Pode
ジャンル | アクションパズル |
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対応機種 |
Nintendo Switch PlayStation 4 Steam(Windows) |
開発元 | Henchman & Goon |
発売元 | Henchman & Goon |
音楽 | オースティン・ウィントリー |
人数 | 1 - 2人 |
メディア | ダウンロード販売 |
発売日 |
Switch 2018年6月21日[1][2] 2018年7月12日[3] PS4 2019年2月19日[4][5] Steam 2020年4月3日[6] |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象)[3] ESRB:E(6歳以上)[1][4] PEGI:3[2][5] USK [Switch] 0[7] [PS4] 6(6歳未満提供禁止)[8] |
コンテンツアイコン |
PEGI [PS4] Fear[5] |
『Pode』(フォーディ[9])は、ノルウェーのゲームソフト開発会社Henchman & Goonが開発、発売したアクションパズルゲーム。
概要
[編集]仲間からはぐれて地上に落下した流れ星が小さな岩と出会い、協力しながら岩山を登って頂上から空へ帰ることを目指す物語。様々な能力を持つ2体のキャラクターを操作し、岩山内部の各部屋の謎解きを進めていく。2体の操作は任意で切り替えできるほか、2個のコントローラを用いてそれぞれを操作することもできる。
作品内の美術要素として、ノルウェーの民族衣装ブーナッドの刺繍柄やノルウェー発祥の絵付け技法であるローズマリングをモチーフにした独特の模様が随所に用いられている[9][10]。
なお、タイトルの「Pode」はノルウェー語で植物の移植を意味する。作中では、山の中腹で自生する巨大植物「マザープラント」(Mother Plant)に探索で見つけた種を移植することで成長し、山の頂上へ登る足掛かりとなる[11]。
システム
[編集]舞台となる岩山の内部では謎解き要素のある部屋が連続しており、謎を解くことで次の部屋へ続く扉が開く。一度訪れた部屋はゲーム中断時の画面から選択して瞬時に移動できる。
流れ星と岩の基本アクションは歩行とジャンプで、互いの体の上に乗ることもできる。また、2体は以下のような特徴がある。一部はゲームの進行度合いに応じて追加される。
- 流れ星
- 光を放つことで、土の地面に植物を生やす、一部の壁に文様を浮かび上がらせる、氷を溶かすといった効果が現れる。
- ジャンプ後にゆっくり落下してより遠くへ着地できる。
- 体が軽いため、水面の歩行や上昇気流の場所での浮遊ができる。一方で、地面に設置された仕掛け用のスイッチを踏んでも反応しない。
- ワープ地点を設置し別の場所から設置地点にワープできる。
- 暗闇で周囲を照らす。
- 岩
- 岩でできた一部の地面や壁の形状を変化させる。
- 磁力を発して金属質の物を引き寄せる。
- 体をかがめて狭い通路をくぐることができる。
- 体内に物を取り込んで運ぶ。流れ星を取り込んだ状態では、前方に強い光を放ったり流れ星を発射して遠くへ飛ばしたりでき、流れ星がワープ地点を設置している場合は2体同時のワープが可能となる。なお、この状態では狭い通路をくぐることはできない。
このほか、2体が手を繋いだ状態では2体の一部能力を同時に発動したり特定の仕掛けを作動させたりできる。また、ゲーム終盤では2体が離れている状態での位置入れ替えが可能となる。
開発
[編集]本作の開発は2015年6月に始まった。当初は開発資金のほとんどを自社で賄っていたが、後に、西ノルウェー映画センター(Vestnorsk Filmsenter)、ノルウェー映画協会、Zefyr Media Fundの各組織より助成金が支給された。また、クラウドファンディング媒体のPatreonを通じて継続的な資金援助を募っている[12][13]。
前述のように、本作には2人で協力してプレイできる要素がある。Henchman & GoonのCEOで本作のディレクターも務めたYngvill Hopenは自身の幼い息子と一緒に楽しめる経験が欲しいとの考えが本作開発の動機の一つとしており、子供やゲーム経験の少ないプレイヤーであっても協力し貢献できることを目指し制作された[11]。
受賞・ノミネート
[編集]- Game Developers Conference 2018 「Unity 3D Game Art Challenge」受賞(他作品と共同)[14]
- Game Connection America 2018 Development Awards 「Best casual game」受賞、「Best quality of art」ノミネート[15]
- 9th Hollywood Music in Media Awards 「Original Score - Video Game」部門ノミネート[16]
- Spillprisen 2018 「Beste lyd(Best Audio)」「Beste visuelle uttrykk(Best Art)」「Beste moro for alle(Best Fun for Everyone)」受賞[17]
- 2019 G.A.N.G. Awards 「Best Original Soundtrack Album」ノミネート[18]
- Nordic Game Awards 2019 「Best Art」受賞、「Nordic Game of the Year」「Best Game Design」「Best Fun for Everyone」ノミネート[19]
脚注
[編集]- ^ a b “Pode for Nintendo Switch - Nintendo Game Details” (英語). Nintendo of America. 2018年11月17日閲覧。
- ^ a b “Pode|Nintendo Switch download software|Games” (英語). Nintendo UK. 2018年11月17日閲覧。
- ^ a b “Pode”. 任天堂. 2018年11月17日閲覧。
- ^ a b “Pode on PS4” (英語). Official PlayStation Store US. 2019年5月31日閲覧。
- ^ a b c “Pode on PS4” (英語). Official PlayStation Store UK. 2019年5月31日閲覧。
- ^ “Pode”. Steam. 2020年4月29日閲覧。
- ^ “Pode|Nintendo Switch Download-Software|Spiele” (ドイツ語). Nintendo DE. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Pode auf PS4” (ドイツ語). Offizieller PlayStation Store Deutschland. 2019年5月31日閲覧。
- ^ a b “SOEJIMA&BOKUおすすめ! 夏休みにピッタリのインディーゲーム|トピックス”. 任天堂 (2018年7月19日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Interview: Helping a fallen star find its way home in Pode” (英語). Nintendo UK. 2018年11月17日閲覧。
- ^ a b “We Interviewed Yngvill Hopen, Game Director of Pode” (英語). sweety high (2018年4月25日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Henchman & Goon is creating Games” (英語). Patreon. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Pode” (ノルウェー語). Vestnorsk Filmsenter. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “These 3D Game Art Challenge Winners Will Appear At GDC 2018” (英語). GDC (2018年2月27日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Game Connection America 2018 Development Awards” (英語). Game Connection. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “'A Star Is Born,' 'Black Panther' Lead Hollywood Music in Media Awards Nominees” (英語). Hollywood Reporter (2018年10月17日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Iconoclasts stakk av med den gjeveste prisen på Spillprisen 2018” (ノルウェー語). Gamereactor. 2019年5月24日閲覧。
- ^ “‘God of War’ Wins Six G.A.N.G. Awards, Including Audio of the Year” (英語). Variety (2019年3月21日). 2019年4月5日閲覧。
- ^ “Nordic Game Awards” (英語). Nordic Game 2019. 2019年5月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- Pode 公式サイト(英語)
- Pode (@podegame) - X(旧Twitter)
- Pode (podegame) - Facebook