松山外環状道路
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(松山外環状線から転送)
地域高規格道路 | |
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松山外環状道路 国道33号・国道56号バイパス 愛媛県道190号久米垣生線 | |
路線延長 | 20 km |
開通年 | 1997年 - |
起点 | 愛媛県松山市来住町 |
終点 | 愛媛県松山市平田町 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
松山外環状道路(まつやまそとかんじょうどうろ)とは、国道11号、国道33号、国道56号、国道437号、国道196号を結ぶ整備中の環状道路(地域高規格道路)である。
整備効果
[編集]松山外環状道路は慢性的な渋滞がみられる松山環状線(1日に約7万台が通行)の外側に位置し、松山空港や松山港といった地域開発拠点を結び、同時に松山自動車道松山ICや伊予・松山港連絡道路と接続するため、飽和状態に達した松山市内の渋滞解消はもちろん、松山市外域からのアクセス改善効果も期待される。
開通前は、松山空港の最寄りICである松山ICから空港までの所要時間は30分であり、これは全国の拠点的な空港でワースト3に入るアクセスの悪さであったが[1]、インター線と空港線の整備により松山ICからの所要時間は6分となり、現在35分かかっている松山ICから三津浜港の所要時間は9分となるなど、アクセス性が劇的に改善される。また混雑緩和によりCO2排出量が年間8,300トン削減される見込みである。
規格
[編集]自動車専用道路部は国土交通省が管轄し、片側2車線。一般道路部は国土交通省、愛媛県、松山市が管理し、片側1車線。車道、停車帯、自転車、歩行者道路からなる。
一般国道33号松山外環状道路インター東線
[編集]- 起点 : 松山市北土居
- 終点 : 松山市来住町
- 総延長 : 2.0 km
- 総幅員 : 60 m
- 道路規格 : 第2種第1級(自動車専用道路部)、第4種第1級(一般部)
- 設計速度 : 80 km/h(自動車専用道路部)、40 km/h(一般部)
- 車線数 : 片側2車線(自動車専用道路部)、片側1車線(一般部)
一般国道33号松山外環状道路インター線
[編集]- 起点 : 松山市北土居町
- 終点 : 松山市余戸南
- 総延長 : 4.8 km
- 総幅員 : 60 m
- 道路規格 : 第2種第1級(自動車専用道路部)、第4種第1級(一般部)
- 設計速度 : 80 km/h(自動車専用道路部)、60 km/h(一般部)
- 車線数 : 片側2車線(自動車専用道路部)、片側1車線(一般部)
一般国道56号松山外環状道路空港線
[編集]- 起点 : 松山市余戸南
- 終点 : 松山市北吉田町
- 総延長 : 3.8 km
- 総幅員 : 40 m
- 道路規格 : 第2種第2級(自動車専用道路部)、第4種第2級(一般部)
- 設計速度 : 60 km/h(自動車専用道路部)、40 km/h(一般部)
- 車線数 : 片側2車線(自動車専用道路部)、片側1車線(一般部)
沿革
[編集]インター東線(国道11号 - 国道33号間)
[編集]- 1991年(平成3年) 3月: 都市計画決定
- 1994年(平成6年)12月16日 : 計画路線指定
- 1998年(平成10年)12月18日 : 調査区間指定
- 2003年(平成15年)9月:都市計画変更
- 2017年(平成29年)11月:都市計画変更
- 2018年(平成30年)新規事業化
インター線 (国道33号 - 国道56号間)
[編集]- 1991年(平成3年) : 都市計画決定
- 1994年(平成6年)12月16日 : 計画路線指定
- 1997年(平成9年)2月26日 : 松山自動車道 松山IC開設にあわせて国道33号までの500 m区間が暫定開通
- 1998年(平成10年)12月18日 : 調査区間指定
- 2000年(平成12年)12月20日 : 整備区間指定
- 2001年(平成13年) : 新規着工準備区間指定
- 2005年(平成17年) : 用地買収開始
- 2008年(平成20年) : 着工
- 2012年(平成24年)3月30日 : 一般道路部 街路来住余戸線 松山市古川南3丁目地内 暫定開通 (300 m、2車線)[注釈 1][4][5]
