上野島
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上野島 | |
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所在地 | 日本(栃木県) |
所在海域 | 中禅寺湖 |
座標 | 北緯36度43分48秒 東経139度28分02秒 / 北緯36.73000度 東経139.46722度座標: 北緯36度43分48秒 東経139度28分02秒 / 北緯36.73000度 東経139.46722度 |
面積 | 0.0003 km² |
海岸線長 | 0.07 km |
プロジェクト 地形 |
上野島(こうずけしま)は栃木県の中禅寺湖に存在する円形の無人島である。
概説
[編集]上野島と陸地とは最も近い場所で100m弱の距離であるが、島へ渡る交通手段は無い。しかし、湖の水位が低いときは、歩いて島へと渡ることも出来る。現在、島の周囲が石で補強されているが、この点について、島がなくならないようにするためではないか、との指摘もある[1]。
上野島は日光連山を中心にした山岳信仰の開祖である、勝道上人の墓所の一つといわれており、島内には、宝篋印塔や、勝道上人首骨納塔、慈眼大師の墓石などがあり、不定期ながら霊跡を巡拝する遊覧船もある。
特に中禅寺では、毎年8月4日に、開祖である勝道上人に関連した土地を船で巡礼する「船禅頂(ふなぜんじょう)」という行事を開催しており、上野島もその際に訪れる[1]。中禅寺によると、勝道上人の遺骨は、主に、日光の「二社一寺」とされる日光二荒山神社・日光東照宮・輪王寺がある地域の堂宇に保管されているが、勝道は奥日光と縁が深かったため、島をつくって分骨を行ったのだという[1]。
上野島付近は、中禅寺湖内でも有数の釣りのポイントとして知られ、釣り人達が多く訪れている。ただし、中禅寺湖漁業協同組合は(遊漁目的の)上野島への上陸を禁じている[2]。
伝説
[編集]この島は旧下野国(栃木県)にあるにもかかわらず上野(群馬県)と名乗っている[3]。これに関して、「下野の男体山の神と上野の赤城山の神が戦場ヶ原で戦い、男体山の神が勝利した記念として残したのが、上野島である」という古老の語り継いできた伝説がある[3]。