熊本県立熊本西高等学校
熊本県立熊本西高等学校 | |
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北緯32度46分58.3秒 東経130度38分56.1秒 / 北緯32.782861度 東経130.648917度座標: 北緯32度46分58.3秒 東経130度38分56.1秒 / 北緯32.782861度 東経130.648917度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 熊本県 |
校訓 | 清・明・和 |
設立年月日 | 1974年10月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科・理数科 |
学科内専門コース | 普通科 体育コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D143210000390 |
高校コード | 43105C |
所在地 | 〒860-0067 |
熊本県熊本市西区城山大塘5丁目15 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
熊本県立熊本西高等学校(くまもとけんりつ くまもとにしこうとうがっこう、Kumamoto Prefectural Kumamoto Nishi High School)は、熊本県熊本市西区城山大塘五丁目にある県立高等学校である。愛称は「西高」。
概要
[編集]- 歴史
昭和40年代の熊本市圏における普通科の公立高等学校は、濟々黌高校・熊本高校・第一高校・第二高校・熊本市立高校(現:必由館高校)など、市の中心部及び東部に偏在する傾向があり、その偏在状態を緩和するため、1974年(昭和49年)に設立、1975年(昭和50年)に開校した。2009年(平成21年)に創立35周年を迎えた。
- 生徒数の推移
かつては1学年に11クラスという時期もあったが、2011年(平成23年)4月現在、1学年9クラスにまで生徒数は減少している。
- 設置課程・学科・コース
全日制課程 普通科・理数科の2学科。また、普通科の中に体育コースを設置。 2020年(令和2年)より理数科を改変、サイエンス情報科を創立。
- 校訓
「清・明・和」
- 校章
校名の「西」を図案化したもの[1]。
- 校歌
作詞は初代校長の小管勇次、作曲は元熊本県立第一高等学校教諭の有馬俊一によるもの。3番まであり、各番とも「西高校」で終わる[2]。他にも西高応援歌(作詞 - 麦田孝秀(教諭)/ 補筆・作曲 - 岩代浩一)がある。
- 同窓会
「熊本県立熊本西高等学校同窓会西峰会(せいほうかい)」と称している。また、西高吹奏楽部(現:音楽部)OBが中心となって結成された市民吹奏楽団「WHO's ウインドアンサンブル」や宅地建物取引業に従事する卒業生の業界団体「宅建西峰会」、同窓会組織を母体に、藤崎八旛宮秋季例大祭に飾馬の奉納を行う「飾馬奉納 西峰會」もある。
沿革
[編集]- 1974年(昭和49年)
- 10月1日 - 熊本県立熊本西高等学校が創立。募集定員を普通科4学級180名とする。 開設事務所を熊本県立熊本養護学校内(旧熊本県立熊本農業高等学校跡)に設置。
- 10月5日 - 校訓(清・明・和)を制定。
- 11月2日 - 校旗・校章を制定。
- 1975年(昭和50年)
- 1976年(昭和51年)3月31日 - プールとクラブ室が完成。
- 1977年(昭和52年)
- 2月10日 - 管理棟、普通教室棟が完成。
- 3月31日 - 武道場が完成。
- 1984年(昭和59年)
- 3月31日 - 学びの森が完成。
- 9月28日 - 創立10周年を記念し、以下の記念事業を実施。
- 「文化体育両道顕彰」碑を除幕。
- 西高応援歌を制定・披露。
- 西高太鼓を制定・披露。(作曲 - 福田隆)
- 1986年(昭和61年)3月31日 - セミナーハウス「有朋館」が完成。
- 1987年(昭和62年)3月7日 - 「白球の森」が完成。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)11月20日 - センテニアル高校(カナダ ブリティッシュコロンビア州)と姉妹校関係を結ぶ。
- 1990年(平成2年)2月5日 - 「西蛍のせせらぎ」(ホタルの飼育設備)が完成。
- 1991年(平成3年)4月1日 - 普通科1学級を普通科体育コースに改編。
- 1992年(平成4年)12月13日 - 海外姉妹校カナダ・センテニアル高校他2校の生徒・関係者32名が交流を行う。
- 1993年(平成5年)3月31日 - プールにドーム状のテント屋根が完成(雲仙普賢岳の噴火に伴う火山灰が長期に渡り飛来、沈殿したため)。
- 1995年(平成7年)12月25日 - 新体育館が完成。
- 2019年(令和元年)8月19日 - 理数科の「サイエンス情報科」への改編が決定。2020年度(令和2年度)より設置予定。
部活動
[編集]運動部
[編集]なぎなた部
[編集]インターハイ優勝回数7回および5連覇はいずれも歴代最多記録である。
- 1997年(平成9年)8月 - '97京都総体 なぎなた競技女子個人戦で優勝。
- 1998年(平成10年)8月 - 四国'98総体 なぎなた競技三種目で完全優勝。
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)8月 - 2000年岐阜総体 なぎなた競技団体準優勝。
- 2002年(平成14年)8月 - 2002年茨城総体 なぎなた競技団体で優勝(4回目)・個人戦準優勝。**2005年(平成17年)
- 3月 - 獅子旗西日本なぎなた大会で団体11連覇。
- 8月 - 2005千葉きらめき総体 なぎなた競技団体優勝(5年連続7回目)
- 12月 - 第36回熊日スポーツ大賞を受賞。
- 2003年(平成15年)8月 - 長崎ゆめ総体 なぎなた競技団体で優勝。(5回目)
- 2004年(平成16年)
- 2006年(平成18年)
- 3月 - 獅子旗西日本なぎなた大会で団体12連覇。
- 8月 - 06総体THE近畿 なぎなた競技団体優勝(5年連続7回目)
- 2007年(平成19年)
- 3月 - 第2回全国高等学校なぎなた選抜大会で優勝。
- 8月 - 2007青春・佐賀総体 なぎなた競技団体で準優勝。
ラグビー部
[編集]- 全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)に9回出場。
