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Wikipedia:ページの分割と統合

これはこのページの過去の版です。218.226.8.239 (会話) による 2007年6月2日 (土) 15:55個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Undo revision 12890866 by Los688 (会話) ノートで合意ずみです。問題があればノート)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

この文書のうち、第4節「履歴の統合」以外は、草案段階です。ノートにおいて合意を経て、変更した上で、正式版となる予定です。また、Wikipedia:履歴など他の文書と矛盾する内容を含んでいますので、それらを含めて改訂することも視野に入れてご検討ください。


このページでは、1つの記事を2つに分割する方法、2つの記事を1つに統合する方法について説明しています。また、後者に関連して、投稿履歴を1つにまとめる方法についても説明しています。

記事の分割

Wikipediaの記事は、多くの参加者によって常に加除訂正が繰り返されるため、ある特定の時点で想定されていた理想的な完成形態とは異なる形に発展することが珍しくありません。その軌道修正の手段の1つとして、記事の分割があります。以下では、分割すべき場合と分割すべきでない場合を抽象的に列記していますが、具体的に各記事が分割されるべきか否かはケースバイケースなので、それぞれの記事のノートで議論をしてから行うことが推奨されます。

分割すべき場合

  • 記事の分量が肥大化したため、読者にとって全体の見通しが悪く不便な場合
  • 記事中で特定の説明だけの分量が多く、明らかにバランスを失している場合
  • 見出し語の解説としては不要な記述だが、百科事典の情報としては有用な場合

分割すべきでない場合

  • 分割した結果、いずれか一方または双方がスタブになる場合
  • 1つにまとまっているべき情報である場合
  • 記事の分量が32キロバイト以上になると編集画面で警告が出ますが、サイズのみを理由に分割がされるわけではありません。ただし、一応の目安として、分割を検討してみる価値はあります。

分割提案の告知

「分割すべき場合」にあてはまる記事を見つけたら、以下のガイドラインに従って分割提案を告知してください。告知を行わなくても分割したものが無効になることはありませんが、告知を行うことが推奨されます。

当該記事の一番上に以下の分割提案テンプレートを書き込みます。

{{記事分割|分割先のページ名}}
例えば、と言う項目の分割先のページ名がの場合、以下のように記載します。
{{記事分割|夜}}
分割提案テンプレートは以下のように表示されます。
[分割]
[分割]
項目分割の提案:この項目は、記事の一部を「」に分割することが提案されています。議論はノート:夢を参照してください。なお、分割作業を行う際には履歴不継承にならないように注意してください。

続いて、より多くの編集者に知ってもらうために、Wikipedia:分割提案を利用して呼び掛けを行います。

提案に対し、反対意見・分割するべき項目・今後の方針に関する意見がある場合は、提案者が指定したノートに投稿します。そこで提案者を含む方々と意見調整を行います。提案後1週間が経過しても、他の利用者からの明確な反対意見がない、もしくは他の利用者との分割に関する議論が起きない場合は、次の手順を参考にして分割作業を行なってください。分割する記事の数や扱う内容の大きさに比例して、周知徹底のための期間は長く取るのが望ましいでしょう。もし分割した後から何らかの意見(分割する事への反対意見等)が表明された場合は、速やかに相手との議論に移り、できる限り合意形成が得られるように努めてください。

反対意見があり議論が始まったものの、結論が得られないまま議論が途中で止まってしまった場合は、利用者の意見を引き続き受け付けるためにもテンプレートは貼り続けることになりますが、議論が止まってから(最後の意見の投稿日時から)3か月以上経過した場合は分割提案自体が消滅したものとして、分割は行ないません(分割しない場合の手順に従い、テンプレートの除去などを行なう)。これは、その後の加筆・修正により分割が不適切となっている可能性があるためです。なおも分割が必要と思われる場合には、改めて提案しなおしてください。

分割の手順

記事の一部の記述を、新規の記事とする場合の手順は、以下の通りです。

  1. 甲の最終投稿日時を控えておきます。ローカルタイムの設定をしている場合は、世界標準時 (UTC)日本標準時間(JST)から9時間引きます)に換算してください。
  2. 甲の編集 : 分離すべき部分を削除し、それに代えて乙へのリンクを作ります。同時に、分割提案テンプレートを除去します。要約欄に「[[乙]]へ分割」と記述します。
  3. 乙の新規作成 : 甲から消去した部分を、そのままコピー&ペーストします。要約欄には「[[甲]]から分割」と記述します。その際は、GFDL上の義務ではありませんが、1. で控えておいた日時と共に、分割元の版と主執筆者5人程度を「[[甲]]のxxxx年xx月xx日 xx:xx (UTC) から分割 (主執筆者: x1 , x2 , x3 , x4 , x5 )」という形式で記述することが推奨されます。
  4. 乙のスタイル修正 : Wikipedia:スタイルマニュアルを参考にして冒頭に記事名を太字で書き、読みがなをつけるなど、独立記事としての形式を整えます。また、甲との関係を記述するなどして、甲へのリンクを設置します。その他、適宜、カテゴリInterwikiを追加します。
  5. Wikipedia:分割提案の該当する記載に、分割がなされた旨の結果報告を追記します。

