コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

デンテツターミナルビル前停留場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浦戸町土電会館前駅から転送)
デンテツターミナルビル前停留場
ホームに停車する後免町行き
デンテツターミナルビルまえ
Dentetsu Terminal Building-mae
菜園場町 (0.5 km)
(0.1 km) はりまや橋
地図
所在地 高知県高知市はりまや町一丁目
北緯33度33分33.98秒 東経133度32分38.63秒 / 北緯33.5594389度 東経133.5440639度 / 33.5594389; 133.5440639座標: 北緯33度33分33.98秒 東経133度32分38.63秒 / 北緯33.5594389度 東経133.5440639度 / 33.5594389; 133.5440639
所属事業者 とさでん交通
所属路線 後免線
キロ程 10.8 km(後免町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1908年明治41年)10月31日*
* 1944年に廃止、1958年に再開業
テンプレートを表示
デンテツターミナルビル

デンテツターミナルビル前停留場(デンテツターミナルビルまえていりゅうじょう)は、高知県高知市はりまや町一丁目にある、とさでん交通後免線路面電車停留場電鉄ターミナルビル前の表記も見られる。

隣のはりまや橋停留場は、はりまや交差点の向かい側にある。

歴史

[編集]

当停留場は1908年明治41年)、伊野線堀詰停留場から後免線の下知停留場までの区間が開通したのに合わせて土佐橋停留場(とさばしていりゅうじょう)として開業した[1][2]。しかし1944年昭和19年)、隣にあった八幡通停留場に統合され廃止される[1][2]

そこから再び停留場が設けられたのは1958年(昭和33年)、浦戸町土電会館前停留場(うらどまちとでんかいかんまえていりゅうじょう)として復活した[1][2]。このとき停留場に設けられたのは上り後免町方面行きの乗り場のみ[2]。停留場名はその後、1973年(昭和48年)にとでん西武百貨店前停留場(とでんせいぶひゃっかてんまえていりゅうじょう)への改称を経て1992年平成4年)よりデンテツターミナルビル前停留場を称するようになった[1]。下りはりまや橋方面行きの乗り場が設置されたのは2005年(平成17年)[2]。はりまや橋停留場の伊野線伊野方面行き乗り場が移設されたのに伴い、従来の乗り場がそのまま当停留場の乗り場に転用された[3]

年表

[編集]

停留場構造

[編集]

デンテツターミナルビル前停留場は後免線の併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれる。ホームははりまや交差点の東側に2面あり、東西方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配されるが、互いのホーム位置は斜向かいにずれている[5]。西寄りにあるのがはりまや橋方面行きの5番乗り場、東寄りにあるのが後免町方面行きの6番乗り場(1番から4番ははりまや橋停留場の乗り場)[5][6]。5番乗り場はかつてはりまや橋停留場の伊野線伊野方面行き乗り場だったが、2005年に同停留場の連絡線新設工事に伴い乗り場が交差点の西側に移設されたのを受け、当停留場の乗り場へと改められた[3][7]

両ホーム間には渡り線が設置されている[5]。これは伊野線はりまや橋止まりの電車が設定されていた時代の名残である。

デンテツターミナルビル前停留場付近配線略図
桟橋線(駅前線) 高知駅前方面

伊野線
伊野方面
デンテツターミナルビル前停留場付近配線略図
後免線
後免町方面
↓ 桟橋線 桟橋通五丁目方面
凡例
出典:服部重敬 編著『路面電車新時代』山海堂、2006年、295頁
H : はりまや橋停留場、D : デンテツターミナルビル前停留場


停留場周辺

[編集]

停留場名にあるデンテツターミナルビルは停留場の北側、はりまや交差点北東角に建つ[8]。一方、かつての停留場名にあったとでん西武は交差点南東角にあった百貨店[9]。1958年(昭和33年)に土電会館として開業し、往時はホテル・デパート・バスターミナル・映画館が入居していたが、2002年(平成14年)に閉館した[9]

隣の停留場

[編集]
とさでん交通
後免線
菜園場町停留場 - デンテツターミナルビル前停留場 - はりまや橋停留場

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、60頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  2. ^ a b c d e f g 『土佐電鉄が走る街 今昔』99・156-158頁
  3. ^ a b c d 服部重敬(編著)『路面電車新時代 LRTへの軌跡』山海堂、2006年、296,306頁。ISBN 4-381-01816-8 
  4. ^ 上野宏人 (2014年10月2日). “とさでん交通:「再出発」 「便利な市民の足に」高知で設立式 新デザインの車両披露”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 
  5. ^ a b c 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第2巻 四国西部エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年、38,92頁。ISBN 978-4-06-295161-6 
  6. ^ 電車のご利用方法”. とさでん交通 (2015年7月15日). 2017年6月9日閲覧。
  7. ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究』 四国篇、草思社、2007年、292頁。ISBN 978-4-7942-1615-1 
  8. ^ デンテツ・ターミナルビル”. とさでん交通 (2017年5月16日). 2017年6月9日閲覧。
  9. ^ a b 『土佐電鉄が走る街 今昔』23-25頁

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]