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漁具

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
漁労具から転送)

漁具(ぎょぐ)は、人間が漁業を中心とする漁撈活動に用いている道具の総称である。

概要

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漁具は歴史的には、先史時代の遺物として出土例もある釣り針のように簡素なものから、漁網、さらに漁業機械へと進化を遂げてきた。

一方で新しい漁具の開発が魚介類の乱獲を招く場合もある。プラスチック製漁具は流出や放置、不適切な廃棄により漂流・漂着ごみ、さらにマイクロプラスチックの発生源にもなり、回収やリサイクルも試みられている[1]

漁具の種類

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漁網

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網漁で使用される漁網(あみ)の種類については、当該項目を参照。

釣り具

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釣りで使用される漁具(釣り具)のうち、釣り竿(つりざお)、釣り針(つりばり)、浮子(うき)、(おもり)、釣り糸(つりいと)、(えさ)を「釣りの六物」と呼ぶ。これ以外の釣り具として数えられるものに、ルアーリールなどがある。

刺突漁具

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水中を移動する魚類クジラなどを徒行あるいは船上から直接刺突する道具(突具・鈎具)。簎(ヤス・矠とも表記)、(カギ)、(モリ)などがある。

陥穽漁具

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魚類の習性や生態を利用して仕掛けに誘導して捕獲するための漁具[2](ウケ)、梁漁を参照)、(エリ)、モンドリ蛸壺石干見などがある[2]

漁業機器

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機械化されている高性能漁船に装備されている機器として、魚群探知機集魚灯などがある。

は具

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岩場の貝類などを採捕する際に用いられる熊手などの金具[3]。地域によっては都道府県漁業調整規則のため使用に制限がある[3]

脚注・出典

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  1. ^ 廃漁具リサイクル会社社長 加藤広大さん:気仙沼の漁師のために『読売新聞』夕刊2022年6月13日(ネクストブレイク)
  2. ^ a b 山口, 恭弘 (2000年3月). “陥穽漁具の機能変化に関する研究”. 長崎大学水産学部研究報告. pp. 1–41. 2023年8月26日閲覧。
  3. ^ a b は具:水産庁”. 水産庁. 2023年9月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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