- 2013年(平成25年)6月28日 : 一般道路部 一般県道久米垣生線 松山市北井門町 - 松山市古川南 間開通 (1.3 km、2車線)[6][7]
- 2013年(平成25年)10月2日 : 自動車専用部のIC・JCT名称が発表される[8]
- 2014年(平成26年)3月16日 : 自動車専用部 井門IC - 古川IC 間開通 (1.2 km、暫定2車線)[9]
- 2015年(平成27年)3月21日 : 自動車専用部 市坪IC - 余戸南IC 間1.8 kmが開通[10][11] (暫定2車線[12])
- 2016年(平成28年)12月10日 : 自動車専用部 古川IC - 市坪IC 間開通 (1.8 km、暫定2車線)これにより、インター線自動車専用部が全通[13]
- 2023年(令和5年)1月31日 : 一般道路部 松山市古川西 - 古川南 間(0.459 km、2車線)これにより、インター線一般道路部が全通[14]
空港線 (国道56号 - 県道 (新) 松山空港線間)
[編集]- 1994年(平成6年)12月16日 : 計画路線指定
- 1999年(平成11年)12月17日 : 調査区間指定
- 2008年(平成20年)3月31日 : 都市計画決定
- 2009年(平成21年)11月21日 : 事業認可告示
- 2010年(平成22年) : 用地買収開始
- 2017年(平成29年)9月18日 : 一般道路部 余戸南IC - 東垣生ICが開通[15]
- 2022年(令和4年)12月14日 : 余戸南IC、東垣生IC、南吉田IC、松山空港ICのIC名称が正式決定[16]
- 2024年(令和6年)2月24日 : 自動車専用部 余戸南IC - 東垣生IC (2.4 km、暫定2車線)が開通[17]
路線名未定 (県道 (新) 松山空港線 - 国道196号間)
[編集]- 1994年(平成6年)12月16日 : 計画路線指定
- 1999年(平成11年)12月17日 : 調査区間指定
構成・接続する道路
[編集]- 種別欄の背景色が■である施設は開通区間に、施設名欄の背景色が■である施設は未開通区間または未供用施設に該当する。また、未開通区間及び未供用施設の名称は仮称である(インター線および空港線を除く)。
自動車専用道路部 | 一般道路部 | |||
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ランプ名 | 接続路線 | 起点 から |
備考 | 路線名 |
国道317号方面からの接続構想あり | ||||
松山外環状道路インター東線 | ||||
国道11号 | 0.0 km | 国道11号 - 来住IC間の 本線は一般道路として整備 |
市道久米241号線 | |
来住IC | ? km | 国道33号方面のみ | ||
北土居IC | ? km | 国道11号方面のみ | 国道33号 松山外環状道路インター東線 | |
国道33号 | ? km | |||
井門IC | 2.0 km | 国道11号方面のみ | ||
松山外環状道路インター線 | ||||
井門IC | 国道33号 | 0.0 km | 国道56号方面のみ | 国道33号 松山外環状道路インター線 (暫定整備) |
松山JCT | E11 / E56 松山自動車道 松山IC | 0.5 km | 国道56号方面のみ 松山ICへの接続は3階層の ジャンクション構造 | |
古川IC | 市道千舟町古川線 | 1.2 km | 愛媛県道190号久米垣生線 | |
市坪IC | 愛媛県道22号伊予松山港線 | 3.0 km | 街路来住余戸線(県・市) | |
余戸南IC | 国道56号 | 4.8 km | 国道33号方面のみ | 市道松山外環状線 |
国道33号 松山外環状道路インター線 |
||||
松山外環状道路空港線 | ||||
余戸南IC | 国道56号 愛媛県道326号松山松前伊予線 |
0.0 km | 松山空港方面のみ | 国道56号 松山外環状道路空港線 |
愛媛県道190号久米垣生線 | ||||
市道松山外環状道路空港線 | ||||
東垣生IC | この付近のジャンクションで 伊予・松山港連絡道路と接続予定 |
2.4 km | 国道56号方面のみ | 街路余戸北吉田線(市) |
南吉田IC | 愛媛県道22号伊予松山港線 | ? km | 松山空港方面のみ | 街路余戸北吉田線(県) |
松山空港IC | 愛媛県道18号松山空港線 市道三津北吉田線 |
3.8 km | 国道56号方面のみ | |
路線名未定 | ||||
