銭塘江
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銭塘江 | |
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銭塘大橋 | |
延長 | 688 km |
平均流量 | 1,400 m3/s |
流域面積 | 55,600 km2 |
水源 | 黄山 |
河口・合流先 | 東シナ海 |
流域 | 中華人民共和国 |
銭塘江(せんとうこう、拼音: )は、中華人民共和国浙江省を流れる河川で、黄山を源として千島湖・新安江水力発電所を経て流れ来る新安江(北源、正源)と、南西からくる蘭江(南源)が建徳市で合流して富春江となり、さらに下流は銭塘江と呼ばれて、杭州湾に注いでいる(河口:北緯30度22分46秒 東経120度41分20秒 / 北緯30.3794度 東経120.6889度座標: 北緯30度22分46秒 東経120度41分20秒 / 北緯30.3794度 東経120.6889度)。別名に浙江、折江、曲江、之江、羅刹江がある。折江や曲江の名前は、流路が激しく蛇行していることに由来する。
河口では潮流の関係で河水が海から激しく逆流し、大潮の時期には激浪になって川をさかのぼる海嘯(かいしょう)という特異な現象が発生することで古くから名高い[1]。このため、春秋時代の越国の記録、范仲淹の作品[2]や水滸伝での魯智深の円寂した場面など、多くの古典文学作品にも登場している。同様の現象はアマゾン川でも発生し、ポロロッカと呼ばれている。
→詳細は「海嘯 § 銭塘江の海嘯」を参照
隋の時代には大運河によって長江と結ばれた。南宋が都を臨安(現在の杭州市)において以来、銭塘江流域は著しく発展する。現在の銭塘江河畔は、大都市の上海や寧波を擁し、中国沿海部でもっとも発展の進んだ地域となっている。
1982年、富陽より上流側の「富春江・新安江風景名勝区」は中華人民共和国国家級風景名勝区に認定された[3]。
ダム
[編集]脚注
[編集]- ^ “迫力の大逆流! 中秋の銭塘江「一線潮」 浙江・海寧”. AFP (2019年9月19日). 2019年9月19日閲覧。
- ^ 范仲淹「和運使舎人観潮」『范文正集』 巻四 。
- ^ 中華人民共和国国務院 (1982年11月8日). “国务院批转城乡建设环境保护部等部门关于审定第一批国家重点风景名胜区的请示的通知” (中国語). 北京法院法規検索. 2023年2月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- 観潮参考時間
- 波高3メートルの海嘯(動画) - ナショナルジオグラフィック