東清水変電所
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(東清水周波数変換設備から転送)
東清水変電所(ひがししみずへんでんしょ)は、静岡県静岡市清水区広瀬にある中部電力パワーグリッドの変電所。変電容量は50万kVA。
佐久間周波数変換所や新信濃変電所と同様に、50Hz(東京電力パワーグリッド)と60Hz(中部電力パワーグリッド)の交流電力を相互に変換する、日本3番目のサイリスタ式周波数変換施設であり、一次変電所でもある[1]。 1995年9月に着工、2003年運転開始予定であったが、275kV送電線の用地交渉が難航、2006年3月に154kV送電線で仮運用を開始。 当初の容量は10万kW。 2011年5月、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)後の電力不足を受け、緊急的に13万5千kWに増強。 2013年2月、30万kWの本格運用を開始。 2020年4月1日、発送電分離により中部電力から、子会社の中部電力パワーグリッドに移管された。
設備
[編集]- 主要変圧器
- ガス絶縁開閉器(GIS):275kV,154kV,77kV
- サイリスタバルブ:4アーム積層形(空気絶縁純水循環風冷式)
直流125kV, 2400A, 300MW - 調相設備:電力用コンデンサ(SC),分路リアクトル(ShR)
- 交流フィルタ
系統
[編集]- 東清水分岐線:154kV×2(暫定)
本運用時は駿河東清水線:275kV - 清水東清水線、他:77kV×4
- 富士川線:154kv×2(50Hz・東京電力へ)
脚注
[編集]- ^ 佐久間周波数変換所や新信濃変電所も当変電所と同じく中部電力管内にあるが、同社グループの中部電力パワーグリッドが管理する周波数変換施設は当変電所のみ。
参考文献
[編集]- 「周波数変換(50Hz⇔60Hz)で電力融通 東清水変電所」『新電気』、オーム社、2011年7月、18-21頁。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東清水周波数変換装置の一部稼動について[リンク切れ] - 中部電力プレスリリース
- 東清水周波数変換装置(東清水FC)の運転再開について[リンク切れ] (同)
- 東清水FCの緊急対策としての変換能力向上の検討について (同)
- 東清水周波数変換装置の30万kWの運用開始 (同)