永井敏己
永井 敏己 ながい としみ | |
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ジャンル | ロック |
職業 | ベーシスト |
担当楽器 | ベース |
共同作業者 | |
公式サイト | TOSHIMI NAGAI "Schedule & Information" |
著名使用楽器 | |
フレットレスベース |
永井 敏己(ながい としみ)は、日本のベーシスト、ソングライター、編曲家、音楽プロデューサー[1]。1988年にVIENNAの一員としてデビュー。主にフレットレスベースを使用している。
来歴
[編集]パーシー・ジョーンズやジョン・ウェットンから影響を受ける[2]。
アフレイタスというバンドで活動した後[3]、藤村幸宏(GERARD)、塚本周成(アウター・リミッツ)、西田竜一(元ノヴェラ)により結成されたVIENNAに、西田の推薦によってデビュー・アルバムのレコーディング直前に加入[2][4]。VIENNAは1988年5月にキングレコードからデビュー・アルバム『オーヴァーチュア=序章 (Overture)』を発表し「プログレ・スーパー・グループ」と呼ばれ[3]、これが永井のメジャー・デビューとなった[4]。VIENNAのデビュー当時は通常ベース・フレットレスベースを使い分けていたが、1989年頃にはほぼフレットレスベースのみを演奏するようになった[4][5]。
これまでに多くの日本人アーティストのレコーディングやツアーに参加[1]。フレットレスベースの教則ビデオの作成、ベーススクールの開校、雑誌(ムック)へのベース講座の連載など、多岐に渡って活動している[6]。
フェルナンデス[7]、ズーム[8]、ハートキー[9]といった楽器メーカーがリリースしているベースの「使用アーティスト」の一人として紹介されている。その他、日本のギターメーカーであるP-PROJECTが、永井敏己モデルのベース(シグネチャモデル)を販売したことがある[10]。
ユニット
[編集]- VIENNA(メジャー・デビュー:1988年。プログレッシブ・ロックバンド)[1][11]
- DED CHAPLIN[1][11]
- GRAY[1]
- GERARD(プログレッシブ・ロック)[1][11]
- W.I.N.S(1992年、和田アキラらと結成)[1]
- TKY(山石敬之(ボーカル、キーボード)、長谷川浩二(ドラム))
- ExhiVision(プログレッシブ・ロック。難波弘之(キーボード)、和田アキラ(ギター)、長谷川浩二)[1][12]
- TOSHIMI PROJECT
- TOSHIMI SESSION[1]
- KORE-CHANz[1]
- POWER JOB(道下和彦(ギター)とのユニット)[13]
- THE ARAKURE(長谷川浩二、米川英之(ギター、ボーカル)とのユニット)
- extraAF(佐々木秀尚(ギター)、大菊勉(ドラム、ボーカル)とのユニット)
作品/アルバム
[編集]Toshimi Project、ユニット
[編集]- POWER JOB / POWER JOB(2001年) [13]
- Con-Nect / 山石敬之 & 永井敏己(2002年)[5]
- 1st Gear / Toshimi Project(2011年)[5]
- SO / Toshimi Project(2012年)[5]
- THE ARAKURE(2020年4月8日)
在籍したバンドによるアルバム
[編集]参加が確認できるものは、便宜上ここに記した。出典は特記無き場合、公式サイトのディスコグラフィーを参照[5]。
- Overture / VIENNA(1988年) - デビューアルバム。
- Step Into … / VIENNA(1988年)
- Progress / VIENNA(1989年)
- Unknown / VIENNA(1998年) - VIENNAが再編された後のアルバム。
- Irony of Fate / GERARD(1991年)
- Save Knight by The Night / GERARD(1994年)
- Music Is The World / KORE-CHANz(1994年)
- W.I.N.S / W.I.N.S(1995年)
- A Sound Lump / W.I.N.S(2008年)
- Ebb and Flow / TKY(2000年)
- Club Tokyo Bay / TKY(2000年)
- ExhiVision / ExhiVision(2004年)
- OVEREXPOSURE / ExhiVision(2007年)
- Beyond The Earthbound / ExhiVision(2008年)
教則ビデオ
[編集]- フレットベース縦横無尽(1992年)[14]
その他
[編集]- 弟子にプログレッシブ・フュージョン・バンド「TRAFFIC INFORMATION」のベーシスト、永井健二郎がいる[15]。
- テレビ東京『タモリの音楽は世界だ』に、「KORE-CHANz」のメンバーとしてレギュラー出演していたことがある[1]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k “Toshimi Nagai's Harlequin's Island /Profile”. 永井敏己. 2014年6月3日閲覧。
- ^ a b 「VIENNA スペシャル・インタビュウ」『Marquee』第28号、マーキームーン、1988年5月、05-07頁。
- ^ a b “ヴィエナ / オーヴァーチュア=序章 (紙ジャケット仕様) (限定)”. CDJournal. 2014年6月3日閲覧。
- ^ a b c 『ロッキンf』第151号、立東社、1988年5月、52-54頁。
- ^ a b c d e “Toshimi Nagai's Harlequin's Island /Discography”. 永井敏己. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “jazz bass player Vol.7”. シンコーミュージック. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “ARTISTS FERNANDES OFFICIAL WEB SITE”. FERNANDES. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “ZOOM/artists/search/n”. ZOOM. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “Hartke/artists/2”. Hartke/ZOOM (日本への輸入販売元). 2014年6月3日閲覧。
- ^ ベーシスト永井健二郎 Official Site (旧) - 弟子である永井健二郎のサイト。モデルナンバーは「NEW-EB-P-P001」。
- ^ a b c “うた&メロ♪ローランド 永井敏己”. Roland / うた&メロ♪ローランド. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “ストレンジ・デイズ » 〈凄腕集結〉難波弘之、和田アキラ、永井敏己、長谷川浩二という当代随一のメンバーによって結成されたスーパーグループの記念すべきファースト・アルバム『ExhiVision』がに再発売される”. ストレンジ・デイズ. 2014年6月3日閲覧。
- ^ a b “POWER JOB「POWER JOB」│SHCZ-9│4527604000091│Shopping│Billboard JAPAN”. billboard japan. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “フレットレス・ベース縦横無尽 [VHS]: 永井敏己, 和田アキラ, 菅沼孝三: ビデオ”. amazon. 2014年6月3日閲覧。
- ^ “永井健二郎 TRAFFIC INFORMATION Official Web Site”. TRAFFIC INFORMATION. 2014年6月3日閲覧。