようにします。履歴統合した範囲を明記することで、仮に時系列的に重複する2つの記事の履歴を統合した結果として履歴の混交が起こったとしても、上記範囲内では各投稿間の差分表示が必ずしも実際に行われた編集内容を表さないことを認識することが可能となります。