柳ヶ瀬駅
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(洞道西口駅から転送)
柳ヶ瀬駅 | |
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バスの待合所に転用された旧駅舎(1992年) | |
やながせ Yanagase | |
◄中ノ郷 (4.7 km) (2.1 km) 雁ヶ谷► | |
所在地 | 滋賀県伊香郡余呉村柳ヶ瀬 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 柳ヶ瀬線 |
キロ程 | 9.3 km(木ノ本起点) |
電報略号 | ヤナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1882年(明治15年)3月10日[1] |
廃止年月日 | 1964年(昭和39年)5月11日[1] |
備考 | 柳ヶ瀬線廃線に伴い廃駅 |
柳ヶ瀬駅(やながせえき)は、かつて滋賀県伊香郡余呉村柳ヶ瀬(現・長浜市余呉町柳ヶ瀬)に存在した日本国有鉄道(国鉄)柳ヶ瀬線の駅である。
歴史
[編集]かつては国有鉄道の終着駅であり、同じく終着駅であった洞道西口駅と徒歩連絡が可能であった。
- 1882年(明治15年)3月10日:国有鉄道長浜 - 当駅間延伸に伴い、一般駅として開業[2]。同時に国有鉄道洞道口駅が金ヶ崎 - 洞道口開通と同時に開業。いずれも当時は終着駅で、2駅は徒歩連絡が可能であった。
- 1883年(明治16年)10月ごろ:洞道口駅が洞道西口駅に改称[1]。
- 1884年(明治17年)4月16日:当駅 - 洞道西口間が開業[1]。洞道西口駅は廃止となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1927年(昭和2年)2月9日 - 昭和2年豪雪により積雪深九尺四寸を記録[3]。
- 1957年(昭和32年)10月1日:木ノ本 - 敦賀間の現行線開通に伴い、柳ヶ瀬線に所属線変更[4]。同時に貨物・荷物の取扱を廃止、駅員無配置の旅客駅となる[4]。
- 1964年(昭和39年)5月11日:柳ヶ瀬線廃線に伴い廃止[1]。
駅構造
[編集]北陸本線時代は相対式ホーム2面2線を有する地上駅。柳ヶ瀬線となった後は、交換設備が撤去され単式ホーム1面1線のみとなっていた。
利用状況
[編集]年度 | 1日平均乗車人員 |
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1957年(昭和33年) | 76 |
1958年(昭和34年) | 109 |
1959年(昭和35年) | 109 |
1960年(昭和36年) | 118 |
駅跡地
[編集]国道に転用された以外はあまり変化がない。ホーム跡はバス転換当初はそのまま存続していたが、いつ撤去されたのか草に埋もれたのかは不明。
以前はバス停待合室に駅名標(柱用)が残されていたが現存しない。末期は文字が判読できないほど劣化していた[5]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、143頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 高田歩兵連隊が救援に出動『東京日日新聞』昭和2年2月10日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p351 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ a b 「通報 ●北陸本線木ノ本・敦賀間の新線開業について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1957年9月27日、6面。
- ^ 辻󠄀 良樹「クルマで巡る北陸本線今昔」『旅』特集:散歩気分でクルマ旅 JTB 1999年6月号 81頁 1999年当時の文字のかすれた駅名標の写真が掲載されている。