新宿・渋谷 - 浜松線
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新宿・渋谷 - 浜松線(しんじゅく・しぶや - はままつせん)とは、東京都渋谷区と静岡県浜松市を神奈川県横浜市経由で結ぶ、座席指定制の高速バスである。京王バスとジェイアール東海バスでは渋谷・新宿ライナー浜松号、遠州鉄道では渋谷・新宿イーライナーと別の呼び名だが、同一路線のことを指している。
概要
[編集]かつては東京都新宿区の新宿高速バスターミナルを起点とし渋谷区を経由していたが、同バスターミナルが渋谷区のバスタ新宿へ集約され現在にいたる。
この路線は東京都心西側ターミナル(新宿駅・渋谷駅)と静岡県を結ぶ最初の直行路線である。その後2007年には静岡市内発着の渋谷・新宿ライナー静岡号が開設されている。直行便のため、東名ハイウェイバスのように東名高速道路上の途中バス停で乗降することは出来ず、唯一上り便での東名江田下車のみが可能である。
2006年の路線開設当初、浜松・新宿ハイウェイバスの愛称で京王バス東とジェイアール東海バスが運行開始。そして2007年に渋谷・新宿ライナー浜松号に愛称を変更。2011年には遠州鉄道が参入し、渋谷・新宿イーライナーという別の愛称を使用している[1]。ただし運行会社・愛称に関わらず、予約・販売など扱いは同一路線である。
JR東海バスとしては渋谷マークシティ・新宿駅西口への初乗り入れ路線、京王バスとしては沼津線に続く東名高速方面への2路線目となった。遠鉄バスとしては横浜線に続く都市間高速バスの2路線目(空港リムジンバスを除く)であり、同社の乗合バスとしては初めて(貸切免許で運行される都市間ツアーバスや各種バスツアーなどでは実績有り)の都内乗り入れ路線となった。
なお続行便が設定される場合、1号車は新宿始発、2号車以降は渋谷始発となる[2]。
運行会社
[編集]- 京王バス(永福町営業所)
- 定期便1往復(下り1号<KO4201便>、上り8号<KO4208便>)および臨時便1往復(下り101号<KO4291便>、上り102号<KO4292便>。土曜・日曜・休日および繁忙日運行)を担当
- ジェイアール東海バス(静岡支店)[注釈 1]
- 定期便2往復(下り3号<JT4203便>・7号<JT4207便>、上り2号<JT4202便>・6号<JT4206便>)を担当
- 定期便1往復(下り5号<ET4205便>、上り4号<ET4204便>)を担当
運行経路・停留所
[編集]- ▼:新宿発(下り)は乗車のみ、浜松発(上り)は降車のみの取り扱い。
- ▲:新宿発(下り)は降車のみ、浜松発(上り)は乗車のみの取り扱い。
- ∥:通過道路。
所在地 | 停留所名 | 乗車区分 | ||
---|---|---|---|---|
東京都 | 渋谷区 | バスタ新宿(南口) | ▼ | |
(山手通り) | ∥ | |||
渋谷駅 (渋谷マークシティ) |
▼ | |||
(首都高速3号渋谷線) | ∥ | |||
神奈川県 | 横浜市 | 青葉区 | 東名江田 | ▼ |
(東名高速道路) | ∥ | |||
静岡県 | 浜松市 | 中央区 | 浜松インター駐車場 | ▲ |
篠ヶ瀬 | ▲ | |||
子安 | ▲ | |||
(国道152号) | ∥ | |||
中央区 | 相生 | ▲ | ||
浜松駅 (浜松駅バスターミナル) |
▲ |
途中休憩
[編集]※ジェイアール東海バス担当便は東名静岡バス停で乗務員交代することがある。
歴史
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 2006年(平成18年)12月15日 - 「浜松・新宿ハイウェイバス」という名称で運行開始。京王バス東が1往復、ジェイアール東海バスが2往復担当の合計1日3往復。
- 2007年(平成19年)6月1日 - 「渋谷・新宿ライナー浜松号」に改称。
