東北地方
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本州の北部6県により構成される地域。
東北地方を総称して"みちのく"と言うことがあるが、実際にはこれは広く見ても青森、岩手から宮城に至るまでの地域を表すものでしかなく、狭く見ると青森県の一部でしかない。しかし、「道の奥」をイメージさせるこの言葉から、人々が一般的にこの地域に対して思っている印象が、人口の少なさであり、自然の多さであるということは察することができる。そして、人口密度が低いと言うこと、第一次産業への従事者が多いと言う点は確かである。
青森、岩手、秋田の3県を北東北、山形、宮城、福島の3県を南東北と細分することがある。北東北、南東北はそれぞれゆるい結びつきがあるのは確かであるが、南東北のそれが、各県の県庁所在地が比較的近接していることから来る(宮城県の県庁所在地である仙台を中心とした)経済的結びつきであることに対し、北東北のそれは政治的結びつきの側面が強い。
東北地方出身者の特徴として、言葉の"なまり"、方言が上げられることは多い。実際、特徴的な方言を持つ地域は多いが、
- この地域の中でも方言には差が激しく、同一県内でも傾向が違うことが少なくない。
- 一般的に東北地方の方言として言われている特徴はむしろ当てはまらないことがある。
という点に関しては留意する必要がある。