ボンド磁石
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ボンド磁石(ボンドじしゃく)は、永久磁石のバルク化の方法による分類の一種[1]で、磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたもの[2]。
特徴
[編集]永久磁石は一定の体積に磁界発生空間を確保する必要があり、そのバルク化の方法により、鋳造磁石、焼結磁石、ボンド磁石などに分けられる[1]。このうち磁粉(磁性粉末)を用いたものが焼結磁石とボンド磁石で、焼結磁石は磁粉(磁性粉末)を焼結して固めたもの、ボンド磁石は磁粉(磁性粉末)を樹脂で固めたものである[2]。
ボンド磁石はポリマー(バインダー)を含むため鋳造磁石や焼結磁石よりも磁気特性は劣るが、複雑な形状に加工でき、寸法精度、薄肉化、量産性などに優れる[3]。加工が容易ではさみやカッターナイフでも簡単に切ることができる。
磁粉による分類
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 福永博俊「永久磁石と応用 第1回 磁石の種類とその評価」『まぐね (Magnetics in Jpn.)』第9巻第3号、日本磁気学会、2014年。
- ^ a b “焼結磁石”. ひたちなかテクノセンター. 2023年3月9日閲覧。
- ^ a b c 芳賀美次「ボンド磁石の磁粉の分散と磁石のエネルギー分野への応用」『日本接着学会誌』第49巻第6号、日本接着学会、2013年。