歩いても 歩いても
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歩いても 歩いても | |
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Still Walking | |
監督 | 是枝裕和 |
脚本 | 是枝裕和 |
原作 | 是枝裕和 |
製作 |
「歩いても 歩いても」製作委員会 エンジンフィルム バンダイビジュアル テレビマンユニオン 衛星劇場 シネカノン |
出演者 |
阿部寛 夏川結衣 YOU 高橋和也 田中祥平 樹木希林 原田芳雄 |
音楽 | ゴンチチ |
撮影 | 山崎裕 |
編集 | 是枝裕和 |
製作会社 | エンジンネットワーク |
配給 | シネカノン |
公開 | 2008年6月28日 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『歩いても 歩いても』(あるいても あるいても)は、2008年6月28日に公開された日本映画。監督は是枝裕和。主演は阿部寛。
ストーリー
[編集]15年前に亡くなった兄の命日に、良多は家族を連れて実家に帰省する。 次男・良多は失業中で、子連れのゆかりと再婚していて、父親との確執が深い。ゆかりは夫と死別し良多と再婚したが、義母とうまく折り合えない。 父・恭平は引退した開業医で、子どもに跡取りを望んでいたが実現せず不満に思い、母・とし子は死んだ長男をいまだに思い、事故死の原因を作った若者を恨んでいる。 良多の姉夫婦は、実家での同居を望んでいるが、良多が帰りにくくなるという母の反対で実現せず、不満に思っている。それぞれの事情を抱え、思いを胸に秘めた家族が一堂に会し思い出話に花を咲かせる。 墓参りが済み、事故死の原因を作った若者が線香上げに来て一波乱があり、良太は、そろそろ若者を呼ぶのをやめようと提案するが、とし子にとって悲しみと憤りをぶつける相手と、その提案を断る。それから7年、両親は既に亡くなり、良多とゆかりの間には娘が生まれた。この年も家族で墓参りに訪れ、良多は娘に祖母の話を聞かせる。
キャスト
[編集]- 阿部寛 - 横山良多
- 夏川結衣 - 横山ゆかり(良多の妻)
- YOU - 片岡ちなみ(良多の姉)
- 高橋和也 - 片岡信夫(義兄 ちなみの夫)
- 田中祥平 - 横山あつし(ゆかりの連れ子である良多の息子)
- 樹木希林 - 横山とし子(良多の母)
- 原田芳雄 - 横山恭平(良多の父)
- 野本ほたる - 片岡さつき(ちなみと信夫の娘)
- 林凌雅 - 片岡睦(ちなみと信夫の息子)
- 寺島進 - 小松健太郎(松寿司店長)
- 加藤治子 - 西沢ふさ(横山家の隣人)
スタッフ
[編集]- 監督・原作・脚本・編集 : 是枝裕和
- 音楽 : ゴンチチ
- 撮影 : 山崎裕
- 美術 : 磯見俊裕、三ツ松けいこ
- 録音 : 弦巻裕、大竹修二
- 照明 : 尾下栄治
- 衣装 : 黒澤和子
- 音楽プロデューサー : 佐々木次彦
- 音響効果 : 岡瀬晶彦
- 視覚効果 : 松本肇
- スクリプター : 飯塚美穂
- 助監督 : 兼重淳、市原直、遠藤薫
- 企画 : 安田匡裕
- 製作者 : 川城和実、重延浩、久松猛朗、李鳳宇
- プロデューサー : 加藤悦弘、田口聖
受賞
[編集]- 第56回サン・セバスティアン国際映画祭 脚本家協会賞
- 第4回ユーラシア国際映画祭 最優秀監督賞(是枝裕和)
- 第23回マール・デル・プラタ国際映画祭 最優秀作品賞
- 第33回報知映画賞 助演女優賞(樹木希林)
- 第15回日刊スポーツ映画大賞 助演女優賞(夏川結衣)
- 第30回ナント三大陸映画祭 最優秀女優賞(樹木希林)
- 第82回キネマ旬報ベストテン 日本映画ベスト・テン第5位、読者選出日本映画ベスト・テン第3位、助演女優賞(樹木希林)
- 第51回ブルーリボン賞 監督賞(是枝裕和)、助演女優賞(樹木希林)
- 第23回高崎映画祭 最優秀監督賞(是枝裕和)、助演女優賞(夏川結衣)
- 第63回毎日映画コンクール 主演男優賞(阿部寛)(本作と『青い鳥』が対象)
- 第18回東京スポーツ映画大賞 作品賞、助演女優賞(樹木希林)
- 第13回日本インターネット映画大賞 助演女優賞(樹木希林)、ベストテン 第3位
- 第3回アジア・フィルム・アワード 監督賞(是枝裕和)
- 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第4位