西条太陽光試験発電所
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西条太陽光試験発電所(さいじょうたいようこうしけんはつでんしょ)は、愛媛県西条市西ひうちに設置されていた太陽光発電実験施設。
概要
[編集]通商産業省(現在の経済産業省)工業技術院が計画したサンシャイン計画に基づき設置された。
新エネルギー総合開発機構から四国電力と電力中央研究所が共同受託して、1981年9月建設に着手、1986年2月完成した[1]。約4万平方メートルの敷地に2万7千枚、合計1千KWの太陽光発電パネルが設置され、太陽光発電の普及に向けた各種実験が行われた[2]。
1982年2月17日に初めて発電に成功し、同年12月には、日本で初めて一般家庭で、“太陽光の灯”がともった[3]。
1992年度に実験終了。太陽光パネルは四国電力の松山太陽光発電所に引き継がれて、当時の太陽光パネルの約3割が松山太陽光発電所で使われている[4]。太陽光パネルはこの他、香川県高松市の産業技術総合研究所四国センターのビルの屋上などで活用されている[5]。
脚注
[編集]- ^ 7 エネルギー対策 - 生涯学習情報提供システム(えひめの記憶)、2014年2月7日閲覧。
- ^ 西条市の太陽光発電への取り組みについて - 西条市、2014年2月7日閲覧。
- ^ 五 発電 - 生涯学習情報提供システム(えひめの記憶)、2014年2月7日閲覧
- ^ 日本列島エネルギー改造計画(38)愛媛:ミカンやタオルからバイオマスを、風力と太陽光も拡大中 - スマートジャパン、2014年2月7日閲覧。
- ^ 資源エネルギー庁・四国経済産業局(2007年)『行ってみたい!見てみたい!-未来を創るホットスポット 新エネニッポン 四国エリア編』8頁。