2. と 3. の順序は逆でもかまいません。3. と 4. は、分割処理と編集作業を明確に区別するため、必ず2段階に分けて行なってください。

分割しない場合の手順

議論の結果(または議論が止まった等のため)、分割しないことになった場合は、以下の処理を行います。

  1. 分割提案時に付加した分割提案テンプレートを除去します。
  2. Wikipedia:分割提案の該当する記載に、分割がなされなかった旨の結果報告を追記します。

記事の統合

読者にとって最も良い記事は、1つのページに過不足なく情報がまとめられていることです。しかし、不注意で同じような内容の記事が複数作られることもあります。この場合、少しずつ異なる情報を見つけるために、複数の記事の重複する情報を何度も読まなくてはなりませんし、重複する部分が矛盾する危険性も出てきます。また、必要以上に細切れにされた記事が作られることもあります。この場合、読者は、多くのページを渡り歩かなければなくなります。表示されたと思ったら期待したような情報がなくて、がっかりということもよくあります。これらの場合には、記事の統合をして、1つのページに情報を集約します。

統合すべき場合

  • 同一の概念や事物に関して、別名で記事が作られた場合
  • 1つの記事中で一緒に解説すべきにも関わらず、個別に記事が作成された場合
  • 記事の大半が記事名と齟齬のある内容のため、本来なら適切な記事名へ移動するケースにあたるが、既に移動先の記事が存在し、かつ、それが削除されるべきでない場合
  • 共通点のあるスタブ記事が複数存在する場合

統合すべきでない場合

  • 不適切な分割を戻す場合
    リバートと削除で対処してください。
  • 2つの記事が全く同じ情報しか含んでいない場合
    →統合するまでもありません。一方をリダイレクトにしてください。

統合提案の告知

「統合すべき場合」にあてはまる記事を見つけたら、以下のガイドラインに従って統合提案を告知してください。告知を行わなくても統合したものが無効になることはありませんが、告知を行うことが推奨されます。

統合提案テンプレートを双方の記事の冒頭に挿入してください。

{{記事統合|統合の相手となるページ|議論が行われているノート}}
例えば、とを統合しようとする場合で、統合に関する議論が行われているノートがノート:夢の場合、の項目には以下のように記載します。
{{記事統合|夜|夢}}
統合提案テンプレートは以下のように表示されます。
[統合] 項目統合の提案:この項目はとの統合が提案されています。統合に関する議論はノート:夢を参照してください。
また、の項目には以下のように記載します。
{{記事統合|夢|夢}}

どちらのページを残すべきかがわかっている場合は、残すべきページ(統合先)には{{mergefrom|統合の対象となるページ(統合元)|議論が行われているノート}} 、統合されるべきページ(統合元)には{{mergeto|統合の対象となるページ(統合先)|議論が行われているノート}} を使用します。

例えば、に統合することを提案し、それについての議論をノート:夢で行う場合は、(統合先)に以下のように書きます。
{{mergefrom|夢|夢}}
統合提案テンプレートは以下のように表示されます。
[他項目を統合]
項目統合の提案のこの項目への統合が提案されています。統合に関する議論はノート:夢を参照してください。
次に、(統合元)に以下のように書きます。
{{mergeto|夜|夢}}
統合提案テンプレートは以下のように表示されます。
[他項目への統合] 項目統合の提案:この項目は、への統合が提案されています。統合に関する議論はノート:夢を参照してください。

続いて、より多くの編集者に知ってもらうために、Wikipedia:統合提案を利用して呼び掛けを行います。

提案に対し、反対意見・統合後の記事の構成・他の記事との振り分け等、今後の方針に関する意見がある場合は、提案者が指定したノートに投稿します。そこで提案者を含む方々と意見調整を行います。提案後1週間が経過しても、他の利用者からの明確な反対意見がない、もしくは他の利用者との統合に関する議論が起きない場合は、次の手順を参考にして統合作業を行なってください。統合する記事の数や扱う内容の大きさに比例して、周知徹底のための期間は長く取るのが望ましいでしょう。もし統合した後から何らかの意見(統合する事への反対意見等)が表明された場合は、速やかに相手との議論に移り、できる限り合意形成が得られるように努めてください。