- 1. 1995年(平成7年)12月 - 第75回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 2. 1996年(平成8年)12月 - 第76回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 3. 1999年(平成11年)12月 - 第79回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 4. 2000年(平成12年)12月 - 第80回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 5. 2001年(平成13年)12月 - 第81回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 6. 2003年(平成15年)12月 - 第83回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 7. 2004年(平成16年)12月 - 第84回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 8. 2008年(平成20年)12月 - 第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 9. 2011年(平成23年)12月 - 第91回全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。
- 2007年(平成19年)4月 に全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会に出場。
- 陸上部
- バレーボール部
- サッカー部
- 野球部
- 1985年(昭和60年)8月8日、第67回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に初出場。2回戦敗退。
- 2019年(平成31年)、第91回選抜高等学校野球大会において、「21世紀枠」の熊本県推薦校に選出[3]。その後九州地区の「21世紀枠」の候補に選ばれたのち、熊本県の学校として初の「21世紀枠」で選出され、センバツ初出場[4]。
- 水泳部
- ソフトテニス部
- 卓球部
- 剣道部
- 柔道部
- ハンドボール部
- 空手道部
- バドミントン部
- バスケットボール部
文化部
[編集]- 音楽部 - 以前は吹奏楽部という名称であったが、幅広い音楽をという意向で現在は「音楽部」に改名されている。 毎年3月下旬に定期演奏会を西高太鼓部と共に行っている。
- 西高太鼓部
- 化学部(写真)- 2002年(平成14年)、2004年(平成16年)、2005年(平成17年)の全国高等学校総合文化祭に出場。
- 生物研究部 - 宇土半島に生息する外来種 「台湾リス」の調査活動がNHK熊本放送局のニュースで紹介された。
- 物理部
- 地学部
- 美術部 - 2004年(平成16年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 書道部 - 2002年(平成14年)、2004年(平成16年)、2006年(平成18年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 文芸部
- 茶道部
- 手芸部
- 英語部
- 古典文学部(かるた) - 普段は百人一首などをメインに活動している。2002年(平成14年)、2005年(平成17年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 放送部 - 2006年(平成18年)全国高等学校総合文化祭に出場。
- 新聞部(休部)
- 演劇部(休部)
年間行事
[編集]- 4月 - 入学式
- 5月 - 体育大会、県高校総体、県高校総合文化祭
- 7月 - 臨海実習(理数科)
- 2学期
- 3学期
- 2月 - 校内長距離走大会
事故・不祥事
[編集]死亡事故
[編集]- 2018年11月18日 - 本校の野球部(打者[5])の2年生男子生徒(当時16歳)[3] が、他校との練習試合中に頭に死球が直撃[3] し、翌19日に死亡する災害が発生した[3]。死因は外傷性のくも膜下出血と判明[3]
不祥事
[編集]- 2020年12月18日午後6時半頃、ラグビー部の3年生2人が部室に2年生を呼び出し左頬を平手打ちした結果、左耳の鼓膜が破れた。学校は事態を把握したが「集団的・日常的な暴力行為ではなく、学校内で指導した」として県教委への報告は行わず、3年生2人をメンバーから外し12月27日の第100回全国高校ラグビー大会に出場した[6]。
著名な出身者
[編集]- 権頭雄太朗 -劇団四季所属 ミュージカル俳優
- 佐藤祐介 - サッカー選手(元:ロアッソ熊本)
- 竹下敬介 - ラグビー指導者
- 平島久照 - ラグビー選手
- 徳永亮 - ラグビー選手
- 渡辺郷 - ラグビー選手
- 筬島直人 - ラグビー選手
- 中村篤郎 - ラグビー選手
- 橋本法史 - ラグビー選手
- 積賢佑 - ラグビー選手
- 井島彰英 - ラグビー選手
- 宮家江美 - 女子柔道選手
- 立山真衣 - 女子柔道選手
- 白石響 - 女子柔道選手
交通・アクセス方法
[編集]- 最寄りの鉄道駅
- 最寄りのバス停
- 最寄りの道路
脚注
[編集]- ^ 校章・校旗 - 熊本県立熊本西高等学校ウェブサイト
- ^ 校歌 - 熊本県立熊本西高等学校ウェブサイト
- ^ a b c d e “高校野球:練習試合で頭に死球、熊本西高の生徒が死亡 - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞 2018年11月19日閲覧。
- ^ “熊本西、21世紀枠で初のセンバツ 全員が軟式出身も「他校に負けない一体感」”. 毎日新聞. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 共同通信「野球ボール当たり高2男子が死亡 熊本、練習中に頭を直撃 - 共同通信 | This kiji is」『共同通信』。2018年11月19日閲覧。
- ^ “県代表の高校ラグビー部、3年生に平手打ちされた2年生の鼓膜破れる : 社会 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年1月10日). 2021年1月10日閲覧。