国道196号 | 20 km | 地域高規格道路調査区間 | 未定 | |
国道317号方面への接続構想あり |
橋梁など
[編集]インター線
[編集]- 北井門高架橋
- 松山JCT高架橋
- 井門高架橋
- 内川第1橋 (38 m)
- 内川第2橋梁
- 古川高架橋
- 松山中央公園高架橋
- 石手川橋梁
- 余戸南高架橋
画像
[編集]-
松山JC 本線下り
-
古川IC 本線下り
-
市坪IC 本線下り
-
余戸南IC 本線下り
-
余戸南IC 国道交差点
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 松山外環状道路(延伸)案 (PDF) 松山市・愛媛県・国土交通省資料
- ^ “松山外環状道路インター東線(国道33号~国道11号)” (PDF). 国土交通省四国整備局松山河川国道事務所. 2021年4月1日閲覧。
- ^ 都市計画道路千舟町古川線(4工区)の開通について (PDF) (松山市発表資料、2013年11月10日閲覧)
- ^ 「道路の供用開始(県道久米垣生線)」平成24年3月27日愛媛県告示第437号 (PDF) (『愛媛県報』同日付第2354号232頁)
- ^ 都市計画街路事業 来住余戸線 (PDF) (愛媛県公表資料、2013年11月10日閲覧)
- ^ 松山外環状道路「インター線」側道の供用開始のお知らせ 愛媛県 2013年6月26日 掲載
- ^ 道路開通情報 四国 (PDF) 国土交通省道路局(2012年11月1日現在)
- ^ 一般国道33号松山外環状道路インター線のIC・JCT名称が決定! (PDF) (四国地方整備局松山河川国道事務所2013年10月2日発表、同年10月3日閲覧)
- ^ “松山外環状道路インター線(井門IC〜古川IC)が3月16日(日曜日)に開通します。〜松山市内の渋滞解消に向けた、第一歩が始まります〜” (PDF). 国土交通省松山河川国道事務所 (2014年1月23日). 2014年1月24日閲覧。
- ^ “市坪―余戸南IC間開通 松山外環状道路インター線” 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2015年3月22日)
- ^ 高谷均(2015年4月2日). “松山外環状道路:市坪−余戸南開通”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 松山外環状道路インター線(市坪IC〜余戸南IC)が3月21日(土曜日)に開通します。 今回の開通により、国道56号から松山IC間をつなぐ、新たなルートが誕生します。 国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所 2015年1月9日掲載・11日閲覧
- ^ “松山外環状道路インター線が12月10日(土曜日)に全線開通します。 えひめ国体に向け、松山IC・国道33号と国道56号が自動車専用道路でつながります。” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所 (2016年9月15日). 2016年9月16日閲覧。
- ^ “松山外環状道路インター線の側道部が全線開通します”. 松山市 (2023年1月26日). 2023年1月29日閲覧。
- ^ “松山外環状道路空港線 側道部(国道56号〜松山空港) 平成29年9月18日(月曜日(祝))7時より順次開通” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所・愛媛県・松山市 (2017年9月7日). 2017年9月8日閲覧。
- ^ “国道56号 松山外環状道路空港線のインターチェンジ名称が決定しました!” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所 (2022年12月14日). 2022年12月14日閲覧。
- ^ “『国道56号 松山外環状道路空港線余戸南IC〜東垣生IC間』 令和6年2月24日(土)に開通します!!” (PDF). 国土交通省四国地方整備局 松山河川国道事務所 (2023年12月15日). 2023年12月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 松山外環状道路 国土交通省 松山河川国道事務所
- 松山外環状道路整備事業 愛媛県庁公式ホームページ
- 松山広域都市計画道路事業(松山外環状道路)の承認・認可 松山市ホームページ