反対意見があり議論が始まったものの、結論が得られないまま議論が途中で止まってしまった場合は、利用者の意見を引き続き受け付けるためにもテンプレートは貼り続けることになりますが、議論が止まってから(最後の意見の投稿日時から)3か月以上経過した場合は統合提案自体が消滅したものとして、統合は行ないません(統合しない場合の手順に従い、テンプレートの除去などを行なう)。これは、その後の加筆・修正により統合が不適切となっている可能性があるためです。なおも統合が必要と思われる場合には、改めて提案しなおしてください。

統合の手順

記事甲と記事乙を1つに統合し、記事甲とする場合の手順は、以下の通りです。

  1. 乙の最終投稿日時を控えておきます。ローカルタイムの設定をしている場合は、世界標準時 (UTC) に換算してください。
  2. 甲への統合 : 乙の編集画面を開き、そこにある記述をそのまま、甲の記事の末尾にコピー&ペーストします。要約欄には「[[乙]]を統合」と記述します。その際は、GFDL上の義務ではありませんが、1. で控えた日時と共に、統合元の版と主執筆者5人程度を「[[乙]] 200x年xx月xx日 xx:xx (UTC) を統合 (主執筆者: x1 , x2 , x3 , x4 , x5 )」という形式で記述することが推奨されます。
  3. 乙のリダイレクト化 : 乙は、#REDIRECT [[甲]]として、要約欄には「[[甲]]へ統合」と記述します。
  4. 甲の修正 : 甲を1つの記事として適切な形にまとめ直します。小見出しを作ったり、乙の冒頭部だった太字の旧記事名や読みを消したり、Interwikiやカテゴリの重複を消すなど、全般的な調整をします。この時、統合提案テンプレートの除去も行います。
  5. Wikipedia:統合提案の該当する記載に、統合がなされた旨の結果報告を追記します。

2.と4.は、統合処理と編集作業を明確に区別するため、2段階に分けて行なってください。

記事乙に、統合されるべき記述部分に関して投稿履歴が1件しか存在しない場合は、2. の際に、要約欄にその投稿者の名を追加し、「[[乙]] 200x年xx月xx日 xx:xx (UTC) 誰々執筆 を統合」という形式で記述します。これによって、履歴の統合に代えることができます。このような手順で行った統合には、履歴統合を依頼する必要はありません。

統合しない場合の手順

議論の結果(または議論が止まった等のため)、統合しないことになった場合は、以下の処理を行います。

  1. 統合提案時に付加した統合提案テンプレートを、すべて除去します。
  2. Wikipedia:統合提案の該当する記載に、統合がなされなかった旨の結果報告を追記します。

新設統合

記事甲と記事乙を統合して、記事丙にする場合は、最初に、いずれか主となる方の記事を丙に移動した後に、上記の統合の手順を実行します。

項目一部転記

記事甲の一部を、記事乙に転記する場合は、甲に関しては分割、乙に関しては統合と同じになります。

一部転記すべきと思う記事を見つけたら、以下のテンプレートを双方の記事の冒頭に挿入してください。
{{一部転記|一部転記の相手となるページ|議論が行われているノート}}
例えば、の項目の一部をに転記しようとする場合で、一部転記に関する議論が行われているノートがノート:夢の場合、の項目には以下のように記載します。
{{一部転記|夜|夢}}
一部転記テンプレートは以下のように表示されます。
統合提案 項目一部転記の提案:この項目はとの間で記事内容の一部転記が提案されています。一部転記に関する議論はWikipedia‐ノート:夢を参照してください。
また、の項目には以下のように記載します。
{{一部転記|夢|夢}}
そして、分割の提案や統合の提案に準じて合意形成などの処理をした後に、次の手順を参考にして一部転記を行なってください。

