若者の子守唄
表示
「若者の子守唄」 | ||||
---|---|---|---|---|
橋幸夫 の シングル | ||||
初出アルバム『橋幸夫ゴールデン・ヒット曲集 (SJV-365)』 | ||||
B面 | 郷愁 | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター | |||
作詞・作曲 |
サトウハチロー(作詞) 鈴木邦彦(作・編曲) | |||
チャート最高順位 | ||||
月間3位(『平凡』第44回) | ||||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
| ||||
「若者の子守唄」(わかもののこもりうた)は、1967年8月15日にビクターレコードより発売された橋幸夫の92枚目のシングルである(SV-599)。
概要
[編集]- 作詞は戦前から多くの楽曲の詞を手がけたサトウハチロー、作曲はポップス系の鈴木邦彦と異色の組み合わせで、この組み合わせによる楽曲は、橋のリリースしたシングルの中で、本作が唯一のものである。
- 従来、橋の楽曲は、恩師の佐伯孝夫作詞、吉田正作曲であったが、1964年(昭和39年)ごろから、他の作家の曲が登場し、前年の1966年には、作詞宮川哲夫、作曲利根一郎の「霧氷」(SV-471)で第8回日本レコード大賞を受賞した。
- この年からは、ポップス系の作家との協業が始まり[1]、その第1弾が、本作の前作となるなかにし礼作詞、鈴木邦彦作曲の「そばにいておくれ」(7月、SV-584)で、鈴木邦彦とは本作で2作目となる。
- 和洋折衷を狙って、演奏もエレキバンドで津々美洋とオールスターズ・ワゴンが参加し、初共演している。
- ジャケットにはスクール・メイツともに浴衣姿の橋の写真が使用されているが、橋は「この曲を唄う時は、ジャケットの写真のように浴衣姿で、モロに和洋折衷の面白味を出そうとした」[2]としている。
- オールスターズ・ワゴンについては「エレキ系統の音楽は、オーケストラじゃなく、こういう特殊なバンドを使わないとできない」と述べている[2]。
- 橋は、1967年の『第18回NHK紅白歌合戦』で本曲を歌唱している。
- c/wの「郷愁」は同じサトウの作詞だが、作曲は鈴木淳によるもので、鈴木淳とはその後、シングル、アルバムで協業している。
収録曲
[編集]- 若者の子守唄
- 作詞:サトウハチロー、作曲:鈴木邦彦
- 郷愁
- 作詞:サトウハチロー、作曲:鈴木淳、編曲:森岡賢一郎
共演
[編集]- 津々美洋とオールスターズ・ワゴン
- スクール・メイツ
楽曲の収録アルバム
[編集]- 初期のLP盤のアルバムにあるが、近年の橋のCDでのベスト盤での収録はない。
- 『東京ビートニクス Vol.2』2002/9(VICL-60954)に収録されている。
- 橋のCD-BOXでの収録は以下のとおり。
- 『橋幸夫大全集』1993年9月 Disc6
- 『橋幸夫のすべて』2011年2月 Disc2
出典
[編集]- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 68頁
- ^ a b 前掲書 前掲頁