- 2009年(平成21年)5月30日 - 繁忙日運行の臨時便(新宿西口7:20発101号、浜松駅14:30発102号)の運行を開始(京王バス東)。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)7月1日 - 「浜松インター」バス停を廃止、「浜松インター駐車場」バス停を新設。パーク&ライドサービス開始。
- 2013年(平成25年)7月1日 - 遠州鉄道の担当営業所が浜松東からターミナルに変更[3]。
- 2016年(平成28年)
- 2019年(令和元年)6月18日 - 運賃改定。東名向ヶ丘バス停を廃止[5][6]。
- 2020年(令和2年)4月以降 - 新型コロナウイルスの影響により、遠鉄高速バスe-LineR(イーライナー)浜松横浜線、e-LineR大阪線(浜松エクスプレス大阪号)、空港直行バスe-wingの全便運休が発生したが、e-LineR渋谷新宿線については通常通りの運航がされている[7][8]。
車両
[編集]トイレ付き4列シート車両。車内禁煙。
- 京王バスは「ゆったり4列シート車両」(補助席無し・センターアームレスト付き4列)、36席又は38席。36席車両は洗面台・大型鏡・着替え台付きの広々トイレ(パウダールーム)。なお、高速バス全車両にWi-Fiサービスの順次搭載を発表。
- JR東海バスは「4列ワイドシート車両」(補助席無し・センターアームレスト付き4列)、40席。一部は座席ACコンセントや空気清浄機を搭載。
- 遠州鉄道は、38席で補助席無しの車両での運行。ACコンセント搭載。2011年11月5日までは40席で補助席付きの車両だった[9]。
- 整備・増車等の都合で仕様や座席数などが異なる場合もある(補助席付き4列シート車両など)。
乗車券購入
[編集]乗車する日の1か月1日前の10時00分から発売。予約・購入可能場所は以下のとおり。
- バスタ新宿窓口、浜松駅バスターミナル乗車券センター。
- インターネット予約は「高速バスネット」、「ハイウェイバスドットコム」。
- 電話予約は京王高速バス予約センター、JR東海バス旅行センター、e-LineR予約受付センター。
なお、東名ハイウェイバスや横浜イーライナーなどとは別路線のため、回数券や往復割引は共通利用できない。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 運用の都合上名古屋支店の車両が入ることがある。
出典
[編集]- ^ 高速バス「浜松⇔渋谷・新宿線」(渋谷・新宿イーライナー)運行開始について
- ^ “【昼行】浜松⇔渋谷・新宿”. ジェイアール東海バス. 2017年9月7日閲覧。
- ^ 遠鉄グループ平成25 年度中間決算について (PDF) - 遠州鉄道 ニュースリリース 2013年11月18日
- ^ a b “降車場所「バスタ新宿(新宿南口)」移転についてのご案内” (pdf). 京王電鉄バス. 2017年9月7日閲覧。
- ^ “6/18乗車分~)高速バス「新宿・渋谷~浜松線」の運賃・サービス内容の変更について”. 京王バス (2019年5月10日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “遠鉄高速バスe-LineR渋谷新宿線・大阪線運賃改定について”. 遠州鉄道 (2019年5月13日). 2019年6月22日閲覧。
- ^ “新型コロナウイルス感染拡大に対する遠鉄バスの対応及び最新の運行状況”. 遠州鉄道 (2021年8月31日). 2021年8月30日閲覧。
- ^ “【渋谷・新宿線】通常通り運行しています”. 遠州鉄道 (2020年9月18日). 2021年8月31日閲覧。
- ^ 出典(新着情報欄)
関連項目
[編集]- 東名ハイウェイバス(東京 - 御殿場 - 静岡 - 浜松 - 名古屋、昼行便)
- ドリーム静岡・浜松号(東京・横浜 - 静岡・掛川・浜松、夜行便)
- 横浜イーライナー(横浜・御殿場 - 掛川・浜松、昼行便・夜行便)
- 渋谷・新宿ライナー静岡号(新宿・渋谷 - 静岡、昼行便)
- 東名急行バス(かつて渋谷 - 浜松を運行していた事業者)
- e-LineR(遠鉄の高速バスを総称した愛称)