枕飾り
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枕飾り(まくらかざり)とは、亡くなった者について通夜や葬儀までの間、自宅や葬儀社の安置所などに安置する際に作られる簡易的な祭壇[1]。地域の慣習や宗派によって置かれるものは異なる[2]。
仏式
[編集]白木の台などに白布をかけて三具足(香炉・燭台・花立て)を供える[1]。花立てにはシキミなどを立てる[1]。このほか、水、鈴(りん)、枕飯(一膳飯)、枕団子などを供える[1][2]。枕飯は山盛りにご飯を盛った茶碗に2本の箸を垂直に挿したもの、枕団子は三宝または皿に半紙など白い紙を敷き、その上にもった小さな白い団子である。
なお、枕飯(一膳飯)や枕団子は浄土真宗では用いられない[2]。
神式
[編集]案と呼ばれる机に、御霊代・洗米・塩・水・お神酒をのせた三方を置き、燭台(灯明)や榊を生けた花立てなどを供える[1][2]。
キリスト教式
[編集]キリスト教においては特に枕飾りに関する決まりはない[1]。一般的には小机に白い布をかけ、聖書や白い花、燭台(ろうそく)や十字架、パンや水などを供える[1][2]。