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燃ゆるとき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
燃ゆるとき
著者 高杉良
発行日 1990年12月
発行元 実業之日本社
ジャンル ビジネスマン小説、ノンフィクション
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判ハードカバー上製本
ページ数 342
次作 『ザ エクセレント カンパニー』
コード ISBN 9784408531410
ウィキポータル 文学
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燃ゆるとき』(もゆるとき)は、高杉良によるビジネスマン小説。東洋水産が海外進出を果たした際の苦悩を元に描いたノンフィクション小説ともなっている。

文庫本は多数の出版社から発刊され、後に続編に位置づけられる『ザ エクセレント カンパニー』も毎日新聞社角川文庫から発刊されており、本項ではそちらについても併せて記述する。

続編の『ザ エクセレント カンパニー』と併せて『燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY』として映画化され、2006年2月11日より公開された。

あらすじ

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主要登場人物

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『燃ゆるとき』では、東洋水産の関係者に限り実名で登場するが、『ザ エクセレント カンパニー』では全て変名となっているため、同一と推定される人物については双方の名前を併記する。

森和夫 / 高木遼太郎
東洋水産(続編では東邦水産、以下略)の創業者であり社長。「ノモンハン事件の生き残り」を自称する。続編では吃音癖がある人物として描かれている。
深川清司 / 深井光司
食品技術者。東洋水産の研究部長を務めた後、続編では米国法人(サンマル Inc.)のマネージャーや社長を歴任した。続編は事実上深井と川森の2人が軸となって展開する。
川森潔
続編より登場する、深井の部下。深井の片腕的存在で、米国法人の新工場建設などで手腕を発揮するが、一方で女性関係にややだらしないところがあり、作中でもセクハラ事件などに巻き込まれる。作者によれば「架空の人物」で、社員十数人のエピソードや、本来は深川が手掛けた業績などを複合的に組み合わせている[1]

書籍情報

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燃ゆるとき

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ザ エクセレント カンパニー

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映画

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燃ゆるとき
THE EXCELLENT COMPANY
監督 細野辰興
脚本 鈴木智
原作 高杉良『燃ゆるとき』
『ザ エクセレント カンパニー / 新・燃ゆるとき』
製作総指揮 石畑俊三郎
出演者 中井貴一
大塚寧々
長谷川初範
中村育二
津川雅彦
伊武雅刀
鹿賀丈史
木下ほうか
奈良橋陽子
矢島健一
音楽 川崎真弘
主題歌 小田和正そして今も
撮影 鈴木達夫
編集 岡安肇
製作会社 『燃ゆるとき』製作委員会
配給 日本の旗東映
公開 日本の旗 2006年2月11日
上映時間 114分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 3.0億円[2]
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燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY』(もゆるとき ザ・エクセレント・カンパニー)のタイトルで2006年に公開された日本映画。『燃ゆるとき』と『ザ エクセレント カンパニー / 新・燃ゆるとき』を原作として製作された。

アメリカに進出した会社の立て直しを任された営業マンの、家族や上層部らとの対立を描きながら、その会社が再生していくまでを描く内容となっている。

当初はアメリカで撮影する予定だったが、テロによる入国審査が厳格になったことから、オーストラリアに変更し大半を撮っている。

キャッチコピーは「守りたいんだ! 信じてくれた人たちを…」。

ストーリー

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食品会社「東輝水産」は、即席麺を主力とした経営戦略で規模を大幅に拡大し、今やアメリカに進出するまでになっていた。

しかし、アメリカでは安価なアジア企業に押され業績は低迷の一途を辿っていた。この事態を打破すべく、営業マン・川森潔を渡米させ、立て直しを図ることになった。幹部や古株社員との対立や、アメリカとの摩擦問題、そして自らの家族のことなどのトラブルを解決していき、次第に工場の経営は軌道に乗り始めていく。

キャスト

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スタッフ

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主題歌

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そして今も
歌・作詞・作曲・編曲 - 小田和正

脚注

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出典
  1. ^ 『ザ エクセレント カンパニー』(角川文庫版)p.475(佐高信による解説)
  2. ^ 「2006年 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2007年平成19年)2月下旬号、キネマ旬報社、2007年、184頁。 

外部リンク

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