一部転記の手順

記事甲の一部を、記事乙に転記する場合の手順は、以下の通りです。

  1. 甲の最終投稿日時を控えておきます。ローカルタイムの設定をしている場合は、世界標準時 (UTC) に換算してください。
  2. 甲の編集 : 分離すべき部分を削除しエディタなどに控えておきます。さらに、提案時に付加した一部転記提案テンプレートを除去します。また、必要ならば乙へのリンクを作ります。要約欄には「[[乙]]へ一部転記」と記述します。
  3. 乙の編集 : 2.で削除した記述をそのまま、乙の記事の末尾にコピー&ペーストします。要約欄には「[[甲]] から一部転記」と記述します。その際は、GFDL上の義務ではありませんが、1. で控えた日時と共に、分割元の版と主執筆者5人程度を「[[甲]]のxxxx年xx月xx日 xx:xx (UTC) から一部転記 (主執筆者: x1 , x2 , x3 , x4 , x5 )」という形式で記述することが推奨されます。
  4. 乙の一体化 : 末尾にコピー&ペーストした部分を、本文の適切な部分に移し、前後の文章と繋がるように加筆や修正をし、あるいは、小見出しを付けるなどして、記事が一体化するように調整します。表記の統一が必要となる場合もあるかもしれません。また、提案時に付加した一部転記提案テンプレートを除去します。

3.と4.は、転記処理と編集作業を明確に区別するため、2段階に分けて行なってください。

一部転記しない場合の手順

議論の結果(または議論が止まった等のため)、一部転記をしないことになった場合は、以下の処理を行います。

  1. 一部転記提案時に付加した一部転記提案テンプレートを、すべて除去します。
  2. Wikipedia:分割提案Wikipedia:統合提案で告知を行った場合、各々の該当する記載に、一部転記がなされなかった旨の結果報告を追記します。

履歴の統合

記事の統合をしたり、移動機能を使用せずにコピー&ペーストで移動がされた場合に、履歴の統合をする方がよいことがあります。履歴の統合は管理者しか行うことができません。また、履歴を統合した場合、元に戻すのは困難です。

履歴統合をすべき場合

  • 記事の統合後にリダイレクト化された方の記事が、何らかの理由で(投稿履歴と共に)削除される場合、またはその危険性が高い場合
  • コピー&ペーストで移動された後に有用な投稿履歴が積み重ねられた場合

履歴統合をする必要のない場合

  • 統合される側に、有用な履歴が1件しかない場合
    →記事統合時の要約欄に、その投稿日時と投稿者名を記載することで対処してください。
  • 統合しようとする記事の投稿履歴が時系列的に重なり合う部分が非常に多く、統合後の履歴が混乱する場合
  • コピー&ペーストによる移動がされたが、それ以外の有用な履歴がない場合
    →この場合に記事名を変更するときは、リダイレクト化された元の記事をリバートし、コピー&ペースト移動で作られた記事を削除した上で、移動機能を使用します。

履歴統合の依頼

  1. 記事の統合をした後、または、コピー&ペースト移動を発見した後に、Wikipedia:リダイレクトの削除依頼に履歴の統合を依頼します。
  2. 管理者は、依頼を見て履歴統合をすべきと判断した場合は、直ちに次節の手順で履歴の統合作業を行います。履歴統合をすべきでないと判断した場合、または、即決できない場合は、各記事のノートで話し合ってください。
  • 依頼者と統合実行者は別の者があたることにします。
  • 原則は、(1) 依頼 → (2) 管理者による統合実行で、例外は、(1) 依頼 → (2) 管理者による合意形成プロセスへの移行 → (3) 管理者による統合実行 です。

履歴統合の手順

この節は管理者のみが実行することができます。

記事の統合やコピー&ペーストによる移動によって現在の記事名が甲となっており、甲の履歴と乙の履歴を統合して、甲の履歴として一本化しようとする場合を想定します。

  1. 甲、乙が履歴を一本化できるのかどうかを確認します。2つ以上の履歴を統合して1つにした結果、時系列に沿って各版が並べ替えられるため、編集による記事文章の変更を行った履歴が時間的に重なっていた場合は履歴が錯綜するのを避けるために履歴統合をしてはいけません。ただし、コピー&ペーストによる統合が行われた場合等において、乙の記事を甲へのリダイレクトに書き換えた、白紙化した等、直接文章に寄与しない編集であれば無視してもかまいません。
  2. 甲のページを削除します。コメント欄には「履歴統合のため。すぐに復旧します。」などと記述します。
  3. 乙に履歴統合に関して錯綜を招く版がないかを確認します。例として、当初リダイレクトであった記事が甲の記事をコピー&ペースト移動して記事にされた場合に、当初のリダイレクトの版が履歴の錯綜を招くと判断される場合であれば、その版は統合しなくて構いません。そのような版があった場合は乙を特定版削除ののち、必要な版のみを復帰させます。
  4. 乙をページ移動を用いて甲に移動します。
  5. 既に削除してある甲の履歴に、履歴統合に関して錯綜を招く版がないかを確認します。具体的には乙を確認した場合と同じです。そのような版があった場合は復帰させる場合にチェックせずに復帰します。
  6. 以上で正しく履歴